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本当にエコな心とは!?


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 IZAの記事に【コラム・断】というのがあります。そこに今日は『本当にエコな心とは』というのがありました。筆者はさかもと未明さん。

 記事には

 先日、あるファストフード店で、ホットコーヒーを注文しようとしたときのこと。私の前に並んだ女性はアイスコーヒーを頼んだのにホットコーヒーが出てきたらしく、替えてくれといっている。これは当然の話。でも私は、捨てられようとするホットコーヒーがなんとなく気の毒になり、「私がそのコーヒーをいただきます」といった。これからが大モメだ。

 「いや、でもこれは捨てると決まっているので」

 カウンターの青年は拒否し、店内の客が全員私たちを見るくらいの騒ぎになってしまった。私はただの変なおばさんである。


 はっきり言って「変なおばさん」と思われてもしかたないと思いました。まあ店員の対応もよくないところもあるのですが、店員としてはマニュアル通りの対応しかできないのですから。もし、ここで女史の考える対応つまりホットコーヒーを女史に渡せば、評価を落とす行為になるわけです。また、別のお客からクレームを受ける可能性を考えると、臨機応変に対応するのは難しいと思います。

 私にとっては食べ物を粗末にすることこそ悪だが、若者にとってはマニュアルにない対応をすることこそが悪なのだろう。先日の新潟の地震の被災地でも、賞味期限の短いおにぎりやパンが廃棄処分とされた。非常事態だから仕方がないところもあるが、食べられるものを捨てるというのはいやな話だ。
女史の感性はわからないではありません。「もったいない」と思う心は必要なんですが、「マニュアルにない対応をすることこそが悪」と切り捨てることはできません。なんでそういうマニュアルが作られているのかを考えてみて欲しいなと。

 この記事に対するトラックバックなんかを見てみると、女史の意見に賛成がほとんどです。基本的には私もそう思うところが多い。でも企業のスタンスとして、クレーム対策の一環として考えれば致し方ないとも思えるわけです。それを一介の店員に文句を言ってもなぁ。

 まあ、女史の言いたいことは、

 最近は「エコ」だそうで、生ごみはコンポストで堆肥にしたり、過剰に細かく分別するのが流行だ。しかし、生ごみを大量に出し、プラスチック容器を消費する外食習慣を続けて、エコもないだろう。そういえば、こともなげにコーヒーを捨てようとした店も、分別に随分と力をいれていた。
ということだから、ここはまったく賛成なんですよ。
 でもその導入として、ファーストフード店の話というのはちょっとなぁと思ってしまいます。そういうマニュアルを作っているファーストフード店に対して言及するのであれば、納得するんですが。



 そのときの状況が見えないのでなんとも言えないところもあるのですが、双方とももう一言あったら、ちょっと配慮があったら「店内の客が全員私たちを見るくらいの騒ぎ」にはならなかったんじゃないかと思います。
 でもそんな対応をアルバイトに求めるのは難しいでしょうねぇ。

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2007年08月21日 11:40に投稿されたエントリーのページです。

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