人気blogランキングへ ←クリックプリーズ
ITMediaで「ネット広告費、雑誌に迫る テレビなど4媒体は2年連続前年割れ」という記事を見つけました。記事のリードには「電通が発表した日本の広告費調査によると、昨年のネット広告費は3割増の3630億円。ラジオの2倍を超え、雑誌に迫る勢い。一方でマスコミ4媒体は2年連続で前年割れとなり、今年もマイナス予測だ。」とあります。
ネット広告がどんどん拡大してきていますね。3割増ですか!?。テレビが2兆ですから、金額的にはまだまだだと思います。でもテレビのCM放送料って高いですからね。特にゴールデンタイムは大企業しか払えない金額です。その大企業でも1社枠というのはほとんどありません。費用対効果がよくないと判断しているのかも知れませんね。
また記事には「ネットは3630億円・29.3%増。伸び率は前年(55%)から鈍化したものの、順調な拡大が続いた。そのうちモバイルは390億円・35.4%増。検索連動広告は930億円で、ネット全体の4分の1を占めた。」とあります。これからもっと検索連動型が伸びていくと思われますね。ネットユーザが気になることを検索したときに、リンクがその画面にあればクリックする確率が高いですからねぇ。SEM(検索エンジンマーケティング)という言葉もより身近になってくるのではないでしょうか。
この記事に関連して、ちょっと古い記事なんですが同じくITMediaに「テレビCM崩壊”時代、ネット広告の役割とは」という記事も見つけました。確かにテレビCMはトイレタイムなんですよね。またザッピングの時間でもあるわけです。私自身、テレビのCMになったらザッピングしちゃいますから、テレビCMの費用対効果はどんどん下がってきていると思われます。昔はリモコンなんてなかったですから、CMになってもチャンネルを変えることってなかったんですけどねぇ。
この記事に「消費者は、自分に関連の深い情報や興味がある情報なら、広告でも積極的に取り入れようとする。「企業が“商品に合った消費者”を探す時代から、消費者が自分に合った商品を探す時代になった」と高広さんは言い、ネットを使えば、消費者と関連の深い広告だけを表示することができると語る。」とあります。つまり消費者がCMを選別しているということですね。
このようにネット広告が伸びているということは、中小企業にも積極的に広告戦略を考えることができるようになったということにもなります。手段さえ間違えなければ、テレビCM以上の効果を、かなり安価で獲得できることも十分可能ということです。
そういう意味では面白い時代になってきました。
でもネットの場合、一つ間違えれば莫大な損害を被ることもあるということをお忘れなく。