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2007年06月 アーカイブ

2007年06月01日

こんなネット利用があったんですね

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 日経ビジネスオンラインに「小さな革新企業たち」という特集があり、そこに今日は『リスクこそ大きな利益を生み出す! クルマのリサイクルで年30%成長』という記事が掲載されました。

 記事によると、今年度売上予測は20億円、経常利益(見込)が1億円という、自動車解体業としてはすさまじい数字を出している企業があるとのこと。石川県金沢市にある会宝産業です。
 中古日本車は海外で高く買い取られるというのは聞いていたのですが、どうしても売り先が海外と言うことで、売上回収でトラブルが起きて撤退する企業が多いと聞いています。会宝産業もそのような失敗を経験したのですが、近藤社長は違ったようです。そこのところを記事では『相手の国に行って、バイヤーを派遣している企業の経営者と直接、話をしてみよう。そのうえで信用できそうな相手とだけ商売しようと考えた』とあります。それで社長はほとんど一人で58ヶ国を訪問し、バイヤーを訪れることで、リスクを回避させたとのこと。
 すごいですねぇ、普通失敗すれば撤退するのに、どうすれば失敗しないかを考えたんですね。

 この会社のすごいところは、社長の考え方だけでなく、ネットをうまく利用したことです。通常、ネットの利用というと通販が思い浮かぶのですが、ここはそうではありません。『いわば、バイヤーを“釣る”ためのツールなのである』なんだそうです。その釣るためのエサは、部品の在庫情報。これをネットで公開し、この情報にアクセスしてくれる世界中のバイヤー情報を得る。信用のおけるバイヤーだったら、相手国に乗り込んで、「フェーストゥーフェース」で商談を持ちかけるとのこと。
 これには驚きました。こういう使い方もあるんですよね。言われてみれば、なんだと思えることなんですが、ある意味「コロンブスの卵」です。

 もう一つ、印象的だったところが『海外との取引には、たとえ中小企業といえども、ネット化と英語は不可欠である』という言葉。確かにそうですよね。

 ハイリスクハイリターンと聞くと、博打のように聞こえます。普通の企業であれば、そんな無茶はしないはずです。でも会宝産業、近藤社長は「リスクを低くする方法」を模索したことで、成功したと言えます。如何にローリスクハイリターンな事業にするのかを考え、それを実行したということですね。その戦術として、ネットをうまく利用した。

 また一つ勉強になりました。

2007年06月02日

年金問題は

 今日はお昼に個人的にショックなことがありまして・・・、ブログを書くモチベーションを維持できません。そこで人の褌で相撲を取るようなことになりました。

 とくダネでも年金問題を取り上げていましたが、ちょっと感情的になっているような気がします。なんだかなぁと思っているところに、てっくさんが非常に的確なブログを書いていらっしゃったので、それを紹介します。
 『Let's Blow! 毒吐き@てっく』というブログです。『消えた年金は組合のせい?』と『年金問題のミスリード』に年金に関する解説(?)があります。

 しかし、自民党もへんなチラシを作ってますねぇ。こんなことするとどこかと同じで、ブーメランが戻ってきませんかね??。
 それと、自治労ってすごいなぁ。もう開いた口が塞がりません。

 これ以上書くと、どこかに飛んでいきそうになるので、今日はここまで。

年金問題は

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 今日はお昼に個人的にショックなことがありまして・・・、ブログを書くモチベーションを維持できません。そこで人の褌で相撲を取るようなことになりました。

 とくダネでも年金問題を取り上げていましたが、ちょっと感情的になっているような気がします。なんだかなぁと思っているところに、てっくさんが非常に的確なブログを書いていらっしゃったので、それを紹介します。
 『Let's Blow! 毒吐き@てっく』というブログです。『消えた年金は組合のせい?』と『年金問題のミスリード』に年金に関する解説(?)があります。


 しかし、自民党もへんなチラシを作ってますねぇ。こんなことするとどこかと同じで、ブーメランが戻ってきませんかね??。
 それと、自治労ってすごいなぁ。もう開いた口が塞がりません。

 これ以上書くと、どこかに飛んでいきそうになるので、今日はここまで。

2007年06月03日

私的複製の範囲を狭めると

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痛いニュースに『ファイル共有ソフトでのダウンロードが違法に…知財推進計画2007正式決定』という記事が出ました。元記事は InternetWatch で、『「知財推進計画2007」正式決定、ファイル交換ソフトからの複製禁止など』という記事です。
 毎回思うのですが、この痛いニュースや2chのν速での反応って、条件反射みたいに思えます。指示された資料ページを見ているんでしょうか!?。

 で、記事にあった『知的財産推進計画2007』を読んでみました。そこには

-------- 引用開始 --------

(2)違法複製されたコンテンツの個人による複製の問題を解決する合法的な新しいビジネスの動きを支援するため、インターネット上の違法送信からの複製や海賊版CD・DVDからの複製を私的複製の許容範囲から除外することについて、個人の著作物の利用を過度に萎縮させることのないよう留意しながら検討を進め、2007年度中に結論を得る。

-------- 引用終了 --------
とあります。これを読む限りでは、「違法送信からの複製」とありますので、基本的にはなんら不思議なところはありません。まあ、今は誰かがアップした違法なファイル(画像・動画・文章など)をダウンロードしても適法ですから、それを考えると厳しいと感じるのかも知れません。でも元が違法送信ですからねぇ。あまり強く言えないのではないかとも思います。

 ネット上でこういう規制が話題になると、必ず出てくるのが司法などの「拡大解釈」論です。それがあり得ないなどとは私も思っていませんが、それを根拠に反対してたら、何も新しいことはしなくても良いいうことにもなりかねないのでは?とも思います。

 文中には、今年中に結論を出すとありますので、その結論が出るまでの過程をしっかり見守ることが必要なのではないかと思います。

 ただ、

-------- 引用開始 --------

 情報化時代におけるネット検索サービスが、国民生活の利便性の向上のみならず、産業政策や文化政策上重要であることにかんがみ、ネット上での検索サービス等に伴うサーバーへの複製・編集等や検索結果の表示に関する著作権法上の課題を明確にし、所要の法整備の検討を行い、2007年度中に結論を得る。また、新たなコンテンツへの検索・解析技術の開発・国際標準化や適切な保護ルールの検討などを2007年度から開始する。

-------- 引用終了 --------
に関しては、適法にしないと大問題になる可能性大ですね。

 まあ、過剰に反応せず、冷静に行動することが一番です。感情的に反応することが一番まずいと思います。

 はてさて、どうなることでしょうね。

2007年06月04日

スパム対策をしないとセクハラって・・・

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IZAITMediaに『会社宛ての“エロスパム”、対処しないとセクハラに?』という記事が(IZAはITMediaからの配信)。いや確かに、エロスパムがたくさんやってきます。それを何とかしたいとは思っているんですが。
 記事には
-------- 引用開始 --------

 スパム問題に当てはめると、性的スパムの受信強要というセクハラが起ないよう、経営者はサーバレベルで可能な限りシャットアウトするよう努め、そのために具体的な防止措置を講じる義務がある──ということになりそうだ。スパム受信が実際に起きてしまっているなら、ただちに事実を確認し、防止策を講じる必要があるだろう。
 「サーバレベルでのスパム対応はコストがかかる」として経営側が対応をおろそかにした場合、労働局から行政指導を受ける可能性があるほか、「義務違反で精神的苦痛をこうむった」として従業員から損害賠償を請求される可能性もある。
 そもそもこのご時世、不愉快極まりない性的スパムを放置し、対策を訴えても問題視されないような職場に優秀な女性スタッフがいつくかどうか。「スパム対応は経営には関係ない」とばかりは言っていられないようだ。

