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2007年02月 アーカイブ

2007年02月01日

新聞社はネットに対応できるのか?

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 今日も他人のブログエントリーからで申し訳ないのですが、ねこまんまというブログに「新聞社の変化」というものを見つけました。
 私は新聞社のwebページが原則としてトップページしかリンクしちゃいけない(ってか各記事にリンクしちゃいけない)というのを、不勉強なせいで、まったく知りませんでした。読売新聞のページを読んでみると、ディープリンク(各記事への直接リンクのこと)がケースによっては著作権侵害になると警告しています。
 以前、ニュースのヘッドラインを流していた企業が読売新聞社から訴えられ、知的財産高等裁判所で敗訴が決定したことがありました。ヘッドライン自体には著作権はないと裁判所は判断したのですが、許可なくそれを収集して他人に表示するのは違法だと結論づけられたんですね。

 そのブログエントリーは元記事があって、日経IT+plusの「オープンかクローズドかそれが問題だ」という記事です。
 ちなみに日経のリンクポリシーも

>>リンクの仕方やページの内容によっては、お断りする場合があります。
>>リンクをお断りするのは次の場合です。
>>(1)営利目的や勧誘を目的とするなど、NIKKEI NETの趣旨に合わないホームページからのリンク
>>(2)NIKKEI NETのコンテンツがリンク元のホームページの一部に見えるような形のリンク
>>(フレームの中にコンテンツを取り込むような形のリンクなど)
>>(3)個別記事へのリンク

とあり、ディープリンクはダメっていってます(とは言いながら貼っちゃってるんですが)。

 確かに著作権という問題は大きいと思うのですが、ディープリンクを禁止するというのは時代の流れに反しているような気がしてなりません。日経の記事にも

------------ ここから引用 ------------

 以前は、新聞社に限らずサイト内のコンテンツ(新聞社の場合は記事)を見たい場合は各サイトのトップページから入ってコンテンツを探していた。しかし、ブロガーは記事にディープリンクを勝手に張りつけ始めた。

 当初はこうした風潮を問題視していたものの、適切にリンクを張ってもらえるとアクセスが増えることがわかってきた。専門的であったり、地域の独自性が出ていたりする記事には、長い間一定のアクセスがある、いわゆるロングテール現象が起きることも分かった。広告を掲載している以上アクセス数は欲しい。ウェブという名前が示すとおり、クモの巣状のつながりが、新聞社のサイトに有益であるということに気付き始めたのだ。


------------ 引用ここまで ------------
と書いています。そういう意味では、あのお堅い朝日新聞がディープリンクを許可したことというのは快挙なんじゃないかとも思います。
 各新聞社の現状としては
------------ ここから引用 ------------
 ほかの新聞社の現状はどうなっているのか。新聞研究(日本新聞協会発行)1月号が「進化する新聞社サイト」と題する特集を行っている。

 地方紙を中心に8社を紹介。ポータルではなくニュースサイト路線を歩む東奥日報、会員制を導入している河北新報、愛媛新聞、SNSを導入した佐賀新聞と日刊工業新聞、ブログを活用している八重山毎日の担当者が、コメントを寄せている。

 「インターネットの特性上、『リンクお断り』は無理がある。ほかのサイトからのリンクを意識した」という東奥。逆に、愛媛はページビューの低下を恐れずに読者増につなげる立場。各社がウェブ部門をどう位置づけているかによって対応は変わる。紙の延長線上なのか、それとも新しいものなのか・・・。


------------ 引用ここまで ------------
とあります。紙媒体との折り合いをどうつけるかということなんでしょうね。私自身、新聞を取っていません。一人暮らしということもあり、古新聞が溜まっていくのがいやでいやで(^^;。それでもなんとか暮らしていけるのはネットにあるニュースサイトのおかげです。
 ネットに接続できればタダで情報を入手できるというのは本当に便利です。とはいえ、新聞購読代よりも安くしてくれかつ記事データベースの利用などの利便性があるのであれば、情報料を払うことはやぶさかではないと思っています。

 日経の元記事にあるように、「紙の延長線上ではなく、組織や収益モデルも、発想も変えていかなければ、勝ち残ることは出来ない。」というのは間違いないことなんじゃないかと。
 そういう意味では大手新聞社のような大企業よりは、中小企業のほうがはるかにフットワークが軽いですね。大手の轍を踏まずに、身軽に変化に対応することが肝要だということが、この話でもわかることです(う〜〜ん、なんてとってつけた文章)。

2007年02月02日

ドメインの年間登録料が値下げ

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 昨日、新聞記事のディープリンクの話を書いたのですが、その内容を無視してリンクを張りますね。日経の発表資料に「JPRS、3月26日から汎用JPドメイン名の年間登録料金を2,500円に値下げ」というのを見つけました。ただし、この金額はJPRSの指定業者からJPRSに支払われる金額で、利用者が払う金額じゃないってところがミソなんですが。当然のことながら、指定業者はそこに手数料をオンして利用者に請求することになります。

 汎用JPドメインというのは「○○○.jp」という co.jp, ne.jp, or.jp, gr.jp などの属性型・地域型とは違うものです。この汎用JPドメインが出る前は、属性型・地域型しかドメイン名の割り当てがなく、手数料が高くて制限もかなりあったのですが、汎用JPドメインは何でもOK(とはいえ、公序良俗に反するものはダメなんですが)ということで、発表資料によると06年11月には50万件を超えたとのこと。いやぁ、すごいもんですね。資料によれば、日本のドメイン(.jp)は889,456(2/1現在)ということで100万件もそう遠くない時期に突破しそうな感じです。日本人がオーナーになっているサイトはもっと多いですよね。.com とか .net, .org などのアメリカのドメインや外国のドメインを利用しているところもかなりありますし。実際私が使っているのは .com ですから。
 サービスが開始されたのは01年2月。当初は「なんか変なの??」と感じてたののですが、最近は違和感がなくなりお客さんにもどんどん勧めています。

 これで指定業者がどのくらい値下げするかみものですね。単純に考えると500円安くするんでしょうが、値下げしない業者もあるかもしれません。穿った見方をすれば、値下げしない業者は儲かってないか強欲と思われても仕方ないのかなとも思います。
 この手数料というのがくせ者で、本当にきちんとしているところは別にして、結構アバウトに決めているんじゃないかと思うんですよ。本来なら仕事量、必要時間、時間単価などに加えて「利益」を乗せて出た金額のはずなんです。が手数料などのサービスの単価ははっきり判る原価がない場合も多いです。だから提示された金額を信じるしかない。
 日本の場合、よくあるのが横並び。銀行のATM手数料などその典型ですよね。最近は各行かなりバラバラになりましたが、ちょっと前まではどこの銀行でも一緒でした。
 また、独占禁止法が改正される前は弁護士とか税理士の報酬もまず間違いなく、どこの事務所を使おうが同じでした。私たち中小企業診断士も一緒です。標準報酬というのがあって、基本はそれを参考にします。まあその金額を提示してお客さんが納得するかどうかは別の話ではあるんですが。

 とにかく、500円でも安くなることはいいことですね。

2007年02月03日

なかなか・・・(笑)

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 痛い2chニュースというブログで「テレ朝で橋下弁護士がコメンテーターらと対立し、柳沢大臣を徹底擁護」というエントリーを見つけました。

 もう、なんていうか橋下さん、GJ!
 ついでに女医の西川さん、同感です。

 今日は手抜きと言われるかも知れませんが、ここまで!!!

2007年02月04日

知事選挙 行ってきました

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 今日は愛知県知事選挙の投票日ってことで、午後3時頃行ってきました。投票所にはほとんど人がいなかったのですが、これは中途半端な時間だったからでしょうね。
 前回の投票率は38.91%だそうで、有権者の6割以上も投票していなかったってことですね。まあ前回は政党相乗りでしたから、争点もなかったこともあったと思います。
 では今回の投票率はどのくらいになるんでしょうか。自民党、民主党、共産党の3党が独自候補(自民は現職なんですが)ですから、争点も明確になり投票率がぐっと上がる・・・なんてことはなさそうです。
 自民党と民主党の候補の違いがわからない。また方や元一宮市長でもう一方は犬山市長。源流は一緒なんじゃないかと思えて仕方がないですね。宮崎みたいなダークホースがいない限りは投票率が上がらないような気がします。今回の知事選もそうですが、自民と民主の主張していることの「違い」が見えないことが大問題なんじゃないでしょうか。こうなるとどっちに投票しても同じなんじゃないかと思えてしまうんですね。

 とはいえ、投票率が低いというのは問題ですよね。自分自身の一票だけを考えてみるとそれほど大きな影響力を及ぼすとは思えないですが、それが集まると大きな影響力になるはずです。
 投票したい人がいないから投票しない・・・という考え方もあるのでしょうが、私はそれでも投票所に行くべきだと思います。投票したい人がいないのであれば、白票でもいい。与えられた権利を行使しないということが一番いけないことであると思うのです。

