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ブログは誰のもの

 あるブログでコメントが炎上しています。URLは差し控えますが、夫からのモラルハラスメントが原因で離婚した女性が、自分が体験したことをブログに綴っています。これだけだと普通のブログなんですが、この女性が自分のブログを「出版」したことから、流れが変わってきました。

 出版された本はブログではまだ公表されていない部分も含まれています。それもあって、本のほうが先にでたことでブログの存在意義を問うものや、売名行為・広告宣伝ではないか、などのコメントが増え始めました。そこにいわゆる「荒らし」のコメントがつき始め、1つの記事に100件以上のコメントがつくようになってしまいました。
 この女性はブログにつくコメントをいっさい無視し、自らはコメントバックや荒らしコメントの削除などの対応を一切していません。だからコメントが炎上し、女性の味方をする人を「信者」「擁護派」と決めつけて、汚いコメントを頻繁に見るようになってしまいました。

 この手のブログって誰のためにあり、なんのために書くんでしょうか?。最初の一歩はブロガーの自己満足じゃないかと思ってます。でも公開されているということは、そこに読者が存在することも否定できません。読んでくれる人におもねる必要はありませんが、読んでくれる人のことも考えることも必要なことだと思います。
 今度のブログに関しては、ブログが完了していない時点で出版したことが、反発をくらった一番の原因だと思います。とはいえ、読者のほうもそのブログが気に入らなければ読まなければ平和なわけです。そのブロガーに失望し、文句をつけるという行為自体は否定するものではありませんが、一方的な攻撃になってしまえば別の話になります。

 人間のいやな面を見ているような気がします。でもブロガーの対応いかんで炎上しない場合もあると思います。

 とはいえ、最初にも書いたのですが、ブログは最終的には書いた人のもの。それをづかづかと土足で上がり込んで、誹謗中傷コメントを書くのは大人げないというか、人としての何かが足りない人なんじゃないかと思えてしかたありません。


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2006年11月28日 19:49に投稿されたエントリーのページです。

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