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2007年06月03日

私的複製の範囲を狭めると

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痛いニュースに『ファイル共有ソフトでのダウンロードが違法に…知財推進計画2007正式決定』という記事が出ました。元記事は InternetWatch で、『「知財推進計画2007」正式決定、ファイル交換ソフトからの複製禁止など』という記事です。
 毎回思うのですが、この痛いニュースや2chのν速での反応って、条件反射みたいに思えます。指示された資料ページを見ているんでしょうか!?。

 で、記事にあった『知的財産推進計画2007』を読んでみました。そこには

-------- 引用開始 --------

(2)違法複製されたコンテンツの個人による複製の問題を解決する合法的な新しいビジネスの動きを支援するため、インターネット上の違法送信からの複製や海賊版CD・DVDからの複製を私的複製の許容範囲から除外することについて、個人の著作物の利用を過度に萎縮させることのないよう留意しながら検討を進め、2007年度中に結論を得る。

-------- 引用終了 --------
とあります。これを読む限りでは、「違法送信からの複製」とありますので、基本的にはなんら不思議なところはありません。まあ、今は誰かがアップした違法なファイル(画像・動画・文章など)をダウンロードしても適法ですから、それを考えると厳しいと感じるのかも知れません。でも元が違法送信ですからねぇ。あまり強く言えないのではないかとも思います。

 ネット上でこういう規制が話題になると、必ず出てくるのが司法などの「拡大解釈」論です。それがあり得ないなどとは私も思っていませんが、それを根拠に反対してたら、何も新しいことはしなくても良いいうことにもなりかねないのでは?とも思います。

 文中には、今年中に結論を出すとありますので、その結論が出るまでの過程をしっかり見守ることが必要なのではないかと思います。

 ただ、

-------- 引用開始 --------

 情報化時代におけるネット検索サービスが、国民生活の利便性の向上のみならず、産業政策や文化政策上重要であることにかんがみ、ネット上での検索サービス等に伴うサーバーへの複製・編集等や検索結果の表示に関する著作権法上の課題を明確にし、所要の法整備の検討を行い、2007年度中に結論を得る。また、新たなコンテンツへの検索・解析技術の開発・国際標準化や適切な保護ルールの検討などを2007年度から開始する。

-------- 引用終了 --------
に関しては、適法にしないと大問題になる可能性大ですね。

 まあ、過剰に反応せず、冷静に行動することが一番です。感情的に反応することが一番まずいと思います。

 はてさて、どうなることでしょうね。

2007年06月04日

スパム対策をしないとセクハラって・・・

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IZAITMediaに『会社宛ての“エロスパム”、対処しないとセクハラに?』という記事が(IZAはITMediaからの配信)。いや確かに、エロスパムがたくさんやってきます。それを何とかしたいとは思っているんですが。
 記事には
-------- 引用開始 --------

 スパム問題に当てはめると、性的スパムの受信強要というセクハラが起ないよう、経営者はサーバレベルで可能な限りシャットアウトするよう努め、そのために具体的な防止措置を講じる義務がある──ということになりそうだ。スパム受信が実際に起きてしまっているなら、ただちに事実を確認し、防止策を講じる必要があるだろう。
 「サーバレベルでのスパム対応はコストがかかる」として経営側が対応をおろそかにした場合、労働局から行政指導を受ける可能性があるほか、「義務違反で精神的苦痛をこうむった」として従業員から損害賠償を請求される可能性もある。
 そもそもこのご時世、不愉快極まりない性的スパムを放置し、対策を訴えても問題視されないような職場に優秀な女性スタッフがいつくかどうか。「スパム対応は経営には関係ない」とばかりは言っていられないようだ。

-------- 引用終了 --------
とあり、企業としてはなんらかの対策を講じないと大事になりそうです。でも自社にサーバを置いている企業であればそれなりの対応もできるでしょうが、レンタルサーバやプロバイダのサービスに頼っているところはどうするんでしょうねぇ。メーラーでスパムメールをはじく機能を持っているものを使うか、スパム対策用のソフトを各PCに導入することぐらいしか思い浮かびません。
 でも、このスパムかどうかの判断ってソフトでは非常に難しいんですね。判断基準を高くすると普通のメールもスパムと判断されてしまうし、低くするとかいくぐってスパムが届くようになってしまいます。本来はスパムメールを送りつける業者をなんとかしないと根本的な解決にはならないんですが、業者を捜すのも実際問題としては難しいですしね。


------------------------------------------
 どうも、gooの対応があまりよくないので、こっちに移動してきたんですが・・・、結構不便なところがあるんですねぇ。もうこれは自分で movable type をインストールするしかないような気がしてきました。

2007年06月05日

組織形態の問題なんでしょうか

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 日経ビジネスオンラインに『学校は「ナベブタ組織」ではいけないのか』というコラムを発見。著者は京都にある堀川高校の校長である荒瀬氏です。現場からの意見ということで、傾聴すべきところはあるのですが、これを読んだ一番の感想は「組織形態が問題なの???」でした。
 いろいろと取り沙汰される学校教育ですが、確かに組織形態にもいろいろ問題があることは否定しません。でもその前に考えて欲しいところが、記事にもあるんですが教師のモチベーション=動機付けのところなんですね。

 記事には
-------- 引用開始 --------

 同時に考えなければいけないのは、教員のモチベーションである。教員というのは、職人的な要素の強い専門家集団だ。モチベーションという語は、『広辞苑』によれば「動機を与えること。動機づけ。誘因」とある。自分自身に対して動機づけること、という意味なのだろうが、学校という組織の中で気難しい専門家たちのモチベーションを高めるために、校長は何をすればよいのか。
(中略)
 生徒の心に火をつける。これはマニュアルや命令ではできない。教員自身がそうしよう、そうしたい、というモチベーションを高めることがまず必要だ。

-------- 引用終了 --------

とあります。教師のモチベーションを高めるための1要因として、組織形態があることは認めます。でもその前に「教師の資質」というところがあるんじゃないでしょうか。教師として、(表現としては語弊がありますが)どんな児童・生徒を作り上げていきたいのか、どんな影響を与えたいのかという気持ちがないと続かないと思うんですね。

 今の教師は教育以外の雑務がたくさんあり、またPTAとの対応で振り回されているという話はよく聞きます。そういった意味では先生個人には「ご苦労様です」と言いたいです。がこれが全体となると、全く異なります。

 この大きな原因の一つに「純粋培養」があるんじゃないかと。教員免許を取った大学生が、他の社会をあまり知らずにそのまま学校に勤める。そこには学閥やヒエラルキーが存在し、「ちょっと変なんじゃ?」と思ってもそれに反対せずにいる。でそのうち、それが当たり前になって、「おかしい」ことに気づかなくなってしまっているんじゃないのだろうか?。と感じるんですね。

 極端な意見だとは思いますが、現在の教員の2/3、少なくとも半分は中途採用にすべきなんじゃないかと思います。最低3年は普通の会社で勤務経験のある人を採用すべきだと。これが少数だとだめなんです。広島にある高校の学校長が自殺された事件がありました。その人は外部人材の活用ということで民間から校長になったんですが、部下の教師が従わないことと教育委員会からのプレッシャーに負けて、自らの命を絶ったとも聞いています。孤立無援では何もできません。それもあって、2/3なんですけどね。

 今、給食費を払わない家庭があり、またとんでもないクレームをつける親がいることが、マスコミの報道で取り上げられています。それに対してなかなか強気な発言が出てきません。それは公務員の体質である「大過なく定年を迎える」という意識が影響しているんじゃないかと思えてしかたがない。その体質が「組織変化に対する拒否感」につながっているだと思います。

 まあ、私の考えは極端なものかも知れませんが、いろんなことに挑戦する、変化に柔軟に対応するということが、教師にも求められているんだと思います。そういった意味では、日教組をはじめとする労働組合は一度解体する必要があると強く思いますね。

2007年06月06日

そうか!?、ダウンロードって

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  痛いニュースに、「アップルが文化庁を激しく非難」しているという記事を読んでみたのですが、ちょっと背景が判らないので、元記事のCNETJapanを読んでみました(アップル、文化庁を激しく非難--「私的録音録画補償金制度は即時撤廃すべき」)。

 まあ、言っていることはよく理解できます。で、パブコメを見てみました。団体と個人の意見を分けてあって、その差が面白いですね。団体は総じて賛成意見で、個人はほとんどが反対意見です。


 そこで勘違いというか、そこまで考えていなかったことが表題にあるダウンロード。違法著作物のダウンロードについて、私は意図的にダウンロードすることしか頭になかったんですよ。つまりキャッシュに入る部分をダウンロードの範疇になることをすっぽり抜けてました。
 でも、ダウンロードをどう定義するかということになるんです。ということは海賊版とか模倣とか言葉の定義がはっきりしていないところが、一番の問題なんだと思います。

 JASRACのような不透明な団体が大問題なんだということは、はっきりしてきたような気がします。著作権に関しては、ある意味ここがガンなんじゃないかと思うようになりました。

2007年06月07日

末期がん患者の延命治療

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 IZA(産経新聞)に『末期がん 「余命3週間」患者の意思あれば延命中止も』という記事を見つけました。私の母はがんで亡くなってますので、ちょっと気になる記事です。

母は内臓全体にがんが転移し、がんによる多臓器不全で亡くなりました。がんの転移が判り、手の打ちようがないとわかったとき、兄弟が集まって話をし、抗ガン剤の投与を止めてもらいました。それでなくてもやせ衰えていくのに、抗ガン剤の副作用で髪の毛がどんどん抜けていく様を見たくなかったからです。亡くなる一週間前くらいまでは意識がしっかりしていたと記憶しています。

 一方、父は脳梗塞を患い、亡くなる1年半前から意識がなくなり、病院のベッドに寝たきりの状況でした。そのとき、医者に治療方針を問われたのですが、答えに窮しました。「容態が急変したとき、人工呼吸器をつけますか?」と聞かれるんです。医者は「多分一度(人工呼吸器を)つけたら、もう二度とはずすことはありません」とも言います。意識が戻ることはないということは判っていても、薄目をあけて私たちの動きを目で追っている父に対して、どうしても積極的に延命拒否をと言うことはできませんでした。
 結局兄弟のうち誰かが到着するまでは、最低限の延命治療をしてもらうようにと言ったのですが、担当医は「する/しない」のいずれかに決めてほしいような感じでした。

 翻って自分はどうしたいのかと考えると、やっぱり延命拒否を選択するつもりです。両親のときと違うんですね。身内、特に親が死ぬのは1分1秒でも遅いほうがいい。でもそれが原因で苦しむことも耐えられない。この矛盾する二つの感情にどのように折り合いをつけるべきなのか。答えは未だに出ていないです。

 記事にある末期がん「余命3週間」である患者に対して延命治療を中止することは、頭では判るんです。最後のほうは、痛みを抑えるだけでも大変ですから、苦痛を味わらせるだけの延命治療なんて意味がない。でも身内の立場だと1分1秒でも長く生きて欲しいと思う気持ちになるのも当たり前なんです。

 医療現場として、このような指針が出れば、刑事責任を問われる危険性を回避できることもあり、いいことなんだと思います。ただ、それを決めるのと同時に、終末医療についての啓蒙活動が必要なんじゃないでしょうか。それがなければ、指針に納得できない家族からクレームを受けることは減らないのではないかと。

 記事では『がん患者への病名告知率は平均で65・7%、余命告知率は29・9%で、延命処置希望確認は53・9%にとどまっていた』とあります。ここにある数字がもっと大きくならないと、いつまでもトラブルが起き続けるような気がしてなりません。

危機感の欠如

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 IZAにまた自衛隊での情報漏洩の記事がありました。『陸自また情報漏洩 名簿など、ウィニー経由』というものです。

 もう呆れてものも言えないですね、この記事は。業務用・私用を問わず、winnyを削除する通達が出ているにもかかわらず、winny(まあ、正確にはantinyというウィルスのせいなんですが)経由で、PC内のファイルが漏れたんですからね。企業だと懲戒免職になってもおかしくないと思います。

 自分だけは大丈夫という過信があったんでしょうかね?、この三曹は。また陸自はどのような教育をしているんでしょうか?。IZAの関連記事では
  * 「ウィニー」通じて全町民の個人情報流出(05/18 17:21)
  * 防衛省、相次ぐ情報流出…必死の専守防“洩”(05/03 23:44)
  * 陸自またか…内部資料が流出 「ウィニー」通じて(02/04 06:32)
  * 武器庫見取り図、ウィニーで流出 陸自松戸駐屯地(04/10 17:04)
  * ウィニーで陸自資料流出 防衛省、三曹を処分へ(02/03 09:43)
とあります。普通の会社だったら、最低でも社長交代、最悪は会社倒産も考えられます。

 しかし、これを国会などで取り上げているんでしょうか!?。年金問題は大きく取り扱っているんですが、この手の話は理解できていないんでしょうかねぇ・・・

2007年06月09日

体罰の是非

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 痛いニュースからの話題です。『「いじめ許さん」 児童全員を平手打ちの体罰 辞表の先生、保護者が慰留』というものなんですが、こういう話になると必ず「体罰は禁止」と何が何でも反対する人たちがあらわれます。

 じゃあ一体体罰って何だろうとウィキペディアで調べてみると、『体罰は、父母や教員などが、子供や生徒など自己の支配下にあると考えられる相手に対し、教育的な名目を持って、身体刑を加えることを指す。』とあります。ここでのキーワードは、1)父母や教員、2)教育的な名目そして3)身体刑というところですね。

 私が小学生の頃は、比較的おとなしい児童が多かったのか、あまり体罰を受けたことはありませんし、頻繁にあったということもなかったです。とはいえ、1回だけ平手打ちを受けたことがあります。そのときは掃除をさぼって遊んでいたところ、(男の)先生が飛んできて、遊んでいた私たちを1列に並べて、平手打ちをしたんです。私にとって初めての経験だったんですが、まあ殴られても仕方ないかなぁとも思ってました。

 この「殴られても仕方ない」という気持ちが大きいんじゃないかと思います。叱られるようなことをやっていたという自覚があるんですね。多分当時の子供はほとんど全員そう思っていたんじゃないでしょうか。

 私には子供がいませんので間違っているのかも知れませんが、今の子供はそのような自覚がないんじゃないだろうかと思わざるを得ません。自分のやっていることは悪いことと思わなければ、なんで叱られるかという理由が思い浮かばない。また親も条件反射で、うちの子だけが云々・・・と。

 体罰自体は明治時代から否定されていることですし、よっぽどのことがない限り、私も肯定するものではありません。が、敢えて体罰を行うことも必要なんじゃないかとも思います。この体罰、殴られるだけじゃないんですね。正座させたり、立たされたりすることも体罰の1つなんだとか。この後に、先生や両親がどれだけフォローできるかによって教育効果が違ってくるんだと思います。

 例えば、男親が平手打ちをしたとします。その後に、ぶったことは謝りつつも、ぶった理由をきちんと説明し納得させれば、子供も自分が悪かったと反省する可能性は高い。でもそういうことがなければ、ただ単に殴られたことだけが記憶されます。そうなると悪循環が始まることになります。

 今回の京都での事件(?)では、
 1)担任の先生がいじめを見つけた
 2)「次にいじめを見つけたら、児童全員を叩いて、先生も辞めると宣言
 3)ところが、その後にからかっているところを見つけた
 4)そこで、いじめられた児童を除いて、児童全員を叩いた
 5)担任は校長に報告し、校長は自宅謹慎処分に。また担任は辞表を提出した
 6)保護者のほぼ全員から辞職嘆願の署名が集まる
 7)謹慎が解けたときに、担任は児童全員に謝罪
 8)児童たちも泣きながら「私たちが悪かった」と謝った
という流れのようです。

 最後の児童たちが謝ったことが大切だと思います。なんで叱られたのか、叩かれたのかを子供たちが理解できれば、次に同じような悪さをすることはほとんどなくなります。教育というのは、子供たちに理解させることだというのが良くわかります。

 多分、この子供たちは何十年か後に同窓会を開くたびに、先生に叩かれたことを話題にすると思います。それは悪口でも嫌みでもなく、懐かしい「想い出」として語るんではないかと。

 記事の最後に
-------- 引用開始 --------

 教諭は採用4年目で、同小には今年度着任。校長によると、熱心でまじめな人柄で、子供のころに外見を理由にした嫌がらせを受けた経験があったという。

 引野恒司・同市教育長は「学校に理不尽な要求をする保護者も少なくない風潮なのに、教諭の行為を熱意ととらえ、署名運動まで起きるとは驚いている」とした上で、「体罰の事実は事実なので、子供や保護者の心情を受け止めた上で適正に処分はする」としている。

 河上亮一・日本教育大学院大学教授(教師論)の話 「教師として、職をかけてもやってはいけないことを示す覚悟も必要。児童や親にもその姿勢が伝わったのではないか。最近ではこういう先生はめずらしく、評価すべきだ」

 森毅・京都大名誉教授の話 「熱心だから体罰が許されるという話ではない。教師が体罰をするなら辞めるしかないと思うし、保護者らはそれを非難するにしても支持するにしても、もう少し学校と冷静に付き合う手だてがあるのでは」

-------- 引用終了 --------
とあります。
 痛いニュースでは森先生のコメントについて、非難するコメントがたくさん付いています。たしかに、字面だけを追えばそういう意見が出てくるのは当たり前のことです。でも裏読みすれば、校長や教頭という立場の人がもっとフォローすべきと言っているような気もします。

 とはいえ、叱るだけでは片手落ちですね。正しいことをしたとか、きちんとしたときには「褒める」ことが必要です。いつも褒めてくれる先生が、悪いことをやったときには叱る。「良いことは良い、悪いことは悪い」を子供たちに判らせる。また、叱るときには感情的にならない。

 これは子供たちだけでなく、人間みんなそう。上司として部下を持ったら、いつも心掛けなければならないことです。

2007年06月12日

クロスマーチャンダイジング

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 日経ビジネスオンラインに『カゴメ、他社商品との組み合わせ陳列を強化』という記事を見つけました。記事によると

 
 野菜ジュースやケチャップ、トマトソースなどで知られるカゴメは今年度から、他社の商品と自社の商品を組み合わせて店頭に陳列するクロスマーチャンダイジング(クロスMD)戦略を強化している。めんつゆメーカーのヤマキと組んで昨夏に実施したクロスMDで大きな成果を上げたのが、そのきっかけの1つだ。

 カゴメでは従来、各地域にある支店と現地のスーパーとの間で地域限定のクロスMDを数多く手がけてきた。今年度からは本社主導で全国規模に展開するクロスMDを増やす。    

とあります。クロスマーチャンダイジングというのは『カテゴリにこだわることなく、関連商品を一つの売り場やコーナーにまとめる事で相乗効果による売り上げ増を図る手法』であり、診断士を勉強していたときには、ビールと紙おむつを並べておくと、両方ともよく売れるなんていうのがあったと記憶しています。

 いま、小さなスーパーマーケットなんかでも、よく見かけますね。肉売り場のよこに焼肉のたれを置くとか、野菜売り場にドレッシングを並べるとか。でもこれは既存の商品の組み合わせです。今回注目すべき点は新しいメニューを作ったこと。

ヤマキの「そうめんつゆ(2倍濃縮・ストレート)」とカゴメの「基本のトマトソース」を混ぜ合わせたスープを使うそうめん「トマトそうめん」という新メニューを考案し、試食会を開くなど店頭で来店客に大々的に披露した。その結果、「クロスMD期間中のトマトソースの出荷額が前年比で130%となった」(カゴメの丸亀マキ・営業推進部営業企画グループ食育担当)のである。

 この「トマトそうめん」、なんか美味しそうですよね。

 このクロスマーチャンダイジング、どの商品と組み合わせたら効果があるのかというのが一番問題になるのですが、カゴメでは『営業担当者が中心に利用するナレッジマネジメントシステム「情報カード」を積極的に活用する』ことで、この情報カードは年間5万8千件以上書き込まれるとのこと。

 じゃあ、中小スーパーで、中小卸問屋などがクロスMDが可能なのでしょうか?。先に書いたように、カテゴリ横断的な商品レイアウトだけだったら、今でもやってます。でも「新メニュー」を提案することはどうなんでしょう???

 基本的には、強力なリーダーシップを発揮できるところがあれば、可能なんでしょう。でも中小企業が集まった場合、なかなか難しいんじゃないかと容易に想像できます。

 記事ではカゴメの考えるクロスMDのメリットとして5つげています。
 1)新たな販売チャネルや売り場を開拓しやすい
 2)販売促進の機会やテーマを増やしやすい
 3)新メニューの提案によって購入頻度を高めやすい
 4)値下げ競争から脱却しやすい
 5)仕事の進め方や考え方が異なる2社の営業担当者が一緒に活動することによって、良い刺激となり、営業担当者のモチベーション向上にもつながっている
 これらのことは、マーケティングの世界では当たり前っちゃあ当たり前の話です。でもそれを実践できるかどうかが大きな問題です。

 中小企業の場合、アイデアは出るのだけれど、それを実行に移すことが難しい。いわゆる経営資源(ヒト・モノ・カネ)が不足してますからね。だから他の企業と連携しなくてはいけないのですが、どうも見ているといろんなしがらみもあり、連携もうまくいっていないようです。

 私たち診断士は、コンサルタントとしてチャレンジしようと考えている企業はどんどん応援したいと思ってます。実は診断士自体も連携をよくやっています。その道に詳しい診断士と一緒に仕事するのは、良い刺激になります。
 是非、中小企業の経営者の方、一度相談して見て下さい。
(あっ、今日はなんか宣伝になっちゃいました)

2007年06月15日

ソーシャルエンジニアリングって

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 一昨日に引き続き、知らない言葉が出てしまいました。それがITMediaのニュース『「ISPの委託業者です」という電話に要注意、IDやパスワード聞き出す詐欺』です。この記事の中に「典型的なソーシャルエンジニアリングの手口だ」とあります。えっ、ソーシャルエンジニアリング???、ソーシャルエンジニアリングって社会工学なんだけど、文脈からすると違うよなぁ・・・。ってんで、いつものようにググってみると、ありますあります。でwikiには「ソーシャル・エンジニアリングは、人間の心理的な隙をついて、個人が持つ秘密情報を聞き出す方法のこと。ソーシャル・ワークとも呼称される」とあります。ほほ~~、そうなんだ!?。いや~~、また無知がばれてしまいました。

 でせっかくなんで、いくつかのサイトを見てみました。ITMediaに面白い記事を発見しました。それが「あなたを狙うソーシャルエンジニアリングの脅威」です。でこの記事を読んでみると、なんと去年の記事じゃないですか!?。そうすると一昨日のBIと同じように、私が知らないだけだったんですねぇ・・・(^^;。

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2007年06月16日

SNSの使い方

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 日経ビジネスオンラインからなんですが、いつもの中小企業の記事ではなくて、ニュースからです。『小林製薬、SNSでデザインした新商品がヒット』という記事なんですが、SNSという言葉に反応しちゃいました。

 ちょっと長いですけど、記事を引用しますね。

 「熱さまシート」などユニークな機能と名前を持つヒット商品を多数抱える小林製薬が、メイク落とし市場に新規参入し、ヒット商品を生み出した。3月22 日発売の「ホットクレンジングジェル」を4月末までに20万本以上出荷し、年間売り上げ目標額である4億5000万円の3分の1を達成。現在も順調に出荷数を伸ばしているという。
 ホットクレンジングジェルのヒットの秘密は、商品の魅力もさることながら、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を使って多数の消費者の声を集めて、それをパッケージデザインや売場作りに生かした点にある。SNS最大手の「ミクシィ」を利用した。マガジンハウスの女性誌「Hanako」の編集部の協力も得て、「あっためて つる肌委員会」という公認コミュニティーを昨年12月からミクシィに開設している。
 企画を考案した吉田悟・日用品マーケティング部衛生スキンケアグループグループマネジャーは、「つる肌委員会は多くても3000人参加してくれればいいと思っていた。ところが5月末に5000人を突破。製品を発売してしばらくしたら活動を停止するつもりだったが、反響が大きいのでまずは8月まで延長することにした」と驚きを隠さない。
 つる肌委員会から生まれたアイデアのうち、実際に商品に反映されたのは、パッケージに「蒸しタオル効果でお肌つるつる」というキャッチコピーを記載したこと。しかも、商品名よりも目立つように大きな文字で書き込んである。
 ホットクレンジングジェルは、単なるメイク落とし製品ではなく、肌を温めて毛穴を開かせ、毛穴に入り込んだ化粧品まで落とすという機能的な特徴を持つ。このため小林製薬の社内では当初、キャッチコピーとしては「温かさ」を売りにすべきという声が強かった。
 ところが、つる肌委員会を通じて500人にサンプルを配って感想を集めたところ、「温かさ」よりも利用後の「つるつる感」への評価が目立った。「つるつるになって気持ちいい」という声が一番多かったのである。そこで「お肌つるつる」というキャッチコピーにしたのである。
 また、商品パッケージや売場に置く販促用ボードの色合いをオレンジのグラデーションにしたのも、つる肌委員会での消費者の声に基づいている。雑誌に掲載する広告の中身についても、つる肌委員会に意見を求めた。
 簡単に言えば、小林製薬はmixiのコミュを使って、商品開発を行ったということになるのですが、「多数の消費者の声を集めて、それをパッケージデザインや売場作りに生かした」というところが、面白いところです。

 メーカーにも当然女性社員がいますが、どうしても従業員というバイアスがかかりますから、こうやって一般消費者の意見を参考にするのは、いいことですよね。それとリサーチ会社というもう一つのバイアスもありませんから、消費者の意見がストレートに収集できます。

 それが端的にあらわれたのが、キャッチコピーの話。メーカーとしては「温かさ」という機能的特徴を使おうとしたのですが、500人のモニターからは「つるつる感」という感覚的特徴をあげたとのこと。こういうのはメーカーにいると、絶対にわからないことです。

 今回、小林製薬は雑誌hanako編集部の協力を得たことが5,000人もの女性を集めることができました。これは大きいですよね。それと、小林製薬という名前を極力出さなかったことも大きいと思います。コミュでは、mixiとhanakoしか名前を出さなかったということですから。

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2007年06月17日

うそ!、うんなばかな・・・。

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 今日のIZAを見て、びっくり。『社保庁誤入力の主犯は「カナ変換ソフト」か』なんていう記事があるんです。これを読んでみると、手書き台帳に漢字で書かれている氏名を勝手にカナに変換するソフトでふりがなを振っていたとのこと。

 これを読んで、あぁそういやなんか不思議な読みをするのがあったなぁ、でもなんだったろうと思いました。で該当記事のトラックバックを眺めていたら、「ささやかな抵抗」というブログに書いてありました。そう「運転免許証」です。

 まあ、ソフト屋さんの立場からすると、自動的にふりがなを振りたいというのは判らないではないです。最近のソフト技術をもってすれば、姓だけならばかなりの確率で正しいふりがなをふることは可能です。でも下の名前は同音語がありすぎて、正答率は半分以下になってしまうんじゃないかと思ってます。でもそれは漢字1文字に対して振るのではなく、名前という「文字列」だからこそ可能なわけです。単漢字1つに対して、1つの読みしか許さないなんて、もうめちゃくちゃな話です。

 私は前職で印刷会社にいまして、名簿の印刷などを担当していたことがあります。だから、名前の処理は非常にデリケートでかつ難しいことを知っています。戸籍制度が現状と合致していないために(っていうか、昔はコンピュータを使うとは思っていなかったために)、出生届などに記載された文字をそのまま戸籍に記入します。だから、届け出た人が間違えて漢字を書いたとしたら、間違えた漢字で戸籍に入ります。そういう誤字や旧字体などの外字がたくさんあって、地方自治体のコンピュータシステムって大変なんですよ。

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2007年06月19日

e-黒板!?

