今日はもうひとつエントリーアップ。
私がC言語を勉強したのはちょうど大学の研究室にいたときで、Lispインタープリタを Unix clone マシンにインストールするためでした。当時は書籍があまりなくてバイブルとして「プログラミング言語C」という本しかありませんでした。これはカーニハン&リッチーが書いた本なんですが、翻訳は石田晴久先生でした。この本しかなかったですからね。そりゃもうたくさん売れたはずです。
でその石田先生がお亡くなりになったというニュースを発見しました。それが『サイバー大IT総合学部長の石田晴久氏が逝去 ~ UNIXとC言語普及に貢献』というRBBTodayの記事です。直接お会いしたことはまったくなかったのですが、他にもunix関連の書籍を出されていまして当時プログラミングをやっていた人にとって知らない人はいないくらいの人でした。
まあ一部では翻訳があまりうまくないというような批判もあったのですが、まあなにはともあれこの人がいなかったら日本でunixやC言語の発展はもう少し遅くなったのかも知れません。
ご冥福をお祈りします。