 今の政治は、単純に保守と革新と分けることが難しい状況です。自民党と民主党の違いって何なんでしょう。民主党の一部はそのまま自民党の意見と同じということも多々あります。逆もしかり。単純に名前が違うだけなんじゃないかと。
 革新というのは現状を打破し、新しいことを行うということだと思っていたのですが、日本の政治においてはそうでないようです。
 企業においては「経営革新」していかないと企業が存続できないです。だから必死になって企業は変わっていこうとする。それが「ゴーイングコンサーン」の源泉であるわけです。ところが政治だけはこの変化を嫌っているように思えて仕方がない。まあ一番変化を嫌っているのは官僚ですから、官僚を押さえることができていないとも言えるんですけどね。

 政治に、政治家に、首長に対してものを言う最初の一歩が選挙に行くことだと思います。是非、たくさんの人が投票に行ってくれることを期待しつつ。

2007年02月05日

JASRAC と著作権

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 ちょっと古い話(1/31)の話です。「痛い2chニュース」に「ジャスラックが訴えた生演奏の店、「著作権侵害せず」とネット中継で証明するも…「将来するかも」とピアノ撤去&賠償命令」という記事を見つけました。実はこの話、記事が出たときから知っていたのですが、何故か書くことができなくて早く書かなくちゃと思ってたものです。

 詳しくはリンク先を読んでほしいのですが、判決を読んで唖然としてしまいました。
>>田中俊次裁判長は「将来的にも著作権侵害行為を続ける恐れがある」として
>>演奏差し止めやピアノ撤去、損害金約190万円の支払いなどを命じる判決を
>>言い渡した。
 恐れがあるから有罪なんでしょうか!?。そんなバカなということで、トラックバックにある「情報学ブログ」の「君のくちびるを逮捕!―デサフィナード事件を考える」を読んでみました。で、そこのリンクをたどって「のーない会議tatuya」の「デサフィナード訴訟を考える」に判決文を分析されていました。

 判決文からは妥当性が見られるんだと思います(私は専門家ではないので断定できない)。でもこれを拡大解釈されれば、場合に寄れば口笛を吹いただけでも著作権法違反となりかねないのかなとも思います。

---------- 引用開始 ----------

最近、ジャズ喫茶や小さなライブハウスがつぎつぎに潰れているそうです。なぜなら、JASRACという団体が、膨大な著作権料を請求し、そのためにこうして草の根で音楽を応援している店の経営が立ち行かなくなっているからです。たとえば、客席が30席しかなく、収入もほとんどないレストランに数百万円の著作権料を請求したりしているのです。

しかも、JASRACは巨大な天下り団体で、得た収入を作曲者の側に還元しているのかも不透明だそうです。

---------- 引用終了 ----------(情報学ブログ「デサフィナード訴訟を考える」より
 まあ、JASRACに対して私も不信感を持っていますので、偏向しているかも知れませんが、どうもうさんくささが見えるのはねぇ・・・。

 今まで中国などの著作権に対する意識の低さを述べたことがあります。日本でも、中国よりはかなりましなんですが、著作権に対する意識が低いところがあるのは否定できません。とはいえ、著作権違反は親告罪であり、音楽関連の著作権に関してはJASRACのさじ加減次第(実際には警察に訴えるんですが)というのもなにかおかしな感じがするんですね。
 情報学ブログでは「そもそも著作権法は厳密に適用するとおかしくなる」と主張されています。私もその意見には賛成です。ただ、お目こぼしの線引きが難しいのは間違いない。

 この著作権の期限を50年から70年に延長する動きがあります。ヨーロッパでは70年が主流になってきているようです。著作者の権利を優先するのか、利用者の利便性を優先するのか、どちらも意図を汲み取ることはできますが、著作者の子孫にその権利が委譲されるのは何か釈然としないですね。

 週の初めから「なんだかなぁ」と思うようなこと書いて、今週は良いんでしょうかねぇ??。

2007年02月06日

なんか、著作権の話が続いて・・・

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 痛い2chニュースの話の話題を使いすぎたなと思ってITMediaに戻ってみると・・・、やっぱりここでも著作権の話が。流れからするとやっぱり書かなきゃいかんだろうと。
 今、ITMediaでは「知はうごく 第1部 著作権攻防」というシリーズをやってます。元は産経新聞のようですが、記事は深堀りされているようですね。で今回取り上げるのは「パロディー 試される文化の奥深さ」という記事。ここではパロディを取り上げています。パロディというのはある意味知的な遊び。でもそれをやりすぎると原作者などから反発を買うし、酷い場合は捏造にもなってしまいます。この線引きが非常に難しいですね。かなり昔にはマッド天野氏のパロディ作品が裁判になったと記憶しています。

 記事によると
------------ 引用 開始 ------------

 フランスは著作権法でパロディーを容認し、米国にも批評などには作品の無断利用を認める「フェアユース」の条文があるが、日本には模倣やパロディーを許容した明確なルールがない。権利保護と創作がせめぎ合う中で、各国の文化の奥深さが試されているかのようだ。
------------ 引用 終了 ------------
とあります。フランスが著作権法でパロディを容認していることは知りませんでした。なかなか懐がひろいなと思いましたね。

 この記事ではパロディの例として
 1)替え唄メドレーの嘉門達夫氏
 2)ドラえもん 最終話
 3)パロディー地図「Web Trend MAP 2007」
を挙げています。1)と2)は知っていたのですが、3)は知りませんでした。がうまくできていますね。この中にある東京メトロのロゴマークをひっくり返したものが問題になったようで、東京メトロとしては削除要請を検討中だとか。第三者の私から言わせると東京メトロって「器量が狭い」んだなぁと感じました。

 それと「ドラえもん最終話」。私は実際に読んだことはないのですが、あらすじはこの記事を読むまえから知ってました。ネットでは結構有名な話ですよね。この話を同人誌で漫画にしたものが爆発的ヒット。1万5500部が出荷されたことで、小学館も無視できずに、「悪質な著作権侵害」と判断して昨年、漫画家側に販売中止と回収、ネット公表の中止を要請。損害賠償についても交渉中で、関係者によると刑事告訴も検討されているようですね。

 同人誌で発表した漫画家のほうもこれほど売れるとは思ってはいないでしょうから、小学館に許諾を得てなかったのもうなずけます。なんでかというと、同人誌ってアニメやライトノベルの二次創作がかなりあるからです。ネットでもそういう小説がたくさん転がっています。その最たるものが「新世紀エヴァンゲリオン」。私もエヴァに嵌ってますよ、えぇ(^^;。

 こういう同人誌の二次創作には問題があるのですが、プロの漫画家もルーツはコミケという人も最近は多く、プロの漫画家もペンネームを変えて出展している人もあるとのこと。つまりある意味漫画家養成の場でもあるわけです。
 業界としてもコミケ・同人誌というのは痛し痒しなもののようです。

------------ 引用 開始 ------------

 しかし夏目氏は、「ポップカルチャー(大衆文化)に模倣やパロディーは付きもの。それを切り捨てると、文化そのものが細くなってしまう」と指摘し、「同人誌のようなケースには、著作権者から簡単に許諾をとれるようなシステムが必要」と提言している。
------------ 引用 終了 ------------
 私自身、何度も書いていますが、著作権自体を否定するものではありませんし、著作権者の権利は大いに行使するものであると思います。が、パロディについては上に引用した夏目氏の意見に大いに賛成です。

 パロディではないですが、新世紀エヴァンゲリオンの画像を自分のサイトで使用するときにはガイナックスへ届け出ることで自分のサイトで使用できます。著作権を持っている側がこういう対応をすると評判も上がり、原作のほうも売れていくと思うのですが。

 企業や著作権者の懐の深さ・広さを見せつけてくれることを期待しつつ。

2007年02月07日

記者の質問ってのは・・・

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 J−CASTニュースに2/6日付けで「「おかしいですよ、あなた達!」 東国原知事会見でキレまくる」という記事がありました。この記事は知事が記者会見での記者からの質問に切れたことを非難するような論調です。本当にそうでしょうかね!?。
 宮崎県のホームページ記者会見の動画がアップされています。これを昨晩見てみました。
 一般人である私の感想は・・・、記者ってバカ??。前半はまだしも後半の質問を聞いていると「???」という質問が飛び出すようになります。答える知事のほうもちょっと大人げないかな?とも思いますが、あんな質問じゃあねぇ。答える側としてはイライラするのも当然だと思います。

 記事では
-------------- 引用開始 --------------

東国原知事初の定例記者会見の模様は、各局の朝のワイドショーで取り上げられた。
2月6日に放送されたテレビ朝日系の「スーパーモーニング」では、弁護士の紀藤正樹さんが、記者の人たちを味方に付けるくらいの度量がなくてはいけない、とし、