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 ニュースからトラックバックされたブログを読んでいるうちに、こんな記事にぶつかりました。それがIZAの『欧米に遅れる教室IT化 e-黒板、導入進まず』という記事です。

 記事を読んでみると、教育現場のIT化が進んでいないことを指摘しています。そのなかで「e-黒板」なるものを紹介しています。記事では

 教室環境の点で注目されたのが、パソコンとプロジェクターを接続し、黒板にはり付けた電子情報ボードでパソコン画面やデジタルコンテンツ(情報の内容)を操作できる「e-黒板」(電子黒板)だ。9日には会場内で実際に生徒を対象に公開授業が繰り広げられた。

 e-黒板を活用すると、従来のパソコンを使った授業と異なり、教師は操作する都度、パソコンに移動することなく黒板の前に立ったままさまざまな操作ができ、生徒と向き合って授業ができる。また、記録・保持機能の活用で、何度でも振り返りの授業が可能になる。さまざまなデジタルコンテンツを活用した授業も展開できる。

 しかし、容易にみえそうなe-黒板の導入も、教育の現場で一向に進んでいない。文部科学省による「学校における教育の情報化の実態等に関する調査」によると、2006年3月末段階で、インターネット接続可能な全国約3万8000校の小中高校で導入されているプロジェクターは約11万台、e-黒板に至ってはわずか約8000台というお寒い状況だ。

 この点、学校授業のIT化が定着している英国は、05年段階で初等学校で平均5台、中等学校が平均17台のプロジェクター、e-黒板が導入され、これを活用する教員も初等学校で69%、中等学校が42%とe-黒板の活用が広がっている。

となっており、e-黒板の導入状況を「お寒い状況」としています。

 確かに導入状況は芳しくないようですが、でも本当にe-黒板って重要なものなんでしょうか!?。教える立場として、教材に沿ったことだけを話すのであれば、便利なものだと思います。でも児童・生徒がそれだけで理解できるとは限りません。35人いる生徒全員にわかるような教材を準備できることもありません。そういう状況のもので、「お寒い状況」と言及するのは如何なものかと思うのです。

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2007年06月20日

webサイトにもみかじめ料

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 ITMediaからなんですが、『Webサイトを人質にとって「みかじめ料」を要求、DDoS脅迫が日本にも上陸』という記事を見つけました。いや~、「ついに、ネットでもみかじめ料かぁ」と思ったのですが、記事を深読みすると、そういう支払いをしているあやしいサイトもあるようですね。

 ちなみにこの「みかじめ料」、witionaryには「見ヶ〆料」となっています。語源は「毎月3日に支払わせるという説や3日以内に支払わなければ、その店を締めあげるという説」もあるようですが、語源由来辞典によると「「みかじめ」は「管理」「監督」「取り締まり」といった意味の言葉」だそうで、あまりよくわからないようです。

 で、実際の事件は、記事によると

 Webサイトに大量のトラフィックが送りつけられ、正常な閲覧が不可能になった。攻撃の手法自体は「SYN Flood」で古典的なものだが、200~300Kbps程度のトラフィックがやってくるとなると、通常のサイトでは「対処が困難」(同氏)という。キャリアやデータセンターならばいざ知らず、普通の企業ならばインターネットへの接続回線の帯域は100Mbps程度。この結果、ちょっとした攻撃でも帯域がすべて埋め尽くされてしまう。

 この事件では、DDoS攻撃が開始されてWebサイトが麻痺した5分後には、見透かしたように会社の代表番号に「セキュリティ専門家」を名乗る人物からの電話がかかってきた。「どうやらWebサイトが停まってお困りのようですね。われわれの技術ならば対応できます」と持ち掛け、さらに電子メールで問い合わせると、対応のための技術料として60万円を要求してきたという。その後の数度のやり取りの中で、40万円へと技術料の「値下げ」まで行ってきた。

ということらしい。

 この手口であれば、脅迫でも恐喝でもありません。また電話を掛けてきた人物が、このDDoS攻撃を仕掛けてきたのかも不明ですから、この時点では犯罪行為として、警察などに連絡することはむずかしい。でも多分詐欺に当てはまる手口でしょうから、当然支払うことは良くないことですね。

 でも、まともな企業はこんなことで引っ掛かるとは思えません。記事に寄れば「表だって活動できないサイト、アダルトサイトなどをターゲットにしているのではないか。たまたまマーケティングリサーチの誤りで、普通の会社もターゲットになったのでは」とあります。
 とはいえ、アダルトサイトにこんなDDoS攻撃して、お金が入ってくるんでしょうかね!?。

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2007年06月28日

Lhaca に脆弱性ですか!?

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 「絶対サポセン黙示録」をひさびさに見たら、本日のニュースに「Lhacaに脆弱性」という文字が。そこで元記事のITMediaを見てみました。そこには『Lhacaに未パッチの脆弱性、悪用トロイの木馬も出現』という記事がありました。

 Lhacaは現在 version 1.20 で数年前からバージョンアップが行われなかったようですから、かなり安定しているソフトです。そこに「脆弱性」が発見されたということで、ちょっと驚きです。

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2007年06月29日

電話番号が覚えられない!?

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 ITMediaに『8割が「電話番号、覚えられなくなった」』という記事を見つけました。
 記事では

 NTT番号情報(NTT-BJ)が発表した電話番号に関する意識調査で、80.5%が「ここ数年で電話番号を覚えられなくなった」と答えた。理由のトップは「携帯電話のメモリに番号を記録しているから」。同社は「記憶をメモリに頼り、手を動かさないばかりか記憶ができない現代人の姿が浮かび上がる」としている。
とあります。確かに携帯のメモリーにたくさん入っていますよねぇ。私なんか、Outlookと連動していますので、200件以上のデータが入っています。
 とはいえ、普通の電話番号は結構覚えています。特に仕事上よく掛けるところはそうですね。でも覚えられないのが、携帯電話の番号。自分の携帯番号もたまに「あれっ、何番だっけ?」となるくらいです。

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2007年07月01日

本質のところでは正しいんですが

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 また閣僚の失言!?と思わせる発言が、防衛省大臣の久間章生氏から発せられました。痛いニュースでは、『久間防衛相 「原爆投下…あれで戦争が終わったと頭で整理し、しょうがないなと思っている」』と取り上げています。このコメントを見ると、かなりの人が批判的ですね。
 新聞各社は
  朝日 久間防衛相、講演で「原爆投下、しょうがない」
  毎日 久間防衛相:原爆投下に関し「しょうがない」の発言
  産経 防衛相「原爆投下はしょうがない」 大学の講演で
  IZA 防衛相「原爆是認と取られ残念」 野党一斉反発
  読売 原爆で終戦早まる、「しょうがないな」と久間防衛相
  日経 久間防衛相、米国の「原爆投下しょうがない」
となっています。
 実は昨日の夜に氏の釈明会見を見てまして、「解釈としては間違っていないんだけど、現役大臣がそれを言っちゃあダメだよなぁ」と思いました。とはいえ、マスコミの格好の餌食だろうなぁとも思ったのですが、案の定ですね。それに加えて意外と右翼的思想を書いているブログでも批判的です。もっと弁護する論調になるかと思っていたんですが。

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2007年07月03日

シニアが使いやすいPCって・・・

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 今日は情報通信白書のことを書こうかと思ったのですが、総務省のサーバが死ぬほど反応がわるいようで、やめました。そこでニュースサイト巡りをしていたら、ITMediaに『インテルが考える“シニアが使いやすいPC”の条件』という記事を見つけましたので、それについてちょっと考えてみました。

 まあ、「インテルが考える」とあり、メーカーサイドの考えですからね、かなり割り引いて読まなくちゃと思ったのですが・・・、こりゃひどい。シニア対象ということで、原則コンピュータリテラシーがそれほど高くないことを前提にしているのですが、まさにハードメーカーの思考そのものです。こういう考えしかできないんでしょうかねぇ。

 ハードのロードマップに無理矢理位置づけようとしてませんか?。ここにはユーザ視点がまったくありません。最近のテレビは、昔に比べれば複雑になってきましたが、基本的にはシニアだけでなく老若男女が扱えるものです。このレベルまでPCが進化しない限りはシニア向けなんて言えないんじゃないでしょうか!?。

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2007年07月05日

退職するのは個人の自由なんですが

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 gooニュースで『徒労感・見切り…社保庁職員、「自己都合」退職が急増』というニュースが。記事によると、社会保険庁では昨年度の自己都合退職者が400人近くになって、2002年度の約3倍となっているとのこと。

 まあ、辞めたくもなるよなぁとは思いますし、退職は個人の自由ですから、なんら問題ないんですけどね。でも年金を払っている側から見ると、「なんだかなぁ」とも思えてしまいます。

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2007年07月06日

左利きを批判するよりは・・・

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 痛いニュースに『元フジTVプロデューサーが国分太一へ苦言「左手は ケツを拭く手だ 箸持つな」』というエントリを見つけました。元フジテレビのプロデューサーである横澤彪氏がタレントの国分太一さんに対して、彼が箸を左で持っていることに苦言を呈したことでブログが炎上したらしい。

 スポーツ界の場合、左利き=サウスポーは有利になることがままあります。これは大半の人が右利きなので、左利きの人と対戦すると、その動作やボールの変化が逆になることで戸惑いが生じるからだと思います。では一般生活ではどうなんでしょう。大半が右利きということで、生活用品は右利きの人を対象に商品を作ることが多い。そういう中で日常生活を営むときに、不便が生じることは否めません。とはいえ、左利きの人は結構器用な人が多いようで、あまり不便を感じない人もいるようです。

 ただ、昔は左利きを右利きに矯正することが多かったですね。当時は左利きはよくないと考えられていたわけですから、右利きに矯正することが正しい子育てなんですね。ところが今は左利きに対して、昔に比べてかなり寛容になっています。左利き用のハサミなんかも販売されていますしね。

 だから、横澤氏が左利きに対して違和感を持つことは、氏の年齢から考えると全然不思議ではありません。でもそれを批判することは、今の時代としてはちょっとおかしいような気がします。

 例えば、大勢で食事をするとき、一人だけ左利きの人がいると、席の距離があまりない時には邪魔になることもないわけではありません。こういう時、左利きでも箸だけは右で持つような練習をしておけば、他の人の邪魔になりません。ちょっとした配慮なんですが、こういうことが意外とその人の魅力になったりします。

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2007年07月07日

中国の偽物は・・・

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 ITMediaに『知財の常識が通用しない世界』という記事が。元記事は産経新聞との共同記事『知はうごく:知財の時代を迎えて』です。

 多分、私の予想では中国の偽物はなくならないと思います。少なくともあと50年くらいは、もしくは中国がいくつかの国に分割されなければなくならないと。なんでかというとですね、今の子供たちにそういう教育を施して、効果が出るのに50年かかると思うからです。もしくは国が分割されて共産党一党支配がなくなれば・・・というところなんじゃないかと。

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2007年07月11日

で、解決策はなに??

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 大西さんのブログで社保庁のシステムについて取り上げられていて、年金の情報システムについての問題点が少しわかったような気がしだしたときに、IZAに『社保庁の年金紛失「親方日の丸体質が原因」』という記事がありました。

 記事には

 年金記録紛失問題の原因究明を行う「年金記録問題検証委員会」(松尾邦弘座長)は10日、中間報告をまとめた。社会保険庁の記録管理システムや組織の問題点があったことを挙げ、年金という国民の権利を守ろうとする意識に欠けた「親方日の丸的な体質・人員の温存」や、改革に後ろ向きな労働組合の行動などが問題を引き起こした要因になったと結論付けた。
とあり、今回の年金問題の原因分析についての中間報告がされたことを伝えています。

 この記事で挙げられた原因は確かに重要な問題です。原因を追及し、解決策を講じる。素直に考えるとそうなるんですが、今宙に浮いている5,000万件とも言われるデータや1,430万件あるという未入力のデータについては、どのような対策を講じるべきなんでしょうか?。これらのデータについては、早急に対策を講じないといけないのではないでしょうか。

 大西さんのブログで引用されている、民主党藤末議員の記事『消えた年金記録の裏側で何が起こっていたのか』には、社保庁の年金についての情報システムについて詳しく記述されています。

 私は藤末議員の記事を読んで、頭がくらくらしてきたような気がします。

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2007年07月12日

公的サービスの「お客様」

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 日経ビジネスオンラインにワタミ社長の記事があります。タイトルは『公的サービスに「お客様」はいますか?』というものです。最近ワタミは介護事業なんかにも乗り出してますので、こういうタイトルは意味深ですね。

 この記事では、公的サービスを行う行政がどこを向いて仕事をしているのか?ということが書いてあります。確かにそうですね。記事では

 前項の教育委員会の例を見ればわかるように、公的サービスの担い手たちが、いつのまにか、自分たちのなわばりを守ることばかりに汲々として、本来一番考えなければならないサービスの受け手である「お客さま」のことをすっかり忘れているからです。
とあります。今話題の社保庁にしたってそう、労組との覚書を読むと、上に書かれていることがよくわかります。

 この記事の最後に「情報公開さえあれば、消費者は判断できる」という節があります。基本的には、正しい話なんですが、この情報公開がくせ者なんですね。

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2007年07月13日

ネットでの著作権・・・クリエイティブコモンズについて

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 日経ビジネスオンラインに「ネットのあした」という特集があり、『「共有」ではじける著作権』という記事がありました。
 記事では

 自らの著作物をネットに無償で公開し、可能な限り多くの利用者に触れてもらう。それに触発された人が、さらに新しい作品を生み出す。共有が創作の連鎖を起こし、作品の世界をさらに広げていく――。そんな仕組みを中野氏はネットに見いだした。

 ネットの世界で、「太っ腹」は重要な存在だ。中野氏が言う。「太っ腹同士の集まりが、良質な作品を生む土壌になる」。

 先行する米国では、こうした仕組みで楽曲を共有し、新しい音楽作品を発表した歌手のアルバムがヒットするなどの事例がいくつも起きている。

 もっとも、これら「共有経済」が機能するには、大きな課題を克服する必要がある。「ネットに公開された多くの作品のうち、どれを自由に使っていいのか」という著作権を巡る問題だ。

とあります。この「創作の連鎖」という言葉、非常に良い響きがします。
 記事では、著作権との絡みで「クリエイティブコモンズ」を取り上げています。クリエイティブコモンズについては、日本サイトがありますので、詳しいことはそこを読んで下さい。
 このクリエイティブコモンズの考え方ってシンプルでわかりやすいですね。記事の中で、『「現実世界の著作権が作品を“守る”ことに主眼を置いたものだとしたら、クリエイティブ・コモンズは作品を“流通”させるためにある」』とあります。
 作者には敬意を払い、対価を支払うことについて、それを否定するものではありません。が著作権管理団体が作者の意志を無視して、全ての著作物を守るなんてことはネット時代には合わなくなってしまいました。そういうところが判っていない人たちも多いんですね。

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2007年07月17日

名古屋の電子マネー事情・・・ですか

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 ひさびさにITMediaからです。ITMediaには「ビジネスメディア誠」(うっ、どこかで聞いたような名前だったりして)というのがあり、そこに『写真で見る、名古屋・電子マネー事情』という記事を見つけました。

 いや~、これを読むまで名古屋の電子マネー事情って全然知りませんでした。栄方面はedyが優勢だったんですね。プリペイド型ってあまり好きじゃないこともあり、不勉強なのがもろばれです。
 QuicPay、何故かもってます。JCBから勝手に送ってきただけなんですけどね。名古屋駅付近はこのQuicPayが優勢だそうで。記事にあるお店をまとめて見ました。

 客単価利用者数利用者層
店名現金クレジットQPay
あまのドラッグ1,0004,0003007~830~40代男性
東急ハンズ不明6,0002,500不明 
カフェドクリエ不明(記述なし) 
名鉄パッセ6801,2306004030~40代男性・20代女性

 QuicPayの一番いいところは「後払い」でかつサインなどの手間がないところですね。一度使ってみようか?と思ってしまいました。

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2007年07月19日

国が謝ってもねぇ

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 昨日はブログ休んでしまっちゃいました。なんかねぇ、ちょっと疲れが溜まっていたもんですから。

 さて、ITMediaからの話題です。PSE法(電気用品安全法)のごたごたに関して、「経済産業省の本庄孝志・大臣官房審議官は7月17日、都内で開いた中古事業者との意見交換会の席上、一連の混乱が同法をめぐるミスにあったことを認め、謝罪した」という記事が出ました

 中古販売業者やミュージシャンが騒いでいたのはマスコミで取り上げられていたのですが、その後については勉強不足で、この記事を読むまではしりませんでした。

 中古事業者や世論の大きな反発を受け、経産省の対応は二転三転した。坂本龍一さんなどミュージシャンが、ビンテージAV機器のPSE法からの適用除外を求めると、経産省はビンテージ機器を「例外」として除外すると発表。「ビンテージ品だけ除外は不公平」という声が高まると、その他の機器についても「レンタル扱い」で販売を事実上容認したほか、販売店の自主検査でPSEマークを添付できるよう、全国500カ所に検査体制を築くとした。
とばたばたしていたようです。でも結果として
 だが、経産省が改めて検査したところ、旧法とPSE法で安全基準に差がないことが判明した、という。「旧法とPSE法の基準に差がないと気づいていれば、5年や7年、10年という中途半端な経過措置はおくべきではなかった。出荷段階で安全が確保されていればいいというのは、旧法とPSE法で変わらない。中古品の販売時に改めて検査しなくてはならないというのは、いま考えるとおかしい」(本庄審議官)
というコメントはお寒い限りですね。

 そのことの続報が『「PSEで失ったもの、戻らない」――国のミスに振り回された中古店』という記事です。この記事の最後に

 経産省の調査によると、全国1万2255ある中古店のうち61%が従業員2人以下の零細事業者、全体の9割以上が従業員数9人以下だ。PSE法で打撃を受けていたとしても、大きな声を上げるのは難しい立場だろう。

 「官僚や経産省にミスがあったとしても、訴えられて責任を取らされることはないのかもしれません。でも、わたしたちから店を奪い、財産を奪ったんです。刑務所に入って反省していただけるような制度があってほしい。官僚個人としても、省としても責任を受け止め、償ってほしい」(道子さん)

 本庄審議官は「償いの方法を検討する」と答えている。

とあります。本当に経済産業省は賠償するんでしょうか?。全体の9割が従業員9人以下ということですから、売上はそれほど多くないと簡単に推測できます。このような規模の事業者は、売上が半減すれば最悪商売をたたむことになる可能性が高い。裁判に打って出るにも費用と時間が掛かりますから、零細企業では実質上提訴は無理。

 経済産業省はどう補償するんでしょうか。ここに至っても「融資」なんかでごまかすことはしないでしょうねぇ。

2007年07月21日

言葉は難しい

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 今日は何故か一日中ベッドの中にいました。疲れが取れていないようです。張家界に出掛けて以来、すぐに疲れが出てしまうような感じです。

 さて、今日は日本語の話。最近、ラジオで流れてくる歌の歌詞で非常に気になるものがありました。歌詞の中に「千差万別」といいう言葉が出てくるのですが、これってどう読みます?。普通、「せんさばんべつ」って言いません???。また、この前、ラジオのパーソナリティが「万全の・・・」というのを「まんぜんの・・・」と言っていました。この「万」という字、普通は「まん」と読みますが、「ばん」と発音することもあるのを知らないのでしょうか???

 この読み方の間違いと関連するのかどうかはちょっとわかりませんが、閣僚発言の揚げ足取りもひどいものがありますね。最近で言うと麻生太郎氏。確かに「アルツハイマー」はちょっと問題だったと思います。が「きちがい水」発言に、さも鬼の首を取ったように攻撃する一部のマスコミって・・・。
 確かに今の時代において「きちがい」というのは差別的な意味を持っているということで、ほとんど使いません。でも今回の場合「きちがい水」ですからね、これってお酒のことですよね。発言も『酒は『きちがい水』だとか何とか皆言うもんだから』とあります。つまり酒のことを言っているのであって、どこにも差別的な言葉ではないはずです。

 時代の変遷とともに、言葉も変化しています。現代では使うのをはばかられるような言葉も、その時代を考えれば普通に使われていたものもあります。時代というものを考えずに、古い映画、アニメのセリフを消すのはいかがなものかと。

 言葉狩りに近いようなことを堂々と報道するのにも関わらず、間違った読み方をすることをなんら指摘しないってのは、なんか間違っていませんかねぇ・・・???

