ちょっと前のことになりますが、日経ビジネスオンラインの「時流超流」に『デジタル一眼、ブームの代償』という記事があります。この記事によるとデジタル一眼レフのカメラ本体の販売は好調なのですが、交換レンズが売れていないとのこと。
私もデジタル一眼レフを持っています。確かに交換レンズも欲しいです。が買わないってか、買えないですね。何故かというと
1)やっぱり高い
2)ボディのライフサイクルが短い
というのが引っ掛かってるんですね。
デジタル一眼レフは35mmではなくて、APS-Cという受光素子の大きさが違います。だから、機械式のカメラで使っていたレンズが使えなくて、ほとんどのメーカーでデジタル専用の交換レンズになってしまう。デジタル一眼は最近になって流行ってきていますから、中古市場があまりない。じゃあ新品を買えるかというとねぇ・・・。下手をすると本体よりも高いレンズを買うのはやはりマニアだけなんじゃないでしょうか。
また、どんどん新しい機種が出てきますから、自分が持っているボディが古く感じてしまう。昔はそれほどライフサイクルは短くなかったですから、自分が持っているボディに愛着が湧いたと思うんですね。ところが簡単に新しい機種が発表されるとね。
もう一つ、大きな要因は、今のデジタル一眼レフを買っている人は、昔のマニアじゃないということなんじゃないでしょうか。普通のデジカメでは飽き足らなくなった人が買っているのであって、普通のデジカメを買うのと同じ感覚で買っているような気がします。
昔はね、本当に写真にのめり込んだ人たちが結構買っていたと思うんです。だから、どうしたらきれいに撮れるとかを真剣に考え、勉強していました。その結果としてレンズを交換するという結論になっていたのではないかと。ところが今はそういう人は少数派で、「デジカメよりきれいだわ」で終わっているんじゃないでしょうかねぇ???。
まあ、レンズを交換すると受光素子のところにほこりが着いてしまうという危険性もあるんですね。私も一度掃除に出しましたよ。あれって素人ではなんともならないから、メーカーに出すしかないんです。
とはいえ、私も欲しいですよ、交換レンズ。特に28~21mmが欲しいんですよね。できれば、魚眼レンズも欲しいなぁ。でも最低でも5万円しますからね。小遣いをどれだけ我慢しなくちゃいけないんでしょう。なかなか厳しいものがあるんですよ。
昔はカメラにだけ集中することもできたんですけどね。今はいろんなところに目が移ってしまいますし。
まあ、宝くじでも当たらない限りはおいそれと買えないですね。