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2007年04月07日

新聞社とインターネット

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 私の自宅の近くに桜がきれいに咲いているお寺さんがあるので、撮影に出掛けよう・・・と思ったのですが、午前中は曇り、午後から雨という天気で撮影中止にしてしまいました。先週も桜の写真を撮ったのですが、やっぱり青空がバックにないとなんかさみしいんですよねぇ。

 IZAに『「正解」どこに… 米新聞、手探りのネット戦略』という記事を見つけました。内容としてはアメリカの新聞社のネット戦略についての話なんですが、この記事を取り上げた産経デジタル・土井達士氏の前文が面白い。それをここに引用します。
------------ 引用開始 ------------

 インターネットの発達により、ニュースメディアが世界的に大きな変化に直面している。そんな中、「ジャーナリズム(業界)はウェブに真剣に向き合いつつあるが、オンライン・ジャーナリズムをどのように進めるべきか、いまだに明確なモデルは見つかっていない」とするリポートが米国で公表された。リポートが指摘する通り、米国メディアの現状は、紙媒体とネット媒体の「融合」を進めたり、一般の「市民」からの情報を活用しようとしたりする有力新聞社がある一方で、ウェブサイトの独自色強化を試みる例もあり、いまだ「正解」がない状態。将来は依然、混沌(こんとん)としている。これは何も米国にかぎらず、日本のメディアにとっても決して他人事でない。
------------ 引用終了 ------------

 前にも書きましたが、私は新聞を取っていません。全てネットで情報を入手します。一番の理由は古新聞の処分に困ることなんですが、ネットを利用することで一紙だけでなく、複数の新聞を読むことができることが本当に便利だからです。まあ問題はローカルなニュースが見られないことなんですが。
 いろんな理由がありますが、新聞を取らない人が増えてきたようですね。どこかでその傾向をグラフ化していたページがあったのですが・・・、見つかりませんでした。新聞を取らなくなってきているのは、やはりインターネットの影響なんだと思います。朝刊・夕刊を待つより、ネットでちょこっと検索すれば情報が入手できるのでですから。速報性という観点では、以前からテレビ・ラジオのニュースとよく比較されていたのですが、ネット上のニュースとテレビ・ラジオのニュースは違います。その一番の違いは、テレビ・ラジオは決まった時刻しかニュースを放送しないことなんだと思います。また放送時間が決まっていますから、放送局が重要であると判断された(?)ニュースだけしか流れません。でもネットの場合はアップする時間に制限はないし、サーバのハードディスクの容量一杯まで利用できますから、かなり細かいものまで掲載することができます。

 でも一番の問題は、新聞社などのマスコミ自体の考え方なんだと思います。自分たちが伝えてやるんだとか、我々は間違うことはないとか、自分たちの考える正義を押しつけたり、ちょっと驕りすぎのような気がします。ネットがない時代は、そういうスタンスを知る術がなかった。ところがインターネットで個人がいろんな情報を自ら発信することが簡単に出来るようになったことで、マスコミのスタンスが明らかになってきました。
 つまり読者の目が厳しくなってきたんです。だから記事では
------------ 引用開始 ------------

 また、リポートはニュースメディアのネット展開上、重要な要素の一つとして「ユーザー参加性」を挙げ、ニュースの評価機能、記事を書いた記者とのコミュニケーションがとれるサイトを高く評価。米国で特に多い、政治関係のブログなどにも、新たなニュースメディアとしての価値を認める一方で、政治家や圧力団体、大企業などが「多くの場合は正体を明かさず、ブログを使って(世論などを)誘導しようとする傾向も明らかになっている」とも警告している。
------------ 引用終了 ------------
と締めくくっています。結論としては、読者を大事にし、特定の政党・思想にはまらずに、公平に取材してそれを漏らさず報道することになるんでしょうか!?。理念としてはそういうことになるんでしょう。では具体的な戦略はどうなんだろうと。そこで上に示した方法が考えられるということなんでしょう。

 そういう意味ではIZAは面白いですね。記者がブログを書いてますし、読者からの意見を受け入れています。特に阿比留瑠比さんのブログは、非常に面白いので毎日のように読んでいます。
 でも私がIZAの一番嫌いなところは、会員登録。会員登録するとブログが書けたりなどのいろんな機能があります。が私にはそんな機能必要ありません。コメントが書ければいいだけです。

 まあ、つらつら書いてきましたが、ネットとどう付き合っていくかは、マスコミだけの問題ではありません。社会全体として考えていかないといけない状況になってきています。前に取り上げた選挙もそうですし、生産・販売活動においてもネットは無視できません。インターネットは従来の認識・手法を大きく変えました。それを肌で感じている人や企業は生き残り、未だ感じていないと淘汰されていくんでしょう。

 私自身、今はなんとか時代の流れに乗り遅れないようにあがいていると思っています。がそれも後何年続けられるのでしょうか。ちょっと不安になりつつも、「乗り遅れないぞ」と思ってもいます。

2007年04月11日

拙速なM&A なんだそうです

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 ITMediaで『拙速M&Aの破談相次ぐ “株主不在”浮き彫り』という記事を見つけました。元記事は産経新聞(ネットではIZA)で、『「バスに乗り遅れるな」…拙速M&Aの破談相次ぐ “株主不在”浮き彫り』です。昨日帰りの新幹線の中で、HOYAとペンタックスの合併がご破算になったとのニュース速報が流れていたのですが、具体的にどんな内容なのか判らず、この記事を見てようやく納得しました。いろいろな記事を検索するとHOYAとの株交換比率を発端として、ペンタックスでは役員や株主の不満が爆発したようですね。1:0.158ではちょっときついよなぁと、あまり詳しくない私でも思いますから。

 エイデンとビックカメラとの経営統合もビックカメラ側からの不満噴出が原因でお流れになったとのことで、記事にあるように
------------- 引用開始 -------------

 相次ぐ破談について、民間シンクタンクの浜銀総合研究所の北田英治部長は、「経営者が株主価値の向上を第一の目的にしていたとしても、それをうまく説明できず、株主や従業員が経営者として生き残りたいだけの自己保身と受け止めるケースが多い」と指摘する。
------------- 引用終了 -------------
経営者の説明不足、特に吸収される側の経営者の責任を問うているようです。言われてみればその通りですよね。社員から見れば吸収合併ですから、自社がなくなるとなると非常に不安になります。また株主としても自分が持っている株券の価値が低くなるのは勘弁して欲しいと思うのも普通です。
 でも、このM&Aが失敗するということは
------------- 引用開始 -------------
 もっとも、M&Aを拒否しても、少子高齢化や人口減少を背景に市場が縮小し競争が激化するなか、単独での生き残り策を見いだすのは困難だ。破談は株価下落を招き、株主の価値を棄損する結果になる。だが、下落で割安になった株価が、「新たなM&Aの呼び水になる」(大手証券)と口をそろえる市場関係者は多い。
------------- 引用終了 -------------
ということでもあることは十分理解できることです。

 M&Aも大企業同士だといろんなことが起きるようですね。中小企業だと株主の数が本当に僅かですし、経営者の力が大きいですからこういうことは比較的少ないのかも知れません。が買いたいと思えるような企業が少ないということもあるんでしょうね。
 とはいえ、座して倒産を待つのは愚の骨頂だと思います。ということは常に経営者は従業員や株主に対して、如何に正しいコミュニケーションを図っているかがM&Aの成功・失敗の分かれ道になるということでしょうか。

2007年06月08日

カリスマ洋菓子・・・ですか!?