-------- 引用終了 --------
とあり、企業としてはなんらかの対策を講じないと大事になりそうです。でも自社にサーバを置いている企業であればそれなりの対応もできるでしょうが、レンタルサーバやプロバイダのサービスに頼っているところはどうするんでしょうねぇ。メーラーでスパムメールをはじく機能を持っているものを使うか、スパム対策用のソフトを各PCに導入することぐらいしか思い浮かびません。
 でも、このスパムかどうかの判断ってソフトでは非常に難しいんですね。判断基準を高くすると普通のメールもスパムと判断されてしまうし、低くするとかいくぐってスパムが届くようになってしまいます。本来はスパムメールを送りつける業者をなんとかしないと根本的な解決にはならないんですが、業者を捜すのも実際問題としては難しいですしね。


------------------------------------------
 どうも、gooの対応があまりよくないので、こっちに移動してきたんですが・・・、結構不便なところがあるんですねぇ。もうこれは自分で movable type をインストールするしかないような気がしてきました。

2007年06月05日

組織形態の問題なんでしょうか

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 日経ビジネスオンラインに『学校は「ナベブタ組織」ではいけないのか』というコラムを発見。著者は京都にある堀川高校の校長である荒瀬氏です。現場からの意見ということで、傾聴すべきところはあるのですが、これを読んだ一番の感想は「組織形態が問題なの???」でした。
 いろいろと取り沙汰される学校教育ですが、確かに組織形態にもいろいろ問題があることは否定しません。でもその前に考えて欲しいところが、記事にもあるんですが教師のモチベーション=動機付けのところなんですね。

 記事には
-------- 引用開始 --------

 同時に考えなければいけないのは、教員のモチベーションである。教員というのは、職人的な要素の強い専門家集団だ。モチベーションという語は、『広辞苑』によれば「動機を与えること。動機づけ。誘因」とある。自分自身に対して動機づけること、という意味なのだろうが、学校という組織の中で気難しい専門家たちのモチベーションを高めるために、校長は何をすればよいのか。
(中略)
 生徒の心に火をつける。これはマニュアルや命令ではできない。教員自身がそうしよう、そうしたい、というモチベーションを高めることがまず必要だ。

-------- 引用終了 --------

とあります。教師のモチベーションを高めるための1要因として、組織形態があることは認めます。でもその前に「教師の資質」というところがあるんじゃないでしょうか。教師として、(表現としては語弊がありますが)どんな児童・生徒を作り上げていきたいのか、どんな影響を与えたいのかという気持ちがないと続かないと思うんですね。

 今の教師は教育以外の雑務がたくさんあり、またPTAとの対応で振り回されているという話はよく聞きます。そういった意味では先生個人には「ご苦労様です」と言いたいです。がこれが全体となると、全く異なります。

 この大きな原因の一つに「純粋培養」があるんじゃないかと。教員免許を取った大学生が、他の社会をあまり知らずにそのまま学校に勤める。そこには学閥やヒエラルキーが存在し、「ちょっと変なんじゃ?」と思ってもそれに反対せずにいる。でそのうち、それが当たり前になって、「おかしい」ことに気づかなくなってしまっているんじゃないのだろうか?。と感じるんですね。

 極端な意見だとは思いますが、現在の教員の2/3、少なくとも半分は中途採用にすべきなんじゃないかと思います。最低3年は普通の会社で勤務経験のある人を採用すべきだと。これが少数だとだめなんです。広島にある高校の学校長が自殺された事件がありました。その人は外部人材の活用ということで民間から校長になったんですが、部下の教師が従わないことと教育委員会からのプレッシャーに負けて、自らの命を絶ったとも聞いています。孤立無援では何もできません。それもあって、2/3なんですけどね。

 今、給食費を払わない家庭があり、またとんでもないクレームをつける親がいることが、マスコミの報道で取り上げられています。それに対してなかなか強気な発言が出てきません。それは公務員の体質である「大過なく定年を迎える」という意識が影響しているんじゃないかと思えてしかたがない。その体質が「組織変化に対する拒否感」につながっているだと思います。

 まあ、私の考えは極端なものかも知れませんが、いろんなことに挑戦する、変化に柔軟に対応するということが、教師にも求められているんだと思います。そういった意味では、日教組をはじめとする労働組合は一度解体する必要があると強く思いますね。

2007年06月06日

そうか!?、ダウンロードって

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  痛いニュースに、「アップルが文化庁を激しく非難」しているという記事を読んでみたのですが、ちょっと背景が判らないので、元記事のCNETJapanを読んでみました(アップル、文化庁を激しく非難--「私的録音録画補償金制度は即時撤廃すべき」)。

 まあ、言っていることはよく理解できます。で、パブコメを見てみました。団体と個人の意見を分けてあって、その差が面白いですね。団体は総じて賛成意見で、個人はほとんどが反対意見です。


 そこで勘違いというか、そこまで考えていなかったことが表題にあるダウンロード。違法著作物のダウンロードについて、私は意図的にダウンロードすることしか頭になかったんですよ。つまりキャッシュに入る部分をダウンロードの範疇になることをすっぽり抜けてました。
 でも、ダウンロードをどう定義するかということになるんです。ということは海賊版とか模倣とか言葉の定義がはっきりしていないところが、一番の問題なんだと思います。

 JASRACのような不透明な団体が大問題なんだということは、はっきりしてきたような気がします。著作権に関しては、ある意味ここがガンなんじゃないかと思うようになりました。

2007年06月07日

末期がん患者の延命治療

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 IZA(産経新聞)に『末期がん 「余命3週間」患者の意思あれば延命中止も』という記事を見つけました。私の母はがんで亡くなってますので、ちょっと気になる記事です。

母は内臓全体にがんが転移し、がんによる多臓器不全で亡くなりました。がんの転移が判り、手の打ちようがないとわかったとき、兄弟が集まって話をし、抗ガン剤の投与を止めてもらいました。それでなくてもやせ衰えていくのに、抗ガン剤の副作用で髪の毛がどんどん抜けていく様を見たくなかったからです。亡くなる一週間前くらいまでは意識がしっかりしていたと記憶しています。

 一方、父は脳梗塞を患い、亡くなる1年半前から意識がなくなり、病院のベッドに寝たきりの状況でした。そのとき、医者に治療方針を問われたのですが、答えに窮しました。「容態が急変したとき、人工呼吸器をつけますか?」と聞かれるんです。医者は「多分一度(人工呼吸器を)つけたら、もう二度とはずすことはありません」とも言います。意識が戻ることはないということは判っていても、薄目をあけて私たちの動きを目で追っている父に対して、どうしても積極的に延命拒否をと言うことはできませんでした。
 結局兄弟のうち誰かが到着するまでは、最低限の延命治療をしてもらうようにと言ったのですが、担当医は「する/しない」のいずれかに決めてほしいような感じでした。

 翻って自分はどうしたいのかと考えると、やっぱり延命拒否を選択するつもりです。両親のときと違うんですね。身内、特に親が死ぬのは1分1秒でも遅いほうがいい。でもそれが原因で苦しむことも耐えられない。この矛盾する二つの感情にどのように折り合いをつけるべきなのか。答えは未だに出ていないです。