2007年07月22日

風評被害の現実

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 今日、読売テレビの「たかじんのここまで言って委員会」でも取り上げられていましたが、新潟県は風評被害で大変のようです。IZAには『「死んだ町に…」風評被害で観光地閑古鳥』という記事で取り上げています。
 記事によると

 「どうして新潟県中越沖地震なの? 寺泊じゃ棚から物ひとつ落ちてないし、海だって安全なのに…。名前を付けるなら新潟県柏崎沖地震じゃないの」

 こう吐き捨てたのは中央海水浴場の浜茶屋の女性(51)。寺泊にある4つの臨海学校用施設のうち、群馬県の吾妻広域町村圏、伊勢崎市、前橋市が臨海学校の中止を決めた。表向きは長引く余震が理由だが、原発の安全性に保護者が敏感になっている側面もありそうだ

 この中止で約7000人の宿泊が消える。食事や土産物、水族館見学など地元経済に与える影響は大きい。「被害がなく安全なことを説明していますが、風評が理由の中止なら残念だ」(森山信太郎支所長)

 宿泊施設も深刻だ。海洋深層水を使ったお風呂とカニ食べ放題で人気の「きんぱちの湯」も例年なら8月のお盆まで予約でいっぱいだが、「7月中の予約は9割近くキャンセル。毎日75人のうち60人のキャンセルです。日帰り客も1日400~450人だったのが100人もない」と納屋富雄支配人は話している。

とあります。
 この「原発の安全性」うんぬんについて、一番の原因は東京電力が詳細をはっきりさせないことだと思います。放射能を含んだ水が海に流れたとか、放射性ヨウ素が飛散したとか、もうどうなっているんだ!と思いますよねぇ。東京電力のホームページに情報が公開されていますが、なんかそっけなく感じるのは私だけでしょうか。

 とはいえ、東京電力のページに記載されている数値(放射線量)であれば、人体に影響を及ぼすことは考えにくいものです。まあ長時間浴びることがあれば、別なんですけどね。だから新潟に夏休みの旅行に行っても、原発がらみではなんら問題ないはずなんですが、世間はそのようには思ってくれないようです。
 「余震が恐い」のであれば、わかるんですけどねぇ。

 まあ東京電力の言い分も判らない訳もない。根本の原因は政府の原書力行政なんですから。私が聞いたところによると、放射性廃棄物って「低レベル」と「高レベル」の2つしかないそうなんです。普通に考えると低レベルや高レベルはもっと詳細に分類されていると思いますよね。ところがそうではない。おかしくありません??
 また、番組の中で誰かが言っていましたが、国レベルの調査委員会うんぬんという言葉が新聞を見てもないんですね。経済産業省の下部組織(?)である原子力安全・保安院というのがあります。ここが対策の中心になるところだと私は思っていたのですが、ここのページを見てみると、17日に現地調査をしています。しているんですが、たった4人で大丈夫なんでしょうか?。これだと東京電力の報告をそのまま右から左へ流すだけしかできないと思うんですが。

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2007年07月23日

過去の教訓から得るものとは

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       日経ビジネスオンラインに『3年前の教訓で明暗』という記事を見つけました。3年前の中越地震で得た教訓を活かした企業を取り上げています。

 イオンが得た教訓は「災害時には初動が大事」、コメリは「災害時こそ、ホームセンターが必要とされる」ですね。ドコモは「災害時の連絡にはメールが適している」こととなるんでしょうか。逆に教訓を生かし切れていないのが自動車産業ということになります。囲み記事にあるようにリケン1社が被災したせいで、各自動車メーカーは操業をストップしてしまいました。

 これは「数年もしくは数十年に1回おきる大災害にどのように対処するか」という危機管理の問題に集約されると思います。企業規模が大きくなればなるほど、このようなめったに起こらないが発生すればとてつもない損害がでる、ことへの対応が必須になってくるということですね。

 じゃあ、中小企業の場合はどうするればいいのか?。今回のリケン、工場を広範囲に分散することはしていません。(株)リケンのwebページをみると、本社は東京にありますが、ピストンリングの工場は柏崎にしかないようです。売上高が763億もある企業であるリケンですら、このような状況ですから、中小・零細企業の場合は、分散なんてとてもとてもということになります。

 集中と分散のメリット・デメリットをここで言及するつもりはありませんが、日本は地震大国ですから、なんらかの対策は考えておかなければいけません。じゃあ具体的にどうするのかと問われれば・・・、答えはわからないんですけどね。
 でも大企業のエゴで、中小・零細企業にだけ在庫負担をさせるのは大きな間違いだということだけは、間違いです。双方が負担、もしくは大企業が負担しないと、中小・零細企業は企業体力が乏しいですから、事業継続がむずかしくなってきますからね。

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2007年07月24日

なし崩しって・・・そんなの判っていたことなんだけどなぁ

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                     日経ビジネスオンラインの時流超流に『公選法、ネットでなし崩し 参院選で露呈、自主規制は限界』という記事が出ました。自民党や民主党のホームページが選挙期間中にも関わらず、更新されているとのこと。担当者は選挙運動じゃなくて政治運動とうそぶいているようです。  まあ、選挙運動と政治運動の境目が曖昧ですから、「うそぶいている」という表現はいささか不穏当なのかも知れません。でもネットの力というものを、政党自身がようやく理解したというところなのかも知れません。  記事では
 だが、選挙運動と政治活動の明確な線引きは難しい。政党名で投票する比例区は、党自体が候補者と同じ扱いになるという指摘もあり、現状のルールは曖昧だ。

 にもかかわらず、各党がネット活用に走るのは、その影響力が無視できないほど大きくなってきたためだ。ネット利用者は8000万を超え、人口普及率は7割近くになった。訴求力の高いネットの利用禁止は明らかに実態にそぐわない。それが「公選法に完全に違反しない程度で、情報発信を始めた理由」と、ある参院議員は言う。

 ネット時代に対応した公選法の改正議論が始まって、既に10年近く経つが、いまだ具体的な進展は見せていない。その間、ネットは格段に進化し、公選法が想定していなかった「ネットと選挙」の矛盾が噴出している。

とあります。私に言わせると「今頃そんなこと」なんですが、4月の地方統一選挙でもその傾向を政党や候補者も身にしみたのではないかと思います。

 とくに東京都知事選挙である候補者の政見放送が youtube で流されたことは象徴的な事例じゃないかと思います。政見放送の中身がユニークで面白かったことが直接的な引き金だったとは思いますが、政見放送がネットで見ることが出来るというのは、ある意味画期的なことだったのではないかと思います。

 記事の最後に

 ただし、それを実証するのは難しい。総務省も、「(選挙運動かどうかの)判断は、警察が行う」と言葉を濁す。実はこの問題、今年3月の東京都知事選で既に顕在化していた。ある候補者の政見放送が、動画サイト「ユーチューブ」などに多数投稿されたのである。この時、東京都の選挙管理委員会は特定候補の映像だけがネットで閲覧可能な点を不公平であるとし、ユーチューブなどに削除を要請した。ただし、公選法に抵触するかに関しては、「選挙運動とは断言できない」として見送った。

 それから4カ月。ネットにおける「第三者による選挙運動」の基準は何ら示されないまま、参院選に突入した。支援者が候補者の街頭演説の模様を動画サイトに投稿する行為は、現実に多発している。

 現状は明らかに法律が実態に追いついていない。今回の選挙を機に、ネットと選挙の議論が本格化する可能性がある。

で締めています。議論が本格化ってあなた、それで大丈夫???。私は公職選挙法の改定を今すぐ考えないといけないと思うんですが。

 今回の選挙で、政治に関するブログにおいて、かなり舌足らずなエントリーを見るようになってます。これは公職選挙法に引っ掛かる可能性があるということで、ブロガーが自主的に規制しているからですね。確かに候補者を誹謗中傷することはダメだと思いますが、特定候補や特定政党を応援していることを表明するくらいはいいんじゃないかと思うのですが。

 政見放送やマニュフェストなどは、ネットを使って配布するほうがコストもかかりませんし、いつでも見ることができるということで、候補者と投票者の両方にメリットがあります。そういう意味でももっとネットを利用するべきだと思うのですが。

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2007年07月25日

解雇理由がブログ!?

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         ITMediaに『「ブログを理由に従業員を解雇」9%――米調査』という記事を見つけました。表題だけ見ると「えっ!?、なんで???」と思いますよね。でも同じくITMediaの『ブロガーの4割に解雇の危険?』という記事を読んでみると、納得できるかも知れません。  この記事によると
 ブログを書いている人の約4割が、書いてはいけないかもしれない職場の情報を個人ブログに書いたことがある。人材サービスなどを提供する英Cronerがこのような調査結果を発表した。

 この調査では英国の会社員を対象に、個人ブログを書いているかどうかを尋ねた。ブログを書いていると答えた人のうち39%が、仕事、勤務先、同僚に関して機密事項かもしれない、あるいは損害を与える可能性のある詳細な情報を投稿したことがあると認めた。

とあり、意外なところから情報が漏れているということです。
 従業員としては、情報を漏らしているとは全然思っていないのですが、、「社員は誤った安心感を持ち、どんな影響があるかをよく考えずに、職場での不愉快な1日についてブログに書き立てるかもしれない」わけです。そのことが、企業イメージを傷つけることになったら・・・。また、不用意にブログに書いたことから、新製品情報などが漏れて、会社に大きな損害を与えることになったら・・・。

 という危険性を考慮して、欧米の企業では、セキュリティポリシーを従業員に課すことにし、それに違反したということで、ブログを理由に従業員を解雇したことがある企業が9.1%あったということです。
 ここまで書いてようやく納得できたんじゃないでしょうか。

 日本の企業では、ここまできちんとやっている企業はあまりないと思います。がwinnyのウィルスのために、情報を漏らした社員に対して解雇しているかも知れませんね。
 個人でも、企業単位でもこういうセキュリティに関してきちんと考え、かつ適切な対策を講じるというのが本当に重要になってきたと思います。この記事を読んで、なんだ海外の話かと思った人、それは大きな間違いですよ。いつ何時自分の身に降りかかってくるかも知れませんからね。

2007年07月27日

winnyでもいいから・・・

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 ひさびさに著作権問題です。ITMediaに『「Winnyでいいから読んでほしい」? 現役世代の本音と著作権保護期間問題』という記事を見つけました。なんかすごいヘッダーですね。で読んでみると、現役クリエータの本音がそのタイトルだったと。

 想像するに、自分の作品の著作権うんぬんよりも、まず世に出たい、自分の作品をみんなにしってもらうほうが現役クリエータには重要事だということですね。名前を知ってもらえないと、いくら作品を作っても売れないですから、まずは作品を買ってもらえるレベルになりたいと。

 記事によると

 ある大手出版社の編集者はこう見る。「日本に漫画家は4300人くらいいるらしい。だがその中で、作品が売れて2次利用されるなど、著作権を考慮するような立場の人は200人いるかいないかだろう」。さらに「保護期間の延長を口に出して恥ずかしくない作家など、ほんの数人でしょう」

 編集者はこうも言う。「わたしが普段付き合いのある作家はみんな、『Winnyでもいいから読んでもらえるほうがうれしい』という人ばかりです」

(中略)

 現役世代はこの問題について語りたがらない。「口に出すと恥ずかしい」上、いま広く誰かに読んでほしいと思って身を削る漫画家の創作活動には、必ずしも関係がない。死して名を残す優れた作品を世に放つ意志と、死後の著作権が20年伸びること──イコールで結ぶには何か微妙なズレがあるようだ。

 著作権保護期間をどうすれば、クリエイターがやる気になり、文化が発展につながるのか――現役クリエイターを交えた議論が今後、必要になってきそうだ。

とあります。漫画家だけでなく、クリエータというのは記事にあるように「身を削って」作品を世に出しています。そこに死後の著作権なんて関係ないと思うのは全然不思議ではない・・・、ってかそれが普通の考え方じゃないでしょうか!?。

 とはいえ、著作権の問題は、彼らも声をあげていかないといけない問題です。ある意味、選挙と同じですね。選挙の場合、特に20代の投票率がよくない。彼らにとって選挙は身近にある問題じゃないんです。だから投票に行かないし、結果がどうなろうと「自分には関係ない」となる訳です。

 クリエータの場合、選挙に対する若者の反応とは違うとは思いますが、これからを支える人たちがその問題に取り組まないといけないことは同じと思います。

 私自身としては延長反対のスタンスです。延長賛成派の意見を聞いても全然心に響かないんです。延長することのメリットが見えず、デメリットだけが見えてくる。著作権問題は作成者と利用者の全てに絡んでくる問題です。もっと活発な議論が出ないと、力を持っている「権利団体」の意向だけで決まってしまうという危惧を持っています。
 さてさて、どうなることやら。

2007年07月30日

PCからも補償金を取るつもりなんかい!!!

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 選挙報道などにかまけていたら、とんでもない話が出ていました。ITMediaからなんですが、『「iPodやPCからも補償金を」と権利者 私的録音録画小委員会』という記事を見つけました。

 記事によると

 「私的録音録画補償金」制度をめぐり、見直しを検討するために文化庁文化審議会著作権分科会に設けられた「私的録音録画小委員会」の会合が7月26日開かれ、課金対象となる機器の範囲などについて話し合われた。

 私的録音録画補償金制度とは、MDやCD-Rなどデジタルメディアを使って音楽CDやテレビ番組などを録音・録画する場合に、一定の補償金を著作権者に支払う制度のこと。補償金はデジタルメディアの販売価格に上乗せして徴収している。

 小委員会の会合は今年8回目。権利者団体や消費者の代表、識者らが集まり、補償金の徴収方法や対象機器の範囲などの見直しを検討しており、今年中に結論を出す。

 「iPodなどのポータブルオーディオレコーダーや録音機能のついた携帯電話、PCなども補償金の課金対象に加えるべき」――実演家著作隣接権センターの椎名和夫さんや日本レコード協会の生野秀年専務理事など権利者側はこう主張した。

なんだそうです。もうあきれ果ててます。なんちゅう話や!!!。
 私は携帯なんかで音楽を聴く趣味はありません。でも権利者側は多分「録音できるんだから」の一言で補償金を取るつもりなんでしょう。こんな横暴なことってありますか!!!。また職場にあるPCでCDやDVDを再生することってあります???。それでも取るつもりなんですよね、権利者側って。

 汎用記憶装置として使われているものに対して、補償金を徴収するってのはどう考えたっておかしいとは思いません???。音楽CDやテレビ番組を録音・録画するために使っているということを、権利者側が証明する必要があるのであって、ユーザが「メディアやハードを著作物の複製に使っていないことを証明」する必要があるというのは本末転倒です。
 

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2007年07月31日

サイコグラフィック属性って確かに勉強しましたよ

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 ひさびさに(^^;)マーケティングの話です。日経ビジネスオンラインに東レについての記事がありました。『東レのヒット商品を生み出したマーケティング手法とは』という記事ですが、東レが発売した据え置き型の浄水器のマーケティングについてです。
 記事ではサイコグラフィック属性に注目したマーケティングとありますが、具体的にはサイコグラフィック属性でターゲット顧客を選別したということになるかと思います。
 記事によると

 この時、同販売部は社内のマーケティング企画室からウォータースタジオ(東京都渋谷区)を紹介される。同社は「エモーショナル・プログラム」と呼ばれる消費者が持つブランドイメージや価値観を理解する手法で様々な企業のヒット商品作りを手助けしてきた。同プログラムを用いれば、あらゆる商品やサービスが持つイメージ「保守的/革新的」と「精神年齢」という2軸でマップ上の位置を表すことができる。

 プロジェクトメンバーは、ウォータースタジオが抱えるモニターのうち、水に関心を持つ1000人に対して意識調査を行い、6つのクラスターに分類した。そのうち10.3%を占める「情報通のこだわり派」と呼ばれる層を新製品のメインターゲットに定めた。新製品に関心が高く、デザインにもこだわる、オピニオンリーダーの資質を備えた層だという。エモーショナル・プログラムを通じて、彼らに共通する価値観や好きなブランドなどを確認しながら新商品のブランドイメージを膨らませていった。
(中略)
 値崩れの恐れがあるホームセンターや家電量販店を避けて、東急ハンズや百貨店、通販を中心に販売した。「ゆくゆくはウェブで直販もやりたい。それにふさわしい商品だ」と酒井部長は話す。技術力のある企業ほど新製品の発表時には、性能や技術を顧客に押しつけがちだ。「どんな製品がどんな顧客に喜ばれるのか」という商品開発の原点に立ち返ることが高級機種のヒットにつながった。

とあります。ここで注目したいところが2つあります。
 一つは『あらゆる商品やサービスが持つイメージ「保守的/革新的」と「精神年齢」という2軸でマップ上の位置を表す』というところ。生活年齢ではなく、精神年齢というとことが面白い。いままでのマーケティングでは生活年齢を基準にしてきました。これは致し方ないところでもあるんですね。アンケートをとっても、精神年齢を測る術があまりない訳ですから。でも考えてみれば、20代の人間でも精神年齢は30代・40代であれば、購買行動は20代の人間とは異なる可能性が高い。なるほどなぁ。
 もう一つが『「情報通のこだわり派」と呼ばれる層を新製品のメインターゲットに定めた』というところ。東レが売り出したい製品は、浄水器としてはかなり高額なものです。そのような商品を買ってくれる人たちをきちんとイメージできたということは、販売が成功する大きな要因であるはずですからね。

 良いものを作るだけでは売れない時代な訳ですから、記事にあるように『「どんな製品がどんな顧客に喜ばれるのか」という商品開発の原点に立ち返る』というのは、口で言うのは簡単ですが実行するのは難しい。でも、それをしなくては商品は売れない時代なんですね。

 記事では東レさんもマーケティングの専門業者を使っているとのこと。東レみたいな大きなところが・・・、とも思えるかも知れませんが、私は大企業だからこそだと思っています。中小・零細企業の場合、そういう専門家集団を利用することは難しい。なんぞかんぞ言っても費用が掛かりますからね。
 是非そういう時には我々診断士を利用して・・・と言いたいんですが、やはり費用は掛かります。中小企業基盤整備機構や県・市町村などが行っている助成制度をうまく利用して、我々を活用してくれればなぁと。

 最後は宣伝になっちゃいましたが、新製品の販売戦略としての良い事例の1つだなと感じました。

2007年08月01日

オンライン広告の貢献度

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 ITMediaで『オンライン広告が実店舗での購買に貢献――米調査』という記事を見つけました。「オンライン広告を見るとその商品についてもっと知りたくなり、ついには店へ行って買ってしまうのが消費者心理のようだ。」ということなんですが、もう少し記事を見てみましょう。

 オンライン広告を見た消費者は、商品をオンラインで下調べし、その行動が実店舗での購入につながる確率が高い――米調査会社comScoreと米Yahoo!が7月30日、報告した。

 両社が米国の大手小売店5店のオンライン広告の影響度を調査した結果、オンライン広告を目にし、下調べした消費者は、広告を見ていない消費者と比較して、平均41%も多い金額を実店舗で費やしていることが分かった。

 別の最近の調査では、消費者の89%がオンラインで商品情報を検索しているものの、オンライン売り上げが小売りの売り上げ全体に占める比率は7%未満にすぎないことが判明している。つまり、オンライン広告はオンライン売り上げよりも、実店舗の売り上げに貢献していることになる。

 今回の調査では、オンライン広告を見た消費者は、広告を見なかった消費者と比べ、Webでの商品情報検索中に閲覧したページ数が平均6ページ以上多いことが分かった。またオンライン広告を見た消費者は、オンラインで1ドル消費するごとに実店舗でも6ドル消費している。

ということで、大手デパート、大手アパレル、大手オフィス製品販売店を対象というので、そりゃそうだろうという結果です。
 デパートなどの小売店では得ることができない情報がネットにあるということです。特定商品の良いところも悪いところもひっくるめてあるということですね。売り場に行って、そこの従業員に質問しても、悪い点なんか99.9%言わないはずですから。

 とはいえ、これはバーチャルとリアルのマーケティングミックスとも言えるのではないでしょうか。
 既に大手メーカーなどではアルファブロガーと呼ばれる人たちに商品を渡し、その評価を書いてもらうということをやっています。そこにいわゆる「よいしょ」の臭いがするとブログ炎上というとんでもないことも起きるのですが、アルファブロガーの評価を一般人は「信用に値する情報」と認識しているということですよね。

 では、そういう流通に乗りにくい商品の場合はどうすべきか。webページを見ることで、あたかもその商品を手にとっているような錯覚を起こさせるようなページを作ることだと思います。実際にはそこまでするのは非常に難しいのですが。
 次に購入者の声をきちんと取り上げ、対応するということなんじゃないかと。対応の良さは、顧客に感動を与え、次の購買行動につながる。また口コミで伝わる「感動」は周辺の人々に大きな影響を及ぼすと。
 ただ、これについてはどうしても時間が掛かるという問題があります。商品を発売してすぐに火がつけばラッキーですが、どうしても時間がかかることが多い。またいつまで待てばいいのかという判断も難しいですし。

 でも、流通にのせることだけがリアルとは限りません。自社にショールームを作ってもいいわけです。ショールームに人が集まる仕掛けをすれば、商品の評価が高くなるはず。そうすれば、売れ行きも変わってきます。
 ショールームについては、ちょっと意見があるのですが、次の機会に書ければいいかな!?と思ってます。

2007年08月21日

本当にエコな心とは!?


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 IZAの記事に【コラム・断】というのがあります。そこに今日は『本当にエコな心とは』というのがありました。筆者はさかもと未明さん。

 記事には

 先日、あるファストフード店で、ホットコーヒーを注文しようとしたときのこと。私の前に並んだ女性はアイスコーヒーを頼んだのにホットコーヒーが出てきたらしく、替えてくれといっている。これは当然の話。でも私は、捨てられようとするホットコーヒーがなんとなく気の毒になり、「私がそのコーヒーをいただきます」といった。これからが大モメだ。

 「いや、でもこれは捨てると決まっているので」

 カウンターの青年は拒否し、店内の客が全員私たちを見るくらいの騒ぎになってしまった。私はただの変なおばさんである。


 はっきり言って「変なおばさん」と思われてもしかたないと思いました。まあ店員の対応もよくないところもあるのですが、店員としてはマニュアル通りの対応しかできないのですから。もし、ここで女史の考える対応つまりホットコーヒーを女史に渡せば、評価を落とす行為になるわけです。また、別のお客からクレームを受ける可能性を考えると、臨機応変に対応するのは難しいと思います。

 私にとっては食べ物を粗末にすることこそ悪だが、若者にとってはマニュアルにない対応をすることこそが悪なのだろう。先日の新潟の地震の被災地でも、賞味期限の短いおにぎりやパンが廃棄処分とされた。非常事態だから仕方がないところもあるが、食べられるものを捨てるというのはいやな話だ。
女史の感性はわからないではありません。「もったいない」と思う心は必要なんですが、「マニュアルにない対応をすることこそが悪」と切り捨てることはできません。なんでそういうマニュアルが作られているのかを考えてみて欲しいなと。

 この記事に対するトラックバックなんかを見てみると、女史の意見に賛成がほとんどです。基本的には私もそう思うところが多い。でも企業のスタンスとして、クレーム対策の一環として考えれば致し方ないとも思えるわけです。それを一介の店員に文句を言ってもなぁ。

 まあ、女史の言いたいことは、

 最近は「エコ」だそうで、生ごみはコンポストで堆肥にしたり、過剰に細かく分別するのが流行だ。しかし、生ごみを大量に出し、プラスチック容器を消費する外食習慣を続けて、エコもないだろう。そういえば、こともなげにコーヒーを捨てようとした店も、分別に随分と力をいれていた。
ということだから、ここはまったく賛成なんですよ。
 でもその導入として、ファーストフード店の話というのはちょっとなぁと思ってしまいます。そういうマニュアルを作っているファーストフード店に対して言及するのであれば、納得するんですが。

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2007年08月22日

XPの賞味期限はいつまで?



