人気blogランキングへ

アーカイブ

メイン

Weblog アーカイブ

2006年04月10日

日本と中国

最近、2冊の本を読みました。1冊はベストセラーにもなった「国家の品格」。もう一つは「孫子・韓非子の兵法」。

内容としては、対極にあるように思えます。国家の品格では武士道に通じる世界観、とくに「もののあはれ」について取り上げています。ところが孫子・韓非子の兵法は戦う相手をどのように出し抜くかということを取り上げています。
孫子の兵法の本質はそうではないんですが、具体的な戦術はそうだと。

武士道精神で余裕ある人生を過ごすことは、今回本を読んで、非常に重要なことなんだと思いました。子供の教育において、「他者を労る」ことの本質をきちんと教えていくことは、本当に大切なんだなと。

がそれは日本の中の話に思えます。日本以外ではその考え方が通じないことが多い。特に最近、私は中国へ行き来するようになって、似たような顔でも根本的に考え方が異なるんだということを、ほんの少しではありますが、肌で感じました。
孫子の兵法の中に日本でも有名なものがあります。
「相手を知り、己を知れば、百戦百勝。相手を知らず、己を知れば、一勝一敗・・・。」

以前中国情報会において古田茂美女史の講演を聞いてから、中国の奥深さの一端を知ることとなりました。女史は「中国の兵法を勉強しなければ、中国と商売できない」と仰ってます。これは真理だと思いました。
その話を聞いた後、錦にある中国人クラブに行ったのですが、そこにいた中国人ホステスはほぼ全員が資料に書いてあった三十六計の内容を知ってました。

日本人の精神を誇りにしながらも、相手をきちんと研究して正しい戦略を立案する。
口では簡単に言えますが、非常に難しいですね。でもそういう風にできるよう頑張っていきたいと思ってます。

About Weblog

ブログ「つれづれコンサル」のカテゴリ「Weblog」に投稿されたすべてのエントリーのアーカイブのページです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

次のカテゴリはおすすめサイトです。

Creative Commons License
このブログは、次のライセンスで保護されています。 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス.
Powered by
Movable Type 3.35