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 ひょっとしたら、毎週金曜日は日経ビジネスオンラインの日になるかもしれません。今週も「特集 小さな革新業たち」の「技あり中小企業が続々誕生!」から『こんにゃくからカリスマ洋菓子へ』を取り上げてみました。

 先週取り上げた会宝産業もそうなんですが、今回の企業オハラも石川県金沢市に本社があります。元気な企業が目立ちますねぇ。愛知県は自動車産業が絶好調で、他の企業が目立たない状況になっていますからね。こういう特集で取り上げてくれないのかな?なんて。

 こんにゃくは鍋の具として冬に売上が伸びるけど、夏場は落ち込む。これを埋めるために試行錯誤して、到達したのが洋菓子。最初はくずきりを製造販売がきっかけで、洋菓子店から注文が入ったとのこと。

 でも、いわゆるカリスマとも称される有名パティシエはこだわりが強いために、オハラへの要求水準が高すぎた。まあどちらの言い分も納得できる話ですね。

-------- 引用開始 --------

 「パティシエとのつき合いは本当に大変です。そもそも、彼らが作るレシピは2~3個、多くても10個程度のものです。そのレシピを使って一度に1000 個、2000個作ると、量が多いというだけで味が相当違ってしまうのです。大量生産と少量生産では、どうしても微妙な差が出てしまうようです」

 その結果、パティシエと呼ばれる人たちは、オハラで商品を作る場合、何日も滞在して自らのレシピに少しずつ手を加えて大量生産でも少量生産と同じ味が出るようにレシピを変えていく。
 「全くゼロからの共同作業と言ってもいいかもしれません。非常に手間がかかる。ほかの会社がやってこなかったのはなるほどと思いました」。小原社長は感慨深げに振り返る。

 こんにゃくで苦しみ、どうしても夏用の菓子を成功させなければならないという背に腹は代えられない事情がなければ、オハラはこのような面倒なお菓子には挑戦しなかったかもしれない。また、北陸人特有の辛抱強さもあったのだろう。

-------- 引用終了 -------

 こういう関係が作られると強いですよね。パティシエもオハラも自分たちが作るものにこだわりや自負があったから、ここまでやれんたんじゃないかと思います。

 工場での試作品と大量生産品との差はほとんどないと思いますが、お菓子の世界では違うんですね。こういうことなんてやってみなくては判らないことですからねぇ。

 記事の中で「中小企業アドバイザー」という言葉が出てきたんですが、これって診断士じゃあ・・・ないですよねぇ!?。そうだったら嬉しいんだけど、診断士と書いてくれてないからなぁ。

2007年06月13日

ビジネスインテリジェンス!?

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 また日経ビジネスオンラインからなんですが、『ディズニーランド・パリ、BI活用で待ち時間ゼロへ』という記事を見つけました。「うん??、BI?、BIってなんだ???」ってことで、恥ずかしながらBIという言葉を私は知りませんでした。で早速ググってみました(googleの検索結果)。

 でわかりやすく解説してあるページを見つけました。それがアットマークITの記事で、なんと2002年7月の記事『重要性が認知され始めたBIの市場動向』というものです。

 このアットマークITの記事によると、BI(ビジネスインテリジェンス)とは、「膨大な企業情報データを統合的に管理し、これを戦略的経営ツールとして活用し、企業の競争力を高めること」とあります。ちなみに同じくアットマークITの情報マネジメント用語辞典には「企業内外の事実に基づくデータを組織的かつ系統的に蓄積・分類・検索・分析・加工して、ビジネス上の各種の意思決定に有用な知識や洞察を生み出すという概念や仕組み、活動のこと」となっています。

 ということは、私が受験時代に習ったDSS(意志決定支援システム)からの流れで出てきた概念、ってことなんだということは判りました。でも2002年にはもう国内での導入云々という記事があるわけですから、常識的な用語なんですね、BIって。いやぁ~、不勉強で恥ずかしいですが、まあ「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」ってことで。

 で、このBI、機能としては(1)データの統合、(2)データの分析、(3)データのレポーティングに分けられるとのこと。
(1)データの統合
 社内・外にある「形式や構造がまったく異なるデータを統合」することなんですが、単純に考えると、「それってめちゃくちゃ難しくない??」と思います。記事には統合用のツールがいくつかあるようですね。
(2)データの分析
 これは、OLAPやデータマイニングのことのようです。
(3)データのレポーティング
 「導き出された情報が経営者の意思決定や経営判断に使えるレポート」を作ることだそうです。

 なるほど、DSSよりかなり進化しているようです。あふれるほどある様々な情報を統合・分析して、企業経営に役立てることという意味ではDSSと同じかも知れませんが、「問題の事前察知」のための分析ツールも用意されつつあるということですから、進歩度合いはかなりなものだと思います。

 この記事を読んで、「大企業だったら、カネ・ヒトという資源が豊富だからなんとかなるとは思うけど、中小企業はどうするんだろう・・・」という疑問が湧きました。日本の企業の90%が中小企業ですからね。それを無視することはできません。でも記事を読んでいくうちに、日本では大企業といえども導入がうまくいっていないことがわかります。その課題を書いてあるのが『ビジネスインテリジェンス導入を巡る日本の課題』という記事。この記事の導入部分にある「ユーザー企業自身が、顧客の顔が見えなくなっている」という言葉、「なるほど、確かにそうだよなぁ」と感じました。「企業内には数多くの情報がはんらんすることになり、とても処理ができないほどのデータが蓄積されることになった。顧客を知るために蓄積したはずのデータが処理できずに、結局は顧客の顔が見えないというジレンマに陥っている」というのです。

 中小企業の場合、情報が氾濫するほどまで至っていないというか、データから情報に変換するすべを知らないというのが現状じゃないかと思います。売上データや顧客データなどでも表面的なものは、データ共有できているところは多いと思いますが、データに意味づけして「情報」にしている企業は少ないんじゃないかと。

 つまり私が何回も言っている「データを骨までしゃぶれ」が実践できていないということだと思います。大企業に追いつき追い越すためには、まず必要なデータ収集から始めないとということです。ここで言う「収集」は、データそのものをいろんなところから集めてくる・・・ってことではありません。企業に蓄積されているデータを加工して、新たなデータを作ることです。

 言うのは簡単ですが、実行するのは難しい。経営者からよく聞く言葉ですが、実行しないとひょっとすると来年会社がないかも知れないという危機感があるのならば、やらざるを得ないと思います。