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 ひさびさにITMediaからの話です。『Windows XPマシンは08年1月31日に生産終了』という記事を見つけました。この記事によると「Windows XPの正規OEMライセンス提供が08年1月末で終了し、メーカーによるXP搭載PCの生産も終了する」とのこと。セキュリティ対策の無償サポートは2014年4月までだそうですから、表題の賞味期限は2014年4月までと言うことになりますかね。

 しかし、vistaって本当に売れていないんですねぇ。記事によると世界シェアで3.23%しかないそうです。windows2000 が3.99%だそうですから、古い2000に負けているようです。
 vistaが売れない理由はたくさんありますが、vistaじゃなきゃだめという「理由」がないことなんじゃないでしょうかね。XPで十分というのが、調査結果に出ているんじゃないかと思います。

 とはいえ、PCなんて長く持っても5年くらいですね。できれば3年で買い換えたいとは思うのですが、資金繰りを考えるとねぇ。ということは2008年1月に購入しても2013年までには買い換えがはいるでしょうから、実質的にはXPのピークはあと2・3年というところでしょうか。ただ、サーバはもっと長くして欲しいんですよねぇ。サーバなんていうのは「枯れて」いるほうが安定性があって、安心なんです。

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2007年08月24日

パック旅行の申し込みもネットで


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 日経ビジネスオンラインに『阪急交通社、ネット旅行販売が総取扱額の10%に』という記事がありました。いつものように勉強不足を露呈してしまいますが、阪急交通社って通販が主体だったんですねぇ。ネットでの売上が約1割になる予想が出たそうなんですが、まあさもありなんという数字でしょうか。
 記事の中で面白いところを見つけました。それは
 インターネットで予約する顧客を調べてみると、約60%は既存の顧客だったが、残りの40%は新規顧客である。阪急交通社は、後者の40%に特に注目している。「新聞を読まない顧客層にも、インターネットや携帯電話を通じて当社の旅行商品を紹介できる手立てができた」(小谷晃一・営業統括本部営業企画部ウェブ販売促進課長)。

 旅行やホテルを予約する際に、インターネットで情報収集するのは、今や常識になりつつある。新聞を読まない顧客層の大きな情報源はインターネットや携帯電話であり、旅行の情報をインターネットで検索している最中に阪急交通社のホームページを見つけ、そこから予約を入れてくる顧客が増えているのは確かだ。阪急交通社にとって、「新聞広告が当社最大の告知媒体であることに今後も変わりはないが、若者を中心に新聞離れが叫ばれる中では、新しい告知媒体を開拓していく必要もある」(小谷課長)。

 ただし、悩ましいのは、「新聞広告は掲載日に電話が何本きたかで、広告に対する顧客のレスポンスがはっきりつかめるのに対し、インターネットはその点がまだ分かりにくいことだ」(尾方幸弘・営業統括本部営業企画部ウェブ販売促進課担当課長)。顧客の反響が分かりやすい新聞広告に慣れた阪急交通社にとっては、レスポンスの見極めがインターネット販売の課題である。

 新規顧客が40%っていうのがすごいですね。ネットの場合、新規顧客を獲得するのに苦労しているところ多いんですけどね。やっぱり旅行業だと違うんでしょうか。
 確かに、どこか行きたいなと思ったときにネットで検索して、条件のいいものを見つけるという行動のなかで、旅行会社がどこかというのは、大きなファクターとは成り得ないですからね。まあ、聞いたことがない会社の場合は、ちょっと不安になることもありますが。

 逆に「えっ、そうなの???」と思ったところが、上の引用最後の段です。ネットでのレスポンスを捉えられないなんて、「なんで???」と。逆に阪急交通社でもそんな状況であれば、まだまだ私たち情報化コンサルが役立つ場面が残っているということにもなるのでしょうか!?

原発アレルギーのような気がするんですが


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 IZAに『【やばいぞ日本】電力危機招く「反原発」』という記事を見つけました。原発に限らず、日本人って静脈産業に偏見持ってるような気がしてなりません。
 私も診断士として産業廃棄物の許可申請に携わらなければ、こんなことを思わないのかも知れません。

 今年の猛暑、凄いですよね。はっきり言ってクーラーがなければ日中過ごすことはできません。私の小さい頃は確かにクーラーなんてなかったです。でも気温が違いましたからねぇ。当時は30度を超える日なんてそうそうなかったような気がします。ましてや35度を超す猛暑日なんて・・・。
 電気の消費量を抑えることも大切ですが、限界はあります。ということは発電所を増設しないといけなくなるのですが、これがまた問題山積です。
 火力発電所では化石燃料を燃やしてタービンを回しますから、CO2などの排気ガスの問題があります。水力発電所の場合は、川をせき止めますので、自然環境を破壊することになります。じゃあ原子力発電所は・・・というと、放射能の安全性や放射性廃棄物の問題が指摘されます。

 現実問題として、3つの発電形式のうち、どれが現実的なんでしょう?。私は専門家ではありませんが、いろんな話を聞いているなかでは、やはり原発なんじゃないでしょうか?。確かに原発も問題がたくさんあります。でもあまりにも脊髄反射的な反対はちょっと異常なんじゃないですかね!?。論理的な議論をすっ飛ばしてとにかく「反対!!」と言っているような気がしてなりません。

 心情的には判らないでもないんですけどね。でもこの記事にあるように、「高レベル放射性廃棄物の最終処分地についても誘致の可能性を検討していきたい」と村長が言っただけで、猛烈な反対が巻き起こるってちょっと異常じゃないないでしょうか?

 新聞・テレビがセンセーショナルに報道した。真っ先に反応したのが寺田典城知事。「あまりに短絡的」と不快感をあらわにすれば、呼応して村議会も全会一致で「断固反対」を決議した。村役場には社民党などの関係者が押しかけた。抗議電話は全国から殺到し、村の業務は一時停止状態に追い込まれた。
 結局、1週間後に村長が自らが緊急会見して白紙撤回を表明、誘致話はあっけなくついえた。
 「村の再建には村民一丸が不可欠。断念はやむを得なかった。だが処分地はいずれどこかに必要だ。時間さえあれば、村中を回って、村民である前に県民、国民であることも説明したかった」
 日大法学部教授から郷里の再建に挑んだ“学者村長”の表情には、いまなお無念さがにじむ。
 「核のゴミ」ともいわれる高レベル放射性廃棄物。核燃料を燃やす過程では必然的に生じる。原子力発電を行う国で最終処分地の確保は、避けて通れない課題である。
 それゆえ、誘致した自治体には国が長期にわたり毎年10億円程度の交付金を支給、電力事業者団体も有形無形の経済支援を約束している。
 ところが、日本では安全性や必要性の議論以前に感情的な反発が先行しがちだ。経済支援についても「カネで危険を押し付ける」との批判がつきまとう。自治体が候補地として名乗りを上げることすらままならないのが日本の実情だ。
 最近も、高知県の東洋町が誘致に名乗りを上げたが、民意を問う4月の出直し町長選で推進派の現職町長が落選、計画は頓挫している。
 これは最終処分地に限らない。原子力発電の議論全般についていえることだ。資源小国のエネルギー問題をどう解決するのか、冷静な国民的議論は忘れられがちだ。
 最終処分場が必要なことは誰も否定しないところでしょう。でも自分のところはイヤだでは、先に進まないと思うのですが。

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2007年08月30日

WikiScanner って知ってました?


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 痛いニュースに『厚労省がWikipediaでエロゲ「ななついろ★ドロップス」の項目を編集していた事が判明、農水省は「ガンダム」を』というエントリーが。元ネタはITMediaの『総務省や文科省もWikipediaを編集していた 「WikiScanner」日本語版で判明』という記事です。

 WikiScanner はWikipediaを編集した組織や企業が分かるツールです。もう少し詳しく説明すると編集したIPアドレスがわかるんですね。でそのIPアドレスから「組織や企業」が whois サービスを使うと判るということです。WikiScanner の日本語版ページには代表的なところはもう登録されています。
 ITMediaの記事には

 省庁のIPアドレスで調べてみると多くの編集が見つかる。例えば総務省からは、「電子投票」の項目が10回以上編集され、電子投票のセキュリティーに関する内容が書き換えられているほか、「水曜どうでしょうの企画」を詳細に説明する書き込みや、シミュレーションゲーム「蒼き狼と白き牝鹿」に関する書き込みもあった。

 文科省のIPからは、本間正明・元政府税制調査会会長に関するスキャンダルが削除されていたり、「コミュニティ・スクール」の項目で、文科省自身が作成したWebサイトについて「かなり充実している」と自画自賛も。

 厚生労働省からは「薬物」などの項目で編集があったほか、アダルトゲーム「ななついろ★ドロップス」の項目で解説も書き加えられていた。宮内庁は、天皇陵や歴史関連の書き込みを編集しており、宮内庁に関連する疑惑の指摘を削除した跡も見つかった。農林水産省からは、ガンダム関連で大量の書き込みがあった。

とあります。基本的には、書込はボランティアで、その内容については誰も保証しないものですが、
行政機関からの編集について調べてみると、総務省や文部科学省、宮内庁などから、行政に関わる内容からエンターテインメント関連まで、さまざまな内容について編集があったことが判明。行政に批判的な内容を削除する編集も見つかった
とあり、批判的な内容を削除するなんてのは・・・、いけませんねぇ。

 それにしても、結構オタクがいるんですねぇ。「農林水産省からは、ガンダム関連で大量の書き込みがあった」なんて・・・(^^;。

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事件はよく調べないと・・・


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 もうみなさんニュースで知っているかと思いますが、『10病院に受け入れ断られ、救急搬送の妊婦流産』ということが奈良県で起こりました。リンクしているIZAのページには詳しいことは書いていないのですが、よく調べてみると行政の問題ですましていいのか?と思ってしまうことがあります。

 まず、救急車が呼ばれた時間と場所。『午前2時44分ごろ、橿原市内のスーパーマーケットで買い物中、「下腹部が痛い」と訴え、同居の男性を介して119番通報した。』なんだそうです。妊婦がなんで夜中の2時にスーパーマーケットにいるんでしょう。
 また、『 女性にかかりつけの医師はなく、通報を受けた同組合が県内の空きベッド情報を確認したところ、県立医大病院(橿原市)にベッドがあったものの「手術中で対応できない」と断られたという。』ということで、かかりつけの医師がいないって!?。
 妊娠したことが判っていないのであれば、かかりつけの医者がいないのは十分わかるんですけどね。『知人男性が「過去に流産している。今も妊娠しているが、切迫流産しているかもしれない」と119番した』ということですからねぇ。

 このあたりを指摘されているのが、私の知る限りでは2つのブログ。1つは「暴れ熊ラスカル」の『ニュースはじっくり読もう』というエントリーと、「こんなのってどうかしら?」の『受け入れ難航、妊婦搬送の救急車事故で流産』というエントリーの2つだけのようです。

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2007年09月04日

権利者側の言い分は


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 痛いニュースで『【著作権】 「年100万超の著作権使用料、突然なくなるとショック」「期間70年に延長を」と権利者ら…文化審』というエントリーを見つけました。ここには権利者側の言い分しか掲載されていないので、元記事(ITProの『著作権の保護期間延長問題、権利者側への反論相次ぐ――文化審』)を読んでみることに。

 この問題、著作権法での保護期間をどうするかというものですね。現行では(著作権者が死亡してから)50年間なのを、70年間に延長しようと議論している訳なんですが・・・、どう読んでも権利者側の意見って「わがまま」を言っているような気がしてなりません。

 権利者側の意見としては

「谷崎潤一郎、江戸川乱歩、横山大観などはあと数年で保護期間が切れる。彼らの遺族が受け取る著作権使用料は、それぞれ年間100万円を超える額だ。これらが突然切れるのはショッキングなこと。遺族の権利を守りたいし、それが作家のインセンティブ向上をもたらす」
(ミュージカルの世界で脚本、歌詞、楽曲を日米英の創作者が分担するというケースを仮定し、保護期間の算出方法の違いを説明する資料を配布。その上で、)「初演国が米国か英国か日本かによって、保護期間が変わってきてしまうという問題がある。こうした保護期間の長短が原因で、日本国内でのミュージカルの上演に影響が出る可能性も考えられる」
「作品を発表する場が有体物からインターネットへ変わってきている。欧米より先に保護期間が切れたからといって、日本のサーバーから世界へ向けてコンテンツが発信されるのを放っておいて良いのか。実際に不都合が現れる前に対策を講じておくべき」
「安定的な職業に就く人には退職金もあるし、株式や土地を買うこともでき一定の財産を残せる。一方で創作者は、生前にそうした財産を残すことはできず、ただ創作物を遺族に遺すだけだ。安定的な職業の人と差があって良いのか」
「希有な才能と並はずれた努力をした人を誰がとがめられるというのか。そういう人は死後50年といわず、いくらでも稼いで問題はないはず。議論の方向性があまりに平準化の方向に向かうのは良くない」
「日本が今後コンテンツ分野で海外展開していく中で、保護期間が短いままでもリーダー国として発言力を持てるのか。広い視点で保護期間問題を考えるべき」
 一方、反対意見としては
「日本文藝家協会は著名作家の遺族、それも40~50代以上の遺族のためだけに、現在自由に使えている(死後50年以上70年未満の)著作物を使えなくさせようとしている」
「谷崎潤一郎や横山大観の著作権切れは、そんなに悪いことなのか。十分に儲けた人がさらに収益を得るだけ。祖父の著作権で孫がのうのうとするというのでは、社会正義としてどうなのか」
「向こう10年で保護期間が切れる著作物のうち、経済的価値のあるものは1%以下だろう。その1%のために保護期間を延長すると、残り99%超の流通が阻害される。また、日本と欧米では著作権の規定が異なることも多いし、欧州と米国でも違う点は多い。なぜ保護期間問題だけを選別的に取り上げ、欧米に合わせようとするのか」
「日本のサラリーマンでも、近年は退職金が出ない人が増えている。創作者でも株式や土地を買うことはできるし、創作者とサラリーマンの違いはさほどない。日本の著作権法は罰則規定が世界的に見ても厳しくなっているし、米国の著作権法では相互主義を排除している。欧米にそろえるため保護期間を延長するというのは理由にならないし、延長したところで完全にそろうわけではない。都合良く長い方に合わせようとしているだけではないか。もし本当に保護期間をそろえたいならば、世界知的所有権機関(WIPO)に提案して、その決定に従うというのはどうか」
「以前の会合で実施した関係者からのヒヤリングにおいて弁護士の福井健策氏は、著作権に関連する契約を多数手掛けてきたが、法律の規定の違いが契約に影響することは一度もなかったと表明していた。そうした意見は尊重すべき。保護期間が短いからといって、日本で著作権関連の契約をしないという人はいないだろう」
「欧州連合(EU)では保護期間を延長する際、商品の自由流通や平均寿命の延びを理由として挙げていたが、そうした理由を日本にそのまま当てはめられるのか。物流や貿易を域内で自由化しているEUと日本は異なるし、日本のサーバーで公開したコンテンツに、例えばフランスからアクセスされることがどれくらいあるのか検証が必要。平均寿命も、かつて55歳だったものが75歳に延びていれば、その分著作者の存命期間が延び、保護期間もその分延びることになる。また著作者の寿命が延びれば、著作者の死亡時点における子供の年齢も上昇するわけで、遺族の財産保護の必要性を正当化できないのでは。賛否いずれにせよ、十分な根拠を出すよう慎重に検討すべき」

 どっちが説得力あるかって、言うまでもないと思います。どう考えたって反対側のほうがまともな意見としか思えない。

 著作者が亡くなってからの権利を一定期間保護する意義はわかります。例えばゴッホは生前はまったく評価されていなくて、死んでから評価されています。そういう意味では保護すべきという意見には反対しません。でも延長すべきという意見は、全く論理的でないと思いませんか?。
 元々アメリカが50年を70年に延長した理由、これって自国著作物(つまり初期のハリウッド作品など)を保護するためだと言われています。まあ、ミッキーマウスを守りたい訳です。つまりアメリカのわがままなんですよ。

 また、親の財産を受け継ぐことはよしとしましょう。でも70年に延長して孫の代まで受け継ぐ正当性ってあるんでしょうか!?。ましてや「年間100万円超の著作権使用料、突然なくなるとショック」なんてどう考えてもエゴです。「祖父の著作権で孫がのうのうとするのは、社会正義としてどうか」のほうが納得できると。

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2007年09月05日

子供と子ども、障害者と障がい者


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 ちょっと古い話ですが、痛いニュースに『「障害者」表記を「障がい者」へ』というエントリーがありました。元記事は東奥日報(青森県)の記事です。

 もともと障害者という文字は障碍者というものでした。この「碍」という漢字が当用漢字ではないために、「害」という漢字を使うようになったとう経緯があります。それを無視して「害」という文字のイメージがよくないということで、ひらがなに置き換えるというのはおかしい。それよりも碍という文字を当用漢字に入れたほうがいいと思うんですが、どうなんでしょう。
 元々使われていた「碍」という漢字はどういう意味なんでしょう。ちょっと変わったサイト「サンルイ超漢字検索サイト」で検索してみたところ

句点コード(1923) シフトJISコード(8A56)
(礙の異)(準1級)
ガイ・ゲ・さまた-げる・ささ-える

碍子 がいし 電線と柱を絶縁する器具。
無碍 むげ さしさわりがない。

とあります。もう一つ「害」という文字を yahoo!辞書で調べてみると
悪い結果や影響を及ぼす物事。「健康に―がある」「農作物に―を及ぼす」←→益。
とあります。
 やっぱり「碍」を使うべきなんじゃないでしょうか。

 この話の証拠を調べているうちに、あるサイトにたどり着きました。それが『差別用語”と呼ばないで』というところです。ここに「障害者」や「子ども」について詳しく記載されています(ここのサイト読み応えがあるんです。あっという間に1時間以上経ってました)。
 「子ども」の話もそうです。詳しい所は、上のリンク(「差別用語と呼ばないで」)を見てもらうといいんですが、「子供」は「大人の所有物でもないし、よってお供ではない。お供え物でもない」ということで、「供」という漢字をひらがな表記にしようとしたようです。おかしい、絶対におかしいです。

 言葉はうつろうもの。時代とともにその用法や意味までも変わってしまいます。例えば「全然」というのは、必ず「ない」という否定形がつくものでした。「全然問題ない」というようにですね。ところが今は「全然OK」でも通用し出しています(私としてはちょっとおかしいよなぁとは思うのですが)。まあ、「全然。OK」と言っているんだと解釈できないことはないんですけどね。

 話を戻すと、問題がある(と思われる)漢字を安易にひらがなにするというのは、その語源・用法や意味を考えるのであれば、大間違いだということです。こどもは「子供」、しょうがいしゃは「障碍者」なんです。たしかに「障害」という漢字を使うのは間違ってます。だからといって「がい」とひらがなにするのは間違いで、「碍」という文字を使えるようにすべきなんです。

2007年09月07日

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 IZAに『当然?やりすぎ?平手打ち警官に激励2000件』という記事が。これはもともと時事通信が『2007/09/05-08:57 巡査長を現行犯逮捕=高校生を平手打ち-神奈川県警』という記事への反応を書いたもの。この時事通信の記事だけを読むと、件の警察官のことを悪く言う人はあまりいないと思います。がIZAの記事を読むと、「おいおいおい」と思えるような内容が。

 時事通信の記事は痛いニュースにも取り上げられていました。全体としては「なんで警官が逮捕されるのよ!?」という論調です。私自身そう思いましたが、「なんで、電車から降りた後なん??」とも思ってました。高校生も悪いところがあることは否定しません。実際悪ふざけでも、拳銃と見間違うようなライターを持っているというのは、ちょっと非常識ですよね。

 IZAの記事を読んでみると

 監察官室によると、生徒は4日夜、相鉄線の二俣川駅で急行電車から普通電車に乗り換えて、車内で拳銃の形をしたライター(全長約36センチ)をホームに向けてふざけていたが、駅員数名に注意されるとすぐにバッグの中にしまった。
 その後、生徒が友人と談笑しているのを別の車両から見た巡査長は「反省していない」と感じ、鶴ケ峰駅で降りたところで生徒がいたため、階段を下る途中でいきなり怒鳴りつけ少年の髪の毛などをつかんで階段から下ろした。そして生徒に平手打ちを浴びせたほか、バッグからライターを出させ、投げ捨てた。

 生徒はおびえて言葉を発することができず、口論などはなく巡査長が一方的に暴行を加えたという。巡査長は同僚と酒を飲んだ帰りだった。

とありますから、どう考えたって警官が悪いですよね。

 このように、ある事件を報道したあとに訂正というかフォロー記事が出ることはあまりないと思います。今回は母親からのクレームもあって、県警監察官室としても詳細を報告せざるを得ない状況になってしまったのだと思います。でも県警監察官室からの報告がなければ、そのままになってしまっていたのではないでしょうか。新聞記者も忙しいというのはよくわかっていますし、自分の足で記事の裏付けをしていると思うのですが、警察などの報道発表を伝えることしかしていないですよね。

 いままで私はニュースを鵜呑みにしないことを言ってきたつもりです。今回の報道はそれを裏付ける1つの事例なのではないかと思います。とは言え、まだまだ鵜呑みにする人は多いんですよね。どれが事実で、どれが事実でないのかを簡単に知る術がなかなか見つからない。
 そういう術を子供達には是非身につけてほしいと切に思っているんですが・・・。

2007年09月15日

理科離れを推し進めるもの???


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 政治の話から教育の話に変わります。私は元々理系の人間で、最近の理科離れには日本の将来にとって大問題だと思っています。で、痛いニュースに『市民団体の要望で中学生のマウス解剖中止 「生命の大切さを知るために殺すのは本末転倒」』というエントリーを見つけました。元記事は東京新聞です。
 渋谷区教委が主催する中学生向けセミナーで、マウスの解剖を行うことについて、市民団体「動物実験廃止・全国ネットワーク」と「地球生物会議」(文京区)が中止するよう要望し、区教委は十四日、中止を決めた。

 セミナーは、中学生の科学離れを食い止める狙いで毎年開催しており、解剖や化石の発掘など、学校ではできない本物に触れる実験や体験を行っている。ことしは全五回で、区内の中学生十四人が応募。初回の二十九日がマウスの解剖だった。昨年まではカエルを解剖していたが、両生類の致死率が高いツボカビ病が今年、国内で初確認されたことなどから、マウスに替えたという。

 区内の会員が区報で募集記事を見たのがきっかけで、両団体は▽映像など代替方法がある▽生命の大切さを知るために殺すのは本末転倒▽インドやスイスでは子どもの生体解剖を禁止している-などと十二日、文書で中止を要望した。

 あぁ、一体なに考えているんでしょうねぇ、この2つの団体って。中学校の授業でやっているんじゃないですよ。そういうのに興味がある中学生なんですから。こういう実験というのは非常に大きな経験になるんですからねぇ。
 ここにある反対意見、もっともらしくありますが理由になっていないと思います。
(1)映像などの代替方法がある→解剖経験と比べれば全然効果が低すぎます。
(2)生命の大切さを知るために殺すのは本末転倒→人間が生きるために、いろんな動物の犠牲になっていることを、身をもって体験することとのほうが重要じゃないですか!?。
(3)インドやスイスでは子どもの生体解剖を禁止している→他国と比較する意味がわからない。

 まあ、正直な話、私もマウスの解剖だとちょっと引きますけどね。でもね、こういう実験を学校でしなくなったことが理科離れの一因でもあるわけです。もっと児童・生徒にはそういうことを体験するチャンスを与えることが必要なんですよ。それを

 両団体の事務局を務める東さちこさんは「ネズミの解剖中止は一つの成果だが、カエルや魚ならよいわけではなく、今後も運動を続けたい」と話した。
って・・・。
 人間はこういう動植物のおかげで生きています。ましてや、大学や研究機関では、実験動物の供養塔を作っていることが多いです。つまり実験動物の犠牲に感謝して、日夜研究しているわけです。無駄な殺生はしていないんです。
 解剖の前に実験動物に感謝し、終わったらきちんと供養する。これってものすごく教育効果が高いですよ。論理の飛躍と言われるかも知れませんが、「動物・人間の死」というものに関わることが、切れる子供を作らないための一手段なんじゃないかとも思います。

続きを読む "理科離れを推し進めるもの???" »

2007年09月21日

NTT東日本で個人情報流出


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 ITMediaのニュースに『NTT東、顧客情報3万件がWinny流出』という記事がありました。
 NTT東日本は9月20日、元社員の自宅PCがWinnyのウイルスに感染し、顧客情報約3万件と、社員情報約1万件が流出したと発表した。流出した情報の不正使用は確認していないとしいう。

 流出したのは、個人顧客の情報1万9821件と、法人顧客の情報1万1275件、社員情報1万193件。顧客情報には、氏名、会社名、住所、電話番号、メールアドレスと、銀行口座番号も4件含まれていた。

 同社東京支店元社員の自宅PCがWinnyのウイルスに感染して流出した。

 同社は再発防止に向け、ファイル交換ソフト利用禁止など情報管理を徹底していくほか、退職時にも個人情報の扱いに関する誓約書を提出させる。退職者組織と連携し、退職者のPCに顧客情報が保存されていないかも確認する。

 NTT東日本でのニュースリリースはここにあります。なんてことでしょうねぇ・・・、天下のNTTがwinnyですか!?。一体全体どうなっているんでしょうねぇ。

 記事には「元社員」とありますが、いつ退職したんでしょうかね、この「元社員」は。まさか情報が流出したのが判ってから退職させたんじゃあない・・・ですよね(^^;。しかし、退職した社員としてもそのようなデータを自宅に持っているというのは、簡単にデータをコピーできたということにもなります。これは大問題ですよ。

 先日市内にある会社を訪れたのですが、そこのセキュリティ管理はしっかりしていました。監視ソフトを導入し、リムーバブルメディアへの書き込みをチェックしてます。また最近 thin client システムを導入して、端末からデータをコピーできないようにしています。
 まあ、どれだけやっても抜け穴はあるのですが、これくらいはしないと管理者としては不安になってしまいますよね。

 このような報道ではwinnyが悪者になってしまいますが、本当は違います。winnyに感染するウィルスが悪さをしているんですね。もっというと、社員のモラル低下が問題なんだと思います。これはある意味飲酒運転と同じなんじゃないかとも思えますね。自分だけは大丈夫と勘違いしているんです。winnyの被害では人の生死に関わることはないですが、飲酒運転の場合はねぇ。厳しい言い方をすれば、殺人ですよ、飲酒運転というのは。
 でも、どこかに気のゆるみがあって、「事故らない」と思っているんです。テレビや新聞などで飲酒運転での死亡事故がほぼ毎日報道されているにもかかわらず。