 記事にある末期がん「余命3週間」である患者に対して延命治療を中止することは、頭では判るんです。最後のほうは、痛みを抑えるだけでも大変ですから、苦痛を味わらせるだけの延命治療なんて意味がない。でも身内の立場だと1分1秒でも長く生きて欲しいと思う気持ちになるのも当たり前なんです。

 医療現場として、このような指針が出れば、刑事責任を問われる危険性を回避できることもあり、いいことなんだと思います。ただ、それを決めるのと同時に、終末医療についての啓蒙活動が必要なんじゃないでしょうか。それがなければ、指針に納得できない家族からクレームを受けることは減らないのではないかと。

 記事では『がん患者への病名告知率は平均で65・7%、余命告知率は29・9%で、延命処置希望確認は53・9%にとどまっていた』とあります。ここにある数字がもっと大きくならないと、いつまでもトラブルが起き続けるような気がしてなりません。

危機感の欠如

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 IZAにまた自衛隊での情報漏洩の記事がありました。『陸自また情報漏洩 名簿など、ウィニー経由』というものです。

 もう呆れてものも言えないですね、この記事は。業務用・私用を問わず、winnyを削除する通達が出ているにもかかわらず、winny(まあ、正確にはantinyというウィルスのせいなんですが)経由で、PC内のファイルが漏れたんですからね。企業だと懲戒免職になってもおかしくないと思います。

 自分だけは大丈夫という過信があったんでしょうかね?、この三曹は。また陸自はどのような教育をしているんでしょうか?。IZAの関連記事では
  * 「ウィニー」通じて全町民の個人情報流出(05/18 17:21)
  * 防衛省、相次ぐ情報流出…必死の専守防“洩”(05/03 23:44)
  * 陸自またか…内部資料が流出 「ウィニー」通じて(02/04 06:32)
  * 武器庫見取り図、ウィニーで流出 陸自松戸駐屯地(04/10 17:04)
  * ウィニーで陸自資料流出 防衛省、三曹を処分へ(02/03 09:43)
とあります。普通の会社だったら、最低でも社長交代、最悪は会社倒産も考えられます。

 しかし、これを国会などで取り上げているんでしょうか!?。年金問題は大きく取り扱っているんですが、この手の話は理解できていないんでしょうかねぇ・・・

2007年06月08日

カリスマ洋菓子・・・ですか!?

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 ひょっとしたら、毎週金曜日は日経ビジネスオンラインの日になるかもしれません。今週も「特集 小さな革新業たち」の「技あり中小企業が続々誕生!」から『こんにゃくからカリスマ洋菓子へ』を取り上げてみました。

 先週取り上げた会宝産業もそうなんですが、今回の企業オハラも石川県金沢市に本社があります。元気な企業が目立ちますねぇ。愛知県は自動車産業が絶好調で、他の企業が目立たない状況になっていますからね。こういう特集で取り上げてくれないのかな?なんて。

 こんにゃくは鍋の具として冬に売上が伸びるけど、夏場は落ち込む。これを埋めるために試行錯誤して、到達したのが洋菓子。最初はくずきりを製造販売がきっかけで、洋菓子店から注文が入ったとのこと。

 でも、いわゆるカリスマとも称される有名パティシエはこだわりが強いために、オハラへの要求水準が高すぎた。まあどちらの言い分も納得できる話ですね。

-------- 引用開始 --------

 「パティシエとのつき合いは本当に大変です。そもそも、彼らが作るレシピは2~3個、多くても10個程度のものです。そのレシピを使って一度に1000 個、2000個作ると、量が多いというだけで味が相当違ってしまうのです。大量生産と少量生産では、どうしても微妙な差が出てしまうようです」

 その結果、パティシエと呼ばれる人たちは、オハラで商品を作る場合、何日も滞在して自らのレシピに少しずつ手を加えて大量生産でも少量生産と同じ味が出るようにレシピを変えていく。
 「全くゼロからの共同作業と言ってもいいかもしれません。非常に手間がかかる。ほかの会社がやってこなかったのはなるほどと思いました」。小原社長は感慨深げに振り返る。

 こんにゃくで苦しみ、どうしても夏用の菓子を成功させなければならないという背に腹は代えられない事情がなければ、オハラはこのような面倒なお菓子には挑戦しなかったかもしれない。また、北陸人特有の辛抱強さもあったのだろう。

-------- 引用終了 -------

 こういう関係が作られると強いですよね。パティシエもオハラも自分たちが作るものにこだわりや自負があったから、ここまでやれんたんじゃないかと思います。

 工場での試作品と大量生産品との差はほとんどないと思いますが、お菓子の世界では違うんですね。こういうことなんてやってみなくては判らないことですからねぇ。

 記事の中で「中小企業アドバイザー」という言葉が出てきたんですが、これって診断士じゃあ・・・ないですよねぇ!?。そうだったら嬉しいんだけど、診断士と書いてくれてないからなぁ。

2007年06月09日

体罰の是非

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 痛いニュースからの話題です。『「いじめ許さん」 児童全員を平手打ちの体罰 辞表の先生、保護者が慰留』というものなんですが、こういう話になると必ず「体罰は禁止」と何が何でも反対する人たちがあらわれます。

 じゃあ一体体罰って何だろうとウィキペディアで調べてみると、『体罰は、父母や教員などが、子供や生徒など自己の支配下にあると考えられる相手に対し、教育的な名目を持って、身体刑を加えることを指す。』とあります。ここでのキーワードは、1)父母や教員、2)教育的な名目そして3)身体刑というところですね。

 私が小学生の頃は、比較的おとなしい児童が多かったのか、あまり体罰を受けたことはありませんし、頻繁にあったということもなかったです。とはいえ、1回だけ平手打ちを受けたことがあります。そのときは掃除をさぼって遊んでいたところ、(男の)先生が飛んできて、遊んでいた私たちを1列に並べて、平手打ちをしたんです。私にとって初めての経験だったんですが、まあ殴られても仕方ないかなぁとも思ってました。

 この「殴られても仕方ない」という気持ちが大きいんじゃないかと思います。叱られるようなことをやっていたという自覚があるんですね。多分当時の子供はほとんど全員そう思っていたんじゃないでしょうか。

 私には子供がいませんので間違っているのかも知れませんが、今の子供はそのような自覚がないんじゃないだろうかと思わざるを得ません。自分のやっていることは悪いことと思わなければ、なんで叱られるかという理由が思い浮かばない。また親も条件反射で、うちの子だけが云々・・・と。

 体罰自体は明治時代から否定されていることですし、よっぽどのことがない限り、私も肯定するものではありません。が、敢えて体罰を行うことも必要なんじゃないかとも思います。この体罰、殴られるだけじゃないんですね。正座させたり、立たされたりすることも体罰の1つなんだとか。この後に、先生や両親がどれだけフォローできるかによって教育効果が違ってくるんだと思います。

 例えば、男親が平手打ちをしたとします。その後に、ぶったことは謝りつつも、ぶった理由をきちんと説明し納得させれば、子供も自分が悪かったと反省する可能性は高い。でもそういうことがなければ、ただ単に殴られたことだけが記憶されます。そうなると悪循環が始まることになります。