 今回のディズニーヨーロッパの記事、いろんなことを勉強させてくれた記事でした。

2007年06月14日

またまたwinnyですか

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 先日、痛いニュースで『警視庁の警察情報など1万件がWinnyに流出 巡査長のPCがウイルス感染』というのを発見。まぁ、呆れてものも言えなかったんですが、大西さんのブログにも取り上げられたこともあって、遅まきながら私もちょっと書いてみようかなと。

 前に『危機感の欠如』で自衛隊のことを書いたのですが、今度は警察官がwinnyで情報を漏らしてしまいました。警察庁は昨年3月に『警察庁が緊急通達「私物PCでもWinny厳禁」』という通達を出しているにも関わらず、警察の内部情報が漏れたってのは、一体全体警察官のモラルはどうなっているんでしょうねぇ・・・。この巡査長は虚偽の報告をしていたということになりますね。この流出した警察情報の中には、取調調書なども含まれていて、そこからある女優(?)の個人情報がばれて、ブログが大炎上してしまいました。また、痛いニュースを読む限りでは、婦女暴行など非常にデリケートな事件についても、その詳細が明らかになったらしく、被害者がそのことを知ったときの思いはいかばかりかと。

 根本的な解決策は、公務員が操作できるPCからwinnyを削除することです。それに加えて、モラル向上プログラムと罰則が必要じゃないかと。一人でも「自分は大丈夫」と勘違いしてる公務員がいないようにしないといけません。winnyの作者である金子氏に対策プログラムを作ってもらうことも必要なんですが、いたちごっこになりますからねぇ、この手の対策ってのは。

 この巡査長、どういう処分を受けるんでしょうか!?。やっぱり懲戒免職ぐらいにならないと、けじめがつかないでしょう。個人情報が漏れた被害者に対する補償も考えないといけませんね。特に今回は非常にデリケートな情報が含まれているようですから、泣き寝入りをせざるを得ない人もたくさんいるんじゃないでしょうか!?。

 大西さんも書いていますが、これほど官公庁や企業からwinnyのウィルスで情報が漏れるというのは、経営陣の危機意識のなさが一番問題なんだと思います。トップがもっと真剣になれば、下のものもきちんと対応するはずですし、もしもそうならない部下は切って捨てることまで考えないといけないのではないかと思います。これはwinnyの問題だけではありませんよ、それを肝に銘じてほしいなと。

 winnyのポリシーは尊重しますが、いわば特効薬が毒薬に変わったようなものです。「君子危うきに近寄らず」。よほどの自信があっても近づかないことが一番です。

2007年06月16日

SNSの使い方

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 日経ビジネスオンラインからなんですが、いつもの中小企業の記事ではなくて、ニュースからです。『小林製薬、SNSでデザインした新商品がヒット』という記事なんですが、SNSという言葉に反応しちゃいました。

 ちょっと長いですけど、記事を引用しますね。

 「熱さまシート」などユニークな機能と名前を持つヒット商品を多数抱える小林製薬が、メイク落とし市場に新規参入し、ヒット商品を生み出した。3月22 日発売の「ホットクレンジングジェル」を4月末までに20万本以上出荷し、年間売り上げ目標額である4億5000万円の3分の1を達成。現在も順調に出荷数を伸ばしているという。
 ホットクレンジングジェルのヒットの秘密は、商品の魅力もさることながら、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を使って多数の消費者の声を集めて、それをパッケージデザインや売場作りに生かした点にある。SNS最大手の「ミクシィ」を利用した。マガジンハウスの女性誌「Hanako」の編集部の協力も得て、「あっためて つる肌委員会」という公認コミュニティーを昨年12月からミクシィに開設している。
 企画を考案した吉田悟・日用品マーケティング部衛生スキンケアグループグループマネジャーは、「つる肌委員会は多くても3000人参加してくれればいいと思っていた。ところが5月末に5000人を突破。製品を発売してしばらくしたら活動を停止するつもりだったが、反響が大きいのでまずは8月まで延長することにした」と驚きを隠さない。
 つる肌委員会から生まれたアイデアのうち、実際に商品に反映されたのは、パッケージに「蒸しタオル効果でお肌つるつる」というキャッチコピーを記載したこと。しかも、商品名よりも目立つように大きな文字で書き込んである。
 ホットクレンジングジェルは、単なるメイク落とし製品ではなく、肌を温めて毛穴を開かせ、毛穴に入り込んだ化粧品まで落とすという機能的な特徴を持つ。このため小林製薬の社内では当初、キャッチコピーとしては「温かさ」を売りにすべきという声が強かった。
 ところが、つる肌委員会を通じて500人にサンプルを配って感想を集めたところ、「温かさ」よりも利用後の「つるつる感」への評価が目立った。「つるつるになって気持ちいい」という声が一番多かったのである。そこで「お肌つるつる」というキャッチコピーにしたのである。
 また、商品パッケージや売場に置く販促用ボードの色合いをオレンジのグラデーションにしたのも、つる肌委員会での消費者の声に基づいている。雑誌に掲載する広告の中身についても、つる肌委員会に意見を求めた。
 簡単に言えば、小林製薬はmixiのコミュを使って、商品開発を行ったということになるのですが、「多数の消費者の声を集めて、それをパッケージデザインや売場作りに生かした」というところが、面白いところです。

 メーカーにも当然女性社員がいますが、どうしても従業員というバイアスがかかりますから、こうやって一般消費者の意見を参考にするのは、いいことですよね。それとリサーチ会社というもう一つのバイアスもありませんから、消費者の意見がストレートに収集できます。

 それが端的にあらわれたのが、キャッチコピーの話。メーカーとしては「温かさ」という機能的特徴を使おうとしたのですが、500人のモニターからは「つるつる感」という感覚的特徴をあげたとのこと。こういうのはメーカーにいると、絶対にわからないことです。

 今回、小林製薬は雑誌hanako編集部の協力を得たことが5,000人もの女性を集めることができました。これは大きいですよね。それと、小林製薬という名前を極力出さなかったことも大きいと思います。コミュでは、mixiとhanakoしか名前を出さなかったということですから。

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2007年06月30日

ネットで稼ぐことができるのか!?