 こうなると、データ管理も「性悪説」にたって対策を講じるしかないのですが、個人の自宅にあるPCを会社側が強制的にチェックできないですからね。困ったものです。

2007年09月29日

やっぱり延長ですか


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 8月22日に『XPの賞味期限はいつまで?』というエントリーを書いたのですが、ITMediaに『MS、Windows XPの販売延長』という記事を見つけてしまいました。やっぱりというかなんというか・・・。1ヶ月くらいで、発売延長をアナウンスするMSって、いやはや・・・という感じです。

「実際、当社はほとんどの旧版OSを、新版の発売から約2年間提供し続けている。Vista発売後1年でXPの販売を終了しなければならないと考えるのはいささか野心的だったかもしれない」(Windows製品管理担当副社長マイク・ナッシュ氏)
 「いささか」ですか!?。個人ユーザならいざ知らず、企業ユーザはstable、安定性を求めるものです。それを理解されていないんでしょうか??。MSならこんなもんかと思ってしまう私は・・・(^^;。

2007年10月09日

信金と大学の連携


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 今日は支部の理事会がありまして、帰りの電車のなかで豊川信金と中京大学が連携するという記事が日経にあったと聞きました。そこで、早速日経ネット版を見てみるとありましたよ、その記事が。記事が消えてしまうといけないので、全文引用しておきます。
豊川信金、三河の中小向け企業診断サービス

 豊川信用金庫(愛知県豊川市)は5日、中京大学(名古屋市)の大学院ビジネス・イノベーション研究科と連携して来年春から企業診断サービスを始めると発表した。大学に取引先を紹介し、経営学修士(MBA)などの取得を目指す院生と、中小企業診断士が一緒に訪問し、課題や改善策を診断する。同信金は企業の支援・育成を充実させる考え。

 10月25日に同研究科と教育研究・産学連携の推進を目的とする協定を結び、まず診断サービスに取り組む。対象は愛知県三河地域の中小企業。企業の経営支援で同信金と連携している中小企業診断協会愛知県支部などから診断士を派遣してもらう。中京大院の専任教授や客員教授も助言する。

 診断結果を受け、同信金は進ちょく状況の管理と助言を行う。同信金は中小企業診断協会愛知県支部と2006年9月から企業診断サービスを行っており、これまでに10社の経営を分析した。


 これを読む限りでは今やっている豊川信金と支部の連携事業(企業診断)に中京大学の先生が参加するような形みたいですね。この事業に診断という部分で参画している私にとって、非常に興味深いところです。大学の先生とアカデミックな議論もしてみたいという気持ちもありますし。

 現実的にどこまでやれるのか、ちょっと読めないところもあるのですが、いろいろチャレンジしてみたいですね。

2007年10月10日

番組を鵜呑みにすると


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 今日は春日井にあるお客さんのところに出掛けたのですが、帰りはR1の渋滞に引っ掛かってしまいました。東名の集中工事って本当に不便ですよねぇ。カーナビにはこの工事情報は反映されないので、すぐに高速を使うように指示が入るんですが、たかだか数キロに1時間かかる道路は高速道路じゃないってば。

 で、帰ってきてニュースを見てたら、プロゴルファーの上田桃子のブログが炎上しているという記事を発見しました(IZA『ゴルファー上田桃子ブログ炎上で謝罪』とgoo『誤解から…桃子ブログに批判殺到』)。gooのほうがIZAより詳しく書いてあるようです。gooを読む限りでは、これはテレビ局の編集がよくないような気がしますね。まあ、一番悪いのが深く考えずに批判コメントを書き込むバカなんでしょうけど。
 彼女のブログ、前にも炎上したことがあり、これはもうある意味有名税なのかも知れません。でもこういうことが続くことで、ブログを書くことを怖がったり、もしくは本音を書かなくなる人が増えることが一番問題なのかも知れません。

 テレビ番組は放送時間という物理的な制限があるため、かならず生放送でない限り編集作業が入ります。この編集作業、編集者という人間が介在することで、必ずバイアスが入ります。それを知らずに、ブログに批判コメントをその場の感情で書き込む人がいるのは、本当に恐いことです。今度の番組の編集者は彼女を貶めようという意図を持って編集をしてないと思いますし、そう信じたいです。でも今回のブログ炎上は、結果責任としては番組編集にあるとも思っています。
 これについて、番組制作側のテレビ局は何か反応しているんでしょうか?。番組の公式HPを見る限りはなにもコメントされていないようです。ブログ炎上なんて自分たちには関係ないことだと思っているんでしょうね。直接的には責任がないかもしれませんが、道義的責任を問われれば、ないとは言えないんじゃないでしょうか?。

 まあそういうマスコミ(2chあたりでは「マスゴミ」とよく書かれるのですが)に期待するほうが無理なのかも知れません。だから視聴者である私たちが賢くならざるを得ないのじゃないでしょうか。物事を一面しか見ないということをやめることがその第一歩だと思います。
 もっと言うと、マスコミやテレビに出てくる評論家の話を鵜呑みにしないことも必要ですね。そしてその内容が正しいかどうかを出来る限り自分で調べることが大切なんだと。

2007年10月12日

この統計って本当???


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 mixiのニュースを見ていたら、『高校・大学で1人1000万円超=教育費負担、年収の34%に-国民公庫調査』という記事がありました。いや~、大変やねぇと他人事として思ったのですが、ちょっと気になって国民生活金融公庫のHPをのぞきにいきました。そこには教育費に関する調査結果というページがあって、毎年教育費の調査をやっているようです。
 この報告を読むと
  H17調査:1人あたり900万
  H18調査:1人あたり868万
  H19調査:1人あたり1,045万
となっています。あれれ!?、なんかおかしくありません???。1年で一気に20%100万円も学費って上昇するものなんでしょうか?。物価上昇率を考えると20%の上昇ってあり得ない気がするんですけど・・・。
 そこでH18調査とH19調査を詳しく見てみました。
1)入学費用について
 H18H19上昇率
高校36万48万25%
大学60万99万65%
 大学の伸び率が凄いですね。これは私立大学の学校納付金がH18では39万だったのが69.5万円に跳ね上がったためのようです。
2)在学費用
 H18H19上昇率
高校82万100万22%
大学131万149万13.7%
 う~~ん、高校の伸び率が多いのですが、これは家庭教育費が倍近くなっているからなんだと思います。

 詳しく見てもなんか不満が残る調査結果なんですけど。この数字ってどこまで信用できるんでしょうねぇ。誰か詳しい人解説してくれませんかね。

2007年10月15日

確かに赤福のやったことは悪いのだけれど


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 赤福の製造日偽装、作り置きを冷凍して、解凍して出荷した日を製造日にしたとのこと。なんかひどいことやってたんですねぇ。日経の記事『「赤福」製造日に虚偽か、農水省が立ち入り調査』には
同社は製造後冷凍保管していた赤福を出荷する際、出荷日を「謹製日」(製造年月日)とし、消費期限も合わせてずらしていたという。

 三重県は「きちんと冷凍管理していた。科学的根拠に基づき消費期限を設定していたので安全性に問題はないと判断した」としている。

とあります。最後の段、読みました??。三重県は「安全性に問題ないと判断した」とありますね。で、このあたりが中日新聞に『食衛法上「問題なし」 消費者とズレ 「赤福」偽装で三重県』という記事が掲載されています。
 赤福餅(もち)の製造日の偽装表示問題で、三重県が食品業者に対して定期的な立ち入り調査を二〇〇三年から始め、日本農林規格(JAS)法上の問題点を一貫して指摘していなかったことが分かった。赤福(同県伊勢市)は約十年前に県に表示方法の是非を問い合わせており、「JAS法は管轄外」とする県の「お役所体質」が赤福側の対応を遅らせた可能性もある。

 赤福は、一九七三年に冷凍保存した商品を解凍して再包装する「まき直し」を始めた。

 県によると、冷凍した赤福餅の解凍日を製造日とする表示について、赤福から県伊勢保健所が問い合わせを受けたのは約十年前。「問題ない」と回答したという。

 その後、牛海綿状脳症(BSE)など食の安全性が問題になったのを受け、〇三年に定期的な立ち入り調査が始まった。赤福に対しても行われたが、あくまで食品衛生法上の視点で「問題ない」との見解を通した。今回は、JAS法を所轄する東海農政局と県伊勢保健所が合同で立ち入り調査を行ったが「違法」と「問題ない」で見解がまったく分かれる結果となった。

 県の担当者は「食品衛生法は食の“安全”が趣旨で、JAS法は消費者の“安心”を守る法律。県としては、安全上問題ない消費期限を設けているかが、判断の第一原則になる」と説明。「自分の範囲外だから知らん顔かと言われるとつらい」と訴える。

 この記事を読むと、「確かに赤福もとんでもないことやったみたいだけど、三重県もなぁ・・・」と思っちゃいました。

 私自身が三重県出身であり、赤福に思い入れがありますから、ちょっとひいき目に見ているのかも知れません。でも県に問い合わせて問題ないと言われたらねぇ。赤福がJAS法を無視していたのは問題なんですけどね。
 一番最悪のシナリオは赤福がつぶれることです。赤福が食べられないというのは非常に寂しく思います。心情的には「頑張れ!」と思ってるんですが。

WSJの動きを日本の新聞社はどう見るんだろう


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 今日、2回目の給油をしました。納車後すぐのガソリンを満タンにして9日間乗ったのですが、走行距離は480Kmちょっと。給油量は41リッターでした。燃費はおおよそ12Km/lというところですね。前の車が同じ排気量で10Km/lくらいですから、やっぱり新しい車は燃費がいいですね。

 さて、私の車の燃費なんて全く関係ない話ですが、日経で『ウォール紙電子版・営業担当責任者、ビジネスモデルを語る』という記事を見つけました。ウォールストリートジャーナル=WSJは発行元がDJ(ダウ・ジョーンズ)の経済紙なんですが、このDJをルパーク・マードック氏が買収するのですが、それに伴いネット版のWSJを無料化する動きがあるとのこと。WSJは無料のページと有料ページの両方があるのですが、すべて無料にする動きがあると。
 それについてWSJの担当責任者へのインタビュー記事なんですね。

――マードック氏がニュースサイトの無料化を検討している

 私は現在の「有料と無料のハイブリッドモデル」が理想だと考えている。会費を払ってオンライン版を購読している読者は100万人だが、WSJ.com全体の月間のユニークユーザーは800万人を超えている。つまり、現時点で既に「プレミアムコンテンツを抱えた無料サイト」という言い方のほうが近いのだ。

 旅行、ゴルフ、映画、ワインなど、ライフスタイル系のコンテンツや、最近成長している動画ニュースはすべて無料で見られる。記者やコラムニストが書くブログも人気だ。有料と無料のどちらもあるからこそ、広告単価も高く維持できる。マードック氏もこのビジネスモデルを理解し始めてくれているはずだ。

 「プレミアムコンテンツを抱えた無料サイト」という考え方が面白いですね。記事で面白いというか気になるところを引用します。
――構想では、無料化でユーザーが2000万規模になれば、年5000万ドルの購読料収入を広告収入で補えるとしているようだが

 我々が得意とする経済記事の対象読者は、ビジネスマンのなかでも限られたエグゼクティブ層だ。すべて無料にしたとしてもすぐにユーザーが増えるとはいえない。仮に2000万ユーザーが集まっても、5000万ドルの売り上げが保障されているわけでもない。

 ただ、無料にするメリットもあるだろう。トラフィックが伸びることで、ポータルサイトなどが始めている行動ターゲティング広告を本格的に展開できるかもしれない。たとえばヤフーは、株価を検索した人には、同じヤフーの中の旅行サイトやウェブメールを利用しているときにも証券会社の広告を出すということができるのだ。

 いまは米国からのアクセスがほとんどだが、無料化すれば欧州やアジアの読者も増えるはずだ。海外からのアクセスが増えれば、国別のターゲティング広告も可能になるだろう。

 無料になって困るのはむしろ我々のライバルだ。いままではWSJ.comが有料だからしかたがなくほかのサイトを見ていたというユーザーが、我々のサイトにアクセスするようになるからだ。個人的にはあくまでもハイブリッドモデルがよいと考えているが、もし無料にする判断が下されれば、新たな可能性が広がるチャンスととらえたい。

(中略)

――ソーシャルメディアも成長してきた

ウォールストリート・ジャーナル電子版。ソーシャルブックマークやブログ、マイページなど様々な機能に対応している

 検索連動型広告を除けば、勢いがあるのはマイスペース(Myspace)やフェースブック(Facebook)などのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)だ。ポータルサイトも、コミュニケーションのポータルを奪われつつあるため恐れているようだ。いまはまだ利用者層も若く、BtoB広告のライバルにはなっていないが、ビジネス利用が普及してくれば状況は変わってくる。来年あたりには普及が始まると考えており、関心を持っている。

 我々もソーシャルメディアを取り込む試みを始めている。マーケットウォッチでは読者が記事にコメントを付けられるようにした。WSJ.comでも、記事の関連リンクで外部の有力なブログを紹介したり、記者やコラムニストにブログを書いてもらい、読者とのコミュニケーションが生まれている。

 ソーシャルブックマークやRSSフィードは当然対応している。アクセスを増やすためには欠かせない。

――グーグルと提携してアクセスを伸ばしているそうだが

 今年からグーグルニュースと提携し、グーグルで検索した記事は、本来有料の記事であっても1つまでは全文を無料で見られるようにした。次の記事に進むときには登録が必要になる仕組みだ。アクセス増に大きく貢献している。

(中略)

――ニューズとのシナジーを見込める分野はあるか

 10月15日にニューズ傘下のテレビ局フォックスがケーブルテレビの経済専門チャンネルを立ち上げ、ウェブサイトなどで協力する。今後はテレビとのクロスメディア広告などもあるだろう。

 ただ、ニューズはグループ内の企業に無理にシナジーを求めないようだ。むしろ我々が優先すべきは、紙とネットのシナジーだ。

 この最後にある「紙とネットのシナジー」ということを日本の新聞社はどのように考えるんでしょうね。

 前にも書いたかとは思いますが、アメリカと日本では新聞の売り方が違います。アメリカはスタンドでの販売であり、日本の場合は宅配が中心です。収益構造が異なっているとも言えなくはないでしょう。また新聞記事という「情報」についての考え方も異なっているのでしょう。でも私は日本での宅配という販売形式がどんどん縮小していくのではと思っています。新聞紙という形態を必要とする人だけがコンビニなどで買うようになるのではないかとも。
 そうなったときに、日本の新聞社はどう対応すべきなのか!?。紙媒体は紙の大きさという物理的制約があります。そこにたくさんの情報を掲載させることなんて不可能です。でも、ということはネットと紙が相互補完させる形態で記事という情報を流していくしかないのではないかと。

 従来の事業形態、宅配方式や記者クラブなど日本独自の形態に固執しつづけるのであれば、早晩日本の新聞社は淘汰されてしまうのではないか。まあ、日本よりよその国のほうを向いて記事を書いている新聞社もあるようですから、そういうところはつぶれた方がいいとも思ってますけどね。

2007年10月17日

webサイトの使い方 光と影


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 今日新聞(といってもネット版ですが)でインターネット、ネット技術について対称的な記事を見つけました。片方が中日新聞で『中電で社内ブログが人気 社内報より読まれます?』で、他方が日経ITPlusの『閉じられた首相HP・サイト閉鎖それぞれの事情』です。

 中日新聞のほうは、中部電力人事部の女性活躍推進室が社内向けに始めたブログが好評という内容です。中日新聞のほうは簡単に消えてしまうので、ここに全文引用しておきますね。

 中部電力人事部の女性活躍推進室が社内向けに始めたブログが好評だ。九月下旬の開設以来、十六日までのアクセス件数は約五千件。一日平均で三百人以上の社員が目を通している計算になる。スタッフが休日を除いて毎日、内容を更新しているのが“人気サイト”の秘訣(ひけつ)らしい。

 「みなさん、私たちの存在をご存じ? 女性活躍推進室って…」「私事で恐縮ですが、この職場への異動を妻に伝えたときの反応は…」

 こんな書き出しで始まるブログは、推進室の中西英夫室長以下スタッフ四人が交代で執筆中。社内イントラネット内のホームページ上に設けているため、アクセスできるのは約一万六千人の社員に限られている。

 女性活躍推進室は、女性が能力を発揮できる職場づくりを企画・立案する専任組織として、ことし七月の組織改正で新設された。再雇用制度の創設など具体策の検討とは別に「まずはスタッフの活動状況を社内の多くの人に知ってほしい」との願いを込め、ブログを始めた。

 やさしい語り口調で、先進的な企業の取り組みを紹介したり、最近の仕事を通じて感じた思いをつづったり。社員からブログへの感想も寄せられるようになったという。

 「社内報で特集を組むといった従来型より、いまどきの方法が社員の注目を集めやすい」と、自らもブログに執筆する中西室長。「ブログを情報提供や問題提起の場として活用し、社内全体で意識改革を進めるきっかけになれば」と期待している。

 非常にうまい使い方ですよね。社内報は定期刊行だとしても、まずは1ヶ月以上間隔が開くのが普通です。ところがブログだと好きなときに掲載することが出来るのでタイムリーに情報を発信することができます。

 日経のほうは公開されているサイトの負の部分を取り上げています。ここも全文引用しましょう。

 福田康夫首相の個人ホームページが9月下旬から閉鎖されているようだ。政治家が情報発信の場を閉鎖したのだからよほどの問題が起きたに違いない。そう思うのが普通である。(ネット危険地帯 宮島理)

 しかし、閉鎖の理由が「なりすましメール」だと聞いて拍子抜けしてしまった。福田首相が送信者であると騙ったメールが出回り、そこに不審なファイルが添付されていたため、用心してホームページを閉鎖したのだという。

 不審メールと言っても、見ず知らずの第三者のサーバーから勝手に送信されているだけであり、福田首相の事務所管理下にあるサーバーが狙われたわけではないだろう。一応、名前を騙られた当人として、ホームページで注意を呼びかければいいだけの話だ。閉鎖後しばらくは通常のコンテンツをすべて消して注意文のみを掲載していたが、その後は完全に閉鎖してしまいアクセスできないようになっている(10月16日時点でもアクセス不可のまま)。

 福田首相の対応は極端に慎重なケースだが、これまでにもさまざまなホームページが閉鎖されてきた。そこにはいろんな事情がある。

 最近目立つのが、いわゆる「ブログ炎上」や「掲示板炎上」によるホームページ閉鎖だ。ブログのコメント欄や掲示板が「炎上」して対応に窮した運営者が、ホームページを閉鎖してしまうケースが後を絶たない。

 サーバーへの攻撃に対処したケースもある。こちらは実害があるだけに深刻だ。

 2005年5月には、静岡新聞社が運営する学生向けの就職支援サイトが侵入を受けた。サイトの閲覧者がウイルスに感染するように、ホームページの内容が改ざんされてしまったのである。静岡新聞社はこのサイトをただちに閉鎖している。

 同時期に価格比較サイト運営のカカクコムも侵入を受けてサイトを改ざんされ、閲覧者に向けてウイルスがばらまかれる状態にされてしまった。サイトを閉鎖すると、カカクコムの事業自体がストップしてしまい、大きな痛手となる。しかし、サイトを公開しながらの作業では攻撃を防ぎきれなかったため閉鎖を決断。2週間弱でホームページは再開できたが、多額の損失を出している。

 攻撃を受けてからの事後処理ではなく、予想される攻撃に備えて、予防的にホームページを閉鎖するケースもある。やや時期をさかのぼるが2000年には、日本とアメリカで予防的なホームページ閉鎖が実行された。アメリカでは環境保護局がホームページを閉鎖して、その間にセキュリティーを強化している。日本では科学技術庁が大型放射光施設「SPring-8」のホームページを閉鎖させている。当時、公的機関のホームページに対して、攻撃が相次いでいた。

 福田首相のように慎重すぎる対応は、情報発信という観点から問題があると思うが、ホームページの存続が次なる危機につながりかねない状況であれば、すみやかに閉鎖して対処するのが得策だろう。個人情報流出やウイルス感染、ホームページ改ざんなどはいずれもあなどれない深刻な問題である。

 最後の段にある赤字で示したところ、私としては消極的賛成です。とはいえ、ブログ炎上のためにブログサイトを閉じるのは如何なものかとも思いますけどね。
 ブログ炎上ではプロゴルファーの上田桃子のブログを書いたことがあります。彼女は閉じないで頑張っているようですね。謝るところは謝って、自分に非がないところは毅然とした態度で応対するのが理想形ですし。

 とはいえ、この日経で取り上げられている福田首相のwebページの対応については、宮島氏が言っているように過剰防衛だと思いますね。って言うか、ブレーンにネットについて詳しい人間がいないんでしょうねぇ。御大将が71才ですから、ご自身は詳しくなくても仕方ないところです。でもその周りにいる人が適切に処理できないというのは、一国の首相としていささか情けない気がします。首相の名前を騙ったメールが届いたから、その対応としてwebページを閉じる!?。いまはやりの言葉でいうと「どんだけ~~!」でしょうか!?。

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2007年10月23日

ソフトがない!?


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 日経ビジネスオンラインに「えっ???」という記事がありました。それが『ソフト開発の遅れで着工激減』。タイトルだけを見たときにはソフト業界の話かなと思ったのですが、実は建設業界の話だったんですね。

 話としては、
 1)姉歯事件のせいで建築基準法が改正され、国交省は建築確認の審査基準を見直し、運用を厳格化した
 2)高さ20m超の鉄筋コンクリート建築などには、建築物の安全性を測定する「構造計算書」の提出が求められることになった
 3)審査を強化するために、自治体などの検査機関とは別に、「指定構造計算適合性判定機関」という第三者組織を設け、二重にチェックする体制を整えた
 4)構造計算書に利用するのが、構造計算ソフト。提出書類との突き合わせのために、書類の申請側と審査側に共通仕様の計算ソフトが必要になる
 5)ところが、この肝心の認定プログラムが施行から4カ月たった現在でも販売されていない
 6)「認定プログラムの出荷時期も未定」(国交省の担当者談)
 おいおい・・・と言いたくなる話ですね。
 非認定プログラムで計算できるんですが、記事によると

  無論、この認定プログラムを使わず、市販されている“非認定”プログラムの構造計算を利用することも可能だ。認定プログラムの存在しない現在は、構造計算書は非認定プログラムによって計算されたものが使われている。だが、一方では「建設後の不備の原因を認定プログラムを使わなかったことにされてはかなわない」(ある設計事務所)と考える関係者が少なくない。着工後に建築基準法に違反していたことが判明すれば工事はストップ、完成後でも取り壊さざるを得なくなる恐れがある。
 後出しで建築基準法違反なんて言われた日にゃあ、やってられませんよねぇ。

 実は昨日産業廃棄物収集運搬のための診断報告書を書くために、住宅着工戸数の動向を調べたところ前年同期と比較してかなり落ち込んでいることが判ったんです。なんでだろうなぁと思ってたのですが、こういうこともその原因の1つだったんですねぇ・・・(^^;。

 記事の最後に

 認定プログラムの販売時期は来年にずれ込むとも言われており、混乱はなお続く可能性が高い。

 だが、大手を除いてこうした行政の遅れを許容できるマンション業者は限られる。販売機会がずれ込めば、用地を仕入れた借入金の負担は増え続け、収益見通しの立たない厳しい事業状況にさらされる。資金力の乏しいマンション会社の中には、着工できない用地を放出する動きも出てくるだろう。マンション建設に入れなければ、工事を請け負うゼネコンにも影響は及ぶ。

 国交省は、中小企業庁や中小企業金融公庫などを通じて経営難の企業への支援を発表したが、効果が見えてくるまでには時間がかかる。

 住宅建設は日本のGDP(国内総生産)にも影響を与える。住宅販売とともに売れる家電や家具など、他産業への影響も小さくない。住宅投資の落ち込みがさらに波及すれば、景気回復機運に沸き始めた日本全体の勢いをそぎかねない。

とありますが、本当に中小企業には死活問題にもなりかねませんね。

 産廃収集運搬の許可を取る会社には、この前段階である住宅などの解体工事を生業にしているところも結構あります。住宅やマンションを建てる場合には、建てる場所を更地にしないといけません。それはメーカーからの受注を受ける中小零細の土木工事業者がやるんです。解体工事専門の業者もいるんですよ。
 住宅が着工されるということは、記事のコラム欄にある川上のメーカーだけではないんですね。ソフトができないから着工が遅れるなんて、もう呆れてしまいます。

 構造計算ですが、昔は大型コンピュータでしかできないものでした。それが技術進歩でパソコンで簡単にできるようになったのは、昔を知っている私なんかはある意味驚きでもあり、当たり前でもある訳です。でもそのソフトを作っている人からすれば、胃の痛い日々が続いているんでしょうね。計算間違いがあったらいけないわけですからねぇ。求められた値が正しいかどうかをチェックするのにもソフトが必要になる場合があります。じゃあその検証プログラムが正しいかどうかは誰が検証するんでしょうか。今更手計算なんて現場からは、「そんなの出来ないよ」と感じていると思います。

 私は事務処理プログラムを専門にやってて一安心・・・、いやいやご苦労様です。

2007年10月25日

全国学力・学習状況調査でどれだけのことがわかるのか?


