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週末なのに天気があまり良くないですね。午前中に銀行でお金をおろしてきたのですが、すぐ脇に菜の花がきれいに咲いてました。雨になるんだったら、写真取りに行けばよかったなと思いつつ。
今日はパソコン修理の話。痛いニュースに『【裁判】「娘の思い出消された」 修理に出したパソコンのハードディスクのデータが消えて精神的苦痛 慰謝料500万円求める…秋田地裁』という記事が。ニュースソースは日刊スポーツの19日の記事『「娘の思い出消された」と500万円請求』です。
普通、パソコンの修理はハードディスクの内容が消えても補償されないようなシステムになっています。これが良いのか悪いのかは別にして、修理に出す前にはバックアップを取るのが普通。ハードディスクが故障した時にはデータを復活させるサービスをやっている会社に出してデータを復活させるか、あきらめるかの二者択一になります。
詳しい事情がニュースには書いていないのでちょっとコメントしづらいところもあるのですが、PCをよく使っている人はデータがなくなっても仕方ないと考える人が多いと思います。でも素人にそういうことが理解できないということも判らないではありません。今回の訴訟では、「店側はハードディスクを交換した際、データを誤って消去したことを認めたという。」ということですので、店側の過失は否めないんですけどね。でも普通は「データが消える場合もありますよ」と言って修理するのが普通じゃないでしょうか?。ここのお店はデータ保証してたんでしょうか?
以前、お客さんのところのPC(dellなんですけど)が壊れました。電源が入りません。そこでdellに電話して修理の手配をしたのですが、ハードディスクの換装があり得るということでハードディスクをはずして送ったことがあります。でもこれは経験のある私だから出来たことかも知れません。よく判らない人だったらそのまま送ることになるんじゃないでしょうか。
普通の家電だと修理すればまた使えるのが普通なんですが、PCはそうではありません。買ってきてすぐに使えるものでもないですし、セットアップする必要があります。そういう意味ではまだまだハードルが高いものとも言えますね。それでも一般の人が購入しているのですから、やっかいなものでもあります。今回の場合、ショップの対応としてきちんと説明したのかという点で疑問が残りますね。
長年コンピュータに関わってきている人はバックアップの大切さを理解していますが、バックアップの重要性を一般の人にも啓蒙していくことが必要だということを再認識させる裁判じゃないかと思います。そしてショップに対して曖昧な対応は大きな損失を生むという事例になるのではないかなと。