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2007年09月 アーカイブ

2007年09月04日

権利者側の言い分は


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 痛いニュースで『【著作権】 「年100万超の著作権使用料、突然なくなるとショック」「期間70年に延長を」と権利者ら…文化審』というエントリーを見つけました。ここには権利者側の言い分しか掲載されていないので、元記事(ITProの『著作権の保護期間延長問題、権利者側への反論相次ぐ――文化審』)を読んでみることに。

 この問題、著作権法での保護期間をどうするかというものですね。現行では(著作権者が死亡してから)50年間なのを、70年間に延長しようと議論している訳なんですが・・・、どう読んでも権利者側の意見って「わがまま」を言っているような気がしてなりません。

 権利者側の意見としては

「谷崎潤一郎、江戸川乱歩、横山大観などはあと数年で保護期間が切れる。彼らの遺族が受け取る著作権使用料は、それぞれ年間100万円を超える額だ。これらが突然切れるのはショッキングなこと。遺族の権利を守りたいし、それが作家のインセンティブ向上をもたらす」
(ミュージカルの世界で脚本、歌詞、楽曲を日米英の創作者が分担するというケースを仮定し、保護期間の算出方法の違いを説明する資料を配布。その上で、)「初演国が米国か英国か日本かによって、保護期間が変わってきてしまうという問題がある。こうした保護期間の長短が原因で、日本国内でのミュージカルの上演に影響が出る可能性も考えられる」
「作品を発表する場が有体物からインターネットへ変わってきている。欧米より先に保護期間が切れたからといって、日本のサーバーから世界へ向けてコンテンツが発信されるのを放っておいて良いのか。実際に不都合が現れる前に対策を講じておくべき」
「安定的な職業に就く人には退職金もあるし、株式や土地を買うこともでき一定の財産を残せる。一方で創作者は、生前にそうした財産を残すことはできず、ただ創作物を遺族に遺すだけだ。安定的な職業の人と差があって良いのか」
「希有な才能と並はずれた努力をした人を誰がとがめられるというのか。そういう人は死後50年といわず、いくらでも稼いで問題はないはず。議論の方向性があまりに平準化の方向に向かうのは良くない」
「日本が今後コンテンツ分野で海外展開していく中で、保護期間が短いままでもリーダー国として発言力を持てるのか。広い視点で保護期間問題を考えるべき」
 一方、反対意見としては
「日本文藝家協会は著名作家の遺族、それも40~50代以上の遺族のためだけに、現在自由に使えている(死後50年以上70年未満の)著作物を使えなくさせようとしている」
「谷崎潤一郎や横山大観の著作権切れは、そんなに悪いことなのか。十分に儲けた人がさらに収益を得るだけ。祖父の著作権で孫がのうのうとするというのでは、社会正義としてどうなのか」
「向こう10年で保護期間が切れる著作物のうち、経済的価値のあるものは1%以下だろう。その1%のために保護期間を延長すると、残り99%超の流通が阻害される。また、日本と欧米では著作権の規定が異なることも多いし、欧州と米国でも違う点は多い。なぜ保護期間問題だけを選別的に取り上げ、欧米に合わせようとするのか」
「日本のサラリーマンでも、近年は退職金が出ない人が増えている。創作者でも株式や土地を買うことはできるし、創作者とサラリーマンの違いはさほどない。日本の著作権法は罰則規定が世界的に見ても厳しくなっているし、米国の著作権法では相互主義を排除している。欧米にそろえるため保護期間を延長するというのは理由にならないし、延長したところで完全にそろうわけではない。都合良く長い方に合わせようとしているだけではないか。もし本当に保護期間をそろえたいならば、世界知的所有権機関(WIPO)に提案して、その決定に従うというのはどうか」
「以前の会合で実施した関係者からのヒヤリングにおいて弁護士の福井健策氏は、著作権に関連する契約を多数手掛けてきたが、法律の規定の違いが契約に影響することは一度もなかったと表明していた。そうした意見は尊重すべき。保護期間が短いからといって、日本で著作権関連の契約をしないという人はいないだろう」
「欧州連合(EU)では保護期間を延長する際、商品の自由流通や平均寿命の延びを理由として挙げていたが、そうした理由を日本にそのまま当てはめられるのか。物流や貿易を域内で自由化しているEUと日本は異なるし、日本のサーバーで公開したコンテンツに、例えばフランスからアクセスされることがどれくらいあるのか検証が必要。平均寿命も、かつて55歳だったものが75歳に延びていれば、その分著作者の存命期間が延び、保護期間もその分延びることになる。また著作者の寿命が延びれば、著作者の死亡時点における子供の年齢も上昇するわけで、遺族の財産保護の必要性を正当化できないのでは。賛否いずれにせよ、十分な根拠を出すよう慎重に検討すべき」

 どっちが説得力あるかって、言うまでもないと思います。どう考えたって反対側のほうがまともな意見としか思えない。

 著作者が亡くなってからの権利を一定期間保護する意義はわかります。例えばゴッホは生前はまったく評価されていなくて、死んでから評価されています。そういう意味では保護すべきという意見には反対しません。でも延長すべきという意見は、全く論理的でないと思いませんか?。
 元々アメリカが50年を70年に延長した理由、これって自国著作物(つまり初期のハリウッド作品など)を保護するためだと言われています。まあ、ミッキーマウスを守りたい訳です。つまりアメリカのわがままなんですよ。

