人気blogランキングへ ←クリックプリーズ
昨日、新聞記事のディープリンクの話を書いたのですが、その内容を無視してリンクを張りますね。日経の発表資料に「JPRS、3月26日から汎用JPドメイン名の年間登録料金を2,500円に値下げ」というのを見つけました。ただし、この金額はJPRSの指定業者からJPRSに支払われる金額で、利用者が払う金額じゃないってところがミソなんですが。当然のことながら、指定業者はそこに手数料をオンして利用者に請求することになります。
汎用JPドメインというのは「○○○.jp」という co.jp, ne.jp, or.jp, gr.jp などの属性型・地域型とは違うものです。この汎用JPドメインが出る前は、属性型・地域型しかドメイン名の割り当てがなく、手数料が高くて制限もかなりあったのですが、汎用JPドメインは何でもOK(とはいえ、公序良俗に反するものはダメなんですが)ということで、発表資料によると06年11月には50万件を超えたとのこと。いやぁ、すごいもんですね。資料によれば、日本のドメイン(.jp)は889,456(2/1現在)ということで100万件もそう遠くない時期に突破しそうな感じです。日本人がオーナーになっているサイトはもっと多いですよね。.com とか .net, .org などのアメリカのドメインや外国のドメインを利用しているところもかなりありますし。実際私が使っているのは .com ですから。
サービスが開始されたのは01年2月。当初は「なんか変なの??」と感じてたののですが、最近は違和感がなくなりお客さんにもどんどん勧めています。
これで指定業者がどのくらい値下げするかみものですね。単純に考えると500円安くするんでしょうが、値下げしない業者もあるかもしれません。穿った見方をすれば、値下げしない業者は儲かってないか強欲と思われても仕方ないのかなとも思います。
この手数料というのがくせ者で、本当にきちんとしているところは別にして、結構アバウトに決めているんじゃないかと思うんですよ。本来なら仕事量、必要時間、時間単価などに加えて「利益」を乗せて出た金額のはずなんです。が手数料などのサービスの単価ははっきり判る原価がない場合も多いです。だから提示された金額を信じるしかない。
日本の場合、よくあるのが横並び。銀行のATM手数料などその典型ですよね。最近は各行かなりバラバラになりましたが、ちょっと前まではどこの銀行でも一緒でした。
また、独占禁止法が改正される前は弁護士とか税理士の報酬もまず間違いなく、どこの事務所を使おうが同じでした。私たち中小企業診断士も一緒です。標準報酬というのがあって、基本はそれを参考にします。まあその金額を提示してお客さんが納得するかどうかは別の話ではあるんですが。
とにかく、500円でも安くなることはいいことですね。