 今回の京都での事件(?)では、
 1)担任の先生がいじめを見つけた
 2)「次にいじめを見つけたら、児童全員を叩いて、先生も辞めると宣言
 3)ところが、その後にからかっているところを見つけた
 4)そこで、いじめられた児童を除いて、児童全員を叩いた
 5)担任は校長に報告し、校長は自宅謹慎処分に。また担任は辞表を提出した
 6)保護者のほぼ全員から辞職嘆願の署名が集まる
 7)謹慎が解けたときに、担任は児童全員に謝罪
 8)児童たちも泣きながら「私たちが悪かった」と謝った
という流れのようです。

 最後の児童たちが謝ったことが大切だと思います。なんで叱られたのか、叩かれたのかを子供たちが理解できれば、次に同じような悪さをすることはほとんどなくなります。教育というのは、子供たちに理解させることだというのが良くわかります。

 多分、この子供たちは何十年か後に同窓会を開くたびに、先生に叩かれたことを話題にすると思います。それは悪口でも嫌みでもなく、懐かしい「想い出」として語るんではないかと。

 記事の最後に
-------- 引用開始 --------

 教諭は採用4年目で、同小には今年度着任。校長によると、熱心でまじめな人柄で、子供のころに外見を理由にした嫌がらせを受けた経験があったという。

 引野恒司・同市教育長は「学校に理不尽な要求をする保護者も少なくない風潮なのに、教諭の行為を熱意ととらえ、署名運動まで起きるとは驚いている」とした上で、「体罰の事実は事実なので、子供や保護者の心情を受け止めた上で適正に処分はする」としている。

 河上亮一・日本教育大学院大学教授(教師論)の話 「教師として、職をかけてもやってはいけないことを示す覚悟も必要。児童や親にもその姿勢が伝わったのではないか。最近ではこういう先生はめずらしく、評価すべきだ」

 森毅・京都大名誉教授の話 「熱心だから体罰が許されるという話ではない。教師が体罰をするなら辞めるしかないと思うし、保護者らはそれを非難するにしても支持するにしても、もう少し学校と冷静に付き合う手だてがあるのでは」

-------- 引用終了 --------
とあります。
 痛いニュースでは森先生のコメントについて、非難するコメントがたくさん付いています。たしかに、字面だけを追えばそういう意見が出てくるのは当たり前のことです。でも裏読みすれば、校長や教頭という立場の人がもっとフォローすべきと言っているような気もします。

 とはいえ、叱るだけでは片手落ちですね。正しいことをしたとか、きちんとしたときには「褒める」ことが必要です。いつも褒めてくれる先生が、悪いことをやったときには叱る。「良いことは良い、悪いことは悪い」を子供たちに判らせる。また、叱るときには感情的にならない。

 これは子供たちだけでなく、人間みんなそう。上司として部下を持ったら、いつも心掛けなければならないことです。

2007年06月10日

経営の実際

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 今日は自宅でのんびりしていました。こうやってのんびり出来る日があるのはいいですね。でも逆にブログを書くテーマが・・・。ってことで今日は今読んでいる人のブログの紹介です。

 ブログ人気ランキングをふらふらしてたら、ちょっと面白いというか気になるブログを発見しました。それが『★実録★倒産寸前の弁当屋を再生せよ!売上データ毎日更新中!』です。ご両親の経営する借金まみれの弁当屋を継いだ「再生請負人」さんが書いているブログです。

 仕事には関係のない話も若干あるんですが、ブログ主がどうやって借金を減らす努力をしているかが書いてあります。そこにあるのは私が診断士になるために勉強したことが、そのまま実践されています。是非頑張って借金返済ができるといいなぁと思っています。

 が、今の頑張りだけでは難しいのも確かな話ですね。プラスαがないと、いつ破綻してもおかしくないと思います。どこにすんでいるのかも判りませんので、なんとも言えませんけど。

 たまたま愛知県は自動車産業が好調で、景気のいい話が流れていますが、それ以外の業種に関してはそうでもないですからね。ちょっと日本の経済構造がおかしくなっているのかも知れません。真面目に努力している企業、経営者が報われていない。それっておかしいですよねぇ。

 私が持っている知識や力ではあまり役に立つとは思えませんが、少しでも役に立っているといいなぁと思う今日この頃でした。

2007年06月11日

昨今の情報システムのトラブル

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 日経ビジネスオンラインで『「情報システム事故」、技術者だけでは防げない』という記事を見つけました。最近そういうトラブルが多いですよね。ANAやNTT、昨日は社会保険庁のオンラインシステムもトラブってました。こういうニュースを読んだり聞いたりすると、「システムやさんは大変だなぁ」と同時に「きちんとテストしとるんかい!?」とも思ってました。

 で、この記事にはこのような事故が発生する原因を追及しているのですが、日経各紙などから引用してます。ここでもそれを上げてみますね。
1)原因を知り、同じミスを繰り返さないことが必要(日経コンピュータ)
2)システム障害防止へIT人材の育成を(日経新聞6/2)
3)企業経営者の意識の問題に行き着く(日経新聞6/6)
これらの指摘は間違ってはいませんし、確かにそうなんです。がこの記事では、それらに加えて「情報システムの問題は全員の問題」と提起しています。

 情報システムでトラブルが発生したときに、「あれはシステムの問題であって、端末の前で客の応対をしている私は関係ない」とか、「本当に、なんで私(たち)がマスコミの前で頭を下げなくちゃいけないんだ」と思っている人がいてはダメだということですね。

 記事には

 情報システムの事故を招く背景には、今日の情報システムが高度かつ複雑に成り過ぎていることがある。現場部門の要請をすべて鵜呑みにしてシステムを開発し続けると、こういう結果に陥る。複数の現場部門から上がってくる要請を整理し、優先順位を付け、本当に必要な機能だけを開発できれば、情報システムを今よりは簡素な形で維持でき、事故が起きる可能性を引き下げられる。ビジネス案件の整理や優先順位付けは、IT技術者の仕事ではなく、経営の仕事である。経営者や現場部門の責任者は、ITそのものの細かい点を理解する必要はないが、ITを利用する目的を明確にし、仕事の優先順位を付けなければならない。
 ITは金がかかるし、万能ではない。場合によっては、IT以外の方法を選ぶべきであるし、事故が起きた時に、ITを使わず仕事を続行できるように準備しておく必要もある。「その業務の作業量はそれほどではないから、コンピューターを使うまでもない。手作業に戻してしまおう」という経営判断があって差し支えないし、そうしなければ複雑かつ高度な現行システムは、さらに肥大化し、事故を誘発する。

とあります。システムが複雑になりすぎていることについては、もう言うまでもないことですね。ましてや、そこにTCP/IPなどという(専用線と比較して)信頼性が低いプロトコルが入ってくれば、技術者が「なんで???」と頭を抱えることも理解できます。
 そこで、記事ではCIOとかITコーディネータ役が入って、システム化要求の優先順位をつける必要があると言っているわけです。まさに正論だと思います。これはシステム化だけの話ではないと思います。企業における全ての業務において、優先順位をつけてその順番の基に業務を遂行していく。言われてみれば当たり前の話です。

 それともう一つ注目したいのは「消費者(顧客)も関係者」という考え方。確かにそうなんですけどね、あまりにもこれを強調しすぎると、顧客離れを招くような気もします。多分、顧客満足を重視しすぎることへの警鐘だと理解すべきなんでしょう。

 情報システム構築における経営者の仕事にも言及しています。記事では「経営者の仕事は、現場が仕事を改革していく社風や環境をつくり出すことである」とあります。これも情報システム構築に限った話ではありません。