 また、親の財産を受け継ぐことはよしとしましょう。でも70年に延長して孫の代まで受け継ぐ正当性ってあるんでしょうか!?。ましてや「年間100万円超の著作権使用料、突然なくなるとショック」なんてどう考えてもエゴです。「祖父の著作権で孫がのうのうとするのは、社会正義としてどうか」のほうが納得できると。

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2007年09月05日

子供と子ども、障害者と障がい者


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 ちょっと古い話ですが、痛いニュースに『「障害者」表記を「障がい者」へ』というエントリーがありました。元記事は東奥日報(青森県)の記事です。

 もともと障害者という文字は障碍者というものでした。この「碍」という漢字が当用漢字ではないために、「害」という漢字を使うようになったとう経緯があります。それを無視して「害」という文字のイメージがよくないということで、ひらがなに置き換えるというのはおかしい。それよりも碍という文字を当用漢字に入れたほうがいいと思うんですが、どうなんでしょう。
 元々使われていた「碍」という漢字はどういう意味なんでしょう。ちょっと変わったサイト「サンルイ超漢字検索サイト」で検索してみたところ

句点コード(1923) シフトJISコード(8A56)
(礙の異)(準1級)
ガイ・ゲ・さまた-げる・ささ-える

碍子 がいし 電線と柱を絶縁する器具。
無碍 むげ さしさわりがない。

とあります。もう一つ「害」という文字を yahoo!辞書で調べてみると
悪い結果や影響を及ぼす物事。「健康に―がある」「農作物に―を及ぼす」←→益。
とあります。
 やっぱり「碍」を使うべきなんじゃないでしょうか。

 この話の証拠を調べているうちに、あるサイトにたどり着きました。それが『差別用語”と呼ばないで』というところです。ここに「障害者」や「子ども」について詳しく記載されています(ここのサイト読み応えがあるんです。あっという間に1時間以上経ってました)。
 「子ども」の話もそうです。詳しい所は、上のリンク(「差別用語と呼ばないで」)を見てもらうといいんですが、「子供」は「大人の所有物でもないし、よってお供ではない。お供え物でもない」ということで、「供」という漢字をひらがな表記にしようとしたようです。おかしい、絶対におかしいです。

 言葉はうつろうもの。時代とともにその用法や意味までも変わってしまいます。例えば「全然」というのは、必ず「ない」という否定形がつくものでした。「全然問題ない」というようにですね。ところが今は「全然OK」でも通用し出しています(私としてはちょっとおかしいよなぁとは思うのですが)。まあ、「全然。OK」と言っているんだと解釈できないことはないんですけどね。

 話を戻すと、問題がある(と思われる)漢字を安易にひらがなにするというのは、その語源・用法や意味を考えるのであれば、大間違いだということです。こどもは「子供」、しょうがいしゃは「障碍者」なんです。たしかに「障害」という漢字を使うのは間違ってます。だからといって「がい」とひらがなにするのは間違いで、「碍」という文字を使えるようにすべきなんです。

2007年09月07日

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 IZAに『当然?やりすぎ?平手打ち警官に激励2000件』という記事が。これはもともと時事通信が『2007/09/05-08:57 巡査長を現行犯逮捕=高校生を平手打ち-神奈川県警』という記事への反応を書いたもの。この時事通信の記事だけを読むと、件の警察官のことを悪く言う人はあまりいないと思います。がIZAの記事を読むと、「おいおいおい」と思えるような内容が。

 時事通信の記事は痛いニュースにも取り上げられていました。全体としては「なんで警官が逮捕されるのよ!?」という論調です。私自身そう思いましたが、「なんで、電車から降りた後なん??」とも思ってました。高校生も悪いところがあることは否定しません。実際悪ふざけでも、拳銃と見間違うようなライターを持っているというのは、ちょっと非常識ですよね。

 IZAの記事を読んでみると

 監察官室によると、生徒は4日夜、相鉄線の二俣川駅で急行電車から普通電車に乗り換えて、車内で拳銃の形をしたライター(全長約36センチ)をホームに向けてふざけていたが、駅員数名に注意されるとすぐにバッグの中にしまった。
 その後、生徒が友人と談笑しているのを別の車両から見た巡査長は「反省していない」と感じ、鶴ケ峰駅で降りたところで生徒がいたため、階段を下る途中でいきなり怒鳴りつけ少年の髪の毛などをつかんで階段から下ろした。そして生徒に平手打ちを浴びせたほか、バッグからライターを出させ、投げ捨てた。

 生徒はおびえて言葉を発することができず、口論などはなく巡査長が一方的に暴行を加えたという。巡査長は同僚と酒を飲んだ帰りだった。

とありますから、どう考えたって警官が悪いですよね。

 このように、ある事件を報道したあとに訂正というかフォロー記事が出ることはあまりないと思います。今回は母親からのクレームもあって、県警監察官室としても詳細を報告せざるを得ない状況になってしまったのだと思います。でも県警監察官室からの報告がなければ、そのままになってしまっていたのではないでしょうか。新聞記者も忙しいというのはよくわかっていますし、自分の足で記事の裏付けをしていると思うのですが、警察などの報道発表を伝えることしかしていないですよね。

