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確かに赤福のやったことは悪いのだけれど


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 赤福の製造日偽装、作り置きを冷凍して、解凍して出荷した日を製造日にしたとのこと。なんかひどいことやってたんですねぇ。日経の記事『「赤福」製造日に虚偽か、農水省が立ち入り調査』には
同社は製造後冷凍保管していた赤福を出荷する際、出荷日を「謹製日」(製造年月日)とし、消費期限も合わせてずらしていたという。

 三重県は「きちんと冷凍管理していた。科学的根拠に基づき消費期限を設定していたので安全性に問題はないと判断した」としている。

とあります。最後の段、読みました??。三重県は「安全性に問題ないと判断した」とありますね。で、このあたりが中日新聞に『食衛法上「問題なし」 消費者とズレ 「赤福」偽装で三重県』という記事が掲載されています。
 赤福餅(もち)の製造日の偽装表示問題で、三重県が食品業者に対して定期的な立ち入り調査を二〇〇三年から始め、日本農林規格(JAS)法上の問題点を一貫して指摘していなかったことが分かった。赤福(同県伊勢市)は約十年前に県に表示方法の是非を問い合わせており、「JAS法は管轄外」とする県の「お役所体質」が赤福側の対応を遅らせた可能性もある。

 赤福は、一九七三年に冷凍保存した商品を解凍して再包装する「まき直し」を始めた。

 県によると、冷凍した赤福餅の解凍日を製造日とする表示について、赤福から県伊勢保健所が問い合わせを受けたのは約十年前。「問題ない」と回答したという。

 その後、牛海綿状脳症(BSE)など食の安全性が問題になったのを受け、〇三年に定期的な立ち入り調査が始まった。赤福に対しても行われたが、あくまで食品衛生法上の視点で「問題ない」との見解を通した。今回は、JAS法を所轄する東海農政局と県伊勢保健所が合同で立ち入り調査を行ったが「違法」と「問題ない」で見解がまったく分かれる結果となった。

 県の担当者は「食品衛生法は食の“安全”が趣旨で、JAS法は消費者の“安心”を守る法律。県としては、安全上問題ない消費期限を設けているかが、判断の第一原則になる」と説明。「自分の範囲外だから知らん顔かと言われるとつらい」と訴える。

 この記事を読むと、「確かに赤福もとんでもないことやったみたいだけど、三重県もなぁ・・・」と思っちゃいました。

 私自身が三重県出身であり、赤福に思い入れがありますから、ちょっとひいき目に見ているのかも知れません。でも県に問い合わせて問題ないと言われたらねぇ。赤福がJAS法を無視していたのは問題なんですけどね。
 一番最悪のシナリオは赤福がつぶれることです。赤福が食べられないというのは非常に寂しく思います。心情的には「頑張れ!」と思ってるんですが。

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コメント (2)

良歯豆腐:

品質的には問題はないから、そうたいした
問題でもないと思う。かなり冷凍技術も高いと、褒めてる人もいるくらいだから
(^_^)

ただhpなんかでは、その日に製造してる
とその事自体をアピールしてるだけに、
その点は詐欺行為(法的にはわからないが)だと思う。

ま、わざわざ、この商品はちょっと前に製造して、この日に解凍した商品です、とはわざわざ書きにくいとは思うが。

正直さに欠けてるなあ、企業理念の高い会社だとおもっていただけに、残念である。

aqua:

赤福に全く責任がないとは思ってませんし、企業コンプライアンスとしては最悪な状況だと思ってます。
でも、三重県もなぁと。

まあ、長年親しんでいる「赤福餅」だからちょっとひいき目に見てしまっているのも知れませんが。

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2007年10月15日 01:50に投稿されたエントリーのページです。

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