 今回の記事は、非常にきれいにまとまっていて、わかりやすかったです。こういう話をする機会は・・・あるといいなぁと思いつつ。

2007年06月12日

クロスマーチャンダイジング

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 日経ビジネスオンラインに『カゴメ、他社商品との組み合わせ陳列を強化』という記事を見つけました。記事によると

 
 野菜ジュースやケチャップ、トマトソースなどで知られるカゴメは今年度から、他社の商品と自社の商品を組み合わせて店頭に陳列するクロスマーチャンダイジング(クロスMD)戦略を強化している。めんつゆメーカーのヤマキと組んで昨夏に実施したクロスMDで大きな成果を上げたのが、そのきっかけの1つだ。

 カゴメでは従来、各地域にある支店と現地のスーパーとの間で地域限定のクロスMDを数多く手がけてきた。今年度からは本社主導で全国規模に展開するクロスMDを増やす。    

とあります。クロスマーチャンダイジングというのは『カテゴリにこだわることなく、関連商品を一つの売り場やコーナーにまとめる事で相乗効果による売り上げ増を図る手法』であり、診断士を勉強していたときには、ビールと紙おむつを並べておくと、両方ともよく売れるなんていうのがあったと記憶しています。

 いま、小さなスーパーマーケットなんかでも、よく見かけますね。肉売り場のよこに焼肉のたれを置くとか、野菜売り場にドレッシングを並べるとか。でもこれは既存の商品の組み合わせです。今回注目すべき点は新しいメニューを作ったこと。

ヤマキの「そうめんつゆ(2倍濃縮・ストレート)」とカゴメの「基本のトマトソース」を混ぜ合わせたスープを使うそうめん「トマトそうめん」という新メニューを考案し、試食会を開くなど店頭で来店客に大々的に披露した。その結果、「クロスMD期間中のトマトソースの出荷額が前年比で130%となった」(カゴメの丸亀マキ・営業推進部営業企画グループ食育担当)のである。

 この「トマトそうめん」、なんか美味しそうですよね。

 このクロスマーチャンダイジング、どの商品と組み合わせたら効果があるのかというのが一番問題になるのですが、カゴメでは『営業担当者が中心に利用するナレッジマネジメントシステム「情報カード」を積極的に活用する』ことで、この情報カードは年間5万8千件以上書き込まれるとのこと。

 じゃあ、中小スーパーで、中小卸問屋などがクロスMDが可能なのでしょうか?。先に書いたように、カテゴリ横断的な商品レイアウトだけだったら、今でもやってます。でも「新メニュー」を提案することはどうなんでしょう???

 基本的には、強力なリーダーシップを発揮できるところがあれば、可能なんでしょう。でも中小企業が集まった場合、なかなか難しいんじゃないかと容易に想像できます。

 記事ではカゴメの考えるクロスMDのメリットとして5つげています。
 1)新たな販売チャネルや売り場を開拓しやすい
 2)販売促進の機会やテーマを増やしやすい
 3)新メニューの提案によって購入頻度を高めやすい
 4)値下げ競争から脱却しやすい
 5)仕事の進め方や考え方が異なる2社の営業担当者が一緒に活動することによって、良い刺激となり、営業担当者のモチベーション向上にもつながっている
 これらのことは、マーケティングの世界では当たり前っちゃあ当たり前の話です。でもそれを実践できるかどうかが大きな問題です。

 中小企業の場合、アイデアは出るのだけれど、それを実行に移すことが難しい。いわゆる経営資源(ヒト・モノ・カネ)が不足してますからね。だから他の企業と連携しなくてはいけないのですが、どうも見ているといろんなしがらみもあり、連携もうまくいっていないようです。

 私たち診断士は、コンサルタントとしてチャレンジしようと考えている企業はどんどん応援したいと思ってます。実は診断士自体も連携をよくやっています。その道に詳しい診断士と一緒に仕事するのは、良い刺激になります。
 是非、中小企業の経営者の方、一度相談して見て下さい。
(あっ、今日はなんか宣伝になっちゃいました)

2007年06月13日

ビジネスインテリジェンス!?

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 また日経ビジネスオンラインからなんですが、『ディズニーランド・パリ、BI活用で待ち時間ゼロへ』という記事を見つけました。「うん??、BI?、BIってなんだ???」ってことで、恥ずかしながらBIという言葉を私は知りませんでした。で早速ググってみました(googleの検索結果)。

 でわかりやすく解説してあるページを見つけました。それがアットマークITの記事で、なんと2002年7月の記事『重要性が認知され始めたBIの市場動向』というものです。

 このアットマークITの記事によると、BI(ビジネスインテリジェンス)とは、「膨大な企業情報データを統合的に管理し、これを戦略的経営ツールとして活用し、企業の競争力を高めること」とあります。ちなみに同じくアットマークITの情報マネジメント用語辞典には「企業内外の事実に基づくデータを組織的かつ系統的に蓄積・分類・検索・分析・加工して、ビジネス上の各種の意思決定に有用な知識や洞察を生み出すという概念や仕組み、活動のこと」となっています。

 ということは、私が受験時代に習ったDSS(意志決定支援システム)からの流れで出てきた概念、ってことなんだということは判りました。でも2002年にはもう国内での導入云々という記事があるわけですから、常識的な用語なんですね、BIって。いやぁ~、不勉強で恥ずかしいですが、まあ「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」ってことで。

 で、このBI、機能としては(1)データの統合、(2)データの分析、(3)データのレポーティングに分けられるとのこと。
(1)データの統合
 社内・外にある「形式や構造がまったく異なるデータを統合」することなんですが、単純に考えると、「それってめちゃくちゃ難しくない??」と思います。記事には統合用のツールがいくつかあるようですね。
(2)データの分析
 これは、OLAPやデータマイニングのことのようです。
(3)データのレポーティング
 「導き出された情報が経営者の意思決定や経営判断に使えるレポート」を作ることだそうです。

 なるほど、DSSよりかなり進化しているようです。あふれるほどある様々な情報を統合・分析して、企業経営に役立てることという意味ではDSSと同じかも知れませんが、「問題の事前察知」のための分析ツールも用意されつつあるということですから、進歩度合いはかなりなものだと思います。

 この記事を読んで、「大企業だったら、カネ・ヒトという資源が豊富だからなんとかなるとは思うけど、中小企業はどうするんだろう・・・」という疑問が湧きました。日本の企業の90%が中小企業ですからね。それを無視することはできません。でも記事を読んでいくうちに、日本では大企業といえども導入がうまくいっていないことがわかります。その課題を書いてあるのが『ビジネスインテリジェンス導入を巡る日本の課題』という記事。この記事の導入部分にある「ユーザー企業自身が、顧客の顔が見えなくなっている」という言葉、「なるほど、確かにそうだよなぁ」と感じました。「企業内には数多くの情報がはんらんすることになり、とても処理ができないほどのデータが蓄積されることになった。顧客を知るために蓄積したはずのデータが処理できずに、結局は顧客の顔が見えないというジレンマに陥っている」というのです。

 中小企業の場合、情報が氾濫するほどまで至っていないというか、データから情報に変換するすべを知らないというのが現状じゃないかと思います。売上データや顧客データなどでも表面的なものは、データ共有できているところは多いと思いますが、データに意味づけして「情報」にしている企業は少ないんじゃないかと。

