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シュレッダー

 2・3日前の話ですが、幼児がシュレッダーに手を挟まれて指を切断されたというニュースが流れました。最初聞いたときには、親の責任のほうが大きいんじゃないか??とも思ったのですが、いろいろあるみたいですね。

 第1に、安全基準がなかったということ。
 シュレッダーは文具として扱われているようで、文具業界としての安全基準ができていなかった。
 第2に、家庭用・業務用の区別が曖昧だったこと。
 安全基準の中に含まれるのかもとは思いますが、メーカーによってその区別がまったく異なっているようです。

 この2点を見ると、メーカー側の「製造物責任」は否定できませんね。朝の情報番組でみのもんた氏が「歯が見えない構造になっていて、どれだけ危険なものなのかがわからなくなっている」との指摘がありました。私もこの意見に一理ありだなと思います。デザイン的には機械部分を見えなくして、見栄えがいいものにするというのもわかりますが、幼児が見てなんか「怖い」と思わせるのも危険回避手段の1つであると。
 しかしながら、すべての責任をメーカーに求めるのもおかしいんじゃないか?とも思っています。親御さんが子供に「これは危ないから触っちゃだめ!」と言い聞かせることも必要なんじゃないかと。また、子供が簡単に近づくことができるところに置いてあるというのもねぇ。
 自宅兼事務所に置いてあるシュレッダーで、事故が起こったという例もあるようで、仕事場には入らない、何も触らないというしつけをきちんとしておけば、事故が発生する確率が僅かながらでも減ったのではないかな?とも思います。

 とはいえ、メーカーサイドとしてはそんなことを一言たりとも話してはいけないことですね。すぐに考えられる安全対策としては
 1)子供の指が入りにくい構造にする
 2)想定以上の負荷がかかったら、直ちにストップするようにする
くらいでしょうか!?。
 業務用として、オフィスにおくことを前提にしているならいざ知らず、家庭用と銘打って販売するのであれば、もっと慎重に設計しなくてはいけないのは重々承知しています。今の世の中、想定外のことがいつ起きても不思議ではないということを設計者は常に意識していないといけない時代になっています。
 なんだかなぁ・・・・・・(^^;

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2006年08月25日 12:39に投稿されたエントリーのページです。

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