 いままで私はニュースを鵜呑みにしないことを言ってきたつもりです。今回の報道はそれを裏付ける1つの事例なのではないかと思います。とは言え、まだまだ鵜呑みにする人は多いんですよね。どれが事実で、どれが事実でないのかを簡単に知る術がなかなか見つからない。
 そういう術を子供達には是非身につけてほしいと切に思っているんですが・・・。

2007年09月08日

一次試験の結果発表


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 昨日、8月の4・5日に行われた中小企業診断士一次試験の結果が発表されました。全国で2,418名が合格し、合格率は18.93%です。中小企業診断協会のHPにその結果が公表されていますが、合格率は詳しく掲載されていませんでしたので、ちょっとexcelで計算して見ました。
申込者数受験者数合格者数合格率(%)順位
男性15,75512,0422,30719.16 
女性1,09073411115.12 
20才未満5034411.766
20~293,6252,50947018.732
30~396,9325,2891,15221.781
40~493,7482,88749016.973
50~591,9541,59224115.144
60~694944296013.995
70以上423612.787
札幌3612953110.517
仙台5364255011.766
東京9,3656,9991,45120.731
名古屋1,6511,25123919.103
大阪3,3122,53649119.362
広島5904455912.974
福岡1,0308159711.905
となりました。
 ここで注目したいのが年齢別の合格者数。合格者数・合格率ともに30歳代がトップです。20~49才で合格者数の87.34%ですから、社会人が大半ということになりますね。70才以上で1名合格されているのもすごいですね。
 今年合格された人は、今年と来年の二次試験への受験資格があります。是非合格してくれるといいなと思ってます。

2007年09月10日

ソフト屋の顔とコンサルタントの顔


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 土曜日の注文しておいた中古PCが届いたので、昨日の日曜日は久々にソフト屋さんの顔になって、CentOS(Linux のディストリビューションの一つ。RedHat系)をインストールしていました。最近のディストリビューションはrpm形式がほとんどで、インストールもよくわかりません。でもさすがにそこは linux です。ちょこっとググってみると、たくさんでてきます。
 あるサイトを参考にして(って言うか、もろそのままで)インストールしていみたのですが、一部のソフトがうまく設定できませんでした。いや~、なかなか難しいです。

 で、力が入ってふと気づいたら午前様(正確に言うと午前3時)。慌てて自宅に戻って、目が覚めたら9時を回ってました。急いで支度をし、事務所に到着。今日はコンサルタントの顔をしなくていはいけない日です。午後から中小企業基盤整備機構へ顧客と同行して、ある補助金の話を聞いてきました。

 だんだん体力が落ちてきているなかで、ソフトを作ったり、セットアップしていくのが辛くなってきています。でも根っこの部分はソフト屋さんが大きく占めているので、意地でも辞められないんですよね。

 「三十にして立つ、四十にして惑わず」と孔子の論語に出てくる言葉ですが、公私ともにあっちこっちにふらふらしていて、なんとも落ち着いてない。もう三年もしないうちに「天命を知る」年になってしまうのですが。

2007年09月11日

プライバシー確保のむずかしさ


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 たまたま読売新聞の大手小町(まあ、いわゆる掲示板ですね)を読んだら、「調剤薬局がうっとうしい」というトピックを見つけました。簡単に言うと、調剤薬局で薬をもらう際に、薬剤師さんに問診されるのがうっとうしいからなんとかならないものかというもの。問診自体は薬剤師さんの業務の一環ですから、これを否定することはありえない。でも他人に大きな声で、他人の目や耳を憚ることなく問診されるのはプライバシーの侵害じゃないかと、患者の立場から意見がありました。

 詳しくは当該トピック(http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2007/0516/130073.htm?o=0&r=1)を読んでもらいたいのですが、一応全部の書き込みを読んだ上で、「薬剤師さんって意外と顧客満足を理解していないんだなぁ」と思いました。例えば、私が皮膚科で水虫を治療しているとします。処方箋を持って調剤薬局へ出向き、薬を買うとしましょう。そこで問診が入るのですが、そこでの会話が他の人に聞こえないような対策をされていれば、どんな会話になっても気になりません。でも、他に薬をもらいに来た赤の他人に聞こえるようなところで、そのような会話がされたら、他人に自分が水虫だということが知られてしまいます。もし知り合いがそこにいたら・・・。
 これが水虫ではなくて、STDだったりEDだったりしたら・・・。私だったら恥ずかしくて穴があったら入りたい気分になるのではないかと。

 薬剤師として守秘義務があります。これは業務で知り得た情報を他人に漏洩しないことをうたっています。このため、書類などの管理方法については学校などできちんと勉強していると思います。会話を人に聞かれたことが守秘義務に反するかと聞かれると、私はグレーゾーンなんじゃないかと思っています。
 でも、プライバシーの侵害にはあたるんじゃないかと思います。自分がどんな病気に罹っているのかを他人に知られたくないですからね。小声で話すとか、具体的な病名などを言わなければ、他人に知られない訳ですからちょっとの配慮なんですけどね。

 考えるに薬剤師さんは一般の人がそう思っていることを理解できていないんでしょう。またそういうことを学校でも教えていないのではないかとも思います。でもこういうことって、薬局経営を考えればものすごく重要なことです。恥ずかしい経験をした人は、そのうちその薬局を利用しなくなります(病院との関係とか、薬の在庫関係でその薬局に行かないといけないということもあるので、利用客が減少しない場合も当然考えられる)。また悪い評判がたつ可能性もあります。こうなってくると悪循環のサイクルに入ってしまい、最悪の場合つぶれてしまうかも知れません。
 話をプライバシーに戻すと、ほんの小さな配慮で確保することができます。例えば、小声で話すとか、銀行ATMのように次の人を少し後ろで待ってもらうとかするだけで違うんです。プライバシーを完全に守ることはとても大変なことで、100%守ることは無理なことだと思います。それでもちょっと考えるだけで大きく改善されるはずです。

