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今日は県知事・県議会選挙の投票日です。私のブログを読んでいらっしゃる方は投票に行かれましたか?。私はもう行ってきました。愛知県は知事選に関してはもう終わってますので、県議会選挙だけなんですけどね。候補者の名前を書き入れる段になって、「なんか誰に入れても同じような・・・」と思った私はおかしいでしょうかねぇ。
前に『ネット時代の選挙運動』というのを書きました。それに関して日経ITPlusが『なぜネット選挙活動が実現しないのか』というコラムをアップしています。このコラムの中で『いってみれば「増築・改築」の繰り返しで、問題が出てくるたびに穴をふさいできた、つぎはぎだらけの法律である』とあります。
それとは別に片岡先生がご自身のブログ「弁護士の役立つ情報」で『デンソー事件と中国人』というのを書いていらっしゃいます。
一方は公選法、他方は刑法に関する話なんですが、両者共に「法律に不備がある」ということです。法律が出来た時は、これほどコンピュータが家庭にまで普及し、ましてやインターネットというものは思いつきもしなかったものです。だから現状にそぐわない法律文になっていますよね。
もう一つ、法律が現状に合っていないと思われるのが民法。最近取り上げられた「離婚後出生300日問題」ですね。これについては自民党から民法見直しを見直すという意見が出て、全然前に進まないようです。産経新聞には『離婚後出生「300日」問題 自民が見直し作業を再考』という記事が。記事の中に『安易な法改正は家族制度の原則を崩す可能性がある。現行法の運用改善で対応すべきだ』という文章を見て、なんだかなぁ・・・と。
どのように改正しても、不備は生じます。つまり良いところと悪いところが存在する訳です。だから改正しない・・・のではなく、私としては改正したほうがいいと思います。現状を否定しても前には進まないですから。その不備のためにいろんな問題が出ているということから、目をそらしてはいけないんです。
で、ようやく表題の話になります。もともとは「巧遅は拙速に如(し)かず」という格言です。これは巧拙と遅速という2つの軸が絡んでいますよね。図で表すと下のようになります。
+--------+--------+
↑| | (1)|
速| 拙速 | 巧速 |
| | |
+--------+--------+
| (4)| |
度| 拙遅 | 巧遅 |
| | |
+--------+--------+
技能レベル→高
この図から判るように一番良いのが「巧速」で、だめなのが「拙遅」。では次善の策は拙速なのか、巧遅なのか。格言は拙速のほうが良いとあります。事と次第では巧遅のほうがいい場合もあるのでしょう。でも高々50年も生きていない私の未熟な経験だけで判断しても、「拙速」のほうが良いと思います。
ここで問題になるのは速度や上手下手の尺度になります。何時からが速くて、何時までが遅いのか、どのレベルまでが拙くて、どのレベルから巧みになるのか。
難しい問題だとは思うのですが、基本は「速くする」という意識を持つことなんじゃないでしょうか。特に法律の問題は、それによって困る人が出てきますからね。
さてさてどうなることやら。
あっ、明日から2日間東京出張です。明日はブログに書くことができないかも知れません。このブログを読んで下さっている奇特なみなさん、ちょっと待ってて下さいね。