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もうみなさんニュースで知っているかと思いますが、『10病院に受け入れ断られ、救急搬送の妊婦流産』ということが奈良県で起こりました。リンクしているIZAのページには詳しいことは書いていないのですが、よく調べてみると行政の問題ですましていいのか?と思ってしまうことがあります。
まず、救急車が呼ばれた時間と場所。『午前2時44分ごろ、橿原市内のスーパーマーケットで買い物中、「下腹部が痛い」と訴え、同居の男性を介して119番通報した。』なんだそうです。妊婦がなんで夜中の2時にスーパーマーケットにいるんでしょう。
また、『 女性にかかりつけの医師はなく、通報を受けた同組合が県内の空きベッド情報を確認したところ、県立医大病院(橿原市)にベッドがあったものの「手術中で対応できない」と断られたという。』ということで、かかりつけの医師がいないって!?。
妊娠したことが判っていないのであれば、かかりつけの医者がいないのは十分わかるんですけどね。『知人男性が「過去に流産している。今も妊娠しているが、切迫流産しているかもしれない」と119番した』ということですからねぇ。
このあたりを指摘されているのが、私の知る限りでは2つのブログ。1つは「暴れ熊ラスカル」の『ニュースはじっくり読もう』というエントリーと、「こんなのってどうかしら?」の『受け入れ難航、妊婦搬送の救急車事故で流産』というエントリーの2つだけのようです。
確かに、奈良県では昨年も妊婦が死亡するという事件がありました。大淀病院の事件です。これもドクターサイドの意見が書いてあるブログを読んでみると、当直医の対応には問題がないようにも思えます。ところがマスコミは、病院や医師の対応に重大な問題があるように書いています。
今回の事件でも、受け入れなかった奈良の県立医科大を非難する論調があるようですが、事件の表層しか指摘していないと思います。このようなことが起こった真因はなんだと思います?。Dr.Iさんのブログにもありますが、これは医療行政の問題。医療費削減のつけだと思うんですが。
コメント (1)
ブログ紹介、ありがとうございました。
患者サイドの問題に関しては。
正直、もっといろいろ思う事があるんですが。
それ書いちゃうと、また前以上ブログが炎上しますからねー。
あんまり、深くは書けないのですよ、残念ながら。
それにしても、マスコミは全く反省してないようですね。
これも、たらい回しではありません。
投稿者: Dr. I | 2007年08月30日 20:17
日時: 2007年08月30日 20:17