 お客の立場に立って考えることができれば、その解決策はすぐに見つかるはずです。実際、トピックのレスにもこのトピックを読んで改善した薬局の話がありました。お客に「次もここに来たい」と思わせること、それは薬局のみならず経営の基本なんだということです。

 自戒を込めて、この話を書きました。どこかの政党のようにブーメランで自分に戻ってこないことを祈りつつ

2007年09月12日

学校の連絡網と個人情報保護法


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 出勤時間は結構ゆっくりしてて、朝のワイドショーを見る余裕があります。今日のとくダネに学校の連絡網がなくなっていることをオープニングトークで言っていました。ニュースソースは朝日新聞(今の時点で、朝日のサイトには掲載されていないようです)。この話を聞き、気になったので「学校 緊急連絡網」でググってみました。そうすると、緊急連絡網サービスが事業化されていることがわかります。

 事務所にいるパートさんに、連絡網のことを聞いてみました。彼女の子供さんが通学している学校には連絡網はないそうです。2年くらい前に廃止したとのこと。もう少し詳しく話を聞いてみると、連絡網の上位に名前があると結構面倒なんだそうです。単純に考えると、自分の下に位置する人に連絡するだけのはずなんですが、連絡が取れないことがよくあるそうで、結果的に何人も連絡することになるらしい。
 台風などで緊急に下校するときなどは、予め登録されている(携帯の)メールアドレスに連絡を入れるとのこと。迎えにこないときには、携帯に電話する→登録された勤務先などに電話するというプロセスになるとのこと。まあそれほど「緊急事態」が起こることはないとは思いますが、先生も大変だなぁと思いました。

 個人情報保護法から見ると、連絡網を作ることを禁止しているものでありませんし、クラス名簿を作成することも否定していません。管理をきちんとすれば問題ないんです。ただし、プライバシーは別物。クラス名簿に保護者の名前が入っており、そこから母子家庭であることが判るなんていうのは、プライバシーの問題なのではないでしょうか。


 個人情報保護法について、もう一つとんでもない話がIZAにありました。IZAの正論というコラムに『【正論】加藤秀俊 「個人情報保護」の行き過ぎ』という記事があります。これを読んで驚いてしまいました。

 そんな矢先、ある政府系金融機関から通知がきて、これまで定期的に送ってきたPR雑誌の「個人宛」郵送を中止する、という。その理由にいわく。

 「皆様に送付する際、封筒にご住所や氏名を記入しており、この宛名にかかる個人名は個人情報でありますことから、仮に誤配達があった場合に皆様の個人情報が漏洩(ろうえい)するという可能性があることは否定しきれません。そこで勝手ながら、送付先につきましては勤務先住所、勤務先宛のみに限らせていただき、個人名を削除させていただきます」

 要するに「個人情報保護」の立場から自宅宛の郵送はしないことにした、というのだ。まあ「個人情報保護法」をよくもここまでバカバカしく解釈なさるひとがいるものだ、とまずびっくりしたが、それより先に腹が立ってきた。

 もう、あきれかえるしかない話です。郵便物の誤配から個人情報漏洩まで行き着く論理が判りません。個人情報保護法でいう管理責任は、郵便局の誤配まで言及してませんよ、どう考えたって。

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2007年09月13日

阿倍政権は後世にはどう評価される??


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 あんな形で退陣するとは誰も予想できなかったんじゃないかと思います。
 今回の首相辞任、非常に穿った見方をすれば、官僚と自治労に負けたんじゃないかと思います。天下りを禁止し、社保庁を解体する・・・。これをそのままにしている官僚、自治労じゃないですよねぇ。それに加えて「政治と金」でバッシングされてしまいました。
 阿倍さんの功績が全く評価されないというのは、本当不思議です。強行採決というあまり褒められたものではないにしろ、教育基本法改正とかもっと評価されていいところがあると思うですが。マスコミの偏向報道のせいですよねぇ、どう考えたって。

 そういう意味では、ネット世論というのは全く当てにならないものだというのが、痛感しました。まだまだマスコミの力って強力なんだなと。

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2007年09月14日

派閥政治への逆戻りなんだろうか?


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 昨日は麻生一色だったのが今日は福田一色と、一日でこうも大きく変わってしまうのかと驚いてしまいました。一体全体、自民党ってなんなんでしょうねぇ。

 福田氏って昨年の総裁選では自らの年齢を理由に出馬しなかったのに、1つ年を重ねたにも関わらず出馬するんですね。まあ、これは自身の政治信条もあるでしょうから、よしとしましょう。でもその尻馬に乗るように福田氏を推す派閥の多いこと。どう見たって、おこぼれ頂戴としか見ることができない。
 こんな政党が第一党というのが、本当に情けないですね。

 じゃあ、野党だったら大丈夫なのか・・・とも思えない。今選挙があったら、投票したい政党がまったくないとしか言いようがない。日本の政治家って、本当に小粒になったなぁとしか言いようがありません。

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2007年09月15日

理科離れを推し進めるもの???