 つまり私が何回も言っている「データを骨までしゃぶれ」が実践できていないということだと思います。大企業に追いつき追い越すためには、まず必要なデータ収集から始めないとということです。ここで言う「収集」は、データそのものをいろんなところから集めてくる・・・ってことではありません。企業に蓄積されているデータを加工して、新たなデータを作ることです。

 言うのは簡単ですが、実行するのは難しい。経営者からよく聞く言葉ですが、実行しないとひょっとすると来年会社がないかも知れないという危機感があるのならば、やらざるを得ないと思います。

 今回のディズニーヨーロッパの記事、いろんなことを勉強させてくれた記事でした。

2007年06月14日

またまたwinnyですか

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 先日、痛いニュースで『警視庁の警察情報など1万件がWinnyに流出 巡査長のPCがウイルス感染』というのを発見。まぁ、呆れてものも言えなかったんですが、大西さんのブログにも取り上げられたこともあって、遅まきながら私もちょっと書いてみようかなと。

 前に『危機感の欠如』で自衛隊のことを書いたのですが、今度は警察官がwinnyで情報を漏らしてしまいました。警察庁は昨年3月に『警察庁が緊急通達「私物PCでもWinny厳禁」』という通達を出しているにも関わらず、警察の内部情報が漏れたってのは、一体全体警察官のモラルはどうなっているんでしょうねぇ・・・。この巡査長は虚偽の報告をしていたということになりますね。この流出した警察情報の中には、取調調書なども含まれていて、そこからある女優(?)の個人情報がばれて、ブログが大炎上してしまいました。また、痛いニュースを読む限りでは、婦女暴行など非常にデリケートな事件についても、その詳細が明らかになったらしく、被害者がそのことを知ったときの思いはいかばかりかと。

 根本的な解決策は、公務員が操作できるPCからwinnyを削除することです。それに加えて、モラル向上プログラムと罰則が必要じゃないかと。一人でも「自分は大丈夫」と勘違いしてる公務員がいないようにしないといけません。winnyの作者である金子氏に対策プログラムを作ってもらうことも必要なんですが、いたちごっこになりますからねぇ、この手の対策ってのは。

 この巡査長、どういう処分を受けるんでしょうか!?。やっぱり懲戒免職ぐらいにならないと、けじめがつかないでしょう。個人情報が漏れた被害者に対する補償も考えないといけませんね。特に今回は非常にデリケートな情報が含まれているようですから、泣き寝入りをせざるを得ない人もたくさんいるんじゃないでしょうか!?。

 大西さんも書いていますが、これほど官公庁や企業からwinnyのウィルスで情報が漏れるというのは、経営陣の危機意識のなさが一番問題なんだと思います。トップがもっと真剣になれば、下のものもきちんと対応するはずですし、もしもそうならない部下は切って捨てることまで考えないといけないのではないかと思います。これはwinnyの問題だけではありませんよ、それを肝に銘じてほしいなと。

 winnyのポリシーは尊重しますが、いわば特効薬が毒薬に変わったようなものです。「君子危うきに近寄らず」。よほどの自信があっても近づかないことが一番です。

2007年06月15日

ソーシャルエンジニアリングって

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 一昨日に引き続き、知らない言葉が出てしまいました。それがITMediaのニュース『「ISPの委託業者です」という電話に要注意、IDやパスワード聞き出す詐欺』です。この記事の中に「典型的なソーシャルエンジニアリングの手口だ」とあります。えっ、ソーシャルエンジニアリング???、ソーシャルエンジニアリングって社会工学なんだけど、文脈からすると違うよなぁ・・・。ってんで、いつものようにググってみると、ありますあります。でwikiには「ソーシャル・エンジニアリングは、人間の心理的な隙をついて、個人が持つ秘密情報を聞き出す方法のこと。ソーシャル・ワークとも呼称される」とあります。ほほ~~、そうなんだ!?。いや~~、また無知がばれてしまいました。

 でせっかくなんで、いくつかのサイトを見てみました。ITMediaに面白い記事を発見しました。それが「あなたを狙うソーシャルエンジニアリングの脅威」です。でこの記事を読んでみると、なんと去年の記事じゃないですか!?。そうすると一昨日のBIと同じように、私が知らないだけだったんですねぇ・・・(^^;。

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2007年06月16日

SNSの使い方

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 日経ビジネスオンラインからなんですが、いつもの中小企業の記事ではなくて、ニュースからです。『小林製薬、SNSでデザインした新商品がヒット』という記事なんですが、SNSという言葉に反応しちゃいました。

 ちょっと長いですけど、記事を引用しますね。

 「熱さまシート」などユニークな機能と名前を持つヒット商品を多数抱える小林製薬が、メイク落とし市場に新規参入し、ヒット商品を生み出した。3月22 日発売の「ホットクレンジングジェル」を4月末までに20万本以上出荷し、年間売り上げ目標額である4億5000万円の3分の1を達成。現在も順調に出荷数を伸ばしているという。
 ホットクレンジングジェルのヒットの秘密は、商品の魅力もさることながら、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を使って多数の消費者の声を集めて、それをパッケージデザインや売場作りに生かした点にある。SNS最大手の「ミクシィ」を利用した。マガジンハウスの女性誌「Hanako」の編集部の協力も得て、「あっためて つる肌委員会」という公認コミュニティーを昨年12月からミクシィに開設している。
 企画を考案した吉田悟・日用品マーケティング部衛生スキンケアグループグループマネジャーは、「つる肌委員会は多くても3000人参加してくれればいいと思っていた。ところが5月末に5000人を突破。製品を発売してしばらくしたら活動を停止するつもりだったが、反響が大きいのでまずは8月まで延長することにした」と驚きを隠さない。
 つる肌委員会から生まれたアイデアのうち、実際に商品に反映されたのは、パッケージに「蒸しタオル効果でお肌つるつる」というキャッチコピーを記載したこと。しかも、商品名よりも目立つように大きな文字で書き込んである。
 ホットクレンジングジェルは、単なるメイク落とし製品ではなく、肌を温めて毛穴を開かせ、毛穴に入り込んだ化粧品まで落とすという機能的な特徴を持つ。このため小林製薬の社内では当初、キャッチコピーとしては「温かさ」を売りにすべきという声が強かった。
 ところが、つる肌委員会を通じて500人にサンプルを配って感想を集めたところ、「温かさ」よりも利用後の「つるつる感」への評価が目立った。「つるつるになって気持ちいい」という声が一番多かったのである。そこで「お肌つるつる」というキャッチコピーにしたのである。
 また、商品パッケージや売場に置く販促用ボードの色合いをオレンジのグラデーションにしたのも、つる肌委員会での消費者の声に基づいている。雑誌に掲載する広告の中身についても、つる肌委員会に意見を求めた。
 簡単に言えば、小林製薬はmixiのコミュを使って、商品開発を行ったということになるのですが、「多数の消費者の声を集めて、それをパッケージデザインや売場作りに生かした」というところが、面白いところです。

 メーカーにも当然女性社員がいますが、どうしても従業員というバイアスがかかりますから、こうやって一般消費者の意見を参考にするのは、いいことですよね。それとリサーチ会社というもう一つのバイアスもありませんから、消費者の意見がストレートに収集できます。

 それが端的にあらわれたのが、キャッチコピーの話。メーカーとしては「温かさ」という機能的特徴を使おうとしたのですが、500人のモニターからは「つるつる感」という感覚的特徴をあげたとのこと。こういうのはメーカーにいると、絶対にわからないことです。