「県政にとって(副知事の人選は)最も重要な問題の一つ。それについて、あんなに怒る必要ないですよね」

鳥越俊太郎さんはそれに続けて、

「知事になった以上、メディアはしつこく聞きます。色んなことを。あれくらいのことで感情的になるなら、これから務まらないなと。もうちょっと、軽くいなしていく術を身に付けないと」

と苦言を呈した。

-------------- 引用終了 --------------
とあります。いなす術を身につけることは必要だとは思いますが、毎回あんなレベルの質問をされるようだと、私だったらうんざりしてしまうなと。もっと論理的に質問できないものなんでしょうか。なんでも質問して「敵失」を見いだそうとしているように思えてしかたがないです。
 特に最後のほうで出てくるアンケートの話。統計学の初歩をかじっていれば、あんなやりとりになるはずがない。そういうことを勉強していなくても記事が書けるとなると、なんか誰でもOKのような・・・。

 記者は「知る権利」を錦の御旗としています。がその権利は、正しく報道する義務とのセットだと思います。そこに意図的に端折って歪曲してはいけないんです。知ってか知らずか、自分のストーリーに合わない答えが返ってくるとヒステリックになるようですね。

 かつてはこういう会見を文字で見る、ましてや動画で見ることはほとんどできませんでした。だから新聞記事を見るしかなかったんですけど、インターネットが発達したおかげで新聞以外でも、会見の様子を知ることができるようになりました。
 記者ももっと勉強しないと裸の王様になってしまうかも知れませんね。

 ただ、このことは記者に限ったことではなく、中小企業の経営者にも言えることです。そういうことに目聡い企業が伸びるんだと思います。私ももっとアンテナを張っていないといけないですね。

2007年02月08日

ワンセグって面白いのかな??

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 昨日、お客様から依頼されたハードディスクを買ったついでに、USBタイプのワンセグチューナーも買ってきました。さっそく、今使っているマシンにインストールしました。事務所の真ん中近くにPCがあることもあって、簡易アンテナでは受信できずに外部アンテナを接続してようやく視聴できることに。
 この外部アンテナを接続するケーブル、事務所の環境だともっと長くないとダメですね。チャンネルをスキャンさせたのですが、どうしてもテレビ愛知が認識できません。同じ瀬戸からの電波のはずなんですが、どうしてなんでしょう。

 とはいえ、このワンセグチューナー、1万前後で購入できますのでそれほど高いとは思いません。ただし、テレビを見ながらでは仕事できませんので、なかり自分に厳しくしないといけないですね。

 私が買ったのはサンワサプライUSBワンセグTVチューナー。販売店で確認したらバッファローのものがよく出ているとのことでした。

 今、ふと思いました。外部アンテナのケーブルが短くても、USBケーブルの長いものを入手すればいいんですよね!?。こういうことを思い浮かべることが少しずつ下手になってきたような気がします。
 いつも頭を柔らかくしていなくてはいけないなと。

2007年02月09日

パンダが焼香するアイコンってどんなんだ??

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 ニュース巡りをしていたら、CNetJAPANでこんな記事を見つけました。それは「「お祈りパンダ」ウイルス、中国で猛威をふるう」です。ちなみに中国での焼香はお祈りになるらしいですね。

 記事によると被害が拡大した理由を3つ挙げています。
 1)中国外のウィルス対策ソフトを利用している
  (ベンダーの対応が遅かった)
 2)著名サイトが感染してしまった
 3)亜種が大量に出現した

 ちなみに調べ方が悪いのか、シマンテック、トレンドマイクロともに中国サイトで見つかりませんでした。中国国内で猛威をふるっても、海外のベンダーにとっては直ちに対応することはなかったようですね。穿った見方をすれば、コピーばっかりだから対応しないのかな?と(^^;。
 ただし、著名サイトが感染したというのはいけませんね。QQのメッセンジャーのセキュリティホールをついて感染とありますので、この著名サイトってQQ.comなんでしょうか???。日本にあると思われるQQと同じようなサイトはちょっと思い浮かびませんが、中国ではかなり有名なサイトです(って中国人留学生に聞いたことがあります)。

 この経験は中国のネット環境をどう変えていくんでしょうか。正規のウィルス対策ソフトを買う傾向になればいいんですけど・・・、むずかしいかな??。このあたり中国のネット環境に詳しい人に話を聞いてみたいものですね。

2007年02月10日

ネット売買での決済方法って・・・

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 日経ITプラスの記事で、「ネット売買決済、代金先払い以外も義務付け・経産省検討」というものを見つけました。
------------- 引用開始 -------------

 経済産業省はネット上で商品を売る企業に、「代金先払い」以外の決済方法も顧客が選べるように、複数の決済方法の用意を義務づける検討に入った。代金先払いの仕組みを悪用し、実際には商品を送らない詐欺的な業者を排除するのが狙いだ。ネットオークションなども対象とする。

 来年の通常国会に特定商取引法(特商法)の改正案を提出し、2009年にも施行を目指す。3月に産業構造審議会の小委員会で議論を始める。

------------- 引用終了 -------------

 普通のネットショップだと先払いしか許さないところって少ないんじゃないでしょうか!?。ということは多分ネットオークションを意識しているんでしょうね。私は残念ながら?ネットオークションってやったことがないので、なんとも言えないんですが。

 以前、あるところでネットショップに興味がある人たちの意見を聞いたことがあるのですが、一番心配なことは代金回収でした。消費者が不安がっているのと同じようにショップ側も不安があるわけです。実店舗でも詐欺が起こり得ることを考えれば、購入者や販売者の顔が見えないネット売買は、詐欺の危険性が大きくなるのは致し方ないと思います。

 ただ、販売する側は善良な購入者だと仮定するしかない。その上で対策を取らざるを得ないですね。だから、手数料を支払ってでも宅配業者の決済代行を選ぶわけです。

 世の中みんなが善良なる消費者、善良なる業者だったら問題ないわけですけどね、そうでないところがつらいところ。私が一番不思議に思うことは、そういう対策を取るのになんで2009年施行予定というところ。今年が2007年ですから、早くて2年かかるということですね。法改正には時間が掛かるのはわからないではないですが、「善良なる消費者」を守るためなんですからもっとスピードアップしないといけないと思うんですけどね。
 まあ善良すぎるということは騙されやすいことでもありますから、消費者も「賢い消費者」にならないといけないんですが。


 さて、昨日中国のウィルスについて書いたのですが、何故かアクセスが倍増しちゃいました。うれしいんですが、なんでなんでしょう!?。
 できれば訪問ついでにランキングをクリックしてくれるともっと嬉しいです。

2007年02月11日

エディオンとビックカメラが提携ですか!?

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 ちょっと遅い話題ですが、エディオンとビックカメラが資本・業務提携し、09年には事業統合を目指すとの発表がありました(ソース:日経はここCNETはここ)。CNETは事業統合までは書いてないのですが、エディオンとビックカメラの沿革が書いてあります。そのことに関してはエディオンのプレスリリース(PDFファイル)にあります。

 エディオン、愛知県ではエイデンしかイメージがないのですが、広島のデオデオ、関西のミドリ電化の3社が事業統合して出来た持株会社です。これでビックカメラまで一緒になると日本でも有数の家電ショップになります。そういう意味ではこの事業統合まで視野に入れた資本・業務提携はこれからの家電業界に大きな意味を持つと思います。
 ただ、そのために利益率の低い店舗の統廃合が一層進むと思われます。私が住んでいる岡崎はエイデンが大きくなる影響をもろに受けた地域の1つではないかと思います。エイデン岡崎店は事業統合で2回移転しており、今はミドリ電化が入っていたところにあります。またコンプマートも岡崎に出店したのですが、撤退しています。岡崎の店舗展開を見る限りではちょっと迷走気味な感じがしていました。
 このことを一度エイデンの本社にいた人に聞いたことがあるのですが、はっきりと答えてくれませんでした。ちょっと言いづらいところがあったようです。

 こういう動きがある中で、街の電気屋さんはどうすれば生き延びることができるんでしょうか。エイデンは街の電気屋さんをフランチャイズ加入を勧めています。大型店舗では手の届かないサポートをフランチャイズ店で補う考えです。
 街の電気屋さんとしては大型店との差別化を図らないと活きていくのは難しい。では何をもって差別化すべきなんでしょうか。価格と品揃えでは大型店に負けるのは確かです。店舗の立地に大きく影響しますが、人口が多い地区であれば営業時間のシフトというのも考えられるでしょう。またエイデンのようなフランチャイズに加入することも1つの方策であるかも知れません。
 物を売らない電気屋さんというのも面白いのではないかと思います。じゃあ何をするのかというと、サービスを提供することで対価を得る。

 画一的な答えはないです。その店舗ごとに状況が異なりますからね。でもいろんなチャレンジをしている店は生き残る可能性が高いと思いますが、どうでしょうか。

2007年02月12日

バレンタイン川柳

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 痛い2chニュースバレンタイン川柳の記事がありました。出典は東京新聞の記事で、メリーチョコレートカンパニーが募集したようです。その選考結果がここにあります

 サラリーマン川柳は有名ですが、こんな川柳もいいですね。私は職場の川柳にある
「義理チョコの 価格談合 女子社員」がよかったですね。でも痛い2chニュースにあった「関係ない 俺には全く 関係ない」、はいそうですね、関係ありませんです。
 これ以上コメントしてもむなしいだけなので、今日はこれまで!!