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 政治の話から教育の話に変わります。私は元々理系の人間で、最近の理科離れには日本の将来にとって大問題だと思っています。で、痛いニュースに『市民団体の要望で中学生のマウス解剖中止 「生命の大切さを知るために殺すのは本末転倒」』というエントリーを見つけました。元記事は東京新聞です。
 渋谷区教委が主催する中学生向けセミナーで、マウスの解剖を行うことについて、市民団体「動物実験廃止・全国ネットワーク」と「地球生物会議」(文京区)が中止するよう要望し、区教委は十四日、中止を決めた。

 セミナーは、中学生の科学離れを食い止める狙いで毎年開催しており、解剖や化石の発掘など、学校ではできない本物に触れる実験や体験を行っている。ことしは全五回で、区内の中学生十四人が応募。初回の二十九日がマウスの解剖だった。昨年まではカエルを解剖していたが、両生類の致死率が高いツボカビ病が今年、国内で初確認されたことなどから、マウスに替えたという。

 区内の会員が区報で募集記事を見たのがきっかけで、両団体は▽映像など代替方法がある▽生命の大切さを知るために殺すのは本末転倒▽インドやスイスでは子どもの生体解剖を禁止している-などと十二日、文書で中止を要望した。

 あぁ、一体なに考えているんでしょうねぇ、この2つの団体って。中学校の授業でやっているんじゃないですよ。そういうのに興味がある中学生なんですから。こういう実験というのは非常に大きな経験になるんですからねぇ。
 ここにある反対意見、もっともらしくありますが理由になっていないと思います。
(1)映像などの代替方法がある→解剖経験と比べれば全然効果が低すぎます。
(2)生命の大切さを知るために殺すのは本末転倒→人間が生きるために、いろんな動物の犠牲になっていることを、身をもって体験することとのほうが重要じゃないですか!?。
(3)インドやスイスでは子どもの生体解剖を禁止している→他国と比較する意味がわからない。

 まあ、正直な話、私もマウスの解剖だとちょっと引きますけどね。でもね、こういう実験を学校でしなくなったことが理科離れの一因でもあるわけです。もっと児童・生徒にはそういうことを体験するチャンスを与えることが必要なんですよ。それを

 両団体の事務局を務める東さちこさんは「ネズミの解剖中止は一つの成果だが、カエルや魚ならよいわけではなく、今後も運動を続けたい」と話した。
って・・・。
 人間はこういう動植物のおかげで生きています。ましてや、大学や研究機関では、実験動物の供養塔を作っていることが多いです。つまり実験動物の犠牲に感謝して、日夜研究しているわけです。無駄な殺生はしていないんです。
 解剖の前に実験動物に感謝し、終わったらきちんと供養する。これってものすごく教育効果が高いですよ。論理の飛躍と言われるかも知れませんが、「動物・人間の死」というものに関わることが、切れる子供を作らないための一手段なんじゃないかとも思います。

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2007年09月20日

ちょっとお休みすると


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 日曜日から3日間、中国は西安に行ってきました。昨日も含めて4日間ブログをお休みしたのですが、ランキングは急降下。一応自分でも毎日1クリックしていますので、自分しかクリックしてないみたいですね。

 まあそんなもんか!?と思いつつも非常に寂しいものです。

 で、マル経の審査会が18日にあり、なんとか拒否されなかったようで、これで車の支払いができます。でも借金が増えるのは気が重いですね。その車なんですが、納車は来月になるとのこと。いや~、長いですねぇ。まだ10日以上も代車を乗らないといけないと思うと、頭では判っているのですが大変です。

 その車の支払いについて、昨日車屋さんに電話しました。
私:「トータルでいくら払うのか、また振込先を教えて下さい」
車:「見積書の金額ですけど」
私:「(^^;。じゃあ振込先は?」
車:「私のところに振り込んで下さい」
  いろいろあって
車:「じゃあ振込先はFAXしますから」
 計算書くらい作れよと思っちゃいましたよ。でよくよく考えると、全損金額が計算されていません。今日事務所に来たら、車とカーナビの見積書と全損金額が車屋さんに振り込まれたことを示す銀行からの取引書がFAXされていました。いくら親父さんと息子がやっているちいさな中古屋だとしても、計算書くらいは作っても罰は当たらないと思うんですけどねぇ。
 こういうささいな事が、あとあと大きく影響するような気がします。

 一応、明日クレームというか、なんというか、電話してみようと思います。

 あっ、明日からは西安で撮影した写真をアップする予定です。乞うご期待(笑

2007年09月21日

NTT東日本で個人情報流出


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 ITMediaのニュースに『NTT東、顧客情報3万件がWinny流出』という記事がありました。
 NTT東日本は9月20日、元社員の自宅PCがWinnyのウイルスに感染し、顧客情報約3万件と、社員情報約1万件が流出したと発表した。流出した情報の不正使用は確認していないとしいう。

 流出したのは、個人顧客の情報1万9821件と、法人顧客の情報1万1275件、社員情報1万193件。顧客情報には、氏名、会社名、住所、電話番号、メールアドレスと、銀行口座番号も4件含まれていた。