 今回、小林製薬は雑誌hanako編集部の協力を得たことが5,000人もの女性を集めることができました。これは大きいですよね。それと、小林製薬という名前を極力出さなかったことも大きいと思います。コミュでは、mixiとhanakoしか名前を出さなかったということですから。

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2007年06月17日

うそ!、うんなばかな・・・。

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 今日のIZAを見て、びっくり。『社保庁誤入力の主犯は「カナ変換ソフト」か』なんていう記事があるんです。これを読んでみると、手書き台帳に漢字で書かれている氏名を勝手にカナに変換するソフトでふりがなを振っていたとのこと。

 これを読んで、あぁそういやなんか不思議な読みをするのがあったなぁ、でもなんだったろうと思いました。で該当記事のトラックバックを眺めていたら、「ささやかな抵抗」というブログに書いてありました。そう「運転免許証」です。

 まあ、ソフト屋さんの立場からすると、自動的にふりがなを振りたいというのは判らないではないです。最近のソフト技術をもってすれば、姓だけならばかなりの確率で正しいふりがなをふることは可能です。でも下の名前は同音語がありすぎて、正答率は半分以下になってしまうんじゃないかと思ってます。でもそれは漢字1文字に対して振るのではなく、名前という「文字列」だからこそ可能なわけです。単漢字1つに対して、1つの読みしか許さないなんて、もうめちゃくちゃな話です。

 私は前職で印刷会社にいまして、名簿の印刷などを担当していたことがあります。だから、名前の処理は非常にデリケートでかつ難しいことを知っています。戸籍制度が現状と合致していないために(っていうか、昔はコンピュータを使うとは思っていなかったために)、出生届などに記載された文字をそのまま戸籍に記入します。だから、届け出た人が間違えて漢字を書いたとしたら、間違えた漢字で戸籍に入ります。そういう誤字や旧字体などの外字がたくさんあって、地方自治体のコンピュータシステムって大変なんですよ。

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2007年06月18日

う~~ん、それってどうなのよ!?

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 その1
 昨日、事務所に向かっている途中に犬を散歩させている女性がいました。何の気なしにその犬を見たのですが・・・、4つの足に靴らしきものをはかせていました。一瞬目を疑いました。もし、怪我とかだったら仕方ないですが、飼い主が「かわいい」と思っているんだったら・・・、最悪の飼い主ですね。動物は人間みたいに靴を履いて歩くことはとてつもなく難しいはずです。爪を立てて歩くことに意味があるはず。

 その2
 昨日の夜はちょっと蒸し暑かったんですが、クーラーをつけずに窓と入り口のドアを開けて仕事してました。すると、近所に棲んでいる野良猫が入ってきてしまいました。ありゃりゃ!?と追っ払ったんですが、この野良猫、近所の人がエサを与えてるもんだから、あまり物怖じしません。そういう意味では半野良なんです。
 確かにネコは可愛いし、私も好きなんですが、中途半端に人間がエサをあげるのはねぇ。続ネコ裁判にありましたが、世話をするつもりがあるのだったら、きちんと世話しないといけないですよねぇ。

 その3
 今、xoopsを試しています。いろんな機能があり、私のお客さんにも使えそうな気がしてます。で、いろいろ触っていたら、間違って管理画面のボタンが消えてしまいました。あれっ!?、設定変更ができなくなってしまっちゃったよ!?。そろそろ眠たくなっていたところでのポカです。あ痛たたたた、もうふてくされて寝ちゃいました(今日、ちょっと調べたら、簡単に直りました)。

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2007年06月19日

e-黒板!?

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 ニュースからトラックバックされたブログを読んでいるうちに、こんな記事にぶつかりました。それがIZAの『欧米に遅れる教室IT化 e-黒板、導入進まず』という記事です。

 記事を読んでみると、教育現場のIT化が進んでいないことを指摘しています。そのなかで「e-黒板」なるものを紹介しています。記事では

 教室環境の点で注目されたのが、パソコンとプロジェクターを接続し、黒板にはり付けた電子情報ボードでパソコン画面やデジタルコンテンツ(情報の内容)を操作できる「e-黒板」(電子黒板)だ。9日には会場内で実際に生徒を対象に公開授業が繰り広げられた。

 e-黒板を活用すると、従来のパソコンを使った授業と異なり、教師は操作する都度、パソコンに移動することなく黒板の前に立ったままさまざまな操作ができ、生徒と向き合って授業ができる。また、記録・保持機能の活用で、何度でも振り返りの授業が可能になる。さまざまなデジタルコンテンツを活用した授業も展開できる。

 しかし、容易にみえそうなe-黒板の導入も、教育の現場で一向に進んでいない。文部科学省による「学校における教育の情報化の実態等に関する調査」によると、2006年3月末段階で、インターネット接続可能な全国約3万8000校の小中高校で導入されているプロジェクターは約11万台、e-黒板に至ってはわずか約8000台というお寒い状況だ。

 この点、学校授業のIT化が定着している英国は、05年段階で初等学校で平均5台、中等学校が平均17台のプロジェクター、e-黒板が導入され、これを活用する教員も初等学校で69%、中等学校が42%とe-黒板の活用が広がっている。

となっており、e-黒板の導入状況を「お寒い状況」としています。

 確かに導入状況は芳しくないようですが、でも本当にe-黒板って重要なものなんでしょうか!?。教える立場として、教材に沿ったことだけを話すのであれば、便利なものだと思います。でも児童・生徒がそれだけで理解できるとは限りません。35人いる生徒全員にわかるような教材を準備できることもありません。そういう状況のもので、「お寒い状況」と言及するのは如何なものかと思うのです。

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2007年06月20日

webサイトにもみかじめ料

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 ITMediaからなんですが、『Webサイトを人質にとって「みかじめ料」を要求、DDoS脅迫が日本にも上陸』という記事を見つけました。いや~、「ついに、ネットでもみかじめ料かぁ」と思ったのですが、記事を深読みすると、そういう支払いをしているあやしいサイトもあるようですね。

 ちなみにこの「みかじめ料」、witionaryには「見ヶ〆料」となっています。語源は「毎月3日に支払わせるという説や3日以内に支払わなければ、その店を締めあげるという説」もあるようですが、語源由来辞典によると「「みかじめ」は「管理」「監督」「取り締まり」といった意味の言葉」だそうで、あまりよくわからないようです。

 で、実際の事件は、記事によると

 Webサイトに大量のトラフィックが送りつけられ、正常な閲覧が不可能になった。攻撃の手法自体は「SYN Flood」で古典的なものだが、200~300Kbps程度のトラフィックがやってくるとなると、通常のサイトでは「対処が困難」(同氏)という。キャリアやデータセンターならばいざ知らず、普通の企業ならばインターネットへの接続回線の帯域は100Mbps程度。この結果、ちょっとした攻撃でも帯域がすべて埋め尽くされてしまう。

 この事件では、DDoS攻撃が開始されてWebサイトが麻痺した5分後には、見透かしたように会社の代表番号に「セキュリティ専門家」を名乗る人物からの電話がかかってきた。「どうやらWebサイトが停まってお困りのようですね。われわれの技術ならば対応できます」と持ち掛け、さらに電子メールで問い合わせると、対応のための技術料として60万円を要求してきたという。その後の数度のやり取りの中で、40万円へと技術料の「値下げ」まで行ってきた。

