ITMediaを読んでいたら、面白い記事を発見しました。それが『ベンチャー経営の「失敗談」データベース、経産省が公開 リアルな声、足で稼ぐ』です。
経済産業省が失敗したベンチャー企業の事例データベースを作成したんですね。記事にもあるようにこのDBは
・設立から成功までの経緯
・失敗に至る経緯
・対処と結果
・原因
・経営判断
・得られた教訓
・後日談
の項目に分けられています。事例DBはこの項目が命です。これがきちんと分類されていないと読む方が戸惑ってしまいます。私も昨年20社の事例集を5人で作りましたが、項目を統一することで事例企業での比較が比較的容易になったと思っています。
しかし経済産業省も思い切ったことをするもんですね。ITMediaの記事には担当者のインタビューが載っているのですが、年齢までは書いてありません。写真を見る限りでは結構若そうです。こういう人がたくさんいると経済産業省も面白くなるんですけどねぇ。
この記事の最後に「興味深いのは、掲載はOKだったが、インタビュー内容を精査してみると、「失敗原因を経営者が分析しきれていない」というものがあったという点だ。」とあります。これって重要なことですね。成功しようが失敗しようが、その真因を掴むことができれば次のステップに移ることは簡単。でも真因が判っていなければ、次のステップは間違った方向に行ってしまう可能性が高いわけですから。
折角なんで、この経済産業省のサイトのリンクを貼っておきます。『ベンチャー企業の経営危機データベース』です。
このデータベース、かなり使えそうな気がします。