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500万円もなのか、高々500万円なのか

 久々に日経ビジネスオンラインからです。『カゴメラビオ、ITを活用して作業ミスをゼロに』という記事に目がとまりました。あまり詳しく記事になっていないので推測になってしまうところが多くなってしまいますが、

 カゴメの子会社で乳酸菌飲料「ラブレ」などを生産するカゴメラビオ(愛知県小牧市)は2007年度の1年間、製造時の原材料の投入ミスを1件も発生させないことに成功した。投入ミスゼロの記録は現在も続けている。年に4件発生した2005年度と比較すると、原材料費のロスをなくした分だけで約500万円のコスト削減効果を得た。
 とあります。500万円という文字だけを見ると「その500万円ってシステム開発費の何パーセントなの?」と思ってしまいました。

 こういうシステム導入については金額には表せない効果があるのは判っています。でも見方によっては「高々500万円」と思われても仕方がない文章じゃないかと。紙媒体ならばスペースという物理的な制約がありますからしかたないのですが、web上だったらもっと突っ込んで書いてほしいかなと。

 そこで三輪社長は、カゴメに在籍していた時期に取引していた横河電機に声をかけ、トレーサビリティー・システムの構築に対する協力を依頼した。横河電機からはトレーサビリティーの確保だけでなく、業務効率化にもつながるシステムの提案を受け、話がまとまった。「原材料コストの削減効果から判断すると、そう遠くない時期に投資の回収もできる」。こう話すように、システムの導入効果に対する三輪社長の満足度は高い。
 と社長は満足しているようですが、それがなかなか伝わってこないような気がするんですね。

 中小企業の場合、こういうシステムに何千万円と投入できるところはそう多くはないと思います。この記事で取り上げられたシステムってどのくらいかかったんでしょうか?。こういう導入事例って中小企業にとってもとても大事なこと。この記事ではそういう情報が伝わってこないですね。
 まあ、ある意味宣伝効果だけを狙った記事もよくあるので、そんなものかなぁとも思うのですが。

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2008年06月27日 21:10に投稿されたエントリーのページです。

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