 同社東京支店元社員の自宅PCがWinnyのウイルスに感染して流出した。

 同社は再発防止に向け、ファイル交換ソフト利用禁止など情報管理を徹底していくほか、退職時にも個人情報の扱いに関する誓約書を提出させる。退職者組織と連携し、退職者のPCに顧客情報が保存されていないかも確認する。

 NTT東日本でのニュースリリースはここにあります。なんてことでしょうねぇ・・・、天下のNTTがwinnyですか!?。一体全体どうなっているんでしょうねぇ。

 記事には「元社員」とありますが、いつ退職したんでしょうかね、この「元社員」は。まさか情報が流出したのが判ってから退職させたんじゃあない・・・ですよね(^^;。しかし、退職した社員としてもそのようなデータを自宅に持っているというのは、簡単にデータをコピーできたということにもなります。これは大問題ですよ。

 先日市内にある会社を訪れたのですが、そこのセキュリティ管理はしっかりしていました。監視ソフトを導入し、リムーバブルメディアへの書き込みをチェックしてます。また最近 thin client システムを導入して、端末からデータをコピーできないようにしています。
 まあ、どれだけやっても抜け穴はあるのですが、これくらいはしないと管理者としては不安になってしまいますよね。

 このような報道ではwinnyが悪者になってしまいますが、本当は違います。winnyに感染するウィルスが悪さをしているんですね。もっというと、社員のモラル低下が問題なんだと思います。これはある意味飲酒運転と同じなんじゃないかとも思えますね。自分だけは大丈夫と勘違いしているんです。winnyの被害では人の生死に関わることはないですが、飲酒運転の場合はねぇ。厳しい言い方をすれば、殺人ですよ、飲酒運転というのは。
 でも、どこかに気のゆるみがあって、「事故らない」と思っているんです。テレビや新聞などで飲酒運転での死亡事故がほぼ毎日報道されているにもかかわらず。

 こうなると、データ管理も「性悪説」にたって対策を講じるしかないのですが、個人の自宅にあるPCを会社側が強制的にチェックできないですからね。困ったものです。

2007年09月24日

西安へ行ってきました (1)


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 今回の自民党総裁選やちょっと気になった裁判のことを書こうかとも思ったのですが、どうもまとまりません。ということで先週行った西安についてのレポートを何回かに分けて書こうかと。

(1)駐車場でのトラブル???
 16日の午前7時にセントレアに集合ということで、6時45分に民間の駐車場に到着。が、誰もいません。そこで電話を掛けると、携帯に転送されたようで、「車の中でしばらく待っていて頂けますか」とのこと。雨もパラパラしていたこともあって車の中でちょっと待ってました。1・2分したところで駐車場の人がやってきたので声を掛けるとなんか不審人物を見るような目で応対してくれます。まあ、それはいいとして、
 駐:「帰りも一人ですか?」
 私:「たぶん一人です」
と言った途端、なんか切れたようで、
 駐:「多分って(どういうことだよ)。お宅は、ここ初めて?」
 私:「いや、3回目くらいですかね」
 駐:「じゃあ、帰りにどこで電話をするか、どこで待つのか、言って下さいよ」
と怒った口調で言ってきました。
 実はメンバーの中に三河方面が私を含めて3名おり、早く戻れるようだったら同乗してもいいかな?と思っていたんですね。それで「多分」という言葉になったのです。駐車場側としては、空港まで出迎えをしますので、曖昧な返事は困るということは判ります。でも、それで切れちゃあダメダメですよね。もう私二度とその駐車場使いませんよ。名前を明確にしませんが、その駐車場の悪い印象をみんなに言いますから。

(2)上海空港にて(乗り継ぎって結構不安になりました)
 飛行機は定刻に出発し、最初に上海の浦東空港に到着します。でもそこから西安行きの飛行機に乗るのが大変でした。私たちが乗った飛行機は、名古屋発上海経由西安行きです。一度上海で入国手続きをして、同じ飛行機で西安に行くようになっています。この入国手続きをするために一度飛行機を降りないといけません。「どこで乗り継ぎの手続きするんだろう」不安に思いながら通路を歩いていると、荷物受取場所前のところで係員が「西安・西安」と言っています。西安行きの旅行者はここでチケットみたいなものを受け取り、係員の誘導で国内線乗り場に向かいます。
 最初のゲートをくぐると、税関の申告書を渡せと言ってます。「あれれっ、ここで???」とは思いながらも渡しました。でもう少し歩いてパスポートと手荷物チェックをすませます。でようやく国内線乗り場に到着です。なんかもたもたしていて、搭乗時刻まであまりありません。そこに搭乗口はすごい人だかりでちょっと焦ってしまいました。実は搭乗時刻が遅れてたので、急ぐ必要はなかったんですけどね。
 で搭乗が開始されるのですが、ゲートには飛行機はありません。バスで移動なんですね。ようやくさっきまで乗っていた飛行機に戻ることができ、一安心でしたよ。でもここからは国内線ということで、アナウンスが中国語と英語しかありませんでした。
imgp2628.jpg

(3)西安空港にて
 出発時刻が若干遅くなったものの、飛行機は順調に西安に向かいました。で、降りたら税関の申告書を出せと言うじゃないですか!?。上海で渡したと言い・・・たいところなんですが、中国語がはなせませんのでしかたなく申告書を記入し直しです。でゲートをくぐると現地ガイドの郭さんが待っていました。