おぉ、ホンダさん、やるねぇ

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 バレンタインの自爆記事だけだと品格を疑われるかも知れないということで・・・、

 ふとYahooの動画ニュースを見たら、FNNニュースでホンダが開発した小型ジェット機のニュースがありました(リンク切れだったらごめんなさい)。

 このニュースによると
---------------- 引用開始 ----------------


自動車メーカー「ホンダ」が、日本の企業としておよそ20年ぶりに小型ジェット機を開発した。
主翼の上にエンジンを取りつけるという、航空業界の常識を覆す発想から生まれた形で、空を飛ぶ姿が鳥によく似ているということから、「ハミングバード」と名づけられた。
丸みを帯びた先端、翼の上に取りつけられたエンジンという、ユニークな形をした小型ジェット機は、自動車メーカーのホンダが開発した7人乗りの「Honda Jet(ホンダ・ジェット)」。
これまでの小型ジェット機では、エンジンは、お尻の部分や翼の下につけるのが常識で、空気抵抗が大きい翼の上などあり得ないといわれていた。
しかし、ホンダエアクラフトカンパニー社長の藤野道格さんら開発チームは、特定の場所に取りつければ抵抗が小さく、燃費効率が上がることを発見した。
さらに胴体部分には、プラスチックにカーボンファイバーを埋め込んだ特殊素材を使用し、軽量化することで、同じクラスの機体に比べて燃費を3割アップさせることに成功した。
また最高時速は778kmで、このクラスでは最速となる。
愛称は「ハミングバード」で、機敏に空を飛び回る姿がハチドリに似ていることから名づけられたという。
藤野さんは「何か違うことをやらないと、ホンダとして飛行機業界に乗り出すのに、同じような飛行機造って、『ちょっといいんです』っていうんだったら、やっぱり新しく入ってきたメーカーで、本当に競争力あるのかなと」と話した。
操縦室のコンセプトは、「自動車の運転席」で、従来のコックピットに比べ、とてもシンプルに造られている。
また客室の広さも、エンジンの場所が変わったことで1.3倍になり、小型機ながらも広々とした印象になっているうえ、なんとトイレまでついていて、高さは低いものの、かなりゆったりとした空間となっている。
2006年10月に受注を始めたところ、すでに全米から100機を超える注文が入っていて、アメリカ連邦航空局の認定を待って、2010年にも納品を開始することになっている。
---------------- 引用終了 ----------------
 こういうニュースを聞くとなんか嬉しいですね。技術立国日本の面目躍如ってところでしょうか。これを自動車メーカーのホンダがやったってところがすごいですね。

 このホンダエアクラフトカンパニーって昨年の8月に設立されて、10月から受注開始されていたとのことで、もっと早くニュースにしてもよかったのでは?と思ったのは私だけですかね。こういう話は日本の製造業にとって元気付けるような気がするんですよ。

--------------- 2/13 追記
 SKIerさんから、「おまえが知らんだけで、報道されとるわい」(超意訳)と指摘さてしまいました。また自分の無知をさらけ出してしまいました。あぁ、恥ずかしい。
 でもなぁ、なんでこんな時に報道するんだ、FNN。時間が余ったのか??

2007年02月13日

ブックマークがない・・・

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 さっき firefox を立ち上げたら、ブックマークがなくなっており、画面の大きさも初期値に戻ってました。パスワードや履歴はそのまま残ってます。画面のサイズやアイコン表示を設定し直して、再度立ち上げるとまた元に戻ってしまいます。なんなんだ!?。どうなっているんだ!!。

 こうなるとお手上げです。bookmark作り直しかなぁ・・・。でもなんで設定が消えてしまうんだろう(^^;。ショック大きいです。

追記
 ブックマークは firefox がバックアップを自動的にとってたので復活ができました。でも設定はまだだめなようです。

毎月11日は「列に並ぶ日」

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 SWFBLOGでこんな記事を見つけました。タイトルは「毎月11日は「列に並ぶ日」北京マナー向上計画」」。日本から見ると信じられないニュースなんですが、数少ない訪中経験のなかでも中国人のマナーの悪さは感じています。まあ、マナーという概念がないとも言えるのかと思いますね。

 「衣食足りて礼節を知る」ということわざがあります。これをググってみたらみらいぽーとというサイトに説明がありました
----------- 引用開始 -----------


(意味)生活に余裕ができて初めて礼儀や節度をわきまえられるようになる
出典:管子

[原文] 倉廩 ( そうりん ) 実ちて 則 ( すなわ ) ち礼節を知り、衣食足りて則ち 栄辱 ( えいじょく ) を知る。

(米蔵がいっぱいになると人ははじめて礼儀道徳に関心を持って、わきまえるようになるし、衣食が十分に足りて生活が安定すれば、名誉とか恥辱というものをわきまえ重んずるようになる。)

春秋時代、斉の 桓公 ( かんこう ) を覇者たらしめた宰相 管仲 ( かんちゅう ) の言葉です。

管鮑 ( かんぽう ) の交わりを結んだ 鮑叔牙 ( ほうしゅくが ) の推挙で宰相となった彼は、治世の手段として富国強兵を説いており、その著書「 管子 ( かんし ) 」で上記のとおり述べています。

----------- 引用終了 -----------
とあります。
 文化大革命でそれまでの歴史観などが吹っ飛んでしまったのかな?。
 上海では「合言葉は可愛い上海人「中国上海のマナー大改革」」ということをやっているようです。小さいときの教育が大切なんですが、2010年の万博には間に合わないような・・・。

 日本でも「恥」を知る人が少なくなってきたような気もします。また人を思いやるよりは、自分がよければ良いと思う人も増えてきたと思います。もう一度上の言葉「衣食足りて礼節を知る」を考えなければならないのかな?。なんか寂しい話です。

2007年02月14日

そこまで言っちゃあ・・・

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 今日はバレンタインデーですね。それにちなんだ話題を取り上げようかと。

 日経ITプラスに「宋文洲の単刀直入」というコラムがあります。昨日、そこにバレンタインデーの話がありました。その題名が「人造祭「バレンタインデー」に思う商の無情」です。

 そこまで言い切りますか!?。義理チョコについては私もちょっとなぁと思うところもあります。でもいくらお菓子メーカーが作り上げた記念日であっても、なんで日本に根付いたかということを理解していないような気がします。
 メーカーなど企業の論理で作られた記念日はたくさんあります。でも日本人がそれら全てに乗せられてもいないですよ。国民的行事までなったのはこのバレンタインデーだけなんじゃないでしょうか。
 義理チョコに関してもそこまで目くじら立てるものですかね!?。面倒だと思っているところもありますが、人との付き合いのなかでの潤滑油として考えてみれば、それほど気にならないのではないかと思います。

 コラムの中に「私から見ればバレンタインデーには良いことがひとつもありません。良いことがあるのは菓子メーカーだけです。」とあります。また「人間は皆お祭りが好きです。祭りはいつもの日常をしばし遠ざけ、打算や損得勘定を超えたひと時を与えてくれます。このわずかな無垢な心のひと隅にも商売を持ち込む人たちの性根に私は嫌悪感さえ覚えます。」ともあります。

 まあ、こういうコラムは自分の意見を表明するところですから、そう思っているですませばいいんでしょうけどね。私に言わせると「そりゃ〜、そこまで極端な話にするのはおかしくないかい?」ですね。

2007年02月15日

今時の先生って大変なんだ

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 フジテレビとくダネという番組、結構見ています。たまに鋭い特集をやってくれますね。先日はご当地バーガーについて報道していました。で今日は Inside Watch で「苦悩する教師たち」を特集していました。

 これを見て「最近の先生って大変だなぁ」と思っちゃいました。番組での報道が真実ならば、授業や生徒に関わっている時間よりも保護者と関わっている時間(面談、メールへの対応など)のほうが多いんです。あれじゃあ、ストレス溜まりっぱなし、精神的にまいってしまうのも頷けます。
 ある幼稚園のビデオを見て驚きました。かぐや姫をやっているのですが、主役のかぐや姫が3人、おじいさんもおばあさんも3人なんです。親から「自分の子供を主役に」との要望が大変なんだそうですね。一人だけがスポットライトに当たるような劇はクレームが多くてやれないようです。もうこれなんか親のエゴ丸出しですよね。保護者へのインタビューで、主役が複数いるということを異常だと思ってない親が結構いるんです。どう考えたって異常でしょう、そんなの。