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 産経新聞やIZAで大きく取り上げられている「全国学力・学習状況調査」の結果。この記事の中で心配になったことが『応用問題は6-7割の正答率 全国学力テスト』という記事。正答率6~7割というのが高いと見るのか低いと感じるのかなんとも言えないところではあるのですが、記事の内容からすると低いほうなんでしょうね。

 どこかの大学で、国語の補習をするというニュースを聞いたことがあるのですが(ググっても見つからなかった)、今の大学生は自分の主張を自らの言葉で言えない、書けないのが多いんです。これは
 1)語彙が少ない
 2)長文を書いたことがない/発表したことがない
 3)何を問われているのかがわかっていない
などが原因なのではないかと思います。レポートを書かせても、「結局何が言いたいの???」というのが目立つんですわ。
 その元凶・・・、とまでは言わないですが、今回の応用問題の正答率が悪かったことにつながっているんじゃないだろうかと。極論すれば、やはり「ゆとり教育」がおかしかったんだろうなと思います。ゆとり教育の主旨は問題ないんです。それが戦略や戦術になったときにおかしくなったと思うのですよ。
 応用問題を解くにあたって、一番大事なことは問題を理解することです。何を求めるのかが判らなければ、答えを導き出すことなんてできっこありません。だから頓珍漢な解答がでてくる訳です。

 今回の結果発表、『実施をめぐって「地域・学校間の競争激化や序列化を招く」との批判が出たため、文科省は成績の公表は都道府県別とし、各教委にも個別の市町村名や学校名を公表しないよう求めている。』と記事の最後にあります。この文章も「う~~~ん」と唸っちゃいました。競争がなければ進歩しないと思うんですが。確かに学校名まで必要か?と問われれば、「必要ない」と答えるかも知れませんが。
 社会に出れば、どこまでも競争です。学校にいるときから、「競争」に慣れていかなければいけないのでは?。それと、もっと理不尽なことを体験させないといけないんじゃないでしょうか。世の中が「不公平、不平等かつ理不尽」なことがいっぱいある。ところが学校ではそういうことに蓋をしているように思えてしかたがない。

 話がちょっと大きくなってしまいました。元に戻すと、小学校・中学校で一番やってほしいと思うことは、少しでも疑問があったら質問しなさい」ということです。その場では判ったふりをしても、テストではボロが出てしまいます。判らないことはなんら恥ずかしくない、判らないままにしていることが恥ずかしいことなんです。

 まあ、自分自身が学生だった頃を振り返ってみると、大きなことは言えないんですけどね。

2007年10月29日

そりゃちょっとこじつけじゃない???


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 昨日(・・・ってもう一昨日ですか)は「なごやか高専」で、デンソーの安城荘というところでワイワイやってました。高専生は学校が違えど、学年が異なっても「高専」ということで一つになるようです。

 一泊して朝のテレビ、フジテレビ(こっちだと東海テレビですね)の報道番組で、防衛省の元事務次官の問題をしていました。そこでアナウンサーが「防衛省は商社と取引せずに直接メーカーと取引すれば」となどと言っています。
 その後、テレビ朝日(メーテレ)のサンプロでも同じようなことを言っていました。商社が天下り先ですって。結果から見ればそうなのかも知れませんが、余りにも一面的な見方ですよねぇ。商社の機能をまったく無視して非難するなんてのは、どう考えたってひどい話ですよね。
 まあ訳のわかっている人はマスコミはマスコミと冷静に見ているのですけど。

 ただ、コンプライアンスという面で、今回の商社というか、元専務はダメダメなんですが。

2007年11月02日

優勝だ!


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 53年ぶりの日本シリーズ優勝、中日ドラゴンズおめでとうございます。

 いや~、53年って私の年齢より多いじゃないですか。昭和49年のセリーグ優勝もしっかり覚えている私としましては、ようやく、ようやく勝ってくれたかと。なかなか日本シリーズで勝てなかったんですよねぇ、中日というチームは。

 で、昨日の試合、事務所でワンセグチューナーで見てました。スポーツのような、画面の動きの多い画像は表示がおかしくなるのも気にせず、最後の最後まで見ていました。山井のパーフェクトなるかと思ってたのですが、9回からは岩瀬が登板。このことに対して、スポーツライターの玉木氏が怒っているようで、IZAにその記事『「小心で夢のない野球」玉木氏、落合采配に激怒』がありました。
 玉木氏が怒るのは理解できます。私だって「う~~ん、交代か」とも思いましたからね。でもファンの一人としてはその交代に対して怒りを感じるものではありません。ともかく勝利第一と思ってましたからね。でもその怒りから

「午前中に中日新聞に優勝予定稿のコメントを電話で送っていたが急遽(きゅうきょ)電話して削除してもらう。100年に1度あるかないかの凄い興奮の瞬間よりも52年ぶりの優勝を確実にしたかったというならナント小心な夢のない野球か!」とまくしたてた。
ってあるのはちょっと怒りの方向性が違うんじゃないかなと思うのですが。

 まあ、某新聞のえらいさんが、クライマックスシリーズについて暴言を吐いたことと比べれば、その怒りはある意味正当なものだと思いますけどね。

2007年11月03日

どうして韓・中・日・台なの?


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 livedoor ニュースに『韓・中・日・台が漢字の字体統一へ』という記事を見つけました。えっと・・・、韓国ってハングルだけにして漢字を使わないようにしているんじゃなかったと思うのですが。

 真面目な話、統一できるとしたら、台湾と中国でしょうね。基本的に字体が違うだけですからねぇ、簡体字と繁体字って。日本は戦後独自の省略をしたことと、常用漢字を制定してしまいましたから、中国で使っている漢字にあっても日本では使えない漢字がたくさんありますからね。
 日本で省略した漢字のせいで、漢字の成り立ちがよくわからなくなってしまったんじゃないかと思っているのに、簡体字で統一された日にゃ、まったく不明になってしまうんじゃないかと。あれじゃ記号を覚えるようなもんだと思うのですが。

 まあ、このニュースソースが朝鮮日報ですから、話半分以下で読んだいいかとも思いますけどね。

2007年11月22日

いや、そりゃ無理でしょ


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 いや~、寒いですね。今日は名古屋に出掛けたのですが、風があって寒かったです。コートを着ていこうか迷ったのですが、汗っかきなもんですから客先で汗を拭くのもなぁと思って持っていかなかったんですね。邪魔になろうとも、汗をかこうともこれからはコートを持ってでるようにします。

 閑話休題。ITMediaにちょっと「???」な記事がありました。それが『炎上ブックマーク「炎ジョイ」、開設から2日で休止』です。

 「レイヤー上で“ガス抜き”をすることで、ブログ本体の炎上を一定数阻止できるのではないか」と考えて構築したと同社は説明。炎ジョイを訪れてレイヤー上で「炎上コメント」を寄せればそれで満足し、ブログやサイト本体に訪れて実際に炎上させることはないのではないか――と考えた実験だったという。
 私に言わせれば、そんなの間違ってますよ。鎮火用の消火剤をまくのではなくて、ガソリンまいているようなもんです・・・ってのがどうして判らないんでしょうねぇ。

 なんで「炎上」するのか!?。ブロガーが最初の種火でうまく鎮火させればいいですが、放っておくと野次馬がどんどん燃料投下しますからねぇ。消えるわけがない。

 まあ、

  同社はブロガーやサイトオーナーに協力を依頼し、承諾を得たサイトを「炎上サイト」としてあらかじめ登録。「1000人程度が利用するだろうと想定し、サーバも1台しか用意していなかった」というが、大手ポータルのニュースなどで紹介され、2日で約20万人のユーザーが集まった。ユーザー増に連れ、協力サイト以外の一般サイトの登録が急増。登録された一般サイトが急速に「炎上」した。
とのことですから、予想外の出来事が起こったとも言えるのですが・・・。でもこれって予想できることなんじゃないかと。

 もう少し考えればよかったのにねぇ。

2007年11月24日

名簿の扱いは


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 連休の狭間、何をしてました?。世間は連休と言ってますが金曜日の勤労感謝の日でも働いていました。で明日は勉強会があるので、今日だけが休み。でも貧乏性の私は事務所に出て来ています。

 こういうときには事務所の整理をしなくちゃなぁとも思うのですが・・・、ぼーっとしながら時間が経ってしまってました。でニュースサイトを見てみたら、IZAに『レストラン客320人の個人情報盗まれる 広島のホテル』という記事がありました。短い記事ですので、そのまま引用しちゃいますね。

 ホテルサンルート広島(広島市中区)は24日、ホテル内のレストランの顧客名簿がなくなり、約320人分の名前や住所、電話番号などの個人情報が流出したと発表した。
 ホテルによると、なくなったのはレストランの女性会員クラブの会員名簿や常連客の台帳などで、今月13日、レストラン内の事務机などからなくなっているのに従業員が気付いた。
 今月22日になって一部の顧客に情報流出を知らせる差出人不明の電子メールが届き、外部に持ち出されたことが判明。ホテルは名簿が盗まれたとして、広島中央署に盗難届を出した。
 名簿の保管場所は施錠などをしていなかった。ホテル側は個人情報が流出した顧客に謝罪するとともに、今後、管理徹底を図るとしている。

 多分、紙ベースの名簿が盗まれたということですよね、電子媒体ではなくて。なんちゅう危機意識のなさなんでしょうね。13日にないことを気づいて、22日に盗難届ですか!?。ちょっとのんびりしすぎていませんかねぇ。
 犯人がコピーして名簿を元に戻したとしたら、どうなっていたことでしょうね。盗難届を出すことができなくなります。メールで情報流出が知らされても、そんなことはないって言い張るんでしょうか、このホテルは。

 世の中、電子データの流出は騒がれますし、きびしくチェックしている企業も少なくないと思います。でも意外と盲点なのが、紙媒体。最低でも鍵が掛かるロッカーにしまっておかないと。最近はOCRの精度も高くなってきていますから、紙からデータを起こすのも昔みたいに面倒ではなくなりましたしね。

2007年11月29日

ビジネス用語は難しい???


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 たまたま yahoo ニュースを見ていたら、『実は意味を知らないビジネス用語、1位は「クラウドソーシング」』という記事を見つけました。
 元記事はgooランキングで、『実は意味を知らなかったビジネス用語ランキング』です。ちなみに
 第1位:クラウドソーシング
 第2位:CSF
 第3位:バズマーケティング
 第4位:ロングテール
 第5位:CPC
 第6位:BSI
 第7位:ブレスト
 第8位:B2C
 第9位:B2B
 第10位:ステーク・ホルダー
となっています。この中で私が知らなかったのが、クラウドソーシング、CPC、BSIの3つでした。診断士としては全部知ってないといけないんでしょうかね?。でもやたら略語が多いですよねぇ。第6位のBSIって景気動向指数と言われればすぐに判るんですけどねぇ。「ブレスト」ってブレーンストーミングの省略した言い方なんですが、なんでも略せば良いってものじゃないと思うのですが。

2007年12月05日

ヒット商品番付


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 年末になると恒例の商品番付が発表されますね。日経のは見逃したのですが、SMBCのほうは見つけました。

 この中に出てくるものってどれだけ知ってました???。私、結構知らないものがあったんですよ。
 まったく思いつかなかったのが、
  「フリクションシリーズ」
  「クロックス」
  「AXE」
の3つ。ちょっとあやしいのが
  「プレミアム商品」
  「デザインカフェ」
の2つです。1/4は知らない・・・ってのはちょっと診断士としては良くない数字でしょうか!?。
 で、知らないものをググってみたんですが、「クロックス」って名古屋の地下街でいつも見かけていたんですよねぇ、この商品。いや~、たくさん並んでいるよなぁとは思っていたんですが、そういうものだったんですねぇ。

 今度フリクションシリーズは買ってこようかと思いました。

 横綱の「DS、wii」、「PASMO」は言うまでもないものなんですが、持っているのはDSのみ。PASMOって必要ないんですよねぇ。wiiはまあ欲しいとも思いますが、多分買っても遊ぶ時間がないと思います。

 来年はどんな商品が出てくるんでしょうかね。

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2008年01月22日

OOo!?


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 ITMediaを見ていたら、『IBMの無償オフィススイートが多言語化、日本語にも対応』という記事を見つけました。OO(OpenOffice)をベースにしたソフトのようですが、IBMが独自の改良を加えたものみたいです。
 IBMはLotusを買っているので、Lotusシリーズの新バージョンと言ってもいいんでしょうね。名前も「LotusSymphony」となっていますし。

 ただ、残念なのが、DBソフトがないことです。OOのbaseが使い物にならない(実用アプリを作れない)ものですから、ちょっと期待したんですけどね。データベースソフトはどうしてもマンパワーが必要ですから、無償ソフトは難しいのは分かるんですけどねぇ。

 とはいえ、オフィスシリーズにおけるMSの寡占状態を打破するためには良いことだと思います。普通のオフィスでは、ワープロと表計算のソフトがあればOKですからね。多分マクロもそれほど使うこともないでしょうし。βが取れたら私も使ってみようかな?。なんせオフィス2007は使えないですからねぇ。

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2008年01月24日

ウィルス作者の逮捕


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 IZAに『動画破壊「原田ウイルス」亜種作成の男3人逮捕へ』という記事がありました。ITMediaはどう報道しているかというと、『国内初、ウイルス作者逮捕 CLANNAD画像の「著作権侵害」で』ということになっています。

 しかし、京都府警も「著作権侵害」で逮捕ですか!?。まあ、たしかに侵害しているんですけどねぇ。著作権侵害って親告罪じゃなかったでしたっけ?。ITMediaの記事を読むと、ACCS(コンピュータソフトウェア著作権協会)が絡んでいるようですが、なんとなく、強引さが見え隠れすると思うのは穿ちすぎでしょうか。確かにウィルスを作るやつなんて、逮捕しちゃえばいいとは思うんですけどね。winnyの作者を逮捕したのも京都府警、なんか意地になってません???。

 ウィルスソフトを作ること自体に罪はないと思います。ただそれを外に出しちゃった時点で、威力業務妨害かなにかで犯罪とするのがいいんじゃないでしょうか。新たに法律を作ってもいいんですけどね。とにかくフットワークが重すぎるんですよ、立法府は。

 まあなんにせよ、別件逮捕のような感じを持ってしまいますよね。

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2008年01月25日

コンビニでのセルフレジ


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 久々に日経ビジネスオンラインからの記事です。『駅コンビニにSuica対応セルフレジが登場』という記事なんですが、面白い実験をやっていますね。

 セルフレジは買い物客にレジをまかせるので、そのオペレーションが簡単でないと難しいですね。今回の記事では
 1)Suicaの残高を端末で確認
 2)商品のバーコードを自分でスキャンして合計金額を計算
 3)Suica対応のカードや携帯電話をタッチして会計を済ませる
ということで、suicaでのキャッシュレスレジということのようです。ちなみに袋詰めもセルフ、まあ当たり前なんですけど。
 >>バーコードが付いていない一部の商品については、タッチパネルから商品名を選択して購入する
ということなので、年齢制限がある商品(酒、たばこ)以外はすべて購入可能のようです。

 セルフの場合、上に書いたようにオペレーションに戸惑ってしまい、時間が掛かってしまうという問題点が指摘されるのですが、今回の場合は平均購入点数が少ないというのが大きいですね。スーパーなどの場合は、買い物かごの中にたくさん商品が入っていますから、慣れた人でも時間が掛かってしまいますが、1・2点であれば30秒程度で済んでしまいます。記事によると慣れれば15秒くらいで済むと書いてありますから、レジでの滞留時間はほんの少しということになります。
 とはいえ、店員がいないということになれば、不正手段を見逃す確率も高くなります。人の目があるので、そんなに頻発するとは思えないのですが、そのあたりはどうなんでしょうね。多分防犯ビデオなどは用意されているとは思いますが、それが犯罪抑止力になるとは思えません。
 まあ、コンビニの防犯ビデオも客の万引きよりも、店員の不正を防止するためのものになっているようですから、損害はある程度無視できるものなのかも知れませんが。

 でもこれが全国に拡がるとはちょっと思えませんね。記事にも
--- 引用開始 ---
 今回、田町駅と大崎駅の2カ所の店舗が実験場所に選ばれたのは、両駅はJR東日本エリアの中でも、特にSuicaの利用率が高いからだ。駅の近隣にIT(情報技術)関連の企業が多いことが、その理由のようだ。
--- 引用終了 ---
とありますし。つまり
 ・suicaの利用率が高い
 ・ITリテラシーが高い人たちが利用する
という前提条件がありますからね。まあsuicaでなくてもedyやQpayなどでも同じだとは思いますが。

 一度試してみたいとは思いますが、suica限定ですからねぇ、私は使えないですね。

2008年01月29日

タイトルの書き方おかしくない??


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 産経新聞に『エッ? 携帯有害サイトの閲覧制限規制に総務省が「待った」』という記事を見つけました。IZAのほうを見てみると『携帯各社の有害サイト閲覧規制に総務省「待った」』というタイトルになっています。

 有害サイトへのアクセスをどのように防ぐかということで、AUとドコモがホワイトリスト方式でソフトバンクがブラックリスト方式を採用するらしい。このホワイトリスト方式に対して総務省が待ったを掛けたということなんですが、産経新聞の「エッ?」というのが邪魔なんじゃないでしょうか。「なんで総務省が待ったを掛けるんだよ!?」という意図が見え隠れするように思えます。
 でも総務省が問題視するのも理解できるんですね。記事の書き方が悪いのですが、端的に言えばホワイトリスト方式は携帯会社が認めたサイトだけを許可することです。ブラックリスト方式はその逆で、携帯会社が「有害」と認めたサイトを遮断するやり方。
 どちらがより恣意的になるかというと、ホワイトリスト形式なんです。携帯会社が意図的に(有害サイトでなくても)アクセス禁止にもできることになります。
 総務省の言い分として「一般サイトにまったくアクセスできなくなり、利用激減が予想されるため」とあるのですが、微妙に配慮した言い回しになっていますね。
 でもどちらがより制限が厳しくなるかというと、ホワイトリスト形式であることは明白です。どちらの方式を採用したとしても、「有害サイト」の判断は恣意的なものになってしまいます。でも携帯会社の力を強力なものにするのはホワイトリスト形式なんですね。

 産経新聞の記者・・・っていうか、このタイトルを付けた人はそういう危険性を考えていないんでしょうかね?。確かに未成年者が危ないサイトを閲覧できないようにすることは必要なんですが、制限しすぎるのも問題ありだと思います。有害か有害でないかのラインを引く客観的な評価方法はありません。どうしてもグレーゾーンが存在します。これをどう判断するのか。

 子供を持つ人たちにとって、どちらが安心かというとホワイトリスト形式なんでしょう。でもそれってちょっとおかしいと思いませんか?。世の中には白黒はっきりできることは意外と少ないものです。子供と向き合ってそういうところを教育していく必要があるのではないでしょうか!?。

 こういうことを書くと「毒男(2chでの表現で、独身男性のこと)が何を言うか」と言われるのでしょうけどね。私は総務省の意見に賛成します。

2008年02月03日

「まぢわかんない」・・・おぃおぃ


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 日曜日モードで今日はゆっくり自宅からの書き込み。とはいえこれを書いたら事務所に行こうかとおもってますが。

 ITMediaからなんですが、以前書いた携帯でのフィルタリングについて当の高校生からの反応の記事を見つけました。それが『「まぢわかんない」「悪い大人を取り締まって」――携帯フィルタリングに未成年者の反応は』です。しかし、「まぢわかんない」という反応はねぇ・・・。ちょっと考えてくれるといいんですが。なにせ、自分たちに降りかかってくることなんですから。

 とはいえ、大半は真面目に考えているんだと思います。ちょっとずる賢いのが「親に解除してもらうからどうでもいい」という意見。真面目に暮らしている子供だったらいいんですが、今の親は子供に甘いですからねぇ。

 ちょっと問題なのが『「クラスにフィルターしている人がいます。本当に不便です。危険なサイトだけでなく、進学関係のサイトも見れないです」(17歳男子)』というところ。こういうことがでちゃうんですよね。ポジティブリストって。ブラックリスト方式に問題がないとは言いませんが、ポジティブリストのほうが問題が大きいと思ってます。

 できれば、真面目に考えている子供たちが何か運動を起こすようになってくれるといいんですが。

2008年02月05日

web時代の著作権法!?