(4)一日目
 空港から西安市内までは1時間弱。3時半すぎに空港を出発し、最初の観光地?である城壁に到着したのが4時半です。城壁というと、日本の感覚では城の周りを巡らせた石垣みたいなものなんですが、さすがに中国、スケールが違います。全長14kmで車が十分走ることができる幅がありました。ここを半分ほど、輪タクで移動しました。日本でツアーガイドを眺めていたときには「輪タク???」とは思ってたんですが、そういうのを使わずには移動できないですね。imgp2660.jpg

 この後は一旦ホテルにチェックインしてからショーを見てから食事と足ツボマッサージです。
 夕食は唐楽宮というところ。外国人相手にショーを見せてそのあと食事をするところです。食事は「宮廷料理」となってまして、非常に上品な食事でしたね。中国の食事は大抵ドカドカドカと皿に盛って料理を出すのですが、ここは一皿ごとテーブルにサーブする形式になってました。
 最初にショーを見て、建物の中をちょっと移動して食事なんですが、ショーの会場、席がかぶりつきの位置だったがちょっと不満でした。全体が見づらいんですよね、一番前というのは。こういうところはあまり考えてないようです。

 ちょっとした気遣いというか、相手のことを考えればもっと印象よくなるんですけどねぇ。

 明日に続く・・・かなぁ???

2007年09月25日

西安へ行ってきました (2)


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 2日目は朝8時半にホテルを出発。当初の予定だと、最初に始皇帝陵に行くはずだったんですが、朝の交通ラッシュを考えてガイドの郭さんが午前と午後の予定を入れ替えました。

(1)陝西歴史博物館
 西安市の観光局というページにその説明がありますので、それを引用しますね。

 陝西歴史博物館は,国家級の現代的な大型博物館である。大雁塔から西北へ1kmの所にあり,敷地面積は約7万㎡で,建築面積は5万㎡である。建設投資が1.44元で,1991年6月から一般公開された。博物館の建築は古風典雅で,一風変わった雰囲気が漂っている。館内には,陝西省内に出土された逸品11.3万点(セット)収蔵され,展示室の面積は1100㎡もある。前史、周、秦、漢、魏晋南北朝、隋唐、宋元明清の7部分に分けて,115万年前から1840年までの陝西の歴史を物語っている。
と説明はすごそうに思いますが、まあ普通かなと。行ったときは建物の補修中で、別の建物で展示されていました。
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(2)大雁塔
 これも西安市の観光局から引用します。

 大雁塔は,西安市から南へ4km離れた大慈恩寺の中に聳え立っており,中国の仏教名塔の一つである。大慈恩寺は,隋の開皇9年(西暦589年)に創建された。唐代には合せて13の庭園と1897の部屋があった。雲閣禅庭と高楼宝殿が非常に立派に作られていた。唐王朝は,名高い玄奘法師を大慈恩寺の住職に招いた。大雁塔は,西暦652年に創建された当初は,5階で高さ60mであった。西暦704年に10階に建直された。その後,戦乱で破壊され,西暦930年に7階に再建され,高さ64mとなった。楼閣式の煉瓦造りで, 煉瓦を研磨して隙間を合せる という建築法を採用された。その特徴は,煉瓦で木造の斗組の風格を現すことにある。
ということで、大雁塔に登りました。7階まで登ると景色がいいですね。
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(3)華清池
 楊貴妃が使ったという足湯があります。つまり温泉が湧いているということです。説明は西安市の観光局のページを見て下さい。

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(4)秦始皇帝兵馬俑館(世界遺産)
 もう説明しなくてもいいくらいのものですね。一応、西安市の観光局から引用しますと、

 1974年3月,臨潼県晏寨郷西楊村の村民が秦始皇陵の東1.5kmの所で井戸を掘る時,意外に兵馬俑坑を発した。発見順序で1、2、3号坑と名づけられ,総面積は22780㎡ある。1号坑には,約6000体の戦袍武士俑が実戦軍陣で配列している。2号坑からは,1000余体の陶俑及び500体の車馬が出土している。3号坑には,馬俑が4体、馬車1台及び568体の陶俑がある。秦兵馬俑は体格が逞しいだけではなく,製法も精緻で,造型も正確で,工芸水準が高い。当館では,また数万の実戦兵器が展示され,種類が揃っており,皆巧みで非凡な技芸を見せている。当館は,中国十大名所に選ばれ,ユネスコに世界人類文化遺産に登録されている。
とあります。兵馬俑しっかり見てきました。なかなかすごいですよ、ここは。絶対に見るべきだと思いました。
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 ただ、見終わったあと、駐車場への道には現代風の建物があり、ここにはいろんな店(土産物やさんかな)が入るんでしょうが・・・ガラガラでした。

(5)秦始皇帝陵
 始皇帝は即位してすぐに自分の墓を作り始めたとのことで、兵馬俑館から近いところに陵があります。でもここは遠くから見るだけのほうがいいような気がします。上に登ったのですが・・・なにもありません。

(6)夜景
 鐘楼広場から鼓楼までをゆっくり歩いてみました。イスラム系の商店街なんかもあり、面白かったですよ。

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 この日は歩きました!!。かなり疲れたこともあり、またマッサージに行ってしまいましたとさ(^^;。

2007年09月26日

やっぱり・・・わからんよねぇ


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 ここ数日、池田信夫氏のブログに注目していたんですが、hamachanこと濱口桂一郎氏との論争??になってしまい、余計に判りづらくなってしまいました。

