久々に日経ビジネスオンラインからの記事です。『駅コンビニにSuica対応セルフレジが登場』という記事なんですが、面白い実験をやっていますね。
セルフレジは買い物客にレジをまかせるので、そのオペレーションが簡単でないと難しいですね。今回の記事では
1)Suicaの残高を端末で確認
2)商品のバーコードを自分でスキャンして合計金額を計算
3)Suica対応のカードや携帯電話をタッチして会計を済ませる
ということで、suicaでのキャッシュレスレジということのようです。ちなみに袋詰めもセルフ、まあ当たり前なんですけど。
>>バーコードが付いていない一部の商品については、タッチパネルから商品名を選択して購入する
ということなので、年齢制限がある商品(酒、たばこ)以外はすべて購入可能のようです。
セルフの場合、上に書いたようにオペレーションに戸惑ってしまい、時間が掛かってしまうという問題点が指摘されるのですが、今回の場合は平均購入点数が少ないというのが大きいですね。スーパーなどの場合は、買い物かごの中にたくさん商品が入っていますから、慣れた人でも時間が掛かってしまいますが、1・2点であれば30秒程度で済んでしまいます。記事によると慣れれば15秒くらいで済むと書いてありますから、レジでの滞留時間はほんの少しということになります。
とはいえ、店員がいないということになれば、不正手段を見逃す確率も高くなります。人の目があるので、そんなに頻発するとは思えないのですが、そのあたりはどうなんでしょうね。多分防犯ビデオなどは用意されているとは思いますが、それが犯罪抑止力になるとは思えません。
まあ、コンビニの防犯ビデオも客の万引きよりも、店員の不正を防止するためのものになっているようですから、損害はある程度無視できるものなのかも知れませんが。
でもこれが全国に拡がるとはちょっと思えませんね。記事にも
--- 引用開始 ---
今回、田町駅と大崎駅の2カ所の店舗が実験場所に選ばれたのは、両駅はJR東日本エリアの中でも、特にSuicaの利用率が高いからだ。駅の近隣にIT(情報技術)関連の企業が多いことが、その理由のようだ。
--- 引用終了 ---
とありますし。つまり
・suicaの利用率が高い
・ITリテラシーが高い人たちが利用する
という前提条件がありますからね。まあsuicaでなくてもedyやQpayなどでも同じだとは思いますが。
一度試してみたいとは思いますが、suica限定ですからねぇ、私は使えないですね。
コメント (1)
いつも仕事で行ってる場所(品川区)の近くに有るジャスコの食料品売り場の一部が、セルフレジになってますね。
このレジは、店内用のカゴを置く場所もレジを通した商品を置く場所も決まっていて、前と後の商品の重さで不正を防いでいる(?)様です。
投稿者: ま~くん(旧Sumy) | 2008年01月26日 20:04
日時: 2008年01月26日 20:04