今年は過去最悪の流行だそうで、人間への被害はマスコミで大きく取り上げられていますが、ウィルス流行によって笑うところ、泣くところがあるようです。
izaのニュースですが、ウィルスの検出用試薬を作っている企業では注文が倍増し、在庫が底をついているとのこと。またライオンは次亜塩素酸系の消毒剤を発売しているとのことで、問い合わせが殺到しているとのこと。
反対に、集団食中毒が心配される旅館やホテルがピリピリしているそうで、またウィルスの原因食品にもなることがあるカキの製造・販売業者も売上が3割減というところがあるようですね。このカキなどはもう風評被害ですね。カイワレのときもそうでしたが、こうなると業者側としては、効果的な対応策なんてないですから大変です。
ウィキペディアでノロウィルスを調べてみると、感染経路には2種類あって、1)二枚貝の加工ミスで食中毒を起こすものと、2)ウィルス感染患者から排出されたウィルスの経口感染があるということ。
これだけ流行しているのは2)の経口感染がほとんどだということですね。患者の吐瀉物や排泄物には、ものすごい数のウィルス(数億個という話もあります)が存在するようで、その後処理をきちんとしないこともあって、これだけ流行しているという話もあるようです。
幸いにして、私はまだ発病していない(感染してないとは言えないようですが)ので助かってます。今の時期、発病していると仕事になりませんからねぇ。
ウィキペディアを読むとですね、このノロウィルス、実験室で培養するのも難しいようで、有効な抗ウィルス薬はまだないそうです。怖いものですねぇ。逆性石けんや消毒用エタノールには抵抗力が高く、自亜塩素酸ナトリウムには抵抗力が低いために、上で書いたような消毒剤が使用されるようですね。あと「なるほど、おもしろい」と思ったのが、スチームアイロンの活用。85度以上、1分以上だとウィルスは感染性をなくすそうなので、耐熱性のあるものには有効かもですね。
下痢止めの薬はよくないという話もあるようなので、かかったらスポーツドリンクを横に置いておとなしく寝るしかないようです。スポーツ飲料がない場合は、生理食塩水(9%の食塩水)でもいいとのことなんですが、どちらにせよ、人肌に暖めて飲むのがいいようです。
年末に向けて忙しい日々が続きます。体調には気をつけましょうね。