 かつては教師の立場が強くて、親は先生の言うことに反対することはできませんでした。また先生の言うことは正しいものだと信じていました。ところが最近は相対的に保護者の立場のほうが強くなってきました。これは教師の指導力低下ということも原因でしょう。いじめの放置や学級崩壊などいろんなメディアでそういう報道がされています。また事故などが起これば教師や学校の責任を追及されることが増えたことによって、前例重視で新しい試みをすることができなくなって来ていることも否定できません。
 でも「いちゃもん」をつける親が増えてきたことも大きな原因なんだとこの番組を見て思いました。幼稚園での学芸会の話もそうです。子供のためと思っていろんなことを教師に要求する。その要求が妥当なものならば先生も対応できると思います。が要求が端から見て「いちゃもん」に聞こえるようなものが多いらしい。

 最近は多様化・個性化の時代と言われて久しいです。でもそれは自分の欲求を満たすものなら何をしてもいいというものではないはずです。相手にあることを要求するならば、一方的なものではなく相手の立場を理解し無理難題を言わず、自分も態度や言動を改めることが一方で必要なはずです。こういうことを判っていない親が増えたような気がします。

 このような理不尽な要求=いちゃもんをつける人は学校に限らずいろんなところにいます。ブログなどを読んでいるとそういうことを言ってくる人の例がたくさんあります。他人を思いやるという心の余裕がなくなってきているんでしょうか。

 これまで教師に対して「情けないなぁ」と思うことが多かった。特に日教組の行動を見ていると「あんたら、本当に先生??」と言いたくなってしまいます。が今日の番組を見て、教師の大変さを一部でも理解できたと思います。でも大学を出てすぐに先生という立場になるのは良くないという思いも強くなりました。先生、特に小中学校の先生は子供の教育に大いに関わる立場にあります。新卒者しか採用しないのではなく、一般企業からの転職者も採用すべきなんじゃないか。もっというと新卒者は採用しないほうがいいんじゃないかと。

 自分に子供がいないから勝手なことを言ってるのかもしれませんが。

2007年02月16日

ソフトバンクのケータイ戦略

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 日経ITPlusにソフトバンクの記事が。私はソフトバンクという会社は好きではないです。でも携帯はソフトバンクなんです。MNPで会社を変えようかと思いつつ、nokiaの携帯に機種変更しました。
 とはいえ、この記事を読む限りではソフトバンクの評価を変えざるを得ないかも知れません。
孫社長の「思いつき」が変えるケータイ業界・1機種20色の舞台裏」というコラム。これを読むとマーケティング戦略の一端が伺えるものだと思いました。
 1月のソフトバンクモバイルは好調だそうです。単純に考えるとホワイトプランなどの価格戦略が功を奏していると考えますよね。記事によると価格戦略が原動力になっているものの、「それとは別に業界関係者の多くが注目しているのが、孫社長の独創的な「思いつき」と、それを支え、短期間で実現する組織の行動力」が注目されているとのこと。
 その例として、カラーバリエーションと100席の24Hショップを挙げています。812SHは20色のカラーバリエーションを揃えました。iPodでも6色くらいですから、色数の多さは驚きに値します。また直営店についても今までの販売戦略からは想像できないものです。

 日本の家電製品というと、高性能、高機能なものというイメージがあります。ケータイも同じような流れだったのです。つまり技術重視の商品戦略。ソフトバンクはマーケット重視の商品戦略に変更した。それが1月の好調を支えたことになったと。
 記事は
-------------- 引用開始 --------------

「業界が変わったような気がする」

 ある端末メーカー幹部がソフトバンクモバイルに対して、そうため息を漏らす。

 これまでのケータイ業界といえば、キャリアや端末メーカーが新しい技術やサービスを開発する。それを電話機に搭載して、販売していた。まさにNTTドコモが「iモード」や「おサイフケータイ」を普及させたように、auが「着うたフル」をヒットさせたように、技術やサービスの開発がすべてのスタートになっていた。

 しかし、ソフトバンクのやり方は違う。たとえば、1機種20色のカラーバリエーションという戦略。ここに新しい技術やサービスは存在しない。「たくさんの色から選べた方がいい」という、孫社長の発想がすべての原点だ。

 ある端末メーカー幹部は、これまでの「電話屋が考える技術ありきの発想」から、「マーケティング的な発想」にケータイ業界が変わりつつあることを、ソフトバンクの登場によって思い知らされた、と肩を落とした。

 ソフトバンクが業界に与えた衝撃は、何も価格破壊だけではない。一見するとつまかえどころのない「マーケティング的な発想」が業界構造を変えつつあるのだ。

-------------- 引用開始 --------------
と結んでいます。

 日本の製造業は、その技術力の高さで世界を席巻する製品・商品を作ってきました。それ故に技術ありきの発想を第一に考えていました。でもそれだけでは多くの消費者に受け入れられなくなってきたということ、マーケティング的な発想をこれまでより重視すべきいうことを、ソフトバンクが示したということになります。

 とはいえ、シャープはそのニーズに対して技術力でカバーしました。それも日本の製造業の底力でもあるわけです。やっぱり日本の製造業はすごいなぁという結論は・・・当たり前すぎますか!?

2007年02月17日

いくら低脂肪でも・・・

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 IZAニュースで「こりゃウメ〜?「ヤギ乳アイス」低脂肪で米人気」というのを見つけました。山羊の乳から作ったアイスクリームだそうで、脂肪分が普通のアイスクリームより10%少ないとのこと。06年は1パイントのパッケージを2万パック売り上げたとか。
 日本アイスクリーム協会のホームページを見ると、日本では牛乳から作らないとだめだったのですが、平成10年にヤギや羊の乳から作ったものも大丈夫になったようです。ちなみにアイスクリームは、日本では乳脂肪分が8%以上ないと言えないようですね(3%以上8%未満はアイスミルク、3%未満はラクトアイスというそうです)。また乳固形分が3%を下回ると食品衛生法上では「氷菓」になってしまうそうです。

 この記事を読んで、健康志向のアメリカ人らしいなぁと思いました。でも、あいつらって極端に走ることが多いですからねぇ。1パイントって約473ml、つまりお茶のペットボトル並の容量ですよね。これを一人で食べるんでしょうか!?。私がコンビニでよく買うカップのアイスクリームが約200ml、バータイプのものは100mlもありません(井村屋のあずきバーで65mlだそうです)。
 いくら欧米人のほうが日本人に比べて体格が良いといえ、倍の量を食べるんですか、そうですか!?。脂肪分が10%以上少ないとはいえ、量が多ければあまり意味がないと思うんですけどねぇ・・・。
 昔の人は良いこと言ってますよ、「腹八分に医者入らず」です。

 とはいえ、日本人もマスコミの妄言に踊らされることが多いですからねぇ。あまりよその国のことを強く言えないかも知れませんね。

2007年02月18日

FireFox のトラブル

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 日曜にも関わらず、今日は月に一度の研究会開催日。ということでなかなか疲れが取れません。で今日はなんの話題を書こうかと思うのですが、頭が回りません。ということで、前に書いた「ブックマークがない・・・」の解決編を。

 前に書いたときにはブックマークは復活したけれど、画面サイズなどを何回設定し直しても、プログラムを再起動すると元に戻ってしまう状況でした。でも次の日にちょっと閃いて(ってか Firefox のページを眺めていて)、新しいプロファイルを作って起動すると・・・、なんら問題なく設定を記録できるようになりました。プロファイル情報が入っているフォルダがおかしくなっていたようです。
 「うん、これでOK」と思ったのですが、大事なことを忘れていました。Firefox はID・パスワードを記録していて、当該ページを開いた時には自動的にセットしてくれます。プロファイルを新しくしたことで、この情報がクリアされていました。ということは、前のプロファイルで起動してパスワードリストを控えないといけないということです。

 この情報は、プロファイルフォルダの中にあるファイルに書き込まれています。しかしそのファイルをコピーするだけではダメ。そこで、画面コピーを取っちゃいました。そこでOCRソフトでテキストにすればいいや!と思ったのですが、今のPCにはインストールされていないことが発覚。それほど数がないこともあって、パスワードが必要なページが出たときには画像ファイルを見ることで妥協してしまいました。

 DOS時代はファイル構造などはかなり精通していたのですが、windowsの時代ではもうそういう知識はありません。まあ複雑になってますからね、windowsは。その最たるものがレジストリ。これが活用されることになったことで、普通に使うぶんにはなんら問題ないのですが、トラブったときは本当に大変です。
 年を重ねるごとに、知識吸収力の低下が甚だしくなってきています。いやだなぁ(^^;。ともあれ、なんとか問題解決できて、よかったよかった。