 元々は『労働組合というギルド』というエントリーから始まっています。ここに書いてあることについてはなんとか半分以上理解できたのですが、コメント欄と濱口氏のブログhttp://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/、特に『半分だけ正しい知識でものを言うと』を読んでるとどうも混乱しちゃいますね。
 そういう意味では『裏表(Phinloda のもう裏だか表だか分からないページ)』(フィンローダさんのブログ)に賛成というかまったく同意ですね(プロファイル見て、「あぁあのフィンローダさんなんだと思っちゃいました。いや~懐かしい名前ですよ)。

 話の根元は格差社会問題。現状では、ワーキングプアと言われている低所得者層が増えていることなんですよね!?。そこには正規社員と非正規社員が存在することが、問題の根元だと池田氏は述べている(と理解している)。そこには労働組合があって、正規社員の既得権益を守っている。それがダメダメなんだと。

 確かにそう感じるところはたくさんあります。特に官公庁の労働組合は全く酷いものだと思いますね。社保庁しかり、全逓(こっちでよかったよなぁ)もそうです。自分たちの既得権益を、どうすれば守ることができるかしか考えていないとしか言いようがないです。
 でも企業別労働組合はどうなんでしょうね。自分たちの権利を主張しているのは間違いないですが、主張しすぎると最悪の場合には所属している企業がつぶれてしまいますから、どこかで妥協しているんじゃないかな?とも思えるんですよね。御用組合というのもありますしねぇ。
 ただ、こういう企業別組合が集まった産別労連や連合になっちゃうとおかしな方向に進んでいるとしか思えない。

 正規社員とか非正規社員と言っても、これは大企業の問題のような気がしてならないんです。中小企業にとって正規社員だろうが非正規社員であろうが、ともかく労働力が欲しいんです。ただ、雇う費用が出ないんですね。取引先からは納期短縮とコスト削減を強力に言われながらも、品質を落とすことができない。極端な言い方をすれば、じわじわと真綿で首を絞められているのと同じなんじゃないでしょうか。だからということもないのかも知れませんが、自分の子供に跡を継がせる社長がどんどん減少しています。子供は親が大変な目をして会社経営をやっているのを目の当たりにしてますから、別の会社に勤めている子供が会社を退職して跡を継ぐとなると、配偶者や子供を説得できないこともあるんじゃないでしょうか。

 ただ、中小零細企業の経営者の目から見ると、給与水準がどんどん高くなってきており、どんな形であれ人を雇うことが難しいのは間違いないと思います。自営業者である私も、人材特にプログラマやSEは欲しいです。でも人件費を考えると優秀な人材を見つけることは99.9%できません。自分が雇われることを考えて欲しい給与の半分しか出すことが出来ないんですからねぇ。まあこれについては私の才覚のなさも影響しているとは思いますが。

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2007年09月28日

西安へ行ってきました (3)


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 西安旅行記の3日目、最終日です。チェックアウトをすませて9時半にホテルを出発しました。
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 この写真はホテルのロビーにあるラクダの銅像です。
 オプションで太極拳体験があったのですが、朝7時出発ということで全員パス!!(笑。

(1)漢陽陵考古陳列館
 ここでは漢代の陶俑を修復作業の見学です。作業が撮影不可なので写真がありません。その後、移動して発掘された陶俑を見学しました。ここの陶俑、男性、宦官と女性をしっかり分けてつくってありました。

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 写真ではわかりづらいんですけどね。

(2)地下遺跡博物館
 ここは(1)で陳列されている陶俑の発掘現場です。同じフロアーに3G映画での当時の時代背景や解説を鑑賞できるようになっています。一応、イヤホンで日本語の解説を聞くことができるようになってます。私たちはこれがないと訳判らないですね。でも、中国語の解説がスピーカーから流れてくるものですが、ちょっと聞きづらかったですね。

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 これで見学は終了です。この後、空港に移動して空港内にあるレストランで食事をして搭乗手続きをしました。
 でも税関申告書はあるものの、出国カードがありません。そのときには「え~~っと、出国カードっていらないんだったっけ??」と勘違いしてました。
 で、上海に到着後、出国手続きになったときに係員から「出国カード」と言われて、大慌てです。係員から出国カードをもらって慌てて記入しました。なんとか手続きが終わり、出発ゲートにたどり着くとすぐに搭乗手続きが始まります。これで西安の3日間が終わると思うと、もう少しいたいなぁとも感じましたね。ただし、次の日から仕事が入ってますので、我が儘言っている余裕はなかったんですけどね。

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2007年09月29日

やっぱり延長ですか


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 8月22日に『XPの賞味期限はいつまで?』というエントリーを書いたのですが、ITMediaに『MS、Windows XPの販売延長』という記事を見つけてしまいました。やっぱりというかなんというか・・・。1ヶ月くらいで、発売延長をアナウンスするMSって、いやはや・・・という感じです。

「実際、当社はほとんどの旧版OSを、新版の発売から約2年間提供し続けている。Vista発売後1年でXPの販売を終了しなければならないと考えるのはいささか野心的だったかもしれない」(Windows製品管理担当副社長マイク・ナッシュ氏)
 「いささか」ですか!?。個人ユーザならいざ知らず、企業ユーザはstable、安定性を求めるものです。それを理解されていないんでしょうか??。MSならこんなもんかと思ってしまう私は・・・(^^;。

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