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情報リテラシー アーカイブ

2006年05月23日

最近のスパムメール

 ホームページでメアドを公開しているとすぐにスパムメールが届きますね。
 下手すると届くメールの半分以上がスパムだったりして(^^;。

 さっき届いたスパムは

>>1200万直ぐ振込みます。私と会って下さい。
>>
>>時間、場所はお電話で直接。
>>
>>203078 で確認してください
>>
>>http://www.*******-queen.***/?1938
>>
>>田中 慶子
>>
 こんなメールで釣れるんでしょうか???
 1200万あれば資金繰りはかなり良くなりますが、その気になってwebページを見てみると請求書が見えたりして(笑)。

 まさかと思いますが、こんなのに引っ掛かった人います??

2008年06月23日

学校「裏」サイトねぇ

 ITMedia に「学校裏サイト管理人に聞く」という記事が3回の続きもので掲載されました。3回目の記事はさっき読んだのですが、ネットリテラシー、ひいては情報リテラシーの格差がかなり影響しているんじゃないかと思いました。
 インタビューに答えている人たちが運営している掲示板は比較的大人の対応をしているサイトです。もっとひどいところは管理人がいい加減で、名誉毀損、プライバシーや個人情報保護の観点から削除依頼を出しても消してくれないとか、依頼先がわからないようなところがあるようです。

 そのような悪質なサイトに書かれた誹謗中傷に対してどう対処すべきなのか。これについては「これしかない」という方法は存在しません。書かれた掲示板にも、その内容にもからんできますから。これらの書き込みの真因はやはり「リテラシー格差」なんじゃないかと思います。記事には

矢野:うん、指導とか、リテラシーの問題とか。先生や親が、あまりインターネットを身近に思っていないから、恐怖が増幅していると思います。子どものほうが使いこなしているじゃないか。それをちゃんと教育できる体制ができれば……良くなるのかな。
とあります。子供よりも親や教師側のほうのリテラシーが低いことが、その真因なんじゃないかということです。

 昨日の「たかじんのそこまで言って委員会」にも絡んでくるのですが、子供が自分の中傷記事を読んで落ち込んだとしても、両親や周りの人が冷静な対処ができれば、もう少し突っ込んで言えばリテラシーが高くてそういう相談にきちんと対応できる人がいれば、自殺まで追い込まれないのではないかと思うのです。

 もう少し話を膨らませると、世の中の理不尽さを知らずに純粋培養された人が社会に出た途端に直面することが、最近の自殺や無差別殺人の引き金の1つになっているのではないかとも思います。

 でも一番責任が重いのはマスコミなんじゃないでしょうか。学校裏サイトとテレビなどのマスコミ報道が大きくなればなるほどそこにアクセスし、誹謗中傷を書き込む輩が増える。また、一面的な理解だけで「○○○が悪いから」という安易な話でお茶を濁してしまう。
 秋葉原の事件、亡くなった方々に対しては哀悼の意を表しますし、犯人に対しては怒りの感情しかありません。でもその対策として、歩行者天国を中止したりダガーナイフの販売を制限することで、そういう犯罪がなくなるのでしょうか?。

 私はつねづね、「ネットには嘘と真実がある」、「嘘と本当がごちゃまぜになっている」と言っています。その混沌としているたくさんの情報から自分に必要な、あるいは本当の情報を探しかつそれを解釈できる能力=リテラシーが今後重要になってくるのではないか。子供に教える立場である親・教師はそれを真っ先にしなくてはいけないと思うのですが。

 答えがないというか、答えが1つではない問題を解くのは大変で、時間が掛かるし、それが正解かどうかを検証することも難しいことが多いです。でも世の中ってそういうものなんじゃないかなとも思います。最近起こっているさまざまな事件もそういう類のものなんじゃないでしょうか。それでも答えを見つける努力は絶対にすべきなんですけどね。


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2008年07月15日

この数字、どう評価しましょうか!?