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 先月だったか、痛いニュースに漫画家の島本和彦氏の発言が取り上げられていた(漫画家の島本和彦さん「YouTubeでエヴァを見たつもりになるな。日本はアニメや漫画を見る作法がなっていない」)のですが、今日ITMediaを眺めていたら、その元記事を発見しました。
 それが『作り手を“やる気”にさせる著作権とは――島本和彦氏など語る』というもの。痛いニュースを読んだときには「ふ~~ん」と流していたのですが、結構重要なことが書いてあります。

 著作権法というのは一体誰のためにあるものなのか?。第一義的には著作者にあるんだろうと。その次には利用者が来ると思います。つまり著作者の権利を十分守りながら、利用者は有効活用しなさいよというのが著作権法の理念ではないかなと思います。
 記事の中で大学の先生が言っていることは非常にわかりやすいですね。法政大学准教授の白田秀彰氏は

 著作権法は19世紀に、印刷物を想定してできた法律。その意図は、著作物の自由な利用を一定程度制限することで、著作者に経済的な利益をもたらし、著作へのインセンティブを高めてより豊かな創造につなげよう――というものだ。だが、著作物が多様化し、ネットによって流通コストが劇的に下がった今、利用制限による不自由さが際立ってきた。

 著作権保護期間延長問題や、無許諾複製物のダウンロード違法化問題など著作権法にまつわる問題がクローズアップされる中、いわゆる「権利者側」と、一般ユーザーが対立するケースも増えている。この対立は「旧来の流通システムと、インターネットという安価な流通システムの戦い」(白田さん)であり、汗をかいて創造しているクリエイターは蚊帳の外だ。

 「著作権法にはクリエイターを守る規定がほとんどない。それに手を付けずに権利を主張するのは、旧来のメディア企業が利益を守ろうとイチャモンをつけているようにしか見えない」

とおっしゃってますし、東京大学大学院教授の玉井克哉氏は
「今の著作権法は、自分は何もクリエイトせずに流通を支配しているだけの人に巨額のお金が渡る。その代表が放送局。クリエイターがちゃんとお金をもらえる仕組みを作るべき」
と述べています。
 両市が言っていることは十分理解できます。ではどのような仕組みがいいんだろうかというと、この記事で出てくることはどうもしっくりきません。『現実に即して仕組みを変えるべき』というのは間違いない。でもそこからの具体論に入るとなんだかよくわからない話になってしまいますね。

 アメリカのやり方が一番なんて全然思わないのですが、「フェアユース」という考え方というのは重要なんじゃないでしょうか。wikiで「フェアユース」を調べてみると『著作権者に無断で著作物を利用していても、その利用がフェアユースに該当するものであれば、その利用行為は著作権の侵害を構成しない』とあります。
 フェアユースですべて解決するものではありませんし、たくさん訴訟されていることも事実です。でも最低限の守るべきラインをこの考え方で規定することは、かなり意味があるんじゃないかと思います。今日本で検索サービスを行おうとすると著作権法に引っ掛かるのですが、フェアユースをきちんと著作権法に入れることで引っ掛からなくなりますから。

 でも一番ガンなのが中村伊知哉・慶応大学大学院教授が言われている

著作権法に関する議論ではさまざまなアイデアが出てくるが、それが実際に法律になるまでは、審議会の答申を得て関係省庁を説得して自民・民主党のOKをもらって省庁を説得して――と、超えなくてはならないステップが10ステップぐらいある。いったいどうすれば実現できるのか
というところでしょうね。スピードが大切なのに、こういうステップを踏むことで何年もかかってしまうのは、コストの無駄以外なにものでもない。企業がこんなことをやっていたら、つぶれてしまいます。
 一番のガンが政治というのは、日本の政治を象徴していますね。

2008年02月06日

偽装と消費者意識


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 日経ビジネスオンラインにお菓子の違法表示についての記事がありました。それが『お菓子の違法表示問題、水面下で「鮮度にこだわりすぎ」の声』。

 記事には

 だが、その一方で、“本来は長期保存が可能なお菓子なのに、流通サイドの要請でやみくもに鮮度にこだわり過ぎているのでは”と、新鮮さを強調する表示を見直す空気も強まってきているという。
とあります。
 確かにそういうところは否定できません。私の小さい頃は賞味期限だとか消費期限などという考えは薄かったと思っています。ちょっと危ないかな??と思っても、臭いをかいで「うん、大丈夫」とか「危ないから捨てよう」など自分自身で判断していたような気がします。

 とはいえ、鮮度については時代のニーズという側面がありますから、無視することはできません。新鮮なほうが美味しいことが多いからですね。
 こんな経験があります。コンビニで1袋100円のチョコレートを買ったのですが、それをすっかり忘れていて、1ヶ月以上経ったときにそのチョコレートを見つけました。食べてみると美味しくない。油が抜けている感じです。「う~~ん、さすがにおいしくないわなぁ」と思いながらも、なんとか食べました。こういう経験を繰り返しているうちに、「新鮮なほうがおいしい」と刷り込まれていくのかなと思います。
 でも、この「美味しいと思える」日数はどのくらいなんでしょう。商品によっても違うし、同じ商品でも保存状態でも異なります。一番大きく影響するのが、食べる「人」なんですね。美味しいものを食べた経験が多いほどその差がわかるでしょうし、食べた日の体調にも影響します。風邪を引いていると味覚が鈍くなりますし。

 でも過剰に反応しすぎると、売れ残った商品を廃棄するサイクルが短くなりすぎ、十分食べられるものでも捨ててしまうことになります。これはもったいない。テレビのニュースで、ニューヨークだったか食料品店から廃棄されたものを、ゴミ箱からあさっている人たちを取材していました。VTRではそれを実践している人たちを取材していて、今まで体調を崩したことはないと話していました。日本の場合、事業者が廃棄するものは一般ゴミに混ぜることは違法で、専門業者に処分をまかせますから、ニュースにあったようなことは起こりえないでしょう。でも逆に言うと、知らない間に処分されてしまうから、消費者の要求もより厳しくなっているのかも知れません。「もったいないなぁ」と思うこと、思わせることが必要なんじゃないでしょうか。

 法律は最低限事業者が守らなければならないことが規定されています。遵法意識は経営者のみならず全従業員に植え付けなければいけません。記事の最後に

 環境問題を背景に廃棄物を減らすことが叫ばれてもいるのに、日持ちするはずのお菓子が“新鮮でない”との理由で流通サイドで廃棄されてしまうことは、社会的にも望ましいことではないだろう。この問題について菓子業界と流通業界がきちんと議論して納得し合わない限り、業界を挙げてお菓子の表示偽装をなくそうという活動は真剣さを欠いたままになる懸念がありそうだ。
とあります。私はこれに加えて、消費者の意識を変えていくこともひつようなんじゃないかと思います。なかなか難しいんですけどね。

2008年02月07日

古新聞バッグ


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 IZA(元は産経新聞)で『古新聞バッグが人気です』という記事を見つけました。これは面白いと探してみたところ、写真が見つかりました。なお、産経新聞はこの写真です。

 記事によると

 製作したのは、四万十川中流域の自治体が共同出資して設立した第三セクター「四万十ドラマ」。バッグはすべて手作りで、4~5枚の古新聞を折ってのり付けしただけ。表部分にはカラフルな写真が多い紙面を利用している。

 数年前に「地元の特産品は地元の新聞で包装しよう」と呼び掛けたところ、アルバイト女性が手提げ型のバッグを考案したのが始まりだった。

 口コミで評判は広まり、平成16年から販売を開始。今では毎月約1000袋を販売し、製作が追いつかないほどだ。さらに、18年には「環境に優しい」とバイヤーの目に留まり輸出も決定。これまでにロサンゼルスの美術館やロンドンの衣料ブランド会社などに納入した。

とあります。
 私の小さい頃は八百屋さんなどに行くと古新聞で作った袋をよく使っていたはずです。単純に袋にしただけですのですぐ破れるし、それほど大きくなかったんじゃないかと。ところが、写真を見ると手提げになっていてしっかりしているように見えますね。
 四万十ドラマのページには『ハサミを使わず折っただけでできていること』とあります。これはすごいですね。

 診断士の目としては、「環境に優しい、古新聞、リサイクル」というところがキーワードになるかと思います。もう少し言うと、欲を出していないことがポイントなんじゃないでしょうか。こういう商品は「ひょんなこと」から注目されて人気になることが多いです。

 この古新聞バッグ、どこかに作り方を公開しているサイトはあるんでしょうか?。ちょっとググっただけでは見つかりませんでした。四万十ドラマには悪いかも知れませんが、誰でも作れるものですから、流行るといいかな!?と思います。

続きを読む "古新聞バッグ" »

2008年02月16日

電子投票は住民の意思を反映できるのか!?


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 IZAで『京都市長選で電子投票拡大 視察申し込み殺到』という記事を見つけました。費用の問題はあるにせよ、この電子投票、増加していくと思います。
 本人確認はどうするのか??とふと思ったのですが、今の投票制度でも本人確認はそれほど厳密にやっていませんから、今以上のレベルにする必要はないということなんでしょうね。

 ただ、投票の選択肢はどうなっているんでしょうね。必ずいずれかの候補者に投票しなくてはいけないのでしょうか?。何回か書いたかと思いますが、私自身投票に行ってもわざと無効票を入れてくることがあります。変な名前を書くのではなくて、白紙で出すんですが。私の1票を特定の候補者に入れたくないと思うことってありませんか??。
 建前としてはいずれかの候補者に投票するのが正しいんでしょう。でも誰にも入れたくない、白紙という選択肢はないのでしょうかね!?。

2008年02月25日

インスタントフィルムの終焉


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 先週は仕事上のトラブルが発生し、右往左往してたもんですから、ブログまで手が回りませんでした。いや~、もうソースプログラムを見て顔が青ざめましたよ。重要なルーチンを読んでいる行がコメントアウトしているんですから。

 で、今週は真面目にしていこうと思ってます。でITMediaを眺めていたら、『ポラロイド、インスタントフィルムの生産終了』という記事が。まあ、時代の流れなんでしょうけどねぇ。ちょっと寂しい気もします。
 私自身はインスタントカメラって使ったことがないので、大きなショックはなかったんですけどね。商標名がそのまま名前になってしまっている有名な例でもあります。インスタントカメラって普通言わないですよね。ポラロイドとかポラって言いますもん。

 今、ポラロイドのサイトを見てみたんですが、インスタントカメラ自体はすでに販売終了していたんですね。個人ではほとんどデジカメしか使ってませんし、記事によると、『 しかしデジタル化が進み、法人用途でもデジタル画像が受け入れられ始めたことで需要がさらに減少。生産終了を決断した。』とありますので、まあ致し方ないところです。
 ポラロイド写真、撮った後に印画紙を振っていた人が結構いましたよねぇ。あれって意味がないことらしいんですが。よく笑い話として出ていたんですが、今の若い人には通じない冗談になってしまっているのかと。

 とはいえ、アナログの良さがあることは否定できません。1枚1枚が真剣勝負でしたからね。今はデジカメなんで消去が簡単ですから、何枚か撮ってうまく出来ているものだけを残せばいいと大量に撮影します。こういう考えって一昔はプロの考え方じゃなかったんじゃないでしょうか。フィルムをふんだんに使える人だけの、ある意味特権みたいなものだったような気がします。

 一言で言えば、「時代の流れ」なんでしょうけどね。

2008年04月01日

いや~、さすが中国


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 ITMediaで『中国の動画サイト「Youku」日本で人気 ニコニコ動画並みの伸び』という記事を発見。でそこに書いてある「Youke」を早速見に行きました。

 いや~、さすがに中国。著作権を完璧に無視してます。動漫(アニメのことです)を見に行くと日本のアニメ番組がやたらあがっています。EVA=エヴァンゲンリオンTV放送全話、劇場版 the end of Evangelion もアップされていました。私はこの映画、戦自の戦闘シーンがトラウマになっているので、見たくないんですけどね。さすがに最新の映画はアップされてないようです。

Youkuは昨年末からユニークユーザーが急増。昨年11月は4万9000人だったのが、12月には21万7000人、今年1月には47万3000人、2月には65万3000人まで増えた。

 利用者は29歳以下の若年層が6割近くを占めている。「日本のアニメやドラマが数多くアップロードされているのがその要因」と同社は分析している。

 まあ、そうでしょうねぇ。日本ではまずダウンロードできないものがたくさんアップされているんですから。
 日本の若者がサイトを見に行くのも納得です。ある意味確信犯ですよね、ここのサイトを見に行く日本人は。

 ところで、こういうサイトにJASRACは文句を言っているんでしょうかねぇ・・・。まあ実際に文句を言っても何ともならないんですけどね。

2008年05月01日

windowsXP はいつまで使えるのか!?


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 昨日、ついに vista マシンを注文してしまいました。自宅で使っているノートPCがそろそろ限界ということと、顧客や実務補習の班員が vista マシンを使い始めているからなんですね。あまり使いたくないという気持ちと仕事のことを考えるとやっぱりないとまずいだろうなぁという相反する考えがあって、いつ買おうかと迷っていたんですけどね。

 たまたま、お客の一人から個人的にノートPCが欲しいということで、vista マシンを手配しました。Office 2007 Personal が付いて10万円強だったんですね。で、昨日 dell で見積もったら9万円を割ってました。なんちゅう安さでしょう(^^;。時代は vista に向かっていくのか・・・と思っていたら、ITMeidaで『Windows XPのサポートはあと6年――Microsoftが改めて説明』という記事を見つけました。
 ようは2014年まではセキュリティ対策をするということなんですが、ソフトの寿命よりもハードの寿命のほうが短いような気がしないでもないんですね。特に仕事で使っているマシンはどんどんいろんなソフトを入れますから、ついつい重たくなってしまう。そこで新しいマシンに買い換えるんですが、windows XP を購入することはできませんからね。

 でも一番の問題点は vista の使いづらさです。これがなんとかならないとねぇ・・・。

2008年05月12日

むむむ、OKIがopenPNE!?

 ITMediaの記事によると『沖電気、OpenPNE活用の企業内SNS導入支援サービス』ということで、オープンソースを利用したSNS構築サービスを開始するそうです。
 価格としては「構築サービスは1サーバ当たり38万円、年間保守サービスは同60万円など」ということで、まあまあの値段ですね。社内SNSを構築しようと考える企業は結構規模の大きなところだけでしょうから。小規模のところだったら、SNSを使う必要ないでしょうし。

 これからもこういう商売が流行ってくるんじゃないでしょうか!?。SNSがいいかどうかはわかりませんが、優秀なソフトはたくさんあります。クライアントレベルでいえば、OpenOffice あたりは Microsoft Office の代替品としてはマクロ以外はまったく問題ないですからね。
 とはいえ、マクロを使った簡単なパッケージを作成・販売しているところのソフトを使うにはちと難しい。それとネームバリューという2つの点でなかなか中小企業には導入されていないのではないでしょうか。

 なんでこの記事に注目したかというと、今診断士のグループでオープンソースソフトウェア研究会というものを立ち上げたからです。周りの診断士からは、かなりマニアックな研究会だと言われていますが、まあ仕方ありません。オープンソースソフトウェアという言葉自身を聞いたことがない人たちがほとんどでしょうし。
 先日もその会合があったのですが、うまくすれば大化けする可能性ありだなと思っています。乞うご期待というところでしょうか!?

2008年05月13日

常用漢字の追加

 産経(IZA)で『常用漢字の追加候補220字を公表 文化審小委が公表』という記事を見つけました。
 常用漢字ってなんだろうと wikipedia には「日常の使用に必要なものとして選ばれた漢字をいい」とあり、

現代日本の漢字であり、文部省国語審議会(現文部科学省文化審議会国語分科会)の漢字をめぐる政策による当用漢字の後継漢字。1981年10月1日に内閣告示第1号「常用漢字表」により発表された漢字使用の基準。「法令・公用文書・新聞・雑誌・放送等、一般の社会生活で用いる場合の、効率的で共通性の高い漢字を収め、分かりやすく通じやすい文章を書き表すための漢字使用の目安」(同告示)を示す。1945字からなる。

常用漢字表の目的は、漢字使用の目安であって制限ではないため、強制力を有するものではない。しかし、学習指導要領に基づいて、義務教育の国語で習う漢字であるため、漢字修得における制限となる。メディアのほとんどは、常用漢字のほかに使用可能な漢字を独自に又は任意に選定し、常用漢字に準用している。一般的な新聞は、新聞協会用語懇談会が示す新聞漢字表に基づき漢字使用を運用している。 

とあります。
 まあ、言葉は時代につれて揺れるものですから、時代にあった表を作るべきというのは納得できます。また、常用漢字表にないものを使うなというものではないですから、それほど目くじらを立てるものでもないんです。が、「「岡」「奈」「阪」など都道府県名に使われている11字を追加することは決まっている」というところにはちょっと驚きです。

 それよりも、JIS漢字のほうが問題なんですけどねぇ・・・(^^;。でも一旦決めてしまうと変更がめちゃくちゃ難しい。なんせ、古いコンピュータでは表示できないとか、新しいコンピュータと古いコンピュータでは表示が異なるなんてことが起きてしまいますからね。
 実際、そういうことがありました。78年に制定されたものと83年に改訂されたもので、一部の漢字において新字体と旧字体の位置が変更になったものがあります。NECのパソコンで表示されるのは78、NEC以外のメーカーが作っているプリンタは83ということがあって、画面と印刷と違うということでトラブルになったことも。

 まあ、これを世界に目を向けると、1)中国本土で使われている簡体字、2)台湾で使われている繁体字、3)日本で使われている漢字と3種類もあります。以前に韓国の学者が漢字を使っている国の学者を集めて統一したいとかバカなことをほざいていましたけど、もう統一は無理でしょうね。

 外国人が日本語を勉強するときに、漢字・ひらがな・カタカナと3種類の文字を勉強しなくてはいけないということで苦労するという話を聞いたことがあります。また日本語はそれ自体を「アート」として入れ墨にしている外国人も結構いるらしい。


 まあ、とかくいろいろある日本語、漢字ですが後世の人々がきちんと使えるようになってほしいなと思う今日この頃です。


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2008年05月22日

ネットでピザ注文

 今日も日経ビジネスオンラインから。
 『ドミノ・ピザ、今年度中にネット注文が全体の40%に』という記事を見つけました。この記事によると2008年度は30%を超えているようです。
 記事の最後に

 ネット注文の実績を重ねてきたことで、ネット注文の顧客動向には地域性が見られることも分かってきた。全国規模で見ると、関西よりも関東のほうがネット注文の割合が高く、中でも割合が高いのは神奈川県の川崎エリアだという。ドミノ・ピザの場合、川崎地区には新旧の複数店舗があるが、どの店舗でも共通してネット注文の割合が高い。このエリアには宅配ピザのターゲットになる可処分所得比率の高いファミリー層が多く住んでいることや、ブロードバンドの普及率が高いことなどが背景にあると考えられるという。
とあります。やはり地域特性が出ているんですね。

 私はピザを滅多に頼みません。なんせ1人で住んでますし、チーズが得意じゃないもんですから。それとカロリー高そうですよねぇ、ピザって。とはいえ、ネット注文はよくしますから、その便利さを知らないということではありません。だからピザをネットで注文するという感覚はわかります。
 でもなんで川崎地区が多いんですかね?。記事にその分析が書いてありますが、それって本当なんでしょうか!?

 今、ドミノピザのwebページを見てみたら、ネット注文は5%引きのようです。この割引がどのくらい影響しているのかも知りたいところなんですが。

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2008年05月26日

小学生に英語・・・本当に必要なんでしょうかね?

 mixiのニュースに教育再生懇談会の話が出てました。そこで産経IZA時事通信社読売のHPを比較してみました。
 一番詳しく載っていたのが読売、産経と時事通信は同じぐらいでしょうか?。IZAが一番少なかったですね。でもIZAしかトラックバックできないんですよねぇ・・・・・(^^;。

 で、本題なんですが本当に小学生に英語教育って必要なんでしょうかね???。私は外国語を勉強するのであれば、母国語である日本語をきちんと勉強していない時期から始める必要はないと思っています。海外に住んでそこの言葉を勉強するのならいざ知らず、日本に住んでいて外国語を勉強するって結構難しい。だったら正しい日本語をきちんと話すようになってからのほうが、日本語も満足に話すことができない時期から勉強するよりも成果があると思うんですが。この分だと日本語も英語も中途半端になりそうな気がするんですよ。
 まあ、何才になれば、「満足に話す」ようになるのかと言われると返事のしようがないのですが、中学校でも遅すぎるとは思っていないんですよね。

 携帯電話の件については、まったく同意。メールやネットが使える必要はないんですからね。自宅でパソコンを操作するんだったら、家族の前でしか操作できないようにできますから。

 この懇談会の会長である安西先生、私が大学生のころは認知心理学の本を出されており、すごい先生だなぁと思っていたのですが、学長になってこんなところに顔を出しているとは・・・。


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2008年06月18日

どうしたら、そんな記事になるの??

 産経新聞に『すでに被害総額43億円 英で「Wii Fit」“事故”続発』という記事を発見しました。で、IZAでのその記事を検索して、一般の人がどのように反応しているのかを調べてみました。
 そうすると IZA blog でS.D.K-StarDustKnightさんの「王様の耳は○○の耳~」で『とりあえず元記事を探してみた』にUPIのurlが掲載されていましたので、そこを読んでみることに。でもまだよくわからない。で、「Daily Telegraph Wii Fit」で検索してみたら、多分オリジナルであろう記事を発見。それがここ「Wii Fit women leave £20 million toll of destruction to living rooms

 私の語学力では不安なので、yahoo翻訳を使ってみたのですが、それでも意味が分からない。43億円というのは2000万ポンドのことなんでしょうが、それは

Women polled admitted they had caused an average of £6.55 worth of damage to their homes in the last year with over-enthusiastic work-outs. That figure equates to a national bill of £20.1 million.
からとってきたと思うんですけどね。そこを読むと、
 1)調査に協力してくれた女性は一人平均6.55ポンドの家庭の損害を発生させた
 2)その数字は2010万ポンドと等価である
とあります。6ポンドからどうして2千万ポンドになるのか。
 1000人のアンケートで1/5の人がなんらかの損害を発生させた→約200人
 200×6.55ポンド=1310ポンド
ですからね。ということは、イギリス人女性の人口の1/5を掛け合わせたものが2000万ポンドなんじゃないでしょうか。
 なんかすごいセンセーショナルな記事なんですけど、43億円なんてどう見たって「数字のマジック」としか言いようがない気がしてます。
(なんか意味の取り違いしてないか不安なところはものすごくあるんですけどね)

 久々に英語を読んだので疲れる疲れる・・・。

2008年06月25日

消費者重視って・・・本気で言ってる???

 ITMediaに『「権利者こそが消費者重視、JEITAは見習うべき」――補償金問題で権利者団体が会見』という記事を見つけました。えぇぇぇぇ~~~~~、閻魔様に舌を抜かれませんか?

 消費者を重視ってどこを重視しているんでしょう。教えて下さいよ。
 このあたりは池田先生のブログ例えばここなんか)に詳しく載っているので、わたしがぐだぐだ書くよりそっちを読んでもらったほうが早いです。

 コピーワンス、ダビング10・・・、消費者の立場を一体全体どういう風にかんがえているんでしょうか。呆れてものも言えない気分です。

2008年06月26日

ダウングレード!?

 24日のITMediaに『Windows XPはダウングレード権で存続――MSは正しい選択をした』という記事がありました。配信はeWeekという海外メディアです。

 本当に正しい選択だったんでしょうかね!?。まあ、6月を過ぎてもXPを求める企業はたくさんあるでしょうから、マーケットニーズを考えれば致し方ないというところなんでしょうか?。でもダウングレード権って・・・。vistaはCDもしくはDVDメディアで添付されて、本体にはXPが入っている。DELLなんかは安い製品にはオプションで販売するようです。私に言わせればvistaなんて要らないんですが。

 vistaもそうですが、officeもなんとかならないもんでしょうか?。先日は初めて伺ったお客様のところで、今日は学生が持っているPCでoffice2007が入っていたのですが、まぁユーザインターフェースがねぇ・・・。以前のofficeに慣れている人が2007を触れば絶対に戸惑います。ひどいもんですわ。

 office2003も販売してくれないかなぁ・・・。

2008年06月27日

500万円もなのか、高々500万円なのか

 久々に日経ビジネスオンラインからです。『カゴメラビオ、ITを活用して作業ミスをゼロに』という記事に目がとまりました。あまり詳しく記事になっていないので推測になってしまうところが多くなってしまいますが、

 カゴメの子会社で乳酸菌飲料「ラブレ」などを生産するカゴメラビオ(愛知県小牧市)は2007年度の1年間、製造時の原材料の投入ミスを1件も発生させないことに成功した。投入ミスゼロの記録は現在も続けている。年に4件発生した2005年度と比較すると、原材料費のロスをなくした分だけで約500万円のコスト削減効果を得た。
 とあります。500万円という文字だけを見ると「その500万円ってシステム開発費の何パーセントなの?」と思ってしまいました。

 こういうシステム導入については金額には表せない効果があるのは判っています。でも見方によっては「高々500万円」と思われても仕方がない文章じゃないかと。紙媒体ならばスペースという物理的な制約がありますからしかたないのですが、web上だったらもっと突っ込んで書いてほしいかなと。

 そこで三輪社長は、カゴメに在籍していた時期に取引していた横河電機に声をかけ、トレーサビリティー・システムの構築に対する協力を依頼した。横河電機からはトレーサビリティーの確保だけでなく、業務効率化にもつながるシステムの提案を受け、話がまとまった。「原材料コストの削減効果から判断すると、そう遠くない時期に投資の回収もできる」。こう話すように、システムの導入効果に対する三輪社長の満足度は高い。
 と社長は満足しているようですが、それがなかなか伝わってこないような気がするんですね。

 中小企業の場合、こういうシステムに何千万円と投入できるところはそう多くはないと思います。この記事で取り上げられたシステムってどのくらいかかったんでしょうか?。こういう導入事例って中小企業にとってもとても大事なこと。この記事ではそういう情報が伝わってこないですね。
 まあ、ある意味宣伝効果だけを狙った記事もよくあるので、そんなものかなぁとも思うのですが。

2008年07月03日

携帯にまでオープンソースの波が

 今日もITMediaからの記事なんですが、『オープンソース携帯「Openmoko Neo FreeRunner」、7月4日発売』というものを見つけました。いや~、すごいもんですねぇ、オープンソースソフトウェアの波はものすごく拡がってきたなという感触を得ています。
 記事を引用しますが、

 Neo FreeRunnerはLinuxを搭載した携帯電話で、Openmokoは定期的なダウンロードサービスにより、携帯電話の機能を拡張するとしている。また8月5日から米サンフランシスコで開催されるLinux Worldで発表予定の新ソフトにより、ロケーションベースのアプリケーションが追加できるという。

 Neo FreeRunnerは使用する国の周波数により、850MHz GSMモデルまたは900MHz GSMモデルの2バージョンから選択できる。色は黒で、重さ約184グラム。2.8インチのVGAタッチスクリーン、128MバイトのSDRAMと256MバイトのNANDフラッシュメモリを搭載し、Wi-Fi(802.11b/g)、A-GPS、GPRS 2.5G、Bluetooth 2.0に対応。価格は399ドル。

とうことのようですね。使ってみたいですねぇ、これ。Linuxベースだから、アプリケーションも作りやすいでしょうしね。

 でも日本ではこの携帯のすごさは伝わらないんでしょうね。キャリアがへぼいですし、ガラパゴス状態だし。SIMロックなんてしているから・・・。あぁ、もう本当に嫌になってしまいますね。


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2008年07月04日

で、その答えはどこにある!?

