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ひょっとしたら、毎週金曜日は日経ビジネスオンラインの日になるかもしれません。今週も「特集 小さな革新業たち」の「技あり中小企業が続々誕生!」から『こんにゃくからカリスマ洋菓子へ』を取り上げてみました。
先週取り上げた会宝産業もそうなんですが、今回の企業オハラも石川県金沢市に本社があります。元気な企業が目立ちますねぇ。愛知県は自動車産業が絶好調で、他の企業が目立たない状況になっていますからね。こういう特集で取り上げてくれないのかな?なんて。
こんにゃくは鍋の具として冬に売上が伸びるけど、夏場は落ち込む。これを埋めるために試行錯誤して、到達したのが洋菓子。最初はくずきりを製造販売がきっかけで、洋菓子店から注文が入ったとのこと。
でも、いわゆるカリスマとも称される有名パティシエはこだわりが強いために、オハラへの要求水準が高すぎた。まあどちらの言い分も納得できる話ですね。
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「パティシエとのつき合いは本当に大変です。そもそも、彼らが作るレシピは2~3個、多くても10個程度のものです。そのレシピを使って一度に1000 個、2000個作ると、量が多いというだけで味が相当違ってしまうのです。大量生産と少量生産では、どうしても微妙な差が出てしまうようです」
その結果、パティシエと呼ばれる人たちは、オハラで商品を作る場合、何日も滞在して自らのレシピに少しずつ手を加えて大量生産でも少量生産と同じ味が出るようにレシピを変えていく。
「全くゼロからの共同作業と言ってもいいかもしれません。非常に手間がかかる。ほかの会社がやってこなかったのはなるほどと思いました」。小原社長は感慨深げに振り返る。
こんにゃくで苦しみ、どうしても夏用の菓子を成功させなければならないという背に腹は代えられない事情がなければ、オハラはこのような面倒なお菓子には挑戦しなかったかもしれない。また、北陸人特有の辛抱強さもあったのだろう。
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こういう関係が作られると強いですよね。パティシエもオハラも自分たちが作るものにこだわりや自負があったから、ここまでやれんたんじゃないかと思います。
工場での試作品と大量生産品との差はほとんどないと思いますが、お菓子の世界では違うんですね。こういうことなんてやってみなくては判らないことですからねぇ。
記事の中で「中小企業アドバイザー」という言葉が出てきたんですが、これって診断士じゃあ・・・ないですよねぇ!?。そうだったら嬉しいんだけど、診断士と書いてくれてないからなぁ。