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今日、読売テレビの「たかじんのここまで言って委員会」でも取り上げられていましたが、新潟県は風評被害で大変のようです。IZAには『「死んだ町に…」風評被害で観光地閑古鳥』という記事で取り上げています。
記事によると
「どうして新潟県中越沖地震なの? 寺泊じゃ棚から物ひとつ落ちてないし、海だって安全なのに…。名前を付けるなら新潟県柏崎沖地震じゃないの」
こう吐き捨てたのは中央海水浴場の浜茶屋の女性(51)。寺泊にある4つの臨海学校用施設のうち、群馬県の吾妻広域町村圏、伊勢崎市、前橋市が臨海学校の中止を決めた。表向きは長引く余震が理由だが、原発の安全性に保護者が敏感になっている側面もありそうだ。 この中止で約7000人の宿泊が消える。食事や土産物、水族館見学など地元経済に与える影響は大きい。「被害がなく安全なことを説明していますが、風評が理由の中止なら残念だ」(森山信太郎支所長) 宿泊施設も深刻だ。海洋深層水を使ったお風呂とカニ食べ放題で人気の「きんぱちの湯」も例年なら8月のお盆まで予約でいっぱいだが、「7月中の予約は9割近くキャンセル。毎日75人のうち60人のキャンセルです。日帰り客も1日400~450人だったのが100人もない」と納屋富雄支配人は話している。 |
この「原発の安全性」うんぬんについて、一番の原因は東京電力が詳細をはっきりさせないことだと思います。放射能を含んだ水が海に流れたとか、放射性ヨウ素が飛散したとか、もうどうなっているんだ!と思いますよねぇ。東京電力のホームページに情報が公開されていますが、なんかそっけなく感じるのは私だけでしょうか。
とはいえ、東京電力のページに記載されている数値(放射線量)であれば、人体に影響を及ぼすことは考えにくいものです。まあ長時間浴びることがあれば、別なんですけどね。だから新潟に夏休みの旅行に行っても、原発がらみではなんら問題ないはずなんですが、世間はそのようには思ってくれないようです。
「余震が恐い」のであれば、わかるんですけどねぇ。
まあ東京電力の言い分も判らない訳もない。根本の原因は政府の原書力行政なんですから。私が聞いたところによると、放射性廃棄物って「低レベル」と「高レベル」の2つしかないそうなんです。普通に考えると低レベルや高レベルはもっと詳細に分類されていると思いますよね。ところがそうではない。おかしくありません??
また、番組の中で誰かが言っていましたが、国レベルの調査委員会うんぬんという言葉が新聞を見てもないんですね。経済産業省の下部組織(?)である原子力安全・保安院というのがあります。ここが対策の中心になるところだと私は思っていたのですが、ここのページを見てみると、17日に現地調査をしています。しているんですが、たった4人で大丈夫なんでしょうか?。これだと東京電力の報告をそのまま右から左へ流すだけしかできないと思うんですが。
原子力発電は日本の電力の1/3を賄っており、もうなくすことは出来ません。ただ、増やすことも難しい状況です。私は、原書力発電所については、より安全性を高めることを前提条件にして、増設もやむなしと考えています。でも電力会社がこのような状況では、国のスタンスがこんなのであれば、不安になっても仕方ないと。
地震の被害を受け、風評被害を受けのダブルパンチではやる気も失せるというものです。なんとか国レベルで対策を考えるべきなんじゃないかと思うのですが・・・、どうなんでしょうねぇ。
コメント (1)
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投稿者: Frederic | 2008年01月05日 05:41
日時: 2008年01月05日 05:41