2007年02月19日

試験制度の改革

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 ITMediaに試験についての2つの記事がありました。一つはMSの認定プログラム、もう一つは情報処理試験についてです。

 MSのほうは office のスキルをはかるもので、Microsoft Office Specialist に追加されるようですね。もともとは MOUS(Microsoft Office User Specialist)と言ってたものを名称変更したものです。オフィスのスキルをはかるもの。Office 関連ではもう一つMOT(Microsoft Official Trainer)もありますね。こっちは講師用の資格です。どちらも Office のバージョンごとに資格があるので、完全取得は大変です。1回の試験で1万円以上しますしね。学生には大変厳しい金額です。
 今度追加されたものはMicrosoft Certified Application SpecialistとMicrosoft Certified Application Professionalの2種類のようです。

 情報処理技術者試験は経済産業省認定資格で、もう情報処理を仕事にする人には有名な資格ですね。歴史は古く1969年から開始されています。私の知っている範囲では、当初1種、2種と監査の3つくらいだったような記憶があります。でも今は14種類あり、この春に抜本的な改正をするようです。どうも法律や英語も入れるらしいですね。

 この二つの試験、どっちを取得するほうがいいんでしょうか?。両方取得できればそれに越したことはないのかもしれません。でもどちらにも良いところ・悪いところがありますから、判断は難しいところです。IPA(独立行政法人情報処理推進機構)のページに「いる資格、いらない資格」というページがあって、日経BP IT Pro へのリンクがあります。そこを見てみると、営業に取らせたい資格として初級シスアドが一番人気です。ここにはベンダー資格はあまり評価されていません。とはいえ、ここのアンケートの対象はソリューションプロバイダつまりソフト開発をやっている会社ですから、一般の会社とは違うのかも知れません。

 ベンダー試験、特にMSの試験は派遣社員には評価が高いようです。ヘルプデスクなどの業務を派遣社員にやらせることが多いですしね。この資格を持っているということはExcel や word が使えることを明示していることになりますから。情報処理試験、特にプログラマーよりの資格よりは評価が高いと思います。

 私が専門学校で資格の話をするときに「資格を持っている=仕事が出来るということではない」と言っています。資格を取った=取るための努力をしたということなんです。人を採用するときの目安でしかないと思うべきと言っています。取った後が大事なんですね。

 ただ、私の年代になると勉強してもそれを記憶することがだんだん難しくなっています。でも頑張ってトライしないとね。

2007年02月20日

規制緩和の裏に

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 18日の早朝、吹田市で起きたスキーバス事故の話。昨日までのニュースではあまり感心がなかったのですが、今日とくダネを見てびっくり。なにかというと、
 1)運転手が21歳、添乗員(運転手の弟)が16歳という若さ
 2)二人とも社長の息子
 3)白馬から大阪まで運転手の交代要員がいなかった
ことです。それでネットで詳しく調べてみると毎日新聞がかなり詳しく事故のことを記事にしていました。
----------- 引用開始 -----------

 ◇背景にはバス業界の競争激化
 今回のバス事故では、1人の運転手が交代なしに夜を徹して500キロ以上を走った疑いが強い。背景には、バス業界の競争激化に伴う運転手の劣悪な労働環境が浮かんでくる。規制緩和の流れで00年に道路運送法が改正され、観光バス事業が免許制から許可制に変わり、新規事業者が相次いだ。事故を起こした「あずみ野観光バス」も00年7月に設立された新規参入組で、家族経営に近かった。
 事業者増による競争激化でバス会社が低運賃を受け入れ、そのしわ寄せで運転手が過重労働を強いられるケースも増加。同省は昨年6月、ツアーバス運行の適正化に向け、長時間労働の禁止や最高速度の順守などを徹底する通達を出した。
 ところが、小池勇輝運転手は長野県小谷村を出発し500キロ以上の道のりを7時間余りで走り、事故に遭った。事故がなければ、昼間ホテルで仮眠後、その日の夜に大阪から長野に折り返し、2晩連続で運転する計画だった。そのうえ、運行台数に比べ運転手は不足していた。
 同社専務は、大阪府警交通捜査課などの事情聴取に対し、「(小池運転手は)ここ数日は忙しかった。長野―大阪間を往復していた」と話しているという。
 一方、同社の下総建司社長は、18日夜、報道陣に対し、運転手の交代について「4台運行していたが、乗務員を回して、交代はしていた」としながらも、運転手が足りていなかったことについては認めた。
----------- 引用終了 -----------
 確かに道路運送法には
(一般貸切旅客自動車運送事業の運賃及び料金)
第九条の二  一般貸切旅客自動車運送事業を経営する者(以下「一般貸切旅客自動車運送事業者」という。)は、旅客の運賃及び料金を定め、あらかじめ、国土交通大臣に届け出なければならない。これを変更しようとするときも同様とする。
とあります。路線バスのほうは
(一般旅客自動車運送事業の許可)
第四条  一般旅客自動車運送事業を経営しようとする者は、国土交通大臣の許可を受けなければならない。
とあります。この「許可を受ける」のと「届け出る」のは大きな違いです。

 国による許可申請という参入障壁をなくすあるいは低くすることは競争の公平化という点では重要なことですし、どんどんやって欲しいと思うところです。しかしながら、そのことにより、過当競争 -> 値下げ合戦 -> 安全の低下となっては意味がないですね。今回の事故はもろにこの図式が当てはまっているのではないかと思います。

 今回事故を起こした「あずみ野観光バス」はインディビジョンという転職求人サイトに求人情報を出しており、そこには従業員数5名とあります。家族経営に毛が生えたくらいの規模で、小規模企業の分類に入ります。このような状況で運転手の交代要員を確保するというのは非常に厳しいものがあります。
 そういうことも考えると、事業によっては参入できる「下限」というものも考慮する必要があるのかも知れません。特にバスやタクシーなど直接的に人の安全に関係する業務は、万が一事故が起こった時にきちんと責任が取れる体制が整っていないと大変です。
 今回の事故で亡くなったのは添乗員である16歳。運転手の弟で社長の息子でもあるようです。これが乗客にまで死亡者が出たとしたら・・・。保険で賄える部分があるとはいえ、下手をすれば損害賠償で倒産する可能性も否定できません。

 なんか良い方法がないですかねぇ・・・。

2007年02月21日

アニメ好きって国境がないんですね

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 今週は出掛ける仕事が多く、ちょっとお疲れ気味・・・、ってことで、軽い話題をば。

 痛いニュースで「外人の「結婚したいアニメキャラ」」という記事を発見。読んでみると海外のアニメフォーラムで「結婚したいアニメキャラ」というスレッドでのレスの一部を翻訳しています。このフォーラムのURLが forums.animesuki.com っていうドメイン名を使っているのも面白いんですが、レス(翻訳したもの)を読んでみると結構アニメヲタのレスが並んでいます。日本語で書いてあると日本人が書いたものと言われても不思議ではないような文章が続きます。

 かつては私もアニヲタの一人であったのですが(^^;、もう最近のものにはついていけませんね。でもネットで「ローゼン麻生」とあだ名されている麻生太郎大臣は別格のようです。イギリスのウィキペディアには麻生氏のトリビアとして "He is famous for being a Rozen Maiden fan and has been nicknamed "Rozen Aso"." とあります。イギリスでも有名なんですね、氏のヲタクぶり。

 もうアニメヲタクは国境を超越しているような気がします。特にアメリカ人のアニヲタはすごいですね。で痛いニュースのコメントに秀逸なものがありました。
--------- 引用開始 ---------

94. Posted by こうか? 2007年02月21日 15:54
麻生「六カ国協議でアメリカが当国の立場を理解してくれないのであれば
   アニメ輸出止めるよ?
   秋葉原と日本橋を特区化して外国人締め出しも計画しちゃうよ?
   無論、日本産ギャルゲ・エロゲは禁輸ね」
米「わが国は南北朝鮮を
  テロ支援国家として、地上から消滅させることも厭わないであろう」
--------- 引用終了 ---------
 もう最高です。声を出して笑ってしまいました。

 実際の外交もこういう風に行けばいいなぁ・・・(笑)。

コメントを引用しましたが、もし問題あるなら連絡下さい

2007年02月22日

工場野菜!?

