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産経新聞に出てたのは知っていたのですが、ようやくIZAのほうに取り上げてくれたので、ここで書くことにします。
それは【大丈夫か日本語】シリーズの『骨が折れる=骨折!?大学なのに中学生レベル6割』という記事。痛いニュースでもこの話題を取り上げています。痛いニュースのコメントを読むと「ネタじゃないの?」というのも見かけますが、いやいや、実感しますよ、大学生と付き合うと。
まず語彙力がありません。だから、自分が感じたことをうまく表現できない。「うざい」「むずい」とか省略して単語しか発しないんです。「どこが難しい」とか「どこがわからない」と聞くと答えられない。
ある意味、これはゆとり教育、高学歴化と少子化が原因なんじゃないかと思います。ゆとり教育で全体的な学力が低下しているところに、親はいい大学に入れたいから受験勉強を子供に強制する。その勉強は大学に合格するためのもので、学力を高めるものとは違っています。そこに少子化で学生が少なくなるという危機感から大学が入学のハードルをどんどん低くしている。だから、日本語を使えない学生が増える、ということなんじゃないかと。
私が学生時代のときもそれほど語彙力があるとは思いません。が実験レポートが毎週提出しないと単位が取れなかったので、必死にレポートを書きました。そのおかげで多少は文章が書けるようになったと思ってます(論文調の文章しか書けないのが玉に瑕なんですが)。
今の学生、特に文系の学生はそういう経験を全くしていないようです。とにかく書いて、赤を入れてもらう。それが日本語力上達の道だと思ってます。まあその前に、本をたくさん読むという前提があるんですけどね。でもこの「赤を入れる」という言葉の意味をどれだけの学生が知っているのやら。
産経新聞にはこの記事に続きが掲載されています。それについては明日にでも書こうかなと。実は私にとっても耳の痛い話なんですけどね。