 CNETJapanに『プロがなぜ、二次創作を願うのか--Gacktが歌い、三浦建太郎が描く「がくっぽいど」』という記事を発見。これは先月の記事なので、話題としてはちょっと古いものになるのですが、プロの作家ということで読んでみました。

 「がくっぽいど」が生まれた経過はわかるんですが、表題にある「答え」はこの記事のどこにあるんでしょう???。私の読み方が悪いのでしょうか?。いろんな経緯があるにせよ、作家が二次創作について好意的であればいいんでしょうか?自由に使える範囲って結局クリプトンが以前から認めている範囲とまったく変わらないんですよねぇ・・・。

 私個人としては、三浦氏は正規の価格ではなくてもいいから対価を求めて欲しかったんですけどね。その上で使用許諾を認めるほうがよりプロらしく思えます。

 まあ、JASRACのような訳の分からない権利団体と交渉するよりも、権利者に直接アプローチしたほうが話が通じやすいというのと、音楽家より漫画家のほうが同人誌などの二次創作に対して理解があるというのが答えなんでしょうか???。音楽家と漫画家と対比するよりも、若い権利者とそうでない権利者としたほうがいいのかな?。とにかく、頭の固い人には判らないことなのかも知れません。

 で、誰か教えてくれないですかね!?、その答えは何かを。


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2008年07月05日

確かに交換レンズは欲しいのだけれど

 ちょっと前のことになりますが、日経ビジネスオンラインの「時流超流」に『デジタル一眼、ブームの代償』という記事があります。この記事によるとデジタル一眼レフのカメラ本体の販売は好調なのですが、交換レンズが売れていないとのこと。

 私もデジタル一眼レフを持っています。確かに交換レンズも欲しいです。が買わないってか、買えないですね。何故かというと
 1)やっぱり高い
 2)ボディのライフサイクルが短い
というのが引っ掛かってるんですね。

 デジタル一眼レフは35mmではなくて、APS-Cという受光素子の大きさが違います。だから、機械式のカメラで使っていたレンズが使えなくて、ほとんどのメーカーでデジタル専用の交換レンズになってしまう。デジタル一眼は最近になって流行ってきていますから、中古市場があまりない。じゃあ新品を買えるかというとねぇ・・・。下手をすると本体よりも高いレンズを買うのはやはりマニアだけなんじゃないでしょうか。
 また、どんどん新しい機種が出てきますから、自分が持っているボディが古く感じてしまう。昔はそれほどライフサイクルは短くなかったですから、自分が持っているボディに愛着が湧いたと思うんですね。ところが簡単に新しい機種が発表されるとね。

 もう一つ、大きな要因は、今のデジタル一眼レフを買っている人は、昔のマニアじゃないということなんじゃないでしょうか。普通のデジカメでは飽き足らなくなった人が買っているのであって、普通のデジカメを買うのと同じ感覚で買っているような気がします。
 昔はね、本当に写真にのめり込んだ人たちが結構買っていたと思うんです。だから、どうしたらきれいに撮れるとかを真剣に考え、勉強していました。その結果としてレンズを交換するという結論になっていたのではないかと。ところが今はそういう人は少数派で、「デジカメよりきれいだわ」で終わっているんじゃないでしょうかねぇ???。
 まあ、レンズを交換すると受光素子のところにほこりが着いてしまうという危険性もあるんですね。私も一度掃除に出しましたよ。あれって素人ではなんともならないから、メーカーに出すしかないんです。

 とはいえ、私も欲しいですよ、交換レンズ。特に28~21mmが欲しいんですよね。できれば、魚眼レンズも欲しいなぁ。でも最低でも5万円しますからね。小遣いをどれだけ我慢しなくちゃいけないんでしょう。なかなか厳しいものがあるんですよ。
 昔はカメラにだけ集中することもできたんですけどね。今はいろんなところに目が移ってしまいますし。
 まあ、宝くじでも当たらない限りはおいそれと買えないですね。


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2008年07月07日

コンビニ弁当が売れない らしい

 痛いニュースに『「コンビニ弁当が売れない…」 業界大苦戦の中、セブンイレブンは善戦 』というエントリーを見つけました。
 内容としてはコンビニ弁当の利用者数が2001年の調査と比較して半分近く落ちているとのこと。それについて、2chでの反応とこのブログへのコメントを見てみると、やはりコンビニ弁当は結構不評を買っていることがわかります。
 たかが2chの反応じゃないかとも言えるのですが、この調査自体は「マイボイス」という会社がネットアンケートで調査した結果ですので、信頼が置けないというものではありません。

 痛いニュースのソースはJ-CASTニュースで、そこには消費者離れの原因を次のように書いています。

外食産業総合調査研究センターでは、次のように分析する。

「弁当は、持ち帰り弁当店やスーパー、デパ地下でも売っており、競合が多くなってきたからではないですか。例えば、コンビニでは弁当を温めないといけませんが、持ち帰り弁当店なら温かいままに出せます。また、スーパーなどでは、おいしいお総菜も売っており、こうした影響が出ていると思います」

 でも、本当にそれだけなんでしょうか?。2chや痛いニュースのコメントを見てみると、「高い、美味しくない」という評価が結構出ているような気がします。
 私も昨年まではコンビニ弁当をよく利用していました。どうしても夜遅くまで仕事をする関係上、自宅で夕食をとることができないものですから、なんぞかんぞとコンビニに行ってしまいます。そういう点ではお手軽なんですが、でもメニューが固定されてしまうのと、カロリーが高いんですよ、コンビニ弁当って。一食で一日の標準摂取カロリーの半分位はいってしまうこともあるんです。
 成人男性の場合、一応2,500Kcal と言われていますが、多分日本人の場合はそれは多すぎます。2,000Kcal でも問題ないと思います。でコンビニ弁当一食でへたをすると1,000Kcal近くいく場合もありますからね。私の血糖値が上がった原因の1つにこのコンビニ弁当を食べ過ぎていることがあります。

 ニュースではセブン・イレブンの健闘を書いていますが、これって地域に偏りがあるんじゃないでしょうか。セブン・イレブンがないところもありますからね。

 しかし、ネットでの調査がこれほど進んでいるとは知りませんでした。マイボイスの会社沿革を見てみると非常に興味深いです。今後はこのサイトをもっと活用してみたいですね。



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2008年07月14日

誇れるものづくり大国なんですが・・・

 日経ビジネスオンラインに『ハンマー1本で、歴代新幹線の「顔」をつくる独自の「打ち出し加工技術」を持つ匠』という記事が。
 やはり日本の職人さんが作るものって本当にすごいですね。こういう人たちがいるってことは日本にとって世界に誇ることができるものだと思います。

 ただ、やはり気になるのが後継者問題。こういう職人芸ってマニュアル化できるものではないですし、技術を習得するにはかなりの年数が必要です。この記事で取り上げられた「山下工業所」も従業員35人の従業員の年齢分布が気になるところです。写真を見る限り、若干若い人がいるようなんですが。

 子供たちにこういうものづくりの現場を見せて、「面白い」と思わせることが必要なんでしょうね。金属を叩いていろんな形にしていくなんていうのは、その行程を自分の目で見ると感動しちゃいますよ。でもその両親がこういうものづくりをどういう風に見ているのかが気になります。やはりサラリーマンにさせたいと思っているんでしょうか。

 この会社は、新幹線の先頭を作っているというわかりやすいものがありますから、まだ説明しやすい。でも精密機器の部品を作っている会社などでは、自分たちが作っている製品を見せても、素人から見ると「どこが凄いのさ!?」としか思えないものを作っているところもありますからね。そこで技術のすごさを説明しても判ってくれないんですね。

 そういうことを考えると、自社の技術や製品を子供にきちんと教えることができるかというのが、課題になってくるのかも知れません。子供にとって凄い技術を持っていると言ってもわかりません。でも、説明する人が熱意をもっていれば、「なんかすごそうなんだ」と思う子供が出てくるんじゃないでしょうか。
 事業承継問題でも、自分の子供たちに、小さい頃から常日頃会社を見せているところのほうがいいと言われています。会社を継ぐのも、技術を継いでいくのも同じなんじゃないでしょうか。

 まあ、子供がいない私の考えですから、荒唐無稽な話なのかも知れませんが、小学校と連携してものづくりの現場をたくさん見せることができればいいのになぁと感じた記事でした。


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2008年07月16日

電子そろばん!?

 ITMediaを見ていたら、『iPhoneがそろばんに 「ABACUS」公開 アシアルとコントロールプラス』という記事を見つけました。今話題のiPhoneがらみです。
 ソフトとしては面白いし、話題作りにはなるんですが、実用的ではないですね。遊び心という風に捉えればいいんでしょうけど。今はどうか知りませんが、以前は銀行では当たり前に使われていたと思います。ある信用金庫の本部にお邪魔していたことがあるのですが、簡単な計算をするときにそろばんを出していました。私たちだと電卓なんですけどね。でも普通の人はそろばんを使わなくなっていますからねぇ。これをiPhone用ソフトとして出したということをどう評価すればいいんでしょうか。

 仕事でPCを触っている私なんですが、あまり依存しすぎるのもちょっとなぁと思っているんですね。やっぱりそろばんはそろばんとして実物を触ったほうがいいんじゃないかなと。まあ、おじさんの愚痴なのかも知れませんけど。



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2008年07月22日

なんでもかんでもネットが原因?

 今日の中日新聞に『女性と若者、海外旅行離れ ネットの仮想体験が要因』という記事がありました。日本の新聞社はすぐにネットから記事を消してしまいますので、全文引用しますね。

 女性や若者の海外旅行離れが進んでいる。携帯電話やパソコンの普及で娯楽費の使い道が変化したことや、インターネットの仮想体験で旅行した気分になりやすいことが要因。将来の市場縮小につながる恐れがあるだけに、旅行各社は無料雑誌や女性向けサイトなどで旅の魅力を訴え、女性と若者を呼び戻そうと躍起だ。

 近畿日本ツーリストは昨年12月、若者向けの旅行情報をまとめた無料雑誌を創刊。同社店舗や、東京・渋谷駅など若者が集まる場所に置いた。人気アイドルのインタビューや卒業旅行の人気ランキングなどを掲載、旅行に興味がわくよう工夫した。

 近ツーは3年前から高校生向けの卒業旅行も企画。無料雑誌などを通じてPRに努めた結果、利用者は徐々に増えているという。

 日本旅行業協会によると、日本人の海外旅行者は1997年の約1680万人から、2007年には約1730万人に増加。しかし全世代に占める20代の割合は26・9%から16・3%に低下。女性旅行者も18万人以上減少した。

 このため女性向けサイトの開設も盛んだ。JTB(東京)は今年3月、20-30代の女性に絞った旅行情報サイト「トラベルセレプリティ」を開設。本場のヨガ教室やエステの情報など、単なる観光を超えた旅先での楽しみ方を提案している。日本旅行(東京)も「旅美楽(タヴィーラ)」と題したサイトを今年6月に開設。近ツーも同様のサイトを設けている。

 旅行業界では、当面の旅行需要は団塊世代の大量退職で旺盛さを維持できるとみており、今のうちに将来の顧客をどれだけ育てられるかが勝負になりそうだ。

 海外旅行に行かない要因の1つが「ネットでの仮想体験」ってどういうこと???。
 その根拠はどこから出ているんでしょう。記事ではそのソースを明らかにしていないのですが、これは記者が勝手に解釈しているんでしょうか。それとも旅行代理店が言っているんでしょうか?。どちらにしてもそれは間違っていると思うんですけどね。

 Startrekに出てくるようなホロプログラムだったら判らないでもないですが、ネットでいろんなことを調べただけで満足しますかね。もっと行ってみたいと思うのじゃないでしょうか。なんでもネットの責任にすればいいと思ってませんか。
 それに記事では旅行情報サイトの話が出ていますよね。これってwebサイトが販促材料として十分価値があると言っているということじゃないですか。

 今の若い人たちの気持ちを掴むことができない人たちの戯言のような気がします。そして犯罪が起こると過激なゲームソフトにその原因を持っていったり、売れ行きが落ちるとネットが原因にする。非常に安易な解釈しかできないようです。



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2008年07月29日

原油高は駐車場代まで影響する

 日経ビジネスオンラインで『「30分=10円」の駐車場も ガソリン高でコインパーキングが“閑古鳥”』という記事を見つけました。

 この記事を読むとコインパーキングが値下げ競争になっているとのこと。その原因として
 1)道交法改正によるコインパーキングの供給過剰
 2)ガソリン高騰による車離れ
なんだそうで、こんなところにまで原油高の影響が出ているんだなと感心しちゃいました。

 私も車がないと移動が難しい地域に住んでいますので、車は必須。とはいえ、最近のガソリン価格には本当大変です。近くに移動するときには、自転車を使うようになりました。そのおかげで、ガソリン代は多少抑えることができています。つまり車を使うのが少なくなってきているということです。
 以前は駅に行くのにも車を使っていましたから、必ずパーキングに車を入れてました。その駐車場代が浮くんですね、自転車を使うと。そりゃもう結構な額になります。そういう人は私だけではないと思いますから、コインパーキングの経営も確かに大変だろうなと思います。

 この記事のなかで、ナゴヤドーム近辺の駐車場が表題の30分=10円という価格設定をしているとのこと。これは夜10時から朝8時までの時間帯をそういう設定にしたようです。この設定によって近所の法人利用が増えたとのこと。まあ土地柄というのもありますが、遊ばせるよりはましというところでしょうか。なんぞかんぞで午後7時から朝8時まで停めておくと、
  7~10時:100円×3時間=300円
  10時~8時:20円×10時間=200円
とうことで一晩500円になります。単純に30日使うとなると15,000円ですから、それほど高いものではないですね(まあ休日は昼間も利用することになるので、もっと高くなりますけど)。1つのアイデアですし、ネットとは言え、記事として取り上げられたということは大きな宣伝効果が期待できます。
 現状を逆手に取るとはまでは言わないにしても、常にどうすればいいのかを前向きに考えることが重要なんだなと思った記事でした。




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2008年10月01日

これって製造者責任??

 中日新聞のサイトを見ていたら、『こんにゃくゼリーの「製造販売禁止を」 死亡事故受け消費者団体ら訴え』を発見。「おいおい!?」と思っていたら、なんと痛いニュースに『“こんにゃくゼリーで男児死亡”受け、販売禁止要請を検討…野田聖子氏』というエントリーが。

 蒟蒻ゼリーで喉をつまらせて死んだお子さんはそりゃかわいそうですし、冥福を祈るしかないわけでが。痛いニュースには

国民生活センターは30日、兵庫県の男児(当時1歳9カ月)がこんにゃく入りゼリーをのどに詰まらせる事故が7月にあり、今月20日に死亡したと発表した。こんにゃくゼリーは子どもや高齢者には窒息の危険があるとされ、95年以来の死者は17人となった。規制する法的な枠組みがないとして抜本的対策がとられず、被害が広がっている。

センターによると、事故のあった製品は業界最大手「マンナンライフ」(群馬県富岡市)の「蒟蒻(こん・にゃく)畑 マンゴー味」。凍らせたものを7月29日に祖母が与えたという。


とあるんですね。これってマンナンライフが悪者なんでしょうか?。痛いニュースを見る限りでは、製造者としても対処しているように思えます。ましてやゼリーを凍らせたものを与えたなんて・・・。同じく痛いニュースには食べ物を詰まらせて死んだ人の統計があるのですが、それを信用するならよっぽど「お餅」のほうが危険なんじゃないかと。
 なんで蒟蒻ゼリーだけが槍玉にあがるんでしょうね。「喉を詰まらせて死んだ子供が出た=危険な食べ物」という短絡的な思考だとしたら、日本の将来ってものすごく恐いような気がします。




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2009年01月22日

カメラはどう使う

 今日は午後から仕事が入っていたので、午前中にジャスコに行って証明書用の写真を撮ってきました。最初一番近い地下入り口にスピード写真の機械があったのですが、なんとディスプレイにエラー表示が出ているんです。そこで別のところを探したのですが、見つからない。4階の駐車場のところにあるのを思い出し、そこで撮ったのですが、地下駐車場に戻って・・・、「あれっ、車どこだ???」。上がるときはエスカレータで下るときはエレベータを使ったために、自分の車がどこにあるのかわからなくなっちゃいました。仕方がないので、一旦1階に戻って上ったときに使ったエスカレータの下り用で戻って見つけました。いや~~、焦っちゃいました。

 写真・カメラつながり・・・というとちょっと違うのかもしれませんが、ITMediaに『これって常識? 細菌の“写メ”でリポート作成』という記事が。顕微鏡に携帯電話のカメラを当てて撮影してそれをレポートに使うという話です。
 昔は片目で顕微鏡を見て、もう片方の目で画用紙に同じものを書き写すということをやっていたはずなんですけどねぇ。まあ確かにカメラで撮影したほうが早いしきれいですから、便利っちゃあ便利なんですが。なんか時代は変わっていくなぁと思いました。

 まあ顕微鏡はカメラのほうが便利というのは認めます。でも黒板やホワイトボードに書いたものをデジカメで撮影するのは、ものすごく抵抗感があります。最低でもPCに入力するほうがいいんじゃないかと思うんですよね。入力することで、頭の整理もできますし。

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2009年01月23日

クイックペイ 使ってますか?

 昨日の中日新聞に『電子マネー「クイックペイ」 サークルK利用5%引き』という記事がありました。私はJCBのクイックペイを持っているので、最初は「おっ、いいじゃん」と思ったのですが、本文を読んでみるとTSカード、つまりトヨタファイナンスのクイックペイに限っての割引だそうです。

 名古屋駅前はトヨタの関係でこのクイックペイがかなり使えるようになっています。2万円以下ならサインもいらず、そのままカード落としになりますので便利なのですが、これが栄まで足を伸ばすと使えないことが多いんですね。
 コンビニの場合だと、サークルKは大丈夫なんですが、他のところはだめなところが多い。もう少し使えるところが増えるといいんですが。今はいろんなカードがあって競争になっていますから、難しいですね。

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2009年02月01日

百貨店でコンシェルジュ

 昨日の産経新聞に『百貨店で「コンシェルジュ」活躍』という記事がありました。百貨店にくるお客様にトータルコーディネートをお手伝いする役目のようです。大阪の百貨店はかなり導入しているみたいですね。

 私に言わせれば、いまさらな話ではあります。かれこれ8年くらい前になりますか、初めてアメリカ・・・というか海外に出かけたのですが、ホテルのコンシェルジュのサービスは素晴らしかったです。また、古い映画ですが、サンタクロースが百貨店でサンタクロース役のアルバイトをするというのもありました。サンタは子供たちが欲しがる商品について、その百貨店だけに限ることなく、「この商品だったら、ここじゃなくてどこどこにあるものがいいよ」なんて言うわけです。
 コンシェルジュとしてはこれが最高のものですね。自分が働いている百貨店という枠を通り越して顧客が満足できる情報を渡す。それが顧客満足につながるわけです。

 今百貨店は冬というか氷河期時代です。いろんなことにチャレンジしなくてはいけません。ネームバリューに胡坐をかいていてはいけないんです。

2009年02月02日

SIM取っ替えができることが何故悪いのか!?

 なんか重箱の隅をつつくような気がしないでもないんですけどね、産経新聞に『【ドラマ・企業攻防】ソフトバンクなぜ多い? 不正携帯との戦い』という記事があって、そこに

 ソフトバンクの携帯は、それまで使っていた携帯から電話番号やメールアドレスなどが記録された「SIM(シム)カード」を取り外し、入手した新しい携帯に差し込めば、すぐに使えるようになる。ドコモの携帯も同様だが、KDDIは代理店での手続きが必要だ。
と書いてあります。

 これだけを読むとSIMの交換ができることがとっても悪いように書いてあると思えるんですけど、私の勘違いでしょうかね!?。日本以外の携帯はそのほとんどがSIM交換ができるようになっていると記憶しています。SIMロックなんちゅうバカなことをやっているのは日本だけだと思うんですが。そういう規制を入れているからこそ、「消えた端末」なんていうことが出てくるんじゃないかと。

 確かにソフトバンクの携帯が不正利用されている割合が多いですね。ソフトバンクの企業姿勢が影響しているかも知れません。どう考えてもPCから送られたと思われる海外からのスパムがやたら届きますし。どうもどこかから漏れているとしか思えません。先日も書きましたけど(携帯の買い替え)、あまりにも届くものだから、メールアドレス変えちゃいましたしね。
 でもそれとSIMの話は別だと思うんですけどねぇ。

2009年02月10日

1つより2つのほうが便利

 CNETJapanで『ACアダプタを2セット同梱して4万9800円--工人舎、ネットブックSCシリーズに新製品』という記事を見つけました。ノートPC自体はそんなに興味はないのですが、「ACアダプタを2セット」というのに興味を引かれました。
 ACアダプタって基本的に事務所と自宅と両方に欲しいと思うことがよくありますよね。2セットあると旅行先にも持っていくことも便利になりますし。今それを感じているのが、携帯のACアダプタ。最近買い替えたのは書きましたけど、シャープって最近のものには、ACアダプタを同梱していないんですね。同じメーカーのもので買い替えたならそのほうが便利ではあるんですが、今回の場合はそうではなかったものですから、追加で買うしかなかった訳です。
 ACアダプタなんてそれほど高いものではありませんので、買うこと自体はいいんですけど、ショップに行くのが面倒で。
 環境問題を考えたら、廃棄するものが少ないほうがいいんでしょうけど、利用しているときには複数あったほうが便利なものって結構あるような気がするんですが、メーカー・小売店はあまりそういうのを考えないことが多いですよね。顧客のことを考えるなら、そういうオプションもあっていいかな?と。

2009年02月28日

たしかに配慮に欠けているのかもしれないけれど

 Livedoor ニュースに『[島根県立高]授業料未納者に卒業証書出さぬ 8校が通知』という記事が(元記事は毎日なんですが、すぐに消えるんだろうなぁ)。

 まあ規程違反ですし、配慮に欠けているんでしょうけどねぇ。高校は義務教育ではないんですから、授業料を払わなければ卒業を認めないという規程があってもおかしくはないと思うのですが。生活が苦しく支払うことができない家庭であれば、県がそれを救済するのが本筋であって、支払わなくてもOKと思わせることは問題なんじゃないかと思います。
 ましてや最近は金銭的に余裕があっても、給食費を払わないなどという常識に欠けた親がいるという報道もありますし。高校を中退するということによって被る不利については私もよくわかりますので、支払わないやつは退学しろとは言いません。あと2・3ヶ月で卒業を控えている子供に退学させるのはかわいそうだと思います。
 でも子供がかわいそうと思うのであれば、親はなんとしてでも支払えるように考えるべきなんじゃないでしょうか。親戚などに相談するなり、学校に対応策がないかを尋ねるとかね。なにもしないで「払えない」はちょっとおかしいのでは?。

 親が必死な姿を子供に見せることって、子供に対する大きな教育になると思うのですが。

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2009年03月10日

石田先生がお亡くなりになられました

 今日はもうひとつエントリーアップ。

 私がC言語を勉強したのはちょうど大学の研究室にいたときで、Lispインタープリタを Unix clone マシンにインストールするためでした。当時は書籍があまりなくてバイブルとして「プログラミング言語C」という本しかありませんでした。これはカーニハン&リッチーが書いた本なんですが、翻訳は石田晴久先生でした。この本しかなかったですからね。そりゃもうたくさん売れたはずです。

 でその石田先生がお亡くなりになったというニュースを発見しました。それが『サイバー大IT総合学部長の石田晴久氏が逝去 ~ UNIXとC言語普及に貢献』というRBBTodayの記事です。直接お会いしたことはまったくなかったのですが、他にもunix関連の書籍を出されていまして当時プログラミングをやっていた人にとって知らない人はいないくらいの人でした。
 まあ一部では翻訳があまりうまくないというような批判もあったのですが、まあなにはともあれこの人がいなかったら日本でunixやC言語の発展はもう少し遅くなったのかも知れません。

 ご冥福をお祈りします。

2009年04月02日

SGIが破産保護申請・・・

 ITmediaになんと『米SGIが破産保護申請、Rackableに資産売却』という記事が。

 最近あまり名前を聞かなくなってはいたのですが、そんな状況になっていたんですねぇ・・・。SGIというとグラフィックス系の素晴らしいコンピュータを作っていたという印象があるのですが、記事には「スーパーコンピュータを手掛ける米SGI」とありますので、もっと手広くやっていたようです。

 まあ、コンピュータ業界は他の業界と比較して企業の統合や消滅など動きが激しいですから、致し方ないところではあるんですが。

 ちなみにチャプター11って?と思いませんでしたか?。私は知らなかったものですから、ググってみたところ wiki に「連邦倒産法第11章」というのがあって、そこには「日本の民事再生法に相当する」とあります。ということは経営陣はそのままで、資産を売却して赤字を減少させ、再建計画を作って・・・という流れになるということですね。

 ま、時代の流れに乗れなかったということなんでしょう。次はどこの企業がそうなるんでしょうか???

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