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日経ビジネスオンラインに『「こっそり稼ぐ個人」増殖』という記事を見つけました。
そのリードには
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サラリーマンや主婦らの間で「ネット副業」が一段と広がっている。
大半は少額収入に過ぎないが、中には月300万円程度を稼ぐ猛者もいる。
だが、詐欺やネズミ講まがいのサイトもあるため注意が必要だ。
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とあります。この記事のなかで、「おっ、ちょっと面白いな」と思った事例があります。
栃木県鹿沼市の露久保健二さんもその1人。地元郵便局の契約職員だった露久保さんは2003年5月頃から、アマゾンを利用した古本売買を始めた。自分の蔵書整理でアマゾンに本を出品するうち、「これはいい副業になる」と思いついたのがきっかけだったと言う。
「マニア本」も十分売れる 古書の仕入れも「(古書店のチェーン店である)ブックオフで買い込めば十分調達可能」(露久保さん)。100円で売られている本の棚などを見て回り、「マニア的な本などネット上で売れそうなものをなるべく買いながら出品していった」(同)という。 マニア的な商品や少量でも長く売れ続ける商品が全体の販売の多くを占める、ネット特有の「ロングテール現象」を直感的に捉えていた格好だが、次第に一般の古書店や個人の蔵書も買い取るようになってきた。ネット市場では、大量に出品するほど、売れる確率が高まるからだ。 勢いを駆って最近、郵便局も辞め専業に。もともと、ネット上の古書店名として使っていた「かぴぱら堂」として今は約1万冊を出品。月商100万~130万円を稼ぐまでになったという。 ただ、売れるまでは在庫として抱えることになるから、出品を増やすことは在庫増に直結する。その分は当然、コスト増になるが、倉庫で済む分、本物の古書店のような店舗は不要だし、地価の低い地方ほど有利にもなる。 実際の古書店は本好きの多い都会ほど有利だが、ネットの世界に入るとすべてが逆転する。全国に点在するマニアが顧客になり得るからそのハンディはないし、地価など在庫コストの面でも地方の方が有利になるからだ。露久保さんの副業はこの点もうまく捉えた格好になっている。 |
とはいえ、こういう成功事例はほんの少数であるのは確か。この古本屋の話を見聞きして、おなじビジネスモデルで展開してもうまくいくことはまずないと思います。身の回りにある「商売の種」を如何に見つけるか、その種を如何に花を咲かせるまで育て上げるかがなかなかできない。
この古本屋さん、きっかけは自分の蔵書整理から始まっています。これが商売の種。それをamazonに出品し、ネット古本屋として、月商100万円まで持っていった。これが花を咲かせることになります。
私自身、なんかいい商売の種はないものかと思うことがあるのですが、なかなか見つかりません。仕事柄、たくさんの社長さんと会う機会が拡がっている今、なんとかならないものかと、うだうだ考えてもいるわけでして。
でも、自分が表立って、商売を展開していけるかというと、ちょっと自信がない。この間、テレビでやっていた性格占いだと、私は「分析家」だそうで、そのコメント(内容はもう覚えていませんが)も当たっていました。
ということは、診断士という仕事はある意味天職なのかも知れません。