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昨日の書込みを見て、「あっ」と心の中で叫んでしまいました。引用元がIZAなのに、表記がITMediaになっているんですから(リンク先は正しい)。慌てて先ほど直しておきました。
で、今日もIZA(今度は間違えないぞ)から。『女性ベンチャー Wの悲劇 起業多いが準備不足も』という記事。オリジナルは厚生労働省の記者発表ですね。
---------------- 引用開始 ----------------
白書によると、起業希望者に対する新規開業者の割合は女性が26.8%、男性が13.0%で、女性の起業実現率は男性の2倍以上。一方、廃業する割合も多く、男性の11.8%に対し、女性は22.9%だった。---------------- 引用終了 ----------------最近5年間に起業した人の年齢層は、男性が55歳以上が35.1%で最も多かったが、女性は35〜44歳の31.8%が最多だった。起業分野は、女性が教室開催などの個人向けサービス業(18.8%)や企業向けサービス業(14.3%)が多く、男性の建設業(17.1%)、卸売業(14.5%)と違いをみせた。
起業前の就業経験や経営ノウハウの取得にも男女の違いがあった。男性は「管理職」と「別の会社の経営」が計78.4%だったが、女性は計49.3%。女性は「一般社員」(32.9%)が多く、「パート・アルバイト」も9.3%いた。
起業した事業に必要な技能やアイデアは、男性の8割以上が「過去の勤務先での経験」から得ていたが、女性は6割にとどまり、「書籍やインターネット」「起業セミナー」「日常生活での疑問や不満」「趣味・習い事」も多かった。起業時、起業後は「資金繰り」が男女とも大きな課題で、特に女性は「経営知識・ノウハウ不足」(18.8%)を挙げた人が多く、「家事や育児との両立が困難」(6.5%)の多さも特徴的だった。
端折ってしまうと、女性の起業については
1)男性よりも起業する割合が高い。が廃業率も高い
2)30代後半から40代前半が一番多く起業する
3)起業する分野はサービス業が多い
4)あまり前職の経験が生かされていない
5)事業シーズは多様
6)経営課題は経営知識・ノウハウ不足に加えて家事・育児が影響している
ということになります。
報道発表を見ると上記に加えて、
7)起業準備において人脈作りについてあまりうまくできない
8)知人・友人がやっていることを参考にすることが多い
ようです。
一番びっくりしたのが、事業シーズ。記事では『「書籍やインターネット」「起業セミナー」「日常生活での疑問や不満」「趣味・習い事」』などを挙げています。厳しい言い方をすれば、そんなもんで起業するから廃業率も高いのかと勘ぐってしまいます。
記事にある「Wの悲劇」は『女性は男性に比べ、準備不足のまま起業し、起業後も壁に阻まれている』ということらしいですが、これって悲劇なんでしょうかね!?。準備不足は悲劇じゃないですよ。その人(男性・女性に関係なく)の問題です。もう少し言うと、起業後の「家事や育児との両立が困難」という問題点も準備不足がその原因ではないでしょうか。確かに男性が起業する場合、家事・育児は問題にならないことがほとんどですから、女性固有の問題だと言われればそうなんですけどね。
起業する場合、最低3年、通常5年の事業計画を作らないといけません。それと最低1年は無収入でも頑張れる資金がないと厳しいと思います。
男女関係なく、どれほど準備できるかどうかがキーポイントなんです。それと事業を始めたら、PDCAサイクルを常に行って今のやり方をチェックすれば、かなりの確率で成功すると思うのですが。