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先日、痛いニュースで『警視庁の警察情報など1万件がWinnyに流出 巡査長のPCがウイルス感染』というのを発見。まぁ、呆れてものも言えなかったんですが、大西さんのブログにも取り上げられたこともあって、遅まきながら私もちょっと書いてみようかなと。
前に『危機感の欠如』で自衛隊のことを書いたのですが、今度は警察官がwinnyで情報を漏らしてしまいました。警察庁は昨年3月に『警察庁が緊急通達「私物PCでもWinny厳禁」』という通達を出しているにも関わらず、警察の内部情報が漏れたってのは、一体全体警察官のモラルはどうなっているんでしょうねぇ・・・。この巡査長は虚偽の報告をしていたということになりますね。この流出した警察情報の中には、取調調書なども含まれていて、そこからある女優(?)の個人情報がばれて、ブログが大炎上してしまいました。また、痛いニュースを読む限りでは、婦女暴行など非常にデリケートな事件についても、その詳細が明らかになったらしく、被害者がそのことを知ったときの思いはいかばかりかと。
根本的な解決策は、公務員が操作できるPCからwinnyを削除することです。それに加えて、モラル向上プログラムと罰則が必要じゃないかと。一人でも「自分は大丈夫」と勘違いしてる公務員がいないようにしないといけません。winnyの作者である金子氏に対策プログラムを作ってもらうことも必要なんですが、いたちごっこになりますからねぇ、この手の対策ってのは。
この巡査長、どういう処分を受けるんでしょうか!?。やっぱり懲戒免職ぐらいにならないと、けじめがつかないでしょう。個人情報が漏れた被害者に対する補償も考えないといけませんね。特に今回は非常にデリケートな情報が含まれているようですから、泣き寝入りをせざるを得ない人もたくさんいるんじゃないでしょうか!?。
大西さんも書いていますが、これほど官公庁や企業からwinnyのウィルスで情報が漏れるというのは、経営陣の危機意識のなさが一番問題なんだと思います。トップがもっと真剣になれば、下のものもきちんと対応するはずですし、もしもそうならない部下は切って捨てることまで考えないといけないのではないかと思います。これはwinnyの問題だけではありませんよ、それを肝に銘じてほしいなと。
winnyのポリシーは尊重しますが、いわば特効薬が毒薬に変わったようなものです。「君子危うきに近寄らず」。よほどの自信があっても近づかないことが一番です。