今日は午後からお客さんのところへ出掛けてました。で戻ってきたのが午後11時。戻ったって自宅じゃなくて事務所です(^^;。ちなみにこのブログ、事務所のPCで書いてます。
で新聞のHPを見るとキヤノンのインクカートリッジ裁判でキヤノンが勝訴したとの記事が出てました。でちょっと引っ掛かるものがあったので知財高裁のページを見てみました。さすがに今日判決が言い渡されたのですが、判決文は公開されていませんでしたが、地裁での判決文がアップされていましたので、読んでみました。
判決文、はっきり言って判りづらいです。私のヘボい頭で理解できたところは
1)カートリッジの構造は特許案件である
2)キヤノンはカートリッジの再利用は禁止している
3)キヤノンが回収しているカートリッジはキヤノン自体では再利用していない
4)係争の論点は
・使い終わったカートリッジに特許権はあるのか?
・カートリッジは使い捨てなのか、リサイクル可能なものなのか?
というところです。
リサイクル・アシストという会社が使い終わったカートリッジを入手(輸入)してインクを詰めたものを販売しているのですが、これがキヤノンから訴えられたということです。
毎日新聞に「専門家の意見」というのが出ていますが、この専門家って誰なんでしょうねぇ。キヤノン勝訴に対して「正当な判断」だと言っているようなんですが。
私個人の感想としては特許権の侵害にあたるのだろうと思います。とはいえ、カートリッジは使い捨てで良いんでしょうか?キヤノンの言い分では回収したカートリッジは資源リサイクルとしているとのことで、昨今の環境問題には対応していると考えているようです。
では使い終わったカートリッジ、みなさんはどうしています?。メーカーが用意している回収箱に入れてます??地裁の判決文の中で、調査会社のデータによると46.1%が回収ボックスに入れていて、詰め替えをして再利用しているのは4.4%だそうです。ということは半数近くが回収箱にも入れず詰め替えもせずにそのままゴミとして捨てているということなんじゃないでしょうか?
ということは、ちょっと飛躍しているところなんですが、どこの会社が販売するにしても詰め替えキットみたいなものがあれば、ゴミ箱に入るカートリッジはかなり減るのではないだろうかと思ったりします。
環境にやさしいことを考えるのであれば、プリンタメーカーとしては詰め替えができるカートリッジを作ることが必要なんじゃないでしょうかねぇ???。
この考えには賛否両論あるかと思いますが。このブログを読んだみなさんはどう思います???