人気blogランキングへ ←クリックプリーズ(みなさんの愛の手を)
産経新聞やIZAで大きく取り上げられている「全国学力・学習状況調査」の結果。この記事の中で心配になったことが『応用問題は6-7割の正答率 全国学力テスト』という記事。正答率6~7割というのが高いと見るのか低いと感じるのかなんとも言えないところではあるのですが、記事の内容からすると低いほうなんでしょうね。
どこかの大学で、国語の補習をするというニュースを聞いたことがあるのですが(ググっても見つからなかった)、今の大学生は自分の主張を自らの言葉で言えない、書けないのが多いんです。これは
1)語彙が少ない
2)長文を書いたことがない/発表したことがない
3)何を問われているのかがわかっていない
などが原因なのではないかと思います。レポートを書かせても、「結局何が言いたいの???」というのが目立つんですわ。
その元凶・・・、とまでは言わないですが、今回の応用問題の正答率が悪かったことにつながっているんじゃないだろうかと。極論すれば、やはり「ゆとり教育」がおかしかったんだろうなと思います。ゆとり教育の主旨は問題ないんです。それが戦略や戦術になったときにおかしくなったと思うのですよ。
応用問題を解くにあたって、一番大事なことは問題を理解することです。何を求めるのかが判らなければ、答えを導き出すことなんてできっこありません。だから頓珍漢な解答がでてくる訳です。
今回の結果発表、『実施をめぐって「地域・学校間の競争激化や序列化を招く」との批判が出たため、文科省は成績の公表は都道府県別とし、各教委にも個別の市町村名や学校名を公表しないよう求めている。』と記事の最後にあります。この文章も「う~~~ん」と唸っちゃいました。競争がなければ進歩しないと思うんですが。確かに学校名まで必要か?と問われれば、「必要ない」と答えるかも知れませんが。
社会に出れば、どこまでも競争です。学校にいるときから、「競争」に慣れていかなければいけないのでは?。それと、もっと理不尽なことを体験させないといけないんじゃないでしょうか。世の中が「不公平、不平等かつ理不尽」なことがいっぱいある。ところが学校ではそういうことに蓋をしているように思えてしかたがない。
話がちょっと大きくなってしまいました。元に戻すと、小学校・中学校で一番やってほしいと思うことは、少しでも疑問があったら質問しなさい」ということです。その場では判ったふりをしても、テストではボロが出てしまいます。判らないことはなんら恥ずかしくない、判らないままにしていることが恥ずかしいことなんです。
まあ、自分自身が学生だった頃を振り返ってみると、大きなことは言えないんですけどね。