« あぁ、そういうことなんですね | メイン | ようやく開梱・セットアップ »

たしかに配慮に欠けているのかもしれないけれど

 Livedoor ニュースに『[島根県立高]授業料未納者に卒業証書出さぬ 8校が通知』という記事が(元記事は毎日なんですが、すぐに消えるんだろうなぁ)。

 まあ規程違反ですし、配慮に欠けているんでしょうけどねぇ。高校は義務教育ではないんですから、授業料を払わなければ卒業を認めないという規程があってもおかしくはないと思うのですが。生活が苦しく支払うことができない家庭であれば、県がそれを救済するのが本筋であって、支払わなくてもOKと思わせることは問題なんじゃないかと思います。
 ましてや最近は金銭的に余裕があっても、給食費を払わないなどという常識に欠けた親がいるという報道もありますし。高校を中退するということによって被る不利については私もよくわかりますので、支払わないやつは退学しろとは言いません。あと2・3ヶ月で卒業を控えている子供に退学させるのはかわいそうだと思います。
 でも子供がかわいそうと思うのであれば、親はなんとしてでも支払えるように考えるべきなんじゃないでしょうか。親戚などに相談するなり、学校に対応策がないかを尋ねるとかね。なにもしないで「払えない」はちょっとおかしいのでは?。

 親が必死な姿を子供に見せることって、子供に対する大きな教育になると思うのですが。

 記事を全文引用。消されてもいいように。

 島根県立高校44校のうち8校がこの5年間で、保護者に対し、授業料などの未納があった場合、卒業証書を渡さないと通知していた。同県の県立高校規程は、教育課程を修了した生徒に卒業証書を授与するよう定めているが、06年度には実際に卒業式で証書を渡さないケースがあった。県教委高校教育課は「卒業証書を人質にとったと言われても仕方のない対応。配慮に欠けていた」としている。

 今年1月、安来(やすぎ)市の県立安来高校が3年生全員の保護者に通知。県教委が調べたところ、同校以外に7校で未納分があった保護者に限って同様の通知をしていた。

 安来高校などによると、2、3月分の授業料などに関する1月20日付の通知に「期限までに全額納入がない場合は、卒業証書をお渡しできません」と記し、3年生約150人に配布した。同校は昨年度から「卒業後は連絡がとれなくなる場合もある」との理由で、この措置を始めた。同校では実際に卒業証書を渡さなかったケースはないという。

 栂瀬(とがせ)久男校長は「卒業証書と授業料を連動させて、納めてくださいと通知したのはまずかったと反省している。規程は承知していた」と話した。

 県教委によると、08年度までの5年間に安来高以外の7校では、未納分があった65人の保護者に対し、口頭や文書で「納付しなければ卒業証書の授与を延期する」と伝えていた。県西部の1校は06年度、授業料を滞納した1人に卒業式で卒業証書を渡さなかった。

 県教委高校教育課の河原一朗課長は「文書は配慮に欠けており、適切でなかった」と話している。【小坂剛志、御園生枝里】

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.officedora.com/mt/mt-tb.cgi/1581

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2009年02月28日 15:01に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「あぁ、そういうことなんですね」です。

次の投稿は「ようやく開梱・セットアップ」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Creative Commons License
このブログは、次のライセンスで保護されています。 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス.
Powered by
Movable Type 3.35