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昨日は日経ビジネスオンライン、今日はIZAからなのですが、昨日に続き中国の話題。『【中国を読む】海を越える羊頭狗肉式ペテン』という記事です。「羊頭狗肉」、これ読めますか?。ようとうくにくと読むんですが、この言葉でググってみると語源由来辞典にありました(解説文を引用すると料金が発生するようなので引用はしません。リンク先をご覧下さい)。
見せかけと中身が違う、つまり誤魔化しということですね。記事には実際に記者が羊肉のシシカバブを買ったのだけど、実際には豚肉だったようです。この場合は羊頭狗肉ではなくて、羊頭豚肉なんですが。記事にも、語源由来辞典にもこの「羊頭狗肉」という言葉は宋時代に出てきた言葉のようです。宋代は979〜1277ですから1000年以上前からあるということ。つまりそういう誤魔化しは、中国では昔からあったということです。
騙すことを悪いと思わない、騙されるほうが悪いという感覚ですね。これは日本人には信じられない。でも、詐欺はどの時代にもどこにもあります。そのなかでも引っかかりやすいのがMLM、いわゆるネズミ講ですね。今日、日本テレビの「番記者」で円天を取り上げていました。どう考えたって36%の配当率なんて考えられません。この数字を見ただけで「胡散臭い」と思わなければ。
でも、記事にあるようなにせ薬については、騙されたほうは100%悪くないと。これはもうモラル以前の問題ですね。殺人罪で訴えても良いくらいの話です。これで北京オリンピックとか、上海万博と言われてもなかなか厳しいものがありますね。
私が知り合った中国人には、幸いいい人ばかりでした。日本に留学している人がほとんどですから、知識レベルもモラルも高い人たちです。でも今後もそういう人たちばかりかというと、ちょっと自信がないですね。
とはいえ、騙されるほうにも落ち度がある場合も結構あります。騙されないためにいろんな情報を入手して、多角的に分析できるようにしないとね。