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自分ではネットでいろんな言葉に出会い、まあまあ知っているほうだと思うのですが、それでも初めて聞く言葉に何度も出会います。タイトルの「マックジョブ」も初耳の言葉で、てっくさんのブログ「Let's Blow! 毒吐き@てっく」の『マックジョブ-日本の怖い現実に続く・・・』で知りました。
このエントリは「おいしいハンバーガーのこわい話」という本から書かれてます。ブログによるとマクドナルドに限らず、アメリカ(?)のファーストフード業界では
「長く働きつづけて貸金が上がった少数の腕のいい従業員より、低い賃金でも喜んで働く未熟なパートタイムの従業員」を求めているとあります。また、
こうしたきびしい規則のおかげで、ファストフードの店では、いつでも同じ味の食べものを作ることができる。店員も注文にすばやく対応できる。そして会社は店員に対して、おそろしく大きな力をふるうことができる。管理システムやキッチンの機械にあらゆる知識が組みこまれてしまえば、店にはもう腕のいいコックはいらない。必要なのは、言われたとおりにやる人だけ。手に職のない従業員は、安く雇える。
このシステムはひとりひとりの能力を称えることはせず、ひたすら取りかえのきく従業員を求める。すぐに雇えて、クビにできて、取りかえのきく人間を求めているのだ。 |
日本のファーストフード店がどうなっているのか知りませんが、働いている人に「創意工夫」を全く求めていない。非常にアメリカ的な話ですね。じゃあ、日本の場合はどうなんだろうかと考えると、下手をするとこれよりもひどいのかも知れません。てっくさんも書いていますが、いわゆる「派遣」社員というシステムはマックジョブ以上なんじゃないでしょうか。
日本の場合、上にも書きましたが業務の中に「創意工夫」を取り入れることが当たり前になっているんじゃないか。その創意工夫に対して正当な評価をし、正当な対価を支払うのであれば問題ないのですが、企業規模が小さくなればなるほど、そういうこと(正当な評価と対価の支払い)ができなくなってしまいます。
愛知県は業況が好調で、有効求人倍率が1.40と人手不足の状況です。でも業種別に見ると差が激しいのも事実。そして、仕事が見つからない人もたくさんいます。これはどういうことなんでしょうねぇ。
最後にマックジョブの定義を書いておきます。
働く時間が長く、賃金は低く、医療保険もなく、きびしい規則につねに従わなくてはならない、というわけで、ファストフードの仕事の評判はよくない。その証拠に、内容がつまらなくて、貸金が低くて、手に職がつかない仕事は″マックジョブ″と呼ばれている。オックスフォード英語辞書、アメリカンヘリテージ辞書、メリアムーウェブスター辞書には、マックジョブとは、貸金が低くて、出世の機会がほとんどない仕事だと書かれている。
マクドナルドはそうした辞書の定義が気に入らず、わが社を正当に評価していない定義だ、と公式に批判した。だが、辞書を出版する会社は、実際にそのとおりの意味で使われているではないか、と反論している。 ひとことで言うなら、マックジョブは、あまり将来性のない仕事なのだ。 |