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 日経ビジネスオンラインに『「こっそり稼ぐ個人」増殖』という記事を見つけました。
 そのリードには
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サラリーマンや主婦らの間で「ネット副業」が一段と広がっている。
大半は少額収入に過ぎないが、中には月300万円程度を稼ぐ猛者もいる。
だが、詐欺やネズミ講まがいのサイトもあるため注意が必要だ。
--------
とあります。この記事のなかで、「おっ、ちょっと面白いな」と思った事例があります。

 栃木県鹿沼市の露久保健二さんもその1人。地元郵便局の契約職員だった露久保さんは2003年5月頃から、アマゾンを利用した古本売買を始めた。自分の蔵書整理でアマゾンに本を出品するうち、「これはいい副業になる」と思いついたのがきっかけだったと言う。

「マニア本」も十分売れる

 古書の仕入れも「(古書店のチェーン店である)ブックオフで買い込めば十分調達可能」(露久保さん)。100円で売られている本の棚などを見て回り、「マニア的な本などネット上で売れそうなものをなるべく買いながら出品していった」(同)という。

 マニア的な商品や少量でも長く売れ続ける商品が全体の販売の多くを占める、ネット特有の「ロングテール現象」を直感的に捉えていた格好だが、次第に一般の古書店や個人の蔵書も買い取るようになってきた。ネット市場では、大量に出品するほど、売れる確率が高まるからだ。

 勢いを駆って最近、郵便局も辞め専業に。もともと、ネット上の古書店名として使っていた「かぴぱら堂」として今は約1万冊を出品。月商100万~130万円を稼ぐまでになったという。

 ただ、売れるまでは在庫として抱えることになるから、出品を増やすことは在庫増に直結する。その分は当然、コスト増になるが、倉庫で済む分、本物の古書店のような店舗は不要だし、地価の低い地方ほど有利にもなる。

 実際の古書店は本好きの多い都会ほど有利だが、ネットの世界に入るとすべてが逆転する。全国に点在するマニアが顧客になり得るからそのハンディはないし、地価など在庫コストの面でも地方の方が有利になるからだ。露久保さんの副業はこの点もうまく捉えた格好になっている。

 この事例、ネットの特性を大変うまく利用しているなと。

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2007年07月04日

MACJOB!?マックジョブ!?

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 自分ではネットでいろんな言葉に出会い、まあまあ知っているほうだと思うのですが、それでも初めて聞く言葉に何度も出会います。タイトルの「マックジョブ」も初耳の言葉で、てっくさんのブログ「Let's Blow! 毒吐き@てっく」の『マックジョブ-日本の怖い現実に続く・・・』で知りました。

 このエントリは「おいしいハンバーガーのこわい話」という本から書かれてます。ブログによるとマクドナルドに限らず、アメリカ(?)のファーストフード業界では
長く働きつづけて貸金が上がった少数の腕のいい従業員より、低い賃金でも喜んで働く未熟なパートタイムの従業員」を求めているとあります。また、

 こうしたきびしい規則のおかげで、ファストフードの店では、いつでも同じ味の食べものを作ることができる。店員も注文にすばやく対応できる。そして会社は店員に対して、おそろしく大きな力をふるうことができる。管理システムやキッチンの機械にあらゆる知識が組みこまれてしまえば、店にはもう腕のいいコックはいらない。必要なのは、言われたとおりにやる人だけ。手に職のない従業員は、安く雇える。

 このシステムはひとりひとりの能力を称えることはせず、ひたすら取りかえのきく従業員を求める。すぐに雇えて、クビにできて、取りかえのきく人間を求めているのだ

ともあります。これを読んで、ファーストフードって「流れ作業で製品を作る工場」で作られているんだと思いました。たしかにそうですよねぇ・・・。

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2007年07月19日

国が謝ってもねぇ

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 昨日はブログ休んでしまっちゃいました。なんかねぇ、ちょっと疲れが溜まっていたもんですから。

 さて、ITMediaからの話題です。PSE法(電気用品安全法)のごたごたに関して、「経済産業省の本庄孝志・大臣官房審議官は7月17日、都内で開いた中古事業者との意見交換会の席上、一連の混乱が同法をめぐるミスにあったことを認め、謝罪した」という記事が出ました

 中古販売業者やミュージシャンが騒いでいたのはマスコミで取り上げられていたのですが、その後については勉強不足で、この記事を読むまではしりませんでした。

 中古事業者や世論の大きな反発を受け、経産省の対応は二転三転した。坂本龍一さんなどミュージシャンが、ビンテージAV機器のPSE法からの適用除外を求めると、経産省はビンテージ機器を「例外」として除外すると発表。「ビンテージ品だけ除外は不公平」という声が高まると、その他の機器についても「レンタル扱い」で販売を事実上容認したほか、販売店の自主検査でPSEマークを添付できるよう、全国500カ所に検査体制を築くとした。
とばたばたしていたようです。でも結果として
 だが、経産省が改めて検査したところ、旧法とPSE法で安全基準に差がないことが判明した、という。「旧法とPSE法の基準に差がないと気づいていれば、5年や7年、10年という中途半端な経過措置はおくべきではなかった。出荷段階で安全が確保されていればいいというのは、旧法とPSE法で変わらない。中古品の販売時に改めて検査しなくてはならないというのは、いま考えるとおかしい」(本庄審議官)
というコメントはお寒い限りですね。

 そのことの続報が『「PSEで失ったもの、戻らない」――国のミスに振り回された中古店』という記事です。この記事の最後に

 経産省の調査によると、全国1万2255ある中古店のうち61%が従業員2人以下の零細事業者、全体の9割以上が従業員数9人以下だ。PSE法で打撃を受けていたとしても、大きな声を上げるのは難しい立場だろう。

 「官僚や経産省にミスがあったとしても、訴えられて責任を取らされることはないのかもしれません。でも、わたしたちから店を奪い、財産を奪ったんです。刑務所に入って反省していただけるような制度があってほしい。官僚個人としても、省としても責任を受け止め、償ってほしい」(道子さん)

 本庄審議官は「償いの方法を検討する」と答えている。

とあります。本当に経済産業省は賠償するんでしょうか?。全体の9割が従業員9人以下ということですから、売上はそれほど多くないと簡単に推測できます。このような規模の事業者は、売上が半減すれば最悪商売をたたむことになる可能性が高い。裁判に打って出るにも費用と時間が掛かりますから、零細企業では実質上提訴は無理。

 経済産業省はどう補償するんでしょうか。ここに至っても「融資」なんかでごまかすことはしないでしょうねぇ。

2007年07月20日

今日の出来事

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 今日は岡崎商工会議所ものづくり推進協議会の関係で、岡崎市内にある製造業の会社に出向いてインタビューをしてきました。

 ものづくり推進協議会のページに岡崎の「極み」というページがあるのですが、なかなか更新が難しいということで来月から、私ともう一人の診断士でこの取材を行い、ページを更新していきます。

 今日、訪れた企業は非常にユニークな会社で技術力があります。が営業力がかなり不足しています。この企業だったら是非応援したいなと思いました。灯台下暗しとよく言いますが、訪れるまでこういう企業が岡崎にあるとは知りませんでした。まだまだユニークな企業はたくさんありそうです。
 微力ながら、少しでも力になれればいいなぁと。

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2007年07月25日

解雇理由がブログ!?

