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フジテレビのとくダネという番組、結構見ています。たまに鋭い特集をやってくれますね。先日はご当地バーガーについて報道していました。で今日は Inside Watch で「苦悩する教師たち」を特集していました。
これを見て「最近の先生って大変だなぁ」と思っちゃいました。番組での報道が真実ならば、授業や生徒に関わっている時間よりも保護者と関わっている時間(面談、メールへの対応など)のほうが多いんです。あれじゃあ、ストレス溜まりっぱなし、精神的にまいってしまうのも頷けます。
ある幼稚園のビデオを見て驚きました。かぐや姫をやっているのですが、主役のかぐや姫が3人、おじいさんもおばあさんも3人なんです。親から「自分の子供を主役に」との要望が大変なんだそうですね。一人だけがスポットライトに当たるような劇はクレームが多くてやれないようです。もうこれなんか親のエゴ丸出しですよね。保護者へのインタビューで、主役が複数いるということを異常だと思ってない親が結構いるんです。どう考えたって異常でしょう、そんなの。
かつては教師の立場が強くて、親は先生の言うことに反対することはできませんでした。また先生の言うことは正しいものだと信じていました。ところが最近は相対的に保護者の立場のほうが強くなってきました。これは教師の指導力低下ということも原因でしょう。いじめの放置や学級崩壊などいろんなメディアでそういう報道がされています。また事故などが起これば教師や学校の責任を追及されることが増えたことによって、前例重視で新しい試みをすることができなくなって来ていることも否定できません。
でも「いちゃもん」をつける親が増えてきたことも大きな原因なんだとこの番組を見て思いました。幼稚園での学芸会の話もそうです。子供のためと思っていろんなことを教師に要求する。その要求が妥当なものならば先生も対応できると思います。が要求が端から見て「いちゃもん」に聞こえるようなものが多いらしい。
最近は多様化・個性化の時代と言われて久しいです。でもそれは自分の欲求を満たすものなら何をしてもいいというものではないはずです。相手にあることを要求するならば、一方的なものではなく相手の立場を理解し無理難題を言わず、自分も態度や言動を改めることが一方で必要なはずです。こういうことを判っていない親が増えたような気がします。
このような理不尽な要求=いちゃもんをつける人は学校に限らずいろんなところにいます。ブログなどを読んでいるとそういうことを言ってくる人の例がたくさんあります。他人を思いやるという心の余裕がなくなってきているんでしょうか。
これまで教師に対して「情けないなぁ」と思うことが多かった。特に日教組の行動を見ていると「あんたら、本当に先生??」と言いたくなってしまいます。が今日の番組を見て、教師の大変さを一部でも理解できたと思います。でも大学を出てすぐに先生という立場になるのは良くないという思いも強くなりました。先生、特に小中学校の先生は子供の教育に大いに関わる立場にあります。新卒者しか採用しないのではなく、一般企業からの転職者も採用すべきなんじゃないか。もっというと新卒者は採用しないほうがいいんじゃないかと。
自分に子供がいないから勝手なことを言ってるのかもしれませんが。