 CNetJapanに『「本は紙が良い」半数弱--アイシェア、読書に関する調査』という記事が掲載されました。この「半数弱」と聞いたら、みなさんどう考えます!?。紙でなくてもいいという人が増えてきたと思いますか?それともまだ半数近くが本はかみじゃないとダメと思っているのか?。

 どうも不思議に思ってこの調査のソースを探してみることに。でアイシェアの調査には『意識調査:ネット時代に図書館も人気、半数が電子書籍より紙の本派』とあります。あれれ!?、なんか論調が違うじゃん。
 で、調査評価は以下のようになっています。

携帯電話やゲーム機などのツールで本が読める電子書籍が増えてきたことについてどう思うか?と聞いたところ、全体では「本は紙が良い」が46.4%で最も多く、性別や年代を問わずトップ。30代では42.1%とやや低いが、40代では52.5%、20代でも51.2%と約半数が支持しており、新しいメディアになじんだ若い年代にも「本は紙」という考えが根強い点は興味深い。その他「読みたいが、目が疲れそう」は28.3%、「本より安ければ読みたい」が 12.6%、「電子も紙も変わらない」が8.0%と続き、「賛成、どんどん読みたい」は最下位の4.7%で、女性はわずか1.4%。女性は「読みたいが、目が疲れそう」も31.5%と男性の26.2%よりも高くなっており、調査対象となった20代以上では「ケータイ小説にはまる女子高生」のイメージとはかけ離れ、電子書籍支持派は少ないようだ。

 調査したアイシェアはまだまだ「本は紙」という意識が強いと判断しています。まあアナリストの主観が入っていますから、そのままこの評論が正しいとは言えないのかもしれません。でも、私だってそう思いましたからね。

 アンケート調査というのは、その設問や選択肢によってかなり数字が変化します。これはアンケートを作る側がこんな結果になるといいなというのを選択肢を作る段階で意識しているからです。多分、アイシェアはもっと電子書籍が評価されるんじゃないかと予想していた。でも結果としてそうなってないから、まだまだ紙が指示されていると評価しているんだと思います。ところがCNETはそう評価していないんですね。
 今回の選択肢の内「読みたいが、目が疲れそう」というのをどう評価するかによっても評価が異なってくると思います。この選択肢を「紙のほうがいい」派に入れるのか、それとも「電子書籍のほうがいい」派とするのか。

 アンケートって意外と眉に唾付けて読まないといけないものというのが、よく判った記事なんじゃないかと思った次第です。


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2009年01月12日

セキュリティ ショートケーススタディ

 アルファルファモザイクというサイトで『IDとパスワード知ってたら誰でもログインできるって危険なんじゃないの?』というエントリーを見つけました。

 どこかで読んだような気もする(いわゆるコピペ)のですが、クライアントを含めケーススタディとして取り上げることができるのではないかと。このエントリーだけだと前提条件が少なすぎて議論がとんでもない方向に飛んでしまいますが。
 前書きとして例えば、「システム開発部長であるにもかかわらず、何も理解できていない部長」とあれば、ダメな部長の話になります。ところが「長年システム開発に従事しており、部内で認められている部長」であれば、協力会社社員のコミュニケーション能力の話になります(まあ、進捗会議でそんな話を振る部長にも問題がありますけど)。

 セキュリティにのみターゲットを絞ると
 ・部長が言っているIDとパスワードだけでは問題がある
ことは判らないではありません。もっと対策を練る必要があるのは間違いない。問題はどこまでセキュリティを高めるために費用を掛けることができるかになるかと。この費用はシステム構築費用だけではなく、社員のリテラシーやセキュリティ意識を高めるための費用も含むことになります。
 経営陣や管理職は、コストを抑えつつもシステム側にセキュリティを高めるように求めることが多いような気がします。そりゃ、システム構築費用が安くなればなるほどありがたいと思うのは当然です。でもいくらシステムにセキュリティ対策を施しても、操作する側である「人の意識」を変えない限りはリスクは低くなりません。
 パスワードを意味のない文字列にしたところで、IDとパスワードを書いた付箋をディスプレイに貼ってあれば意味がない。社員に「そんなものは貼るな。守れないやつは解雇」ぐらいは言っておかないと。セキュリティの一番大きな穴は実は「人」なんです。