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 今日も朝から外回りで、帰ってきたら午後10時。豊明〜名古屋〜一宮と回ってきました。車での移動距離は160Kmちょっとということで、営業で走り回っている人よりは少ないのですが、それでも大変です。
 でブログのネタになりそうなものは・・・と探していたら、日経トレンディに「工場野菜の真実」という記事が。

 記事によると「雑菌が入らないように徹底管理された空間で、養液と人工光を使いながら栽培」とありますので、本当に工場そのものですね。こういうのはスタートレックなどのSFドラマなどでしか見たことなかったのですが、これも時代の流れなんでしょうか。露地もの野菜はここ数年の天候不順によって、販売数量を確保できなかったり、逆に余らせてしまい廃棄処分になったりと大変なことになっています。ところが工場で生産すると、天気に左右されずに一定数量が生産できますから、作る側・売る側としては安定供給・安定収入が確保できるということになりますね。
 とはいえ、設備投資やなにやらで、原価が若干高めになるのは仕方なく、露地物に比べて割高になることも多いそうです。

 ここ数年、日本では異常気象ぎみですから、レストランなど大量に食材を確保しなくてはいけない業種では工場野菜を歓迎すると思われますね。記事ではオリエンタルランドが植物工場を建設するとあります。

 でもねぇ、食物には「旬」というものがあります。食べて一番おいしいと感じる時期ですね。日本は四季があることで、この「旬」を味わうことができます。今でも世界中から輸入しているために旬を感じることが少なくなってきているのに、工場生産だとこの旬を感じることができなくなるのではないかと不安になります。
 また、「野菜独特のアクや青臭さ、“えぐみ”などが少ない」ということですので、野菜本来の味がなくなっていくようにも思えます。

 食糧自給率がかなり低い日本ですから、こういう流れは止められないと思います。がなんだか風情がなくなるようで、ちょっと寂しい気分です(といっても外食が多い私は恩恵を受ける側なんでしょうが)。

2007年02月23日

ネット広告費がすごい勢いですね

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 ITMediaで「ネット広告費、雑誌に迫る テレビなど4媒体は2年連続前年割れ」という記事を見つけました。記事のリードには「電通が発表した日本の広告費調査によると、昨年のネット広告費は3割増の3630億円。ラジオの2倍を超え、雑誌に迫る勢い。一方でマスコミ4媒体は2年連続で前年割れとなり、今年もマイナス予測だ。」とあります。

 ネット広告がどんどん拡大してきていますね。3割増ですか!?。テレビが2兆ですから、金額的にはまだまだだと思います。でもテレビのCM放送料って高いですからね。特にゴールデンタイムは大企業しか払えない金額です。その大企業でも1社枠というのはほとんどありません。費用対効果がよくないと判断しているのかも知れませんね。

 また記事には「ネットは3630億円・29.3%増。伸び率は前年(55%)から鈍化したものの、順調な拡大が続いた。そのうちモバイルは390億円・35.4%増。検索連動広告は930億円で、ネット全体の4分の1を占めた。」とあります。これからもっと検索連動型が伸びていくと思われますね。ネットユーザが気になることを検索したときに、リンクがその画面にあればクリックする確率が高いですからねぇ。SEM(検索エンジンマーケティング)という言葉もより身近になってくるのではないでしょうか。

 この記事に関連して、ちょっと古い記事なんですが同じくITMediaに「テレビCM崩壊”時代、ネット広告の役割とは」という記事も見つけました。確かにテレビCMはトイレタイムなんですよね。またザッピングの時間でもあるわけです。私自身、テレビのCMになったらザッピングしちゃいますから、テレビCMの費用対効果はどんどん下がってきていると思われます。昔はリモコンなんてなかったですから、CMになってもチャンネルを変えることってなかったんですけどねぇ。
 この記事に「消費者は、自分に関連の深い情報や興味がある情報なら、広告でも積極的に取り入れようとする。「企業が“商品に合った消費者”を探す時代から、消費者が自分に合った商品を探す時代になった」と高広さんは言い、ネットを使えば、消費者と関連の深い広告だけを表示することができると語る。」とあります。つまり消費者がCMを選別しているということですね。

 このようにネット広告が伸びているということは、中小企業にも積極的に広告戦略を考えることができるようになったということにもなります。手段さえ間違えなければ、テレビCM以上の効果を、かなり安価で獲得できることも十分可能ということです。
 そういう意味では面白い時代になってきました。
 でもネットの場合、一つ間違えれば莫大な損害を被ることもあるということをお忘れなく。

2007年02月24日

資格の更新

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 この時期は中小企業診断士になるための最終関門、実務補習が行われています。私も実務補習(旧制度でしたから三次実習と呼んでましたけど)をやりました。今は15日で3企業診断することになっています。この補習を受けないと診断士になれません。
 診断士は永久資格ではなく、5年に1回更新手続きを取らないと資格が剥奪されてしまいます。その資格維持のために5回の理論研修の受講と診断ポイント30点を確保しないといけません。

 今日、産経新聞に『教員免許の更新制 「資質向上」と「不適格排除」』という記事を見つけました。教員資格も10年に1度の更新することになりそうです。私はこの更新制に賛成です。「資質向上」と「不適格排除」、もっともなことだと思います。これからの日本を支える子供たちに対して、教える先生が十年一日のようでは教育にならないのではないでしょうか。昔なら「十年一日」でも大丈夫だったのですが、今は5年先がどうなっているか予想できない状況ですからね。

 そういう意味では、教師も変わらないといけないんです。
------------ 引用開始 ------------

教育現場からは運用面での不安を指摘する声も上がっている。中教審の高橋秀美委員(全日本中学校長会長)は、「受講のために教室を離れることが増えるので、離島や山間部の学校では参加する教員も残った教員も負担が大きい」と話す。「講習では教員の適性は判断できない」「資質向上に役立つ内容ある講習ができるのか」といった指摘もある。
------------ 引用終了 ------------
 こんなことを言っているようではダメなんです。ましてや「「最短10年で免許を取り上げられるようでは、教員志望者はさらに減少する」(教育関係者)との見方もあり」なんて「アホか!」と言いたい。教師という職業をもっと魅力的なものにする努力もせずにそんなことをほざくなと。

 この資格要件に業界外の就業経験もポイントにしてほしいですね。異なった業種経験は、教師の資質の一つとして大きなものになると思っています。

 とにかく、更新制という新しいものに積極的にチャレンジして欲しいなと、先生の意欲に期待しています。

2007年02月25日

春節の風習には

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 日本は新暦で正月を祝いますが、中国は旧暦で祝います。日本で言う旧正月、中国では春節ですね。大量の爆竹をならして祝うことはテレビなどでもよく報道されているので知っている人も多いと思います。この時期は、日本と同じく生まれ故郷に帰る人が多く民族大移動に近いとも言われます。先週、チャイナクラブに行ったら、ホステスの数が少ない。聞くと中国に帰っている。なんでかというと「旧正月」を故郷で祝うためなんですね。

 たまたまサーチナの記事を見ていたら、正月5日目には餃子を食べる風習があるとのこと。「北京:餃子販売コーナーに客殺到、レストラン満席」という記事です。餃子といっても日本で言う焼き餃子ではありません。中国では餃子といえば水餃子なんです。
 記事には「中国北部では正月(春節)5日目に水餃子を食べる習慣「破五」がある」とありますので、日本の七草がゆみたいなもんでしょうか!?。こういう風習があるとは知りませんでした。
 日本の焼き餃子は「鍋貼(Guotie)」と呼ばれるらしいです。餃子の王将に行って餃子を注文すると「イーガコーテル」という声が聞こえます。イーガは1個という意味で、コーテルはこの鍋貼がなまった??ものとも言われています。

 中国で食べる水餃子は本当に美味しいです。大連でも天津でも食べましたが、焼き餃子と違った美味しさです。私は特に海鮮餃子が好き。ただ、たれがちょっと酸っぱいのが玉に瑕なんですが。

 記事によると、レストランでは普段の3〜4倍、スーパーマーケットでは10倍以上の餃子が売れたとのこと。日本の七草がゆの風習は廃れつつありますが、中国の「破五」は庶民の中にしっかり根付いているようです。

2007年02月26日

なんだかなぁ・・・、今日は疲れました

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 日経ITPlusのコラム「ガ島流ネット社会学」に「「ネット君臨問題」が明らかにしたもの(後編)・嫌悪感の源泉はどこに」が掲載されました。前編が掲載されたときからこのコラムは注目していました。
 このコラム(前後編)はマスコミとネットユーザの意識の乖離を取り上げています。

 ある事件が発生し、それをマスコミが伝えます。その内容は記者の主観というバイアスが掛かっています。インターネットが発達する以前はそのバイアス自体気が付かなかったはずです。ところが、今は取材された側から報道内容について反論することができるようになりました。記事では
--------------- 引用開始 ---------------

 リテラシーの高い読者は、新聞の連載を読み、取材された側の反論を読み、さらに、この問題について言及しているブログや記事を読み、総合的に判断して結論を導き出す。「本当のこと」が何なのかはプロの記者ではなく、読者が判断することなのだ。

 情報源が新聞やテレビなどマスメディアのみだった時代であれば、記者が「本当のこと」を提示すれば、人々の多くが信じたかもしれない。しかし、今やそのような手法は、一歩間違えばフレームの押し付けとみなされる。記事の切り口、タイトル、取材源、座談会の人選…。記者や新聞社が提示するあらゆるフレームやアジェンダ設定が疑いの対象になる。