ということらしい。

 この手口であれば、脅迫でも恐喝でもありません。また電話を掛けてきた人物が、このDDoS攻撃を仕掛けてきたのかも不明ですから、この時点では犯罪行為として、警察などに連絡することはむずかしい。でも多分詐欺に当てはまる手口でしょうから、当然支払うことは良くないことですね。

 でも、まともな企業はこんなことで引っ掛かるとは思えません。記事に寄れば「表だって活動できないサイト、アダルトサイトなどをターゲットにしているのではないか。たまたまマーケティングリサーチの誤りで、普通の会社もターゲットになったのでは」とあります。
 とはいえ、アダルトサイトにこんなDDoS攻撃して、お金が入ってくるんでしょうかね!?。

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2007年06月22日

張家界から

 今、湖南省の張家界にいます。これから、世界遺産を見に行ってきます。
 夜にはデジカメの写真をアップできるかと。

 今はとりあえず、状況報告です。

張家界から その2

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 今日は黄龍洞と天子山に出かけてきました。天気は曇っていて、あまりよくなかったのですが、それでもきれいな景色を堪能しました。が、階段の上り下りが激しく、明日は筋肉痛になりそうです。

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2007年06月26日

張家界 旅行記

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 ちょっとブログを休んでしまいました。いや~、なんかバタバタしてたんですよ。
 今日からは真面目に更新していきますので。

 さて、先週の木曜日から日曜日まで中国は張家界に行ってきました。速報的にちらっと書いたのですが、今回はその詳細ということで。

 張家界は湖南省にあります。上海から飛行機で2時間の距離。ちなみに湖南省の省都は長沙です。湖南省は毛沢東の出身地でもあります。張家界は湖南省の北西部にあり、漢民族の他に土家(ドカ)族、苗(ミャオ)族、瑶(ヤオ)族が住んでいます。何人かに「あなたは何族なの?」と聞いたところ、土家族と答える人が多かったです。ガイドさんも土家族の人でした。といっても見た目はあまり変わりません。
 まあ、はっきり言って「田舎」です。産業もこれと言ったものは見当たりません。ところが、世界遺産に認定されたことで、観光がこれからの目玉になってきているようです。

 何ヶ所か見るところはあるのですが、今回は実質2日間で4ヶ所の観光スポットを回ってきました。
 1日目はお昼にセントレアから上海に入り、夕食後国内線で張家界に移動です。そこからホテルに入ったのですが、空港付近の道が・・・まだ舗装されていませんでした。ガイドさんは「全身マッサージ道路」と言ってます。言い得て妙です。なんせ、揺れる揺れる!!!。たった2Kmの舗装に何ヶ月もかかっているとのことで、地元民も困っているようです。

 今回の旅行は、旅行会社の人を含めて7人ということで、非常にこぢんまりしています。パック旅行より遙かにいいですよ、こういうのって。まあ費用はどうしても高くなってしまいますが。

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2007年06月27日

中国ホテルのネット事情

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 旅行記ではないですが、先週の旅行で感じたことです。今回の旅行でもノートPCを持参しました。ホテルに入るまでは、「張家界は田舎にあるからなぁ」とネット環境がない可能性が高いかな?と思ってました。がホテルが五つ星でかつ最近建設されたということもあって、速度はそれほどではなかったのですが、LANケーブルがあって接続はなんら問題ありませんでした。

 で上海に戻り、ホテルに入ってネット環境があるのを確認します。上海は3年ぶりなのですが、その当時はネット接続にはお金が必要でした。最初にブラウザを起動すると、「お金がかかるけど、大丈夫?」という画面がでて、OKをクリックすると接続できます。大体150元以下だったと記憶しています。今のレートで100元は1680円程度。1日接続での料金です。

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2007年06月28日

Lhaca に脆弱性ですか!?

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 「絶対サポセン黙示録」をひさびさに見たら、本日のニュースに「Lhacaに脆弱性」という文字が。そこで元記事のITMediaを見てみました。そこには『Lhacaに未パッチの脆弱性、悪用トロイの木馬も出現』という記事がありました。

 Lhacaは現在 version 1.20 で数年前からバージョンアップが行われなかったようですから、かなり安定しているソフトです。そこに「脆弱性」が発見されたということで、ちょっと驚きです。

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2007年06月29日

電話番号が覚えられない!?

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 ITMediaに『8割が「電話番号、覚えられなくなった」』という記事を見つけました。
 記事では

 NTT番号情報(NTT-BJ)が発表した電話番号に関する意識調査で、80.5%が「ここ数年で電話番号を覚えられなくなった」と答えた。理由のトップは「携帯電話のメモリに番号を記録しているから」。同社は「記憶をメモリに頼り、手を動かさないばかりか記憶ができない現代人の姿が浮かび上がる」としている。
とあります。確かに携帯のメモリーにたくさん入っていますよねぇ。私なんか、Outlookと連動していますので、200件以上のデータが入っています。
 とはいえ、普通の電話番号は結構覚えています。特に仕事上よく掛けるところはそうですね。でも覚えられないのが、携帯電話の番号。自分の携帯番号もたまに「あれっ、何番だっけ?」となるくらいです。

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2007年06月30日

ネットで稼ぐことができるのか!?

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 日経ビジネスオンラインに『「こっそり稼ぐ個人」増殖』という記事を見つけました。
 そのリードには
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サラリーマンや主婦らの間で「ネット副業」が一段と広がっている。
大半は少額収入に過ぎないが、中には月300万円程度を稼ぐ猛者もいる。
だが、詐欺やネズミ講まがいのサイトもあるため注意が必要だ。
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とあります。この記事のなかで、「おっ、ちょっと面白いな」と思った事例があります。

 栃木県鹿沼市の露久保健二さんもその1人。地元郵便局の契約職員だった露久保さんは2003年5月頃から、アマゾンを利用した古本売買を始めた。自分の蔵書整理でアマゾンに本を出品するうち、「これはいい副業になる」と思いついたのがきっかけだったと言う。

「マニア本」も十分売れる

 古書の仕入れも「(古書店のチェーン店である)ブックオフで買い込めば十分調達可能」(露久保さん)。100円で売られている本の棚などを見て回り、「マニア的な本などネット上で売れそうなものをなるべく買いながら出品していった」(同)という。

 マニア的な商品や少量でも長く売れ続ける商品が全体の販売の多くを占める、ネット特有の「ロングテール現象」を直感的に捉えていた格好だが、次第に一般の古書店や個人の蔵書も買い取るようになってきた。ネット市場では、大量に出品するほど、売れる確率が高まるからだ。

 勢いを駆って最近、郵便局も辞め専業に。もともと、ネット上の古書店名として使っていた「かぴぱら堂」として今は約1万冊を出品。月商100万~130万円を稼ぐまでになったという。

 ただ、売れるまでは在庫として抱えることになるから、出品を増やすことは在庫増に直結する。その分は当然、コスト増になるが、倉庫で済む分、本物の古書店のような店舗は不要だし、地価の低い地方ほど有利にもなる。

 実際の古書店は本好きの多い都会ほど有利だが、ネットの世界に入るとすべてが逆転する。全国に点在するマニアが顧客になり得るからそのハンディはないし、地価など在庫コストの面でも地方の方が有利になるからだ。露久保さんの副業はこの点もうまく捉えた格好になっている。

 この事例、ネットの特性を大変うまく利用しているなと。

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About 2007年06月

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