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昨日誕生日だったのですが、お祝いのメッセージはマイミクから一人頂きまして、あとはサーチナからのメッセージだけが届きました。まあこの歳になるともらえただけでも儲けもんかも知れません(^^;。
昨日はオールドの話を書きました。今日はニュースソースは先月の話で古いのですが、温泉の話です。IZAのページをうろついていると『老舗旅館が赤ちゃん歓迎 おむつ専用のゴミ箱 キッズルームも設置』という記事を見つけました。
ライフスタイルの変化は小さな子供を持つ母親も温泉に行きたいという要求を高くしています。が、小さな子供は当然のことながら社会規範(大声を出さない、走らないなど)を知るよしもなく、他のお客の迷惑になることもよくあります。だから家にいると同じで折角温泉にのんびりしにきたのにも関わらず、全然気が休まらないということにもなります。
一方温泉旅館もかつては団体客で賑わっていたのですが、今は稼働率が下がりっぱなしの状況です。そこで、いくつかの旅館が生き残り策として、小さな子供連れの母親をターゲットしたようです。
詳しい話は記事を見てもらうことにして、マーケティング戦略として
・ターゲット顧客の詳細化
小さい子供、特に赤ちゃん連れの母親に限定したこと
から
・何故、子供連れの母親が温泉旅館に行きたいのか
子育てに奮闘しており、疲れている。そこで温泉に入って疲れを癒したい
・それを阻害しているものは
子供をおいて一人では行けない
子連れだと他のお客に迷惑が掛かる
旅館の施設が子供連れに対して不十分
ということで、旅館側としては
・他の客への迷惑を気にさせない
・子供用アイテム(子供用便座、子供用歯磨きセットなど)を揃える
・子供がおとなしく遊べるアイテムを設置する
ことをすれば基本的にOKとなる訳ですね。
中小・零細企業は、ともすると購買層の細分化ということをせずに「いい商品だから売れる」と考えていることが多いです。ここで考えて欲しいことは日本人全員が、「それはいい商品」と思うのかということです。ライフスタイルの変化、ニーズの多様化などの理由で全員(大多数)がいいと思うことは(ほぼ)なくなったということを理解していないんです。だからその商品を買いたいと思う消費者はどんな人なんだろうということをイメージしないといけない。
なんで、こういうことを2日続けて書いたかというと、経済産業省のある補助金申請があって今それに関わっているんです。その申請書の中にターゲット顧客を書く欄があるんです。かなり詳しく記入しないと通らないとの話で、連日考えている最中だったものですから。