 ネットユーザーにとっては、記者の言う「本当のこと」や「正しいこと」は、一つのものの見方に過ぎない。繰り返すが、既存マスコミはメディアの変化を理解したつもりでも、その本質には気付いていないのではないだろうか。

(中略)

 メディアが貴重だった団塊世代はマスコミの主張をほぼ額面どおり受け取るが、1980年代に新人類と呼ばれた世代の子供たちである「新人類ジュニア」はそもそもマスコミの情報を疑ってかかっている。

 「ネット君臨」は新聞での切り口、論調をそのままネットに当てはめた。新聞の読者は中高年が多いが、ネットは30代から20代が中心だ。電通総研の分析が正しいとするなら、ネット上の反応は「予想通り」とも言える。

 しかし、既存マスコミが情報発信はマスコミによってのみ行われると考えてしまえば、「新聞で書けばオーソライズされるはずだ」という思い込みが生じる。そして、マスコミが設定した「マス」ではない考えやギャップを否定するために「摩擦」が起きてしまう。

 ネットによって個人が自由に情報発信できるようになり、多様な言論、考え方が顕在化した。それによって、マスコミのアジェンダ設定力は従来に比べて相対的に低下しつつある。マスコミのネットへの嫌悪感、感情的な批判は、その焦りの裏返しと言えなくもない。ネット君臨をめぐる議論のすれ違いは、日本における従順な「マス」という大きな幻想が消えかかっていることを示しているのかもしれない。

--------------- 引用終了 ---------------
とあります。まったくもって同意。本当にそうだと思います。

 このようなことは、マスコミだけの問題ではありません。これまで常識と思っていることが今日から間違いだとなったとき、それを簡単に受け入れることができる人はまずいません。でも実は今日から急に間違いになったのではなく、その兆候を否定し続けていたんですが

 経営者が今までやってきたことを、他人から否定されたら・・・。時によっては否定する立場にあるのがコンサルタントです。でもそれを受け入れなければ、企業は衰退していく可能性が高い。否が応でも受け入れてもらいたい。それをどう説得すべきか、いつも悩んでいます。

2007年02月27日

プロバイダ責任制限法 発信者情報開示関係ガイドライン

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 昨日は疲れ果てていたので、なんかとてつもなく脈略のない文章を書いたようです。削除しようかとも思ったのですが、自ら恥さらしの刑に処すということで。今日は、まだ疲れは取れていないのですが、まだ頭は回っています。

 Internet Watch に「ネット上の権利侵害、発信者情報の開示基準でISPにガイドライン」という記事が26日に出ました。この記事によると1ヶ月間で57件のパブリックコメントがあったとのこと。で財団法人テレコムサービス協会のページを見てみると、ガイドラインがPDFでアップされています。さっそく読んでみたのですが・・・、なかなか読みづらい文章でした。でこれをうまくまとめているのが日経ITPlusの記事。『DQNで実名開示も?悪質書き込み対策で業界ガイドライン』です。ガイドラインとこの記事を読んでなんとなく判ったような気がしています(しているだけかも)。

 このガイドラインでは権利侵害を大きく分けて
  1)名誉毀損、プライバシー侵害
  2)著作権侵害
  3)商標権侵害
を挙げています。このうち2)と3)はわかりやすいのですが、1)についてはその線引きが難しいですよね。日経ITPlusでは
------------- 引用開始 -------------

■「名誉毀損」の判断は難しい

 ここで難しいのは、「権利侵害の明白性」をプロバイダーが判断できるかどうかだ。特に名誉毀損にあたるかどうかは、裁判所によって判例も違い判断基準もはっきり定まっていない。そこでガイドラインでは、「判断に疑義がある場合においては、裁判所の判断に基き開示を行うことを原則とする」と規定している。

 ガイドラインは参考として判例を何点か挙げており、中には「DQN」や「バカ息子」などの言葉を含む書き込みにより原告の社会的評価が低下した、と判断し情報の開示を認めた判例もある。ただ、名誉毀損にあたるかどうかは、単なる書き込みの内容だけでなく、ほかにもいくつかの要件を基に判断される。プロバイダーが判例をそのまま当てはめて正当な理由があると判断できるようなケースはごく少ないといえそうだ。

------------- 引用終了 -------------
とあります。
 こういうガイドラインが作成されて一番不安になるのが、プロバイダがトラブルを恐れて簡単に情報開示をすることです。掲示板などにアップされたものが名誉毀損になるかどうか簡単にはできない。ここで請求者が強面で開示を要求されたときに、毅然とした態度を取ることができるのか?。そういう場合、簡単に開示に応じるプロバイダが結構あるんじゃないかと思ってるんですが。
 それが日経ITPlusの「DQN」でも実名開示も?につながっているんじゃないかと。この「DQN」はガイドラインにある開示が認められた事例3にあります。DQNでなくいろんな言葉があれば、DQNも含めて名誉毀損になるのは判るのですが、「DQN」単体のレスだとどうするんでしょう。状況にも寄りますが、まあ名誉毀損にはならないんじゃないかと思うのですが。

 もう一つ日経ITPlusの記事から引用します。
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■■ネット上のマナー向上に期待

 結局、裁判所の判断に委ねる点が多いなら、ガイドラインを策定するインパクトはあるのだろうか。桑子氏は、「同意を得ないと発信者情報の開示は行われない、などの誤解が一部にあるが、このガイドラインを通して、悪質な書き込みをしたら同意無しでも自分の情報が開示されることがあるということを認識してもらいたい」と、ユーザーへの啓発効果を望んでいる。「最近ではネットでのいじめが学校で問題になっているが、未成年でも開示の対象になることを知ってもらい、ネットいじめの抑制にもつながれば」としている。

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 啓発効果ですか・・・!?。確かにそういう面があることは否定しないのですが、実効性はあまり高くないと思うんですよねぇ。

 前にパブリックコメントについてこのブログで取り上げたのですが、情報開示の請求は必ず裁判所を経由し、侵害していることを裁判所で確認してから請求したほうが話が早いと思うんですが、どうなんでしょうねぇ。

2007年02月28日

不二家の行く先は

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 今日の日経に『「不二家、衛生意識の低さ原因」対策会議が中間報告』という記事が。記事によると
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 報告書は一連の問題の原因に(1)期限管理の意識が低く、マニュアルより職人的な勘が優先した(2)生産予測や在庫管理が不適切で、過剰生産や在庫発生が起きた(3)品質管理担当者が兼務で業務を十分に果たせなかった――などを列挙した。

 郷原議長は「コンプライアンスの不十分さはあったが、食品衛生の点ですぐに健康被害を招く問題ではなかった」と強調した。

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とあります。これを読む限りでは大会社の「食品工場」ではないですね。工場であればきちんと「管理」しているはずですから。近くにあるケーキ屋さんより酷いです。特に最後の言葉は余計なものでしょう。「健康被害を招く問題ではない」って、あなた・・・。こういう予断が大きな問題を引き起こすということが判っていないようです。
 記事の冒頭で「原因として従業員の衛生管理への意識の低さや在庫管理の不備などを指摘した。」とあります。衛生管理への意識の低さって・・・、食品会社でこんなこと言っていること自体論外のような気がします。

 今回の不祥事で不二家は
  1)山崎製パンの技術指導が入る
  2)銀座の本社ビル売却
という事態になっています。山崎製パン自体「不二家ブランド」は喉から手が出るものでしょう。不二家が経営体制を整えることができなければ、子会社もしくは吸収合併も十分あり得ることです。

 なんでこういうことになったんでしょう!?。私個人の考え(推測)としては
  『経営者のおごり』
が一番の問題点じゃないかと思います。不二家ブランドは古くから消費者の支持を得ており、このまま未来永劫続くと勘違いしていたのではないでしょうか。そういうおごりが知らないうちに従業員に伝わり
  『従業員のモラル低下』
がおこり、今回の不祥事が発生したんじゃないかと。

 これは老舗といわれる企業だけの問題でしょうか?。私はそうは思わない。オーナー社長の会社でも起こりうることだと思います。ではこういうことが起こらないようにはどうすべきか!?。一番重要なことは
  『コミュニケーション』
だと信じています。経営陣、とくに社長は重役のみならず、末端の従業員に対して自分の思いを伝える。それに対して従業員が考えていることを聞く。このキャッチボールが企業を支えていく大きな要因のひとつであると思います。

 『顧客満足』や『従業員満足』という言葉があります。企業がこの「満足」を充足するために、いろんな人が様々な方法を提案しています。でも根底にあるのは『コミュニケーション=対話』です。一方的ではなく、双方向なんです。
 人が考えていること、思っていることは他人には判りません。でも判ろうとする努力がなくては一生判ることはありません。そういう努力していますか??

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