 話を元に戻して、ケーススタディを1つ。
 A社のシステム開発進捗会議。A社システム開発部長の発言。ちなみに前回の会議では
「上のほうから、
 まだ開発が終わらないのか、
 費用が高すぎるんじゃないか、
 セキュリティをしっかりしろと言われてるんだよ。」
と言っていた。
「君たちさ~、ログイン画面でユーザ認証って言うけど、
 IDとパスワード知ってたら誰でもログインできるって事だよね?
 それってどうなの?危険なんじゃないの?」



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2009年02月03日

BIって何ですか!?

 先月、研究会でメンバーの一人から「BIという言葉知ってますか?」と聞かれ、「???」と答えたのですが、気になっていました。先日、日経コンピュータにそのBIの特集が掲載されており、ようやく読む時間ができました。

 BI:Business InterigenceIntelligence(Thanks YATA) のことで、記事によると「煎じ詰めれば素早く情報を集める仕組み」ということなんだそうで、今までバラバラに上がっていた情報をまとめて必要な形に替えてくれるもののようです。
 で導入事例を見てみると、どうしても大手企業の話ばかりです。中小企業こそ素早い対応が必要なのだから、きちんと導入することで他社との差別化ができるはずなのに・・・、と思ってちょっとググってみたらなんとオープンソースのBIツールを発見しました。それが『ペンタホ』というもの。
 デモンストレーションを見てみたのですが、それなりに使えそうなんですが・・・、でも基本となるデータ入力はどこでやるんでしょう!?。

 オープンソース研究会のメンバーとしては、このソフト一度インストールしてみなくてはいけないかな?。

2009年02月12日

Becky! のセキュリティホール

 今日、IPAからのメールで Becky! Internet Mail Ver2.48.02 以前のバージョンにセキュリティ警告がありました。私も使っているので慌ててバージョンを見ると引っ掛かってます。早速ダウンロードして、Ver.2.50 にアップしました。
 脆弱性は開封確認に同意したとき、悪意のあるプログラムが実行される場合があるとのこと。私は開封確認を送らない・・・ってか送りたくないので大丈夫なんですが。今までIPAからのメールはほとんど斜め読みだったんですが、ちょっとびっくりです。

 開封確認ってRFCに定義してあったんですね。無駄なことだと思うんですが。スパムメールに開封確認がついていて、自動的に送る設定になっていたら、このメールアドレスは活きていることを知らせることになってしまいます。
 開封確認で検索してみると、やはりみなさん「無視する」ことが多いようですね。なんとなく一安心です。

2009年03月10日

石田先生がお亡くなりになられました

 今日はもうひとつエントリーアップ。

 私がC言語を勉強したのはちょうど大学の研究室にいたときで、Lispインタープリタを Unix clone マシンにインストールするためでした。当時は書籍があまりなくてバイブルとして「プログラミング言語C」という本しかありませんでした。これはカーニハン&リッチーが書いた本なんですが、翻訳は石田晴久先生でした。この本しかなかったですからね。そりゃもうたくさん売れたはずです。

 でその石田先生がお亡くなりになったというニュースを発見しました。それが『サイバー大IT総合学部長の石田晴久氏が逝去 ~ UNIXとC言語普及に貢献』というRBBTodayの記事です。直接お会いしたことはまったくなかったのですが、他にもunix関連の書籍を出されていまして当時プログラミングをやっていた人にとって知らない人はいないくらいの人でした。
 まあ一部では翻訳があまりうまくないというような批判もあったのですが、まあなにはともあれこの人がいなかったら日本でunixやC言語の発展はもう少し遅くなったのかも知れません。

 ご冥福をお祈りします。

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