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         ITMediaに『「ブログを理由に従業員を解雇」9%――米調査』という記事を見つけました。表題だけ見ると「えっ!?、なんで???」と思いますよね。でも同じくITMediaの『ブロガーの4割に解雇の危険?』という記事を読んでみると、納得できるかも知れません。  この記事によると
 ブログを書いている人の約4割が、書いてはいけないかもしれない職場の情報を個人ブログに書いたことがある。人材サービスなどを提供する英Cronerがこのような調査結果を発表した。

 この調査では英国の会社員を対象に、個人ブログを書いているかどうかを尋ねた。ブログを書いていると答えた人のうち39%が、仕事、勤務先、同僚に関して機密事項かもしれない、あるいは損害を与える可能性のある詳細な情報を投稿したことがあると認めた。

とあり、意外なところから情報が漏れているということです。
 従業員としては、情報を漏らしているとは全然思っていないのですが、、「社員は誤った安心感を持ち、どんな影響があるかをよく考えずに、職場での不愉快な1日についてブログに書き立てるかもしれない」わけです。そのことが、企業イメージを傷つけることになったら・・・。また、不用意にブログに書いたことから、新製品情報などが漏れて、会社に大きな損害を与えることになったら・・・。

 という危険性を考慮して、欧米の企業では、セキュリティポリシーを従業員に課すことにし、それに違反したということで、ブログを理由に従業員を解雇したことがある企業が9.1%あったということです。
 ここまで書いてようやく納得できたんじゃないでしょうか。

 日本の企業では、ここまできちんとやっている企業はあまりないと思います。がwinnyのウィルスのために、情報を漏らした社員に対して解雇しているかも知れませんね。
 個人でも、企業単位でもこういうセキュリティに関してきちんと考え、かつ適切な対策を講じるというのが本当に重要になってきたと思います。この記事を読んで、なんだ海外の話かと思った人、それは大きな間違いですよ。いつ何時自分の身に降りかかってくるかも知れませんからね。

2007年10月08日

中心市街地活性化法があたらしくなる?


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 あた坊さんのブログ「Kaitsのスクラップ・ブロッグ」で『中心市街地活性化に新支援制度』というエントリーを見つけました。ここには日経記事からの引用で、国交省の空き店舗対策について述べてます。

 この記事のオリジナルはなにか?と気になってネットで検索すると、詳しい話が「経営からの地域再生・都市再生」というブログにありました。ここには
 1)新・中心市街地活性化の現状-概要編
 2)新・中心市街地活性化の現状-国交省編
 3)新・中心市街地活性化の現状-経産省編
 4)新・中心市街地活性化の現状-関連省庁編
と4回に渡って詳しい解説がされています。1)の冒頭に

新・中心市街地活性化法に基づき、認定された自治体の現状などについて9月初旬に内閣官房中活本部事務局がとりまとめて自民党に説明されました。その際の資料などを元に複数回に分けて、連載したいと思います。
とあります。内閣官房からの資料なんですねぇ。私は国交省のサイトを探していたのですが、検索の技量が足りなかったのか見つかりませんでした。

 でここを読んでみると新中心市街地活性化法の姿が見えてきます。あた坊さんが書いているように国交省の施策はハード面での整備についてのようです。で、経産省のほうがソフト面でのサポートということになるようですが、経営からの地域再生・都市再生の木下氏は

国交省同様に経産省もそれほど新法下だからということで、刷新されたと言えるような新しい政策が展開されていないと言えるでしょう。本来は旧来の事業が失敗した、と総務省行政評価局にも、また国民感情的にも認識されている従来の支援政策。本来は何が成功で何が失敗なのか、を明確に示して新たな中活法下では修正が必要であると感じるところではありますが、支援政策には誤りはなかったと判断されているのかもしれませんね。
と書いてあります。

 私個人として考えるに、いまある中心市街地にいくらお金を投入しても活性化できるところはほとんどないと思っています。基本的に地域住民のライフスタイルと中心市街地のスタイルがマッチングしないんです。大都市の中心部以外は車がないと生活できない状況です。つまり生活の中心に車がある。車がないと生活できないともいえる状況です。
 ところが、いまの中心市街地には車社会になる前に作られていますから、駐車場はほとんどなく、集客能力がどんどん落ちています。じゃあ駐車場を作ればいいのか?というと、そう簡単に作ることができません。地上に作るには土地が余っていないし、地下に作るには行政と手を組まないと建設費がでないし、時間も掛かってしまいます。
 だから、私はもう「がらがらポン」しかないと思ってます。極論かつ空想論ですが、土地を強制収用して再開発をするか、新しいところに開発するしかないんじゃないか。中途半端に資金を投入してもなんともならないですよ。そこに住んでいる住民の考えも判らないではないですが。

2007年10月15日

確かに赤福のやったことは悪いのだけれど


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 赤福の製造日偽装、作り置きを冷凍して、解凍して出荷した日を製造日にしたとのこと。なんかひどいことやってたんですねぇ。日経の記事『「赤福」製造日に虚偽か、農水省が立ち入り調査』には
同社は製造後冷凍保管していた赤福を出荷する際、出荷日を「謹製日」(製造年月日)とし、消費期限も合わせてずらしていたという。

 三重県は「きちんと冷凍管理していた。科学的根拠に基づき消費期限を設定していたので安全性に問題はないと判断した」としている。

とあります。最後の段、読みました??。三重県は「安全性に問題ないと判断した」とありますね。で、このあたりが中日新聞に『食衛法上「問題なし」 消費者とズレ 「赤福」偽装で三重県』という記事が掲載されています。
 赤福餅(もち)の製造日の偽装表示問題で、三重県が食品業者に対して定期的な立ち入り調査を二〇〇三年から始め、日本農林規格(JAS)法上の問題点を一貫して指摘していなかったことが分かった。赤福(同県伊勢市)は約十年前に県に表示方法の是非を問い合わせており、「JAS法は管轄外」とする県の「お役所体質」が赤福側の対応を遅らせた可能性もある。

 赤福は、一九七三年に冷凍保存した商品を解凍して再包装する「まき直し」を始めた。

 県によると、冷凍した赤福餅の解凍日を製造日とする表示について、赤福から県伊勢保健所が問い合わせを受けたのは約十年前。「問題ない」と回答したという。

 その後、牛海綿状脳症(BSE)など食の安全性が問題になったのを受け、〇三年に定期的な立ち入り調査が始まった。赤福に対しても行われたが、あくまで食品衛生法上の視点で「問題ない」との見解を通した。今回は、JAS法を所轄する東海農政局と県伊勢保健所が合同で立ち入り調査を行ったが「違法」と「問題ない」で見解がまったく分かれる結果となった。

 県の担当者は「食品衛生法は食の“安全”が趣旨で、JAS法は消費者の“安心”を守る法律。県としては、安全上問題ない消費期限を設けているかが、判断の第一原則になる」と説明。「自分の範囲外だから知らん顔かと言われるとつらい」と訴える。

 この記事を読むと、「確かに赤福もとんでもないことやったみたいだけど、三重県もなぁ・・・」と思っちゃいました。

 私自身が三重県出身であり、赤福に思い入れがありますから、ちょっとひいき目に見ているのかも知れません。でも県に問い合わせて問題ないと言われたらねぇ。赤福がJAS法を無視していたのは問題なんですけどね。
 一番最悪のシナリオは赤福がつぶれることです。赤福が食べられないというのは非常に寂しく思います。心情的には「頑張れ!」と思ってるんですが。

2007年10月16日

skype と Youtube の違い


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 日経ビジネスオンラインに BusinessWeek の翻訳記事があります。そこに skype と youtube の対称的な記事がありました。Skype は『イーベイ、スカイプバブルに泣く』で、YouTube は『メリー、ユーチューブ!』という記事。
 Skype の記事は skype を買収したeBayの話。
 2005年に米イーベイ(EBAY)がルクセンブルクのスカイプ・テクノロジーズを26億ドルで買収した時、多くの人はこう思った。なぜオンラインオークションの会社が、金食い虫のインターネット電話サービスに深入りするのか──。2年経って、イーベイはその決断が誤りだったことを認めようとしている。

 10月1日、イーベイはスカイプの買収は10億ドルも高い買い物だったことを明らかにするとともに、スカイプの業績が2005年当時に描いていたバラ色の予想とは程遠いことも告白したのである。

 イーベイはスカイプ関連で14億3000万ドルの特別費用を計上し、役員の大幅な入れ替えを行うことを発表した。スカイプの共同創業者ニクラス・ゼンストローム氏、ヤヌス・フリス氏は現在のポストを辞すことになる。

 特別費用のうち約5億ドルがゼンストローム氏とフリス氏、スカイプ創業初期からの出資者への支払いに充てられる。気前のいい餞別にも思えるが、利用者数、売り上げ、利益が2005年の買収合意で設定した目標に到達していれば、17億ドルを受け取れるはずだった。

とあります。端的にいえば、skype の無料電話では儲からないことがわかったということです。記事を読んでいくと、登録者は全世界で2億人以上いるにもかかわらず、実際の利用者はその20%足らず。利用者の大半は有料サービスは使わず、PC対PCの無料電話サービスしか使っていないという。
 しかも、もっと付加価値の高いサービスにカネを出させる方法を考案する必要がある。スカイプ利用者の大半はパソコン間の無料通話を使っているだけなのだ。スカイプは主な収入源の1つは従来の固定電話に発信する際の従量制料金だが、なかなか収益を上げられないでいる。

 多くの人の懸念している点として、ベッカート氏は今年第2四半期の「SkypeOut(スカイプアウト)」サービスの利用時間が今年第1四半期から横ばい、昨年第4四半期と比べると低下していることを挙げている。ベッカート氏の試算によれば、スカイプ利用者が1カ月に支払う料金は平均でわずか12~13 セントにすぎない。同業の米ボネージ(VG)は法的な問題を抱えながらも、月に28.38ドルをインターネット電話の加入者から得ている。

つまり、一人当たり1.44ドル/年、利用者全体で6,336万ドルしか儲からないということです。そりゃあ、てこ入れするわなぁという数字ですね。やっぱり最低でも10ドル/月ないと厳しいですよねぇ。

 片や YouTubeといえば YouTube 対応機器がこのクリスマス商戦に向けて発売されそうだという。

 このほかに、アップル、韓国LG電子、フィンランドのノキア(NOK)、ネットギア、ソニー(SNE)、米ニューロス・テクノロジー、米ピュア・デジタル・テクノロジーズなどのメーカーが、ユーチューブ対応のデジタルカメラやビデオカメラ、セットトップボックス、ルーター、携帯電話を次々に発売している。ユーチューブはさらに提携の手を広げようとしており、ほかにも数件が進行中だ。

 「今年の話題の中心は、“ユーチューブのクリスマス”になる」とグーグルのユーチューブ製品マネジャー、ハンター・ウォーク氏は満足気だ。

旧式のビデオカメラは引き出し行き?

 もっと楽観的な見方をすれば、“ユーチューブ対応”という流れは、ここのところぱっとしなかったデジタル家電製品の販売をてこ入れすることになるかもしれない。

 例えばビデオカメラ。米国では、ここ数年販売台数は横ばい。売上高は減少していた。ユーチューブ対応機能があれば、ユーザーはいつも小型のビデオカメラを持ち歩きたいと思うようになるかもしれない。撮影するのは、飲み会のような日常的なイベントかもしれない。結婚式や休暇旅行といった特別なイベントだけではなくなるのだ。

 「これは全く新しい製品ジャンルだ。ネットで動画を共有することは、多くの人にとって“思い出作り”の一部になっている。後から思いついてやることではない」。ピュア・デジタルCEO(最高経営責任者)のジョナサン・キャプラン氏は言う。同社は5月と9月にそれぞれユーチューブ対応型のビデオカメラを発売している。

 「これは、カメラ市場の根幹を揺るがしかねない動きだ」と、米コンサルタント会社、エンビジョニアリング・グループのディレクター、リチャード・ドハーティ氏は言う。カメラやビデオの設計から、最終的には市場シェアに至るまで、あらゆる面に影響を及ぼすという。「旧式のカメラは引き出しにしまわれてしまうかもしれない」。

 Youtube対応でビデオカメラやデジカメの需要引き起こしが予想されるというものです。

 この2つの記事を読んで思うことは、「情報共有」「コミュニケーション」という2つの言葉。Skype は電話という既存のものの代替でしかなく、1対1のコミュニケーションを図るもの。一方 YouTube は動画というmediaを使って不特定多数の人と情報や感情を共有するものです。大きく言えば不特定多数とのコミュニケーションをつくり出すソフトなわけです。

 代替品と創造品、これが Skype と YouTube の大きな違いなんじゃないかと、この2つの記事を読んで感じた次第です。

2007年11月25日

事業承継は難しい


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 今日は月1回ある事業承継研究会の開催日。会員の事例発表を聞いていて、私の顧客のことをず~っと考えていました。どうしようかと訊ねられたのが1件、考えなくてはいけないよなぁと思っているのが1件。なかなか頭が痛いところです。

 で、この事業承継問題は究極の危機管理なんじゃないかと思うようになりました。ひょっとすると社長が事故とか急病で仕事ができなくなったら・・・ということも考えなくてはいけないんですからね。だからかなり前から準備をしておかないといけない。とはいえ、社長自ら「自分に何かあったら」なんて考えたくないですからね。

 もし、その手の話に興味があるようでしたら、メール下さい(おぉ、久々の営業トーク)。

2008年01月09日

大変でんな、大阪は


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 くっくりさんのブログ「ぼやきくっくり」に『熊さん痛すぎ(ノ∀`)』というエントリーが。“たか改名 元祖たか”さんのページは知っていましたし、実際見たのですが、2chでそんな実況が入っているとは全く知りませんでした。

 で、この討論会でひとつ気になったところがあります。それは中小企業対策。実際問題としてホームラン級の政策・施策はあり得ないので、どうしても焦点がぼやけてしまうのですが、それにしても「熊さん」の内容はダメダメですね。経済産業省が言っていることをそのまま言っているだけ。
 産学協同でうまく事業化されたものってあるんですか?。大学の先生が起業してうまく行っているのってどのくらいあると思います?。最近はそうでもなくなってきたところは否定できませんが、総体的に大学の先生特に理系の先生ってマーケティングのことをほとんどご存じない。そんな人たちからアドバイスを受けたってねぇ。
 確かに技術力はあるのかも知れません。基礎研究をするのだったら、いいアドバイザーでしょう。でも実用化研究になったとき、きちんと対応できるんですかね!?

 以前からよく言っているのですが、「良い物が必ずしも売れるわけではない」です、今の世の中。万人受けする商品・製品はなくなったんですよ。だからこそ、商品を世に知らしめる必要がある訳なんです。そういうところが大阪大学の先生にはないようですね。まだあとの2人のほうがそういう感覚があるような気がしました。

 まあ、宮崎県知事の二番煎じをやってもだめだとも思いますけどね。でも必ずやるべきなんです。宮崎の場合、タレントということもあってメディアの利用法をきちんと知っています。これがなんといっても大きいポイントだと思います。
 だからといって、タレント知事が良いとも思ってませんが。もし私が大阪府民だったら、誰に投票しましょうか!?。積極的に投票したい人がいないですよねぇ。ということは消去法で・・・。まあ誰とは言いませんけど。

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2008年01月10日

電子入札に必要なものは


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 年末にお客さんから「電子入札」について質問され、「うちもやるからお任せね」と言われてしまいました。
 ちらちらと調べていたのですが、ようやく第一報をお客さんに送りました。

 電子入札を行うためには認証用のICカードが必要。それはどうやって入手するかというと民間の認証局から購入することになります。そのICカード、いくらすると思います??。まあカード自体は百円程度なんでしょうけどね、そこに入っている情報代がすごい。有効期限が違うので単純に比較するのは問題がありますけど、13ヶ月有効でおおよそ1万5千円します。
 最初、この金額を見て「うそっ!?」と思っちゃいました。それとこのICカード、会社に1枚じゃなくて担当者1人に1枚なんですね。だから担当者が3人いると3枚は作らないといけません。またICカードが不良になったことを考えると予備もいりますよね。だから担当者が3人いると最大6枚必要になるということですね。単純に考えると9万円要るということです。
 1ヶ月当たりの単価で見ると、高くて1,200円で安いところで800円くらいのようです。これを安いとみるか高いと見るかの判断は難しいですけどね。

 実は商業登記もICカードになっていて、個人認証も市役所などで作成可能ですから、それをうまく組み合わせると新たな認証用のカードなんて必要ないと思うんですけどねぇ。まあ、カードを持っている担当者が、その会社に在籍していることは証明出来ないですから、ダメというのも判らないではないのですが。

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2008年01月18日

事業承継


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 今日は朝から事業承継実務家セミナー(?)に出席してきました。朝の10時から午後5時までの長丁場。いや~、自分の専門じゃないところの話って本当に訳わからんです。

 昨日は昼から豊川で講義、そのあと名古屋で中部日中経済交流会。今日は丸一日セミナー。明日はお昼に大学の講義があって、そのあと一ノ宮のお客さんのところへ・・・。週末は勉強会が入って休むヒマがないです。


 閑話休題。
 この事業継承、経済産業省としては重要施策と考えています。まあ確かに重要な問題ではあるんですが、診断士の立場で、顧客にそんな話をするのは難しい。暗に「引退を考えないと」と言っているようなものですからね。特にオーナー社長だと、死ぬまで現役と考えている人が多いですから。
 実際私だって自分の引退・・・といわれたってイメージできないですからねぇ。まあ、私の場合、個人事業主ですから、誰かに営業権が譲渡できれば御の字、だめだったら廃業すればいいしと開き直ってますけど。

 引退=隠棲というイメージがあるからいけないのかも知れません。第2・第3のスタートだと思う気持ちが必要なんでしょう。そういうところから攻めていかないといけないのかな?と思った日でした。

2008年01月28日

赤福の出直し


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 赤福が体制を立て直して2月には製造販売を再開できるようになるようですね。中日新聞の記事には『赤福が製造を本社に一本化 品質管理の徹底図る』というタイトルで
 製造日偽装などが相次いで発覚した老舗和菓子メーカー「赤福」(三重県伊勢市)は28日、菓子製造を本社工場に一本化するとして、名古屋、大阪両営業所の工場での菓子製造を取りやめるとの届けを、大阪市と名古屋市の保健所に提出した。

 同社の浜田益嗣前会長は「販路拡大が偽装の原因」と認めており、生産体制の縮小で再出発を図ることになる。

 同社は両工場での製造取りやめについて「本社管理下でしっかりと品質管理をしていくため、本社工場で一括して製造することにした」と説明している。商品の配送などの業務は引き続き行う。

 赤福は廃業届とともに、両保健所に改善の報告書も提出。製造ラインの撤去のほか、売れ残り商品などを再出荷する「まき直し」に使われた解凍機や包装機の撤去など、配送業務での偽装の再発防止策を盛り込んだ。

とあります。
 私の生まれた町である桑名にも赤福の工場があるのですが、これは名古屋管轄なんでしょうか、それとも三重管轄なんでしょうか?。工場閉鎖となると、そこに働いていた従業員も大変ですね。

 新生赤福はどうなるんでしょう。真面目に、地道にこつこつと商売をやってほしいと思ってます。また赤福を食べることができると思うと結構嬉しい気持ちになるのですが、私の体調のほうが許してくれそうにありません。あぁあ、本当に残念です。

2008年02月08日

言ってることはわかるんだけど


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 日経ビジネスオンラインに、遙洋子女史のコラムがある。それが『遙 洋子の「男の勘違い、女のすれ違い」』。正直なところ、私は彼女の言動があまり好きではない・・・というか嫌いである。とはいえ、今回のコラム『どうすれば売り上げが上がるのか』、流通業の知識があれば当たり前の話なので「そりゃそうだ」と感じました。
 でも、なにか釈然としない。当たり前のことを自分のコラムに恥ずかしげもなく書いているというところもあるのですが、このコメントやトラックバックを読んで「話を矮小化」しているために、釈然としないんだと思い当たりました。

 確かに顧客満足を与えることで、顧客はその店、営業担当にくっつき離れることはない。でもそれは比較的高額品や希少品での話じゃないでしょうか。このコラムで出てくる保険や高額衣料というのは、頻繁に購入するものではありません。車なんかもそうですね。そういうものを買うときに、次もうちの店で買ってもらうために努力するのはある意味当たり前。
 では身の回り品や日常品を販売するときにもそういうことができるのか。ある程度の努力は可能ですし、そういう対応をしなくてはいけません。でもトータルコストを考えると、高額商品と同じ対応を取ることは難しいというか不可能です。ハンバーガーショップを考えて見て下さい。高額品と同じレベルのサービスを従業員が提供しますか?。そんなことをやってたら、対応された顧客は満足するかも知れませんが、後ろに並んでいるお客は不満を持ってしまいます。だからということでもないでしょうが、ファーストフード店ではマニュアルを作成し、最低限のサービスを提供するだけにするわけです。
 コラムにあるように、余りにもマニュアル中心になりすぎて応用が利かないアルバイトが増えているのも確かな話です。てんぷらうどんを食べたくて、「てんぷらうどん」と言っても「そばですか、うどんですか」と注文を確認されたらいやになってしまいます。どこかで読んだのですが、アメリカのマクドナルド(日本ではない)ではマニュアル通りに働く従業員しか雇わないとか。それで人件費を抑えるんだそうです。だんだん日本もそうなってきているのかも知れません。

 日本の場合、相手の気持ちを察するということを知らない間に身につけていることは、いままでは当たり前だったと思います。そうすることで、相手から感謝の気持ちを伝えられて自分も嬉しく思う。また感謝した人が立場が変わったときに同じように相手に接しようと思う。こういう前循環が企業の売上・利益アップにつながります。でもこういうことを無償でさせることはだんだん難しくなってきたのではないかと思います。よく出来る人には待遇を良くし、あまり出来ない人と差をつける。これが従業員満足につながり、ひいては顧客満足の向上になるのではないでしょうか。
 待遇があまりよくないのに顧客満足向上を掲げてもなかなか難しい。相互に影響し合っているわけですからね。まずは待遇に少しずつ差をつけることから始めてみませんか?。まずは上司の評価で構いません。それによって顧客がどう反応するかを掴み、それを待遇に反映する。そうすることで従業員満足と顧客満足が向上し合うのではないかと。

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2008年03月05日

まぐれ当たり・・・


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 ちょっと間が空いてしまいました。もう少しまめに更新しなくちゃとは思うのですが。

 さて、池田先生のブログに『スティーブ・ジョブズの「まぐれ当たり」』というエントリーがありました。内容的には「うんうん、そうだそうだ」と思えるところが満載です。ジョブスが「まぐれ当たり」というのは本当にそうだと思います。Nextってコンセプトとしては良かったと思うのですが、売れなかったですもんねぇ・・・(遠い目)。
 企業の成功要因の中に「運」とか「まぐれ」があるのはある意味必然だと思います。

 で、気になるセンテンスがここ。

まぐれ当たりを事業として成功させる上で重要なのは、仮説が明確だということだ。いろんなことをごちゃごちゃやらないで、一つの目標にしぼり、意思決定もトップの独断で決め、「みんなの意見」なんか聞かない。そうすると失敗しても、どこが悪かったがすぐわかり、トップをクビにすれば路線転換も簡単だ。IT産業はダーウィン的世界なので、そこで誰が生き残るかは、ほとんど偶然だが、大事なのは戦略と責任を明確にして、成功を次の事業に生かし、失敗したらすぐ退出するシステムである。
 ものすごく重要なことが書いてあると思います。「トップをくびにすれば」というのはなかなか難しいとは思いますけどね。
 トップの独断というのも同意します。ただ、日本の中小企業の場合、会社を「自分のもの」と勘違いしている経営者が多いものですから、この独断が変な方向に進んでしまう可能性が高いのが問題なんじゃないかと。また社長が社長本来の仕事をしていないから独断もできなくて、右往左往してしまっているところも多いですし。

 ジョブスは何回も復活してきました。日本の場合、なかなか復活できないことが多いですよね。そこが問題だと思います。

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2008年07月14日

誇れるものづくり大国なんですが・・・

 日経ビジネスオンラインに『ハンマー1本で、歴代新幹線の「顔」をつくる独自の「打ち出し加工技術」を持つ匠』という記事が。
 やはり日本の職人さんが作るものって本当にすごいですね。こういう人たちがいるってことは日本にとって世界に誇ることができるものだと思います。

 ただ、やはり気になるのが後継者問題。こういう職人芸ってマニュアル化できるものではないですし、技術を習得するにはかなりの年数が必要です。この記事で取り上げられた「山下工業所」も従業員35人の従業員の年齢分布が気になるところです。写真を見る限り、若干若い人がいるようなんですが。

 子供たちにこういうものづくりの現場を見せて、「面白い」と思わせることが必要なんでしょうね。金属を叩いていろんな形にしていくなんていうのは、その行程を自分の目で見ると感動しちゃいますよ。でもその両親がこういうものづくりをどういう風に見ているのかが気になります。やはりサラリーマンにさせたいと思っているんでしょうか。

 この会社は、新幹線の先頭を作っているというわかりやすいものがありますから、まだ説明しやすい。でも精密機器の部品を作っている会社などでは、自分たちが作っている製品を見せても、素人から見ると「どこが凄いのさ!?」としか思えないものを作っているところもありますからね。そこで技術のすごさを説明しても判ってくれないんですね。

 そういうことを考えると、自社の技術や製品を子供にきちんと教えることができるかというのが、課題になってくるのかも知れません。子供にとって凄い技術を持っていると言ってもわかりません。でも、説明する人が熱意をもっていれば、「なんかすごそうなんだ」と思う子供が出てくるんじゃないでしょうか。
 事業承継問題でも、自分の子供たちに、小さい頃から常日頃会社を見せているところのほうがいいと言われています。会社を継ぐのも、技術を継いでいくのも同じなんじゃないでしょうか。

 まあ、子供がいない私の考えですから、荒唐無稽な話なのかも知れませんが、小学校と連携してものづくりの現場をたくさん見せることができればいいのになぁと感じた記事でした。


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2008年10月26日

ITマネジメント研究会始まる

 先週の金曜日10月24日から毎月1回、5回の予定で岡崎商工会議所のITマネジメント研究会が今年も始まりました。今年で3年目で、今回は「IT化の費用対効果」と「webマーケティング」の2本立てです。

 基本的には企業内で情報化を推進する部署の人たち、特に中間管理職レベルの人たちを集めて意見交換する会なのですが、第1回から参加し続けている人も何人かいるということは、それなりの成果が出ているんだと思っています。

 正直難しいテーマなんですけどね、費用対効果というのは。でもIT化の第一歩が「業務の見直し」というところが判れば、ストーリーとしては理解できるんじゃないかと思います。数値化することに関しては「えい、やっ」という部分がかなり出てくると思いますが。

 出来ればみなさん休まないで出席してくれるといいんですけどね。





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2009年04月02日

SGIが破産保護申請・・・

 ITmediaになんと『米SGIが破産保護申請、Rackableに資産売却』という記事が。

 最近あまり名前を聞かなくなってはいたのですが、そんな状況になっていたんですねぇ・・・。SGIというとグラフィックス系の素晴らしいコンピュータを作っていたという印象があるのですが、記事には「スーパーコンピュータを手掛ける米SGI」とありますので、もっと手広くやっていたようです。

 まあ、コンピュータ業界は他の業界と比較して企業の統合や消滅など動きが激しいですから、致し方ないところではあるんですが。

 ちなみにチャプター11って?と思いませんでしたか?。私は知らなかったものですから、ググってみたところ wiki に「連邦倒産法第11章」というのがあって、そこには「日本の民事再生法に相当する」とあります。ということは経営陣はそのままで、資産を売却して赤字を減少させ、再建計画を作って・・・という流れになるということですね。

 ま、時代の流れに乗れなかったということなんでしょう。次はどこの企